朝ドラ『おちょやん』第12週60話あらすじ・ネタバレ感想!千代を憎んでいたヨシヲが、料理をする背中を見て涙

朝ドラ『おちょやん』第12週60話あらすじ・ネタバレ感想!千代を憎んでいたヨシヲが、料理をする背中を見て涙

出典:『おちょやん』公式Twitter

千之助(星田英利)が火をつけようとしているヨシヲ(倉悠貴)を止めたことにより、大ごとにならず事態は収束。

千代(杉咲花)がヨシヲを岡安へ連れていき、再び仲間と縁を切って岡安で一緒に暮らそうと説得します。

しかし、千代にとっての岡安が、ヨシヲにとっては仲間たち。

今さら家族に戻ることなんてできないと言い出します。

千代が出て行ったあの時、ヨシヲは奉公に出ていく姉の背中を見て何を思い、活動写真に映る千代を見て何を感じたのか、その真実が明らかに!

果たして、2人は家族に戻ることができるのでしょうか。

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朝ドラ『おちょやん』前回第12週59話のあらすじと振り返り

どうにかしてヨシヲ(倉悠貴)を荒くれ者たちから引き離したいと思う千代(杉咲花)は、大事な弟のためにお金を渡したいと言ったり、仲間と話をつけるから会いたいと言い始めます。

全ては芝居をするためだろうと言い、姉を突き放すヨシヲ。

ですが、一平(成田凌)から、この10年以上の間、ヨシヲのことを一番に考えてきたのは他の誰でもなく千代だと聞かされ、心が揺れ動きます。

大山鶴蔵(中村鴈治郎)の耳に、ヨシヲたちが犯人だということが知られた今、仲間内でも、もう劇場に火をかけるしかないということになり、ヨシヲはえびす座を燃やす準備をし、マッチに火を灯します。

しかし、うまく火がつかず、ついにはそこへ現れた千之助(星田英利)がその火を消し、犯行を阻止されてしまうのです。

そして、千代と一平もえびす座に到着。

果たして、ヨシヲの運命は…そして千代は…?

【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第12週60話あらすじ・感想

ヨシヲ(倉悠貴)って誰や!

ヨシヲ(倉悠貴)がえびす座に火をつけようとしていたところに辿り着いた、千代(杉咲花)と一平(成田凌)。

それでも火をつけようとするヨシヲを、千代が必死に止めます。

すでに大山鶴蔵(中村鴈治郎)と神戸の元興行主の間で、話は済んでいる状況。

そのため、ヨシヲの仲間たちは劇場を燃やさずに神戸に帰っていると一平から聞かされたヨシヲは、なかなかこれを信じません。

ここにいては放火未遂で捕まってしまうということもあり、一平の指示で、ヨシヲは岡安へ。

千代が引きずるようにしてヨシヲを連れていき、一平は千之助(星田英利)に「ヨシヲのことは見なかったことにしてください」と頭を下げ、去っていくのです。

「ヨシヲって誰や!」

千之助がそんな声を上げるも一平はこれに答えず、足早に去っていくのでした。

KAMUI

夜な夜な見回りをしていた千之助さん。お手柄ですが、犯人が千代の弟であることも知らず、というか誰なのかも知らない状態なのが悲しいですね。しかし、マットン婆さんの姿で徘徊して見回りって…。

姉やん姉やんとついてきていたヨシヲ(倉悠貴)が、女優となった千代(杉咲花)に抱いていた気持ちとは

岡安に到着すると、千代はヨシヲに対し、もう一度神戸の連中と手を切れと説得を始めます。

そして岡安で一緒に住もうと言うのですが、ヨシヲはこれを拒否。

千代にとっての岡安が、ヨシヲにとっての仲間たち。

拾ってくれた社長さんや、1人寂しい思いをしていた自分を向かえ入れてくれた仲間がいたから、ここまで生きてこれたんだと、ヨシヲは言います。

以前、映画で千代の名前を見た時に何とも思わなかったと言ったヨシヲですが、本心は違いました。

自分を置いて家を出て行った千代が、女優になって幸せにやっていると思うと、腹立たしくて仕方がなかったと語るのです。

岡安にやってきた時に、シズ(米倉涼子)たちから愛されている千代を見てさらに腹立たしくなったヨシヲは、今回の件で引きずり降ろしてやろうと思ったと、涙ながらに言うのでした。

KAMUI

ヨシヲから見たら、捨てられたって思ったんですね。姉やん!姉やん!って叫んでましたもんね。結果、全部テルヲ(トータス松本)が悪いんですけどね…。

母からの形見を去っていく弟に手渡し、千代(杉咲花)は1人に…

涙ながらに自身の心中をぶちまけたヨシヲのお腹が鳴っているのを聞くと、千代は涙を拭き、弟のためにご飯を作り始めます。

その背中を見たヨシヲは、幼い頃自分のためにせっせとご飯を作ってくれた、大好きな姉の背中を思い出します。

そして、養鶏所でのこと、手を繋いで竹林を通り、隣の家にご飯を食べに行ったことも…。

目の前に出された茶がゆを一口。

それは紛れもなく、幼い頃ずっと食べていたあの味です。

あの頃のことを思い出しても、もう元の家族には戻れないとヨシヲが言うと、千代はこれを否定します。

ヨシヲは人の痛みがわかる優しい子。

栗子(宮澤エマ)には薬草を持ってきてあげたし、結局えびす座にも火をつけませんでした。

ヨシヲは、あれは千之助の妨害にあったからだと言い訳をしますが、本当に火をつける気だったのならば妨害されてもできたはずだと千代は言います。

「ヨシヲはいつも人のことを助けている」

「誰のことを助けたって言うんだ」とヨシヲがいうと、千代は一言、「うちや」と返すのです。

これまで、岡安で怒られて逃げたくなった時、テルヲのせいで道頓堀を追われた時、活動写真に出られると騙された時、どえらい舞台女優にしごかれた時、撮影所から追い出された時、千代はヨシヲを思って頑張って来たのです。

「ヨシヲもどっかで頑張ってるって信じて頑張って来たからここまで来た、励まされてきたんだ」と聞かされ、ヨシヲの目に涙。

「さすが女優、これは芝居か」と返しますが、これは芝居じゃないと言い切られてしまい、ヨシヲはもう何も言い返せません。

迷惑をかけてごめんと言って岡安を去ろうとすると、ヨシヲは千代から、宝物にしていたビー玉を手渡されます。

これを受け取ったヨシヲは、「誰が何と言おうとも、あんたはうちの自慢の弟や!元気でおって。どうか元気でな」という姉の言葉を背で受けながら、去っていきます。

「引きとめられへんかった。また1人になってしもうた」と嘆く千代を、一平は抱き寄せます。

「1人になってへん。俺がおる」

そう言われた千代は、一平の胸の中で泣き続けるのでした。

ヨシヲは行ってしまったが、今の千代には岡安だけじゃなく、家庭劇もある。芝居の中では禁止された「抱きしめる」を、芝居の外でやる一平。これも熱情かな。

朝ドラ『おちょやん』第12週60話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ヨシヲ、これからずっと出るわけじゃないんですね…。

どうりで公式HPの登場人物に出てこないと思ったら…。

しかし、テルヲは今でも出ています。

ということはまだまだ出番が…。

ヨシヲは素直になれず、背中を向けて帰っていったわけですが、再会した時よりは幼い頃の優しいヨシヲに戻っていたような気がします。

「姉やん」と呼ぶヨシヲの姿がなんだか可愛らしい…ちょっときゅんとしてしまいました。

そして、千代には岡安があり、家庭劇があります。

多くの人に囲まれる千代の身に、次週どんなことが起こるのでしょう。

楽しみです。

そして、ヨシヲはまた戻って来てくれたら嬉しいですね。

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