朝ドラ『おちょやん』第12週59話あらすじ・ネタバレ感想!放火の準備を始めるヨシヲを千代は止められるか?

朝ドラ『おちょやん』第12週59話あらすじ・ネタバレ感想!放火の準備を始めるヨシヲを千代は止められるか?

出典:『おちょやん』公式ページ

10年以上疎遠となっていた姉の千代(杉咲花)よりも、自分を拾ってくれた仲間の方が大事だと言い切るヨシヲ(倉悠貴)。

仲間はすでに道頓堀の劇場に火をつける算段をつけており、ヨシヲはえびす座をやれと言い渡されます。

そんなヨシヲを止めようと、お金ならいくらでも渡すと言い出す千代(杉咲花)。

しかしヨシヲが姉のこの申し出を突っぱね、またも今の仲間以外大事じゃないと言い切ると、一平(成田凌)は、今まで千代がどれだけヨシヲの名前を口にしてきたのかを語り出します。

鶴亀を潰すために道頓堀に火をつけようとしているヨシヲたちを止めることはできるのでしょうか。

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朝ドラ『おちょやん』前回第12週58話のあらすじと振り返り

「鶴亀家庭劇が上演を行えば小屋に火をつける」という脅迫電話がかかってきたことにより、公演は中止。

千代(杉咲花)はみつえ(東野絢香)たちと共に、誰が犯人なのだろうと騒ぎます。

そんななか一平(成田凌)は、服の下に刺青を入れていたヨシヲ(倉悠貴)を疑い始めました。

そして案の定、ヨシヲと仲間たちが鶴亀を潰そうとしているという話を聞き、このことを警察に告げる前に千代に伝えます。

弟思いの千代はこれを信じませんし、ヨシヲも殴られた腹いせに言っているだけだと、これを受け入れません。

しかし、一平がヨシヲに頭から水をかけ、千代に服の下の刺青を見せてやると、彼女はヨシヲに激怒。

母からもらった大事な体に何をしているんだと怒りますが、ヨシヲは自分にとって今大事なのは血の繋がりではなく、野良犬のような自分を拾ってくれた社長と仲間たちだと言い切ります。

そして、警察に通報したら道頓堀全体に火をかけてやると脅し、ヨシヲは千代たちの前から姿を消します。

これはもう自分たちだけで止められる問題ではない、大山鶴蔵(中村鴈治郎)に知らせようと一平が言うも、千代は自分の手でヨシヲを止めると言います。

そうしないと、自分がダメになってしまうからと言って、千代は一平に頭を下げるのでした。

【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第12週59話あらすじ・感想

ヨシヲ(倉悠貴)を歓迎する岡安の人々の言葉を聞き、千代(杉咲花)は…

岡安で朝食を嗜んでいる時のことです。

今日はヨシヲ(倉悠貴)は来ないのかと聞かれ、千代(杉咲花)は「ちょっこと用があるみたいで」と作り笑いを見せます。

道頓堀を案内してあげようと思っていたハナ(宮田圭子)は残念がり、シズ(篠原涼子)は「時間があったら、うちでご飯食べたらええ」と、宗助(名倉潤)は「うちで一緒に住んだらええ」とまで言ってくれたことで、千代は顔を隠してしまいます。

泣いているのかと誰もが心配しますが、千代は嘘泣きと言って笑顔で顔を上げ、いつかはヨシヲも一緒に住むよう言ってみますというのでした。

KAMUI

ヨシヲにとっては他人。千代も他人。ですが、岡安の人たちは家族と思ってくれていると思うと、嬉しいような悲しいようなですよね。

ヨシヲ(倉悠貴)を必死に止めようとする千代(杉咲花)だったが…

脅迫電話をしてきたのは、かつて鶴亀が買収した神戸の芝居小屋の元興行主。

ヨシヲたち荒くれ者を使って、この鶴亀を潰そうとしていることがわかると大山鶴蔵(中村鴈治郎)はまた同じことが起こるのかと言います。

数々の芝居小屋を買収して、のし上がって来た大山鶴蔵。

これまでも数々の嫌がらせを受けてきましたが、彼はあの手この手でそれを押しのけ、ここまで登ってきた人物です。

そう簡単につぶさせてたまるかと豪語します。

そしてヨシヲたちは、正体がバレてしまったことにより、さっさと芝居小屋を燃やして去る算段を付けます。

ヨシヲは、ボヤ騒ぎがあったえびす座を燃やすよう言われました。

そして宿に帰ると、千代と一平(成田凌)がヨシヲを待っていました。

改心させようとしているのかとヨシヲが言うと、千代はこう言います。

「いくらほしい?」と…。

悪い奴らと手を切ってくれるなら、千代はいくらでもお金を出すというのです。

千代よりもずっと稼いでいる、と言い切るヨシヲ。

ヨシヲは夢物語は終わりにしろ、千代がどうなろうと、誰がどうなろうと知ったこっちゃないと彼女を突き放します。

しかし、千代はそんなことで引き下がりません。

千代はヨシヲに仲間に話をつけるから会わせろとまで言い出しますが、ついに一平に「ええかげんにせえ!」と言われて、宿から引きずり出されます。

弟のためなら何でもできるという千代に対し、一平は仲間に何かあってからじゃ困るんだと言いました。

もうどうにもならない。お前の思い描いていた理想の弟はもういないから諦めろと、一平は千代に言い切ります。

そして、宿の向こうではルリ子(明日海りお)や香里(松本妃代)たちが芝居の稽古をしていました。

いつ芝居が始まってもいいようにと、彼女たちが稽古をする姿を見て、千代もこれ以上ヨシヲを説得しようと戻ることはしませんでした。

ヨシヲ(倉悠貴)の知らない千代(杉咲花)を、一平(成田凌)が語る

千代たちが去った後、雨の中膝を抱えていた時、おむすびをくれた男のことを思い出すヨシヲ。

すると間もなくして、一平だけが忘れ物を取りに戻ってきます。

一平はそのままヨシヲの前に座り、言っておくことがあると話し出すのです。

千代と自分が出会った9歳の時から、お茶子として死に物狂いで働いている間も、撮影所にいる間も、彼女は弟であるヨシヲの名前をことあるごとに口にしていたこと。

そして、ヨシヲのためだったら、死ぬことだってできると言ったこと。

つまり、この世で誰よりもヨシヲのことを思っていたのは、紛れもなく千代であったこと…。

これを聞いたヨシヲは返す言葉がありません。

そしてその夜、千代は夜空の月を見ながら、母にヨシヲと再会できたよ、大きくなったよと涙ながらに語るのでした。

KAMUI

やっと会えたのに…やっと会えたのにという想いですよね。千代、顔が真っ赤に…。それでも、明日も晴れると言い切る千代の力強さよ。

ヨシヲ(倉悠貴)がえびす座に火をつけるのを、千代(杉咲花)は止められるか!?

一平の言葉が頭から離れないヨシヲ。

しかしそれでも、彼は仲間たちに言われた通り、えびす座を燃やす準備を始めます。

劇場の前に藁を置き、酒をかけ、後はマッチに火をつけようとするのですが、風でなかなかつきません。

そして、ヨシヲが本当につけていいのかと、千代のことを思い出しながら迷っていると、老婆に扮した千之助(星田英利)が現れ、マッチの火を吹き消してしまいました。

「ああこんばんは。寒いですな。焚火ですか?ほな、わても当たらしてもらいまひょうかねぇ」

そう言って、かつらを脱ぐ千之助。

そして、大山鶴蔵からもう犯人を捕まえる手はずはついていると鶴蔵に言われた一平と、お茶子仲間からヨシヲがそわそわしているのを見たと聞いた千代がここに駆けつけるのでした。

KAMUI

まさかの千之助登場はビックリしましたわ。しかも、いつもの姿じゃなく老婆モードって…どういう待ち伏せ方ですの!?

朝ドラ『おちょやん』第12週60話あらすじ・ネタバレ感想

どれだけヨシヲが突き放しても、千代は引き下がりません。

しかし、これではいつまでも前に進まないって、一平が思ったのでしょうね。

だからこそ千代を引きはがし、自分が伝えるという手段に出たんでしょう。

人間不信に陥ったヨシヲとしては、千代がそうやって言ってくるのは芝居がしたいからで、本当に自分のことをを思ってはいないと思いたいはず。

しかし、それも仕方がないですよね、人の心は目に見えませんから。

ヨシヲ側から考えた時、本当にわからなくなるだろうと思います。

さて、一歩遅かったら、大火事になっていたであろうえびす座。

マットン婆さんの格好(?)の千之助が止めてくれたことにより無事だったわけですが、この後はどうなっていくのでしょう。

そして、千代とヨシヲ、姉弟の絆は一体?

第60話に続く!

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