初めての口づけを芝居の中で一平(成田凌)に奪われた千代(杉咲花)。
当然、舞台は中止。
検査部からは「2度とふしだらな演出はしないように」と釘を刺されますが、一平はこれに反抗します。
一平が無理矢理頭を下げたことで、上演を続けていくことは許されました。
しかし、千代の心中は穏やかではなく、お茶子さんたちや香里(松本妃代)、ルリ子(明日海りお)が気を使ってフォローを入れる事態に…。
「あんなの大したことない」とみんなの前では言って見せる千代ですが、一平と2人になると怒り出し、1発殴ろうとします。
しかし、ここで登場したのが…。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第12週56話のあらすじと振り返り
鶴亀家庭劇の次の舞台で、一平(成田凌)は千代(杉咲花)と共に『若旦那ハイキング』という物語を上演することになりました。
みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)をモデルにしたこの作品を理解するため、千代は福富にいるみつえのもとに行って、彼女をじっくり観察します。
しかし、心中するほど誰かを好きになったことがない千代は、礼一郎に恋をする若子の気持ちがイマイチ理解できません。
千代は「この人のためなら死んでも構わない」という人を思い出して演じることにします。
えびす屋でボヤ騒動が起き、放火犯が見つからず不穏な雰囲気が漂う道頓堀。
検閲により礼一郎が若子を抱きしめるシーンが却下されると、どうやって熱情を表現したらいいかわからなくなった一平は、舞台初日に気持ちを表現するため、千代にキスをしてしまいました。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第12週57話あらすじ・感想
調査部の介入により舞台は中断。千代(杉咲花)は放心状態に
舞台の上で突然、キスをされた千代(杉咲花)。
これを見ていた演劇調査部により、舞台は急いで幕を閉じ、これ以降の上演も中止となりました。
本来なら今後の上演も即刻中止になるはずですが、初めてということで「改めるならば今回は見逃す」と検査部から言われます。
熊田(西田忠志)と天晴(渋谷天笑)は、この言葉に一安心。
ですが、一平(成田凌)がこの言葉に噛みついてしまい大騒動になります!
「あんたかて好きな人とキスするだろう」「辛いことも恥ずかしいことも目をそらさない芝居を作る」と主張するも、一平は熊田と天晴の手で番長皿屋敷の井戸よりも深く深く頭を下げさせられるのでした。
これにより無事に芝居を続けていくことが決まったのですが、誰もが気になるのは千代のことです。
初めてのキスで放心状態になった千代は、岡安のお茶子さんたちの言葉も聞こえないほどぽかーんとし続け、お酒を出されれば毒を入れてくださいと言い出したり、「熱いから唇火傷しないように」と言うかめ(楠見薫)の言葉の「唇」に反応し、キスを思い出して大騒ぎ。
そして、お酒を一気飲みするという混乱を起こします。
鶴亀家庭劇の面々の前では、「平気だす」「あないなことで動揺してたら女優なんて務まらんどす」と平常心を保とうとします。
しかし、千之助(星田英利)に「千代ちゃんの初めての接吻さらしもんにしおって、それで笑いをとるしかできんのか」と言われ、またも千代は動揺。
そして、一平も何も言い返すことはできませんでした。
初キスは未来の芝居に捧げたが、一平(成田凌)は許せん!千代(杉咲花)が1発殴ろうとすると…
岡安への帰り道。
一平は千代に怒っているかと聞き、千代は怒っていないと返します。
「そうだな、減るもんじゃないし」と一平が開き直ると、「減るわ!大事なものを失ったわ!」と千代は激怒しました。
しかし、初めてのキスを芝居の未来に捧げたと思えば嬉しい。
そう思った千代は、キスのことをゲンコツ1発で水に流そうと考えます。
殴ろうとうする千代から逃げる一平でしたが、向かいにいた男に殴り飛ばされてしまいました。
さらに、その男は一平の胸倉をつかみ「姉やんを傷物にしやがって」と怒り出します。
最初こそ誰だと驚く千代ですが「姉やん」という言葉を聞き、彼が12、3年前に生き別れた弟のヨシヲ(倉悠貴)だということに気づき、千代は大いに喜ぶのでした。
KAMUI
ヨシヲを岡安の人たちに紹介すると、千代の兄弟は家族同然と言って、シズ(篠原涼子)は彼を快く向かい入れてくれました。
テルヲ(トータス松本)が借金を作り、それから逃げ回る日々にうんざりしたヨシヲは家を飛び出し野良犬同然の暮らしをしていたところ、会社の社長さんに拾われ、今では神戸で土地や建築を扱う仕事をしていると聞き、千代はホッと一安心。
そして、ヨシヲが千代の映画を見たと聞いたことで、撮影場に届いた花はヨシヲからのものだったと千代は理解するのでした。
KAMUI
舞台を見に来てほしいと千代がお願いすると、しばらく仕事が道頓堀であるというヨシヲは快く承諾します。
千代が喜ぶ一方で、一平はヨシヲの胸元にあった刺青のようなものについて考えるのでした。
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大山鶴蔵(中村鴈治郎)に脅迫電話!鶴亀家庭劇の舞台は当面中止と命令が!
検閲のことを熊田が大山鶴蔵(中村鴈治郎)に報告するも、「少し問題があっても話題になればいい」と怒られることはありません。
しかし、ここでかかって来た1本の電話により、鶴蔵の顔が喜びから怒りへと変化します。
電話の内容は「鶴亀家庭劇が芝居を上演すれば、今度は本格的にえびす座を燃やす」という明らかな脅迫でした。
お客さんを巻き込むわけにはいかないということで、家庭劇はこの脅迫や放火の犯人が捕まるまで上演を中止することに!
熊田の手により、この鶴蔵の命令が家庭劇の面々に知らされると騒然。
誰も反論などできません。
そして、小さな神社に手を合わせるヨシヲの背後には、怪しい男たちが…。
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第12週57話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
ヨシヲのビフォーアフター。なんとなく面影がありますよねぇ…目元かなぁ…?
ねぇやんのそばを離れなかった小さな男の子が、13年たって立派なイケメンに成長しました😭#倉悠貴 さんは大阪出身の21歳。デビュー2年目、注目のニューフェイスです😍#荒田陽向 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/da547eVg0V— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) February 22, 2021
婚礼の日に千代とぶつかったのは、ヨシヲだったようで…。
しかし、もしかしたら放火の犯人も?なんて勘ぐってしまうんですよね。
そんなはずは無いと思いたいのですが、これがだんだんとフラグになってしまうもの。
裏切ってほしいですが、ヨシヲ登場と放火事件はほぼ同時に起こっていますからね。
千代なら「犯人を捕まえよう」とか言い出しそうで怖いですが、果たしてどうなるでしょうか?
改めて、ヨシヲのお仕事とは一体何なんでしょうか?
事態が、初キスを奪われたどころじゃなくなっております!