子を思う親の気持ちを千之助(星田英利)の芝居から気づいた千代(杉咲花)は、衣装のままみつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の2人を探し回ります。
そして、神社でふたりを見つけると、千代はみつえにもっとわがままを言えと言うのです。
そこにシズ(篠原涼子)も現れて…。
果たして、みつえと福助は仲たがいしている二つの家の架け橋になるのでしょうか。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第11週54話のあらすじと振り返り
家の問題で許してもらえないとわかったみつえ(東野絢香)は、福助(井上拓哉)と共に夜な夜な家を抜け出し、駆け落ちをしようということに。
岡安を出て行こうとするところを目撃した千代(杉咲花)は止めようとしますが、過去に自分もみつえに逃がしてもらったことで、それ以上引きとめることはしませんでした。
そして翌朝、みつえがいなくなったと岡安は大騒ぎになるのです。
シズ(篠原涼子)はみつえが小さい時に着ていた着物を握りしめ、わがままな子に育ててしまったが、それでもその笑顔が可愛くてつい甘やかしてしまったと娘がいなくなった悲しさを千代に話します。
みつえたちがどこに行ったかきになるものの、舞台の上でも考えてはいられません。
いざ芝居が始まると役に徹する千代。
しかし、千之助(星田英利)が芝居の中で親心を語り涙するシーンに何かを感じた千代は、芝居が終わると劇場を飛び出し、衣装のままどこかへかけて行ってしまいました。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第11週55話あらすじ・感想
駆け落ちしようとするみつえ(東野絢香)を引きとめる千代(杉咲花)は、「もっとわがままになれ」と言い出す!
劇場を抜け出した千代(杉咲花)は衣装のまま道頓堀を駆け回り、神社で旅立とうとするみつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)を発見して引きとめます。
道頓堀にいる限り福助とは結ばれない、シズ(篠原涼子)や菊(いしのようこ)を説得することなんて無理だと言うみつえに対し、千代はもっと無理を言えばいいと言い出すのです。
何べんでも無理を言い続ければいつかシズは許してくれると、千代は念を押します。
それはなぜか…シズはみつえの母だからです。
すると神頼みに来たシズがここでみつえを発見。
これもお導きやなと言い、シズはみつえの腕を引いて帰ろうとします。
「なんで怒らへんの?」と言うみつえの疑問に対し、シズはもう怒る力もない、顔が見られただけ良かったと返ってきます。
するとみつえは「自分が間違っていた」と頭を下げ、「自分は父も母も祖母も大好き。うちは一生おかあちゃんの娘や」と涙ながらに言います。
そして、娘だからこそ、みつえは家族同然に好きになった福助と一緒になりたいと言うのです。
「わがままな娘だから、もっとわがまま言う」と言って、「福助と家族になりたいんだ」とみつえは膝をついて懇願。
そして、福助も「みつえさんをください」と言って、共に膝をつきます。
「また着物が泥だらけやんか」と言って立ち上がらせるシズ。
いくつになってもしょうがない娘だと呆れるのでした。
KAMUI
福富にも許しを乞おうと訪れると、みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)が大喧嘩!?
福助がいなくなったことで頭を悩ませる菊(いしのようこ)。
そこに福助たちが帰ってくると、どこに行っていたのと怒るのですが、みつえとシズが一緒にやって来たことで怒りの矛先はそちらに。
二度と顔を出すなと言っただろうと言う菊に対して、シズは「みつえを福助に嫁がせてくれないか」と頭を下げます。
「甘やかしてしまったがゆえに世間知らずですが、心根だけはどこに出しても恥ずかしくない自慢の娘。これからは福富の娘として可愛がってほしい」とシズが言うと、みつえは頭を下げます。
菊がなんと言おうとも自分はみつえと結婚すると自分の気持ちを母に伝える福助。
しかし、みつえはこれに待ったをかけます。
「菊にも認めてもらわないとダメだ、もっとしっかりしますくらい言えないのか」とみつえが言うと、「これから言おうと思っていたんだ」と反論する福助。
それに「いつもこれからこれからって行動が遅い」とみつえが不満を表し、ふたりの喧嘩はヒートアップするも、千代が止めようとしても収まりません。
「ええかげんにしなはれ」と言う菊の一言で黙るふたり。
よそ様がいる前で夫婦喧嘩をしてはいけないという福富の決まりを言いつけた菊。
つまり彼女は、福助とみつえの結婚を認めるのでした。
無事に結婚が決まったことで、みつえは千代に感謝。
うちの時もよろしくと言い出すと、まず相手を見つけろと返される千代でした。
KAMUI
みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の婚礼により、福富と岡安は…
結婚が認められてから2ヶ月後の昭和4年1月には、みつえと福助の祝言が開かれると、岡安も福富もこれに関わる人達で大賑わいとなります。
そして、ハナ(宮田圭子)は菊の前にやってくると「あんたのお母さんの代わりに受けてもらわれへんやろか?」と言ってお酌を。
ハナから注がれたお酒をグッと飲み干す菊。
ええ飲みっぷりだと褒めると「お母ちゃんの代わりや」と言い、ふたりは笑顔。
そして、シズは宗助(名倉潤)に対し、福松(岡嶋秀昭)と会ってたことに腹を立てたことを謝ります。
そのうち、芝居茶屋だけではどうにもならない日が来ると受け入れたシズは、その時はよろしくお願いしますと宗助に頭を下げるのでした。
今になって、菊が名前を残すために商売を替えるという苦渋の決断をしたのだろうと理解するシズ。
こうして名前が残ったのは、子供たちがいたおかげだろうと宗助は語るのでした。
「これで一件落着やな」と言って千代に話しかける一平(成田凌)。
そして、千代はこう言います。
「せやから言うたろ?親は子の幸せを願うもんやって」
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第11週55話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
わぁ!結婚おめでとうー!福助くんとみつえちゃんのオフショットです!
お互いに「全然、気を遣わない😆」という #井上拓哉 さんと #東野絢香 さんの仲よしムードが伝わってきますね😍
収録当日はフロア全体が華やいで、みんなニコニコしてました。
末長く、お幸せに〜#朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/yHLXrXNDrW— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) February 18, 2021
この婚姻を持って2代にわたって衝突してきた福富と岡安の亀裂まで収まったわけですが、ここからまたどんな風に発展していくのか、それを見ていくのかが非常に楽しみですね。
この気づきは千之助の芝居を見て理解した千代。
これからも彼女は芝居を通してまた人として成長していってくれそうです。
千之助がアドリブで勝手をしなくなる日は来るのでしょうか。
そして、次週は一体どんな物語が待っているのでしょう。
一つだけわかっていることは、ヨシヲが大きくなって帰ってくるらしいというところ!
「ねえやん、ねえやん」言っていたあの子は、家を土び出してからどんなふうに生きて来たのか!楽しみです。
▼次回第12週56話も続けて読む▼