5歳の時に母を亡くし、父は酒におぼれてまともに働かない。
弟を養うため、懸命に働きながら、ゆくゆくは女優道を歩んでいく少女・竹井千代(毎田暖乃)の物語がいよいよスタート!
父を怒鳴り、お隣さんからは可哀想と言われ、これを否定する千代。
そして、母からの形見を胸に頑張る姿は必見です。
目次
【ネタバレ】『おちょやん』第1週1話あらすじ・感想
竹井千代(毎田暖乃)は飲んだくれの父・テルヲ(トータス松本)を怒鳴りつけながら懸命に生きる
大正5年。
大阪の南河内で生まれた竹井千代(毎田暖乃)は、古い小屋に父・テルヲ(トータス松本)と弟・ヨシヲ(荒田陽向)と3人で暮らしています。
母は彼女が5歳の頃にすでに他界。
そしてテルヲは酒を飲んで過ごすしてばかりでまともに働くことなどしません。
養鶏所を営む竹井家ですが、飼育や鶏の管理をしているのは千代。
そしてこの日も、千代は一羽の鶏を捕まえてカゴに入れると、父にこれを売ってくるように言います。
親に偉そうな口を叩くなと言われる千代ですが、彼女は母が亡くなった時、弟と家を守ると約束した身。
だからこそ父に対しても「親だったら親らしくなれ」と強く当たるのです。
養鶏場を生業に細々と暮らす日々。
「ほんな生きてるってしんどい」と、空に向かって呟く千代でありました。
KAMUI
千代(毎田暖乃)は、「かわいそう」と言われると反発したくなる
養鶏所の管理はもちろん、家事もやらないといけない千代は川から水を汲んできて洗濯していると、通りすがりの子供に「シラミ」といじられます。
「うるさいねん」と一言だけ返し、嘆くこともしない千代。
そして、テルヲが10日経っても帰って来ないことで、弟のヨシヲはお腹が空いたと訴え始めます。
すると2人は30分歩き、お隣の小林辰夫(鳥川耕一)の元へと足を運び、食べ物を分けてもらうことに。
父が帰って来ないことを話すと、一緒にご飯を食べていかないかと言われ、2人はこの話を喜んで受け入れます。
目の前に出された魚の丸焼きにかぶりつくヨシヲ。
すると間もなくして、小林家の子供たちが帰ってきました。
一緒に食べるかと聞くも「そいつらシラミわかしとんねん。移ってしまう」と言って席に着きません。
辰夫はこれに怒りますが、その言葉の端々に出てくる「かわいそう」という言葉に千代は引っかかります。
「うちはかわいそうやない!」
怒った千代はご飯を残し、ヨシヲを連れて小林家を出て行ってしまったのでした。
KAMUI
やっと帰って来た父の土産が新しい母?
お腹を満たす前に自宅に戻って来た千代とヨシヲ。
夜、ヨシヲが小林家には母がいるのが羨ましいとつぶやきます。
姉ちゃんがいるじゃないかと千代は言いますが、「姉やんはお母ちゃんやない」と言われ何も返すことができません。
その夜、千代は1人家を飛び出し、竹の中にしまってあるビー玉を取り出して母・竹井サナ(三戸なつめ)との思い出を振り返ります。
千代が生まれてきた時には大きな月が出ていて、かぐや姫だと思ったと語るサナ。
そして亡くなる前には千代にビー玉を渡します。
それからというもの、千代はそのビー玉を母の形見として大事にし、これを月に照らして言います。
「うちはかわいそうやない」
KAMUI
翌日、朝からおかゆを作っているとようやくテルヲが帰宅。
千代が鶏売るのにいつまでかかってるんだと怒ると、父はとびっきりのお土産を持ってきたと言い出します。
その手に持っているのは酒。
そして、横から1人の女性がひょっこりと顔を出しました。
「今日からこの人がお前のお母ちゃんや」
千代は唖然とするのでした。
KAMUI
『おちょやん』第1週1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#おちょやん🍵第1回いかがでしたか?
新しい朝ドラは「おちょやん」
だす。どうぞ、ごひいきに!
みなさんの反応が気になってドキドキ。。。#杉咲花 pic.twitter.com/zM5Kc3ZnVZ
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) November 29, 2020
いきなり再婚相手として栗子(宮澤エマ)という女性が登場したわけですが、生みの母であるサナを忘れず必死に生きる千代としては、これは対立関係になることが目に見えています。
いずれ女優への道を突き進む千代ですが、まあしばらくはそれどころではないでしょう。
幼少時代は約2週間。
その間彼女はどんな経験をし、何を想い、成長をしていくのか、まずはここを楽しみにしたいものです。
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