『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ・ネタバレ感想!ベタだけど確かな男の泥臭い友情に泣かされる

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ノーサイド・ゲーム』公式ページ

トキワ自動車ラグビー部「アストロズ」の控え選手、佐々(林家たま平)は、ある日小さなミスで数千万単位の取引を破談にさせてしまい、府中工場に暗雲が立ち込めます。

そのせいでラグビー部員たちは白い目で見られるようになり、さらに肩身の狭い思いをすることになります。

一方、カザマ商事買収案はついに取締役会議を通過し、滝川常務(上川隆也)がさらに力をつけていきます。

ますます窮地に立たされるGMの君嶋(大泉洋)はどう立ち向かうのでしょうか?

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『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ


ある日、本社に呼び出された君嶋(大泉洋)はプラチナリーグ勝利を滝川常務(上川隆也)に報告するが、滝川は厳しい口調でラグビー部に否定的な言葉を重ねる。

それを聞いた君嶋は気を引き締めて更なる勝利と集客を誓う。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ①

そして君嶋は以前のツテを使いアストロズにビジネス誌の取材を持ってきた。

レギュラー選手たちが写真を撮られている脇で、佐々(林家たま平)たち控え選手は雑用をこなしながら自分も取材されたいと闘志を燃やす。

しかし、トキワ自動車府中工場で深刻な問題が発生した。

佐々のせいで数千万円分の取引が破談になったというのだ。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ②

彼の言動が「府中グリーンカントリークラブ」の責任者・青野(濱津隆之)の機嫌を損ねたことが原因らしい。

佐々は肩を落とし、ラグビー部員たちも白い目で見られることに…。

さらに君嶋にとってショックなことが起きた。

あのカザマ商事買収案が取締役会議を通過したのだ。

ドラマ『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ③

そしてこの件は何者かにリークされ、正式契約を待たずに世の知るところとなった。

さらに買収を手がけた滝川は不採算部門のリストラも考えているらしい。

君嶋は窮地に立たされる。
出典:『ノーサイド・ゲーム』公式ページ

【ネタバレ】『ノーサイド・ゲーム』第4話の感想

初戦突破

トキワ自動車ラグビー部はプラチナリーグの第一節タイタンズ戦を無事勝利することができました。

柴門監督(大谷亮平)の采配と合宿が功を奏し、チームがより一層ひとつになった結果が出たのです。

応援に駆け付けたアストロズファンは大歓声をあげます。

その後行われたラグビー教室も盛況で、このままの調子で人気が続いてくれればいいのですが、そう簡単にはいきません。

GMの君嶋(大泉洋)は、滝川常務(上川隆也)にも、客が入るのは最初だけと嫌味を言われ「ラグビー部が生き残っているのは島本社長(西郷輝彦)の肝いりだからだ」と、本当はいても邪魔な存在だと散々な言われようです。

君嶋は思い通りにさせてたまるかと、もっともっと客を増やせるようにするのだと心に決めます。

その後、第二節、第三節と順調に勝利を重ねていくアストロズ。

しかし、遠征試合となると、まだまだ観客の数が少ないのが悩みどころです。

大半の日本人は、社会人ラグビーが開幕していることすら知りません。

君嶋は、ラグビーを知らない層にも興味を持ってもらおうと、ビジネス系雑誌に取材をしてもらうことにしました。

雑誌側も、柴門監督の流儀はビジネスにも通じると取材に乗り気でした。

本当は、こういった宣伝は日本蹴球協会が担ってくれればいいのですが、協会はそういった協力をしてくれそうにもありません。

佐々(林家たま平)の小さなミス

府中工場にAIを導入する先駆けとして、最新のゴルフカートの製造をそのAIのラインで行うこととなり、作業員たちは今までと違う業務内容に不満を持ちます。

それをなだめる佐々(林家たま平)らラグビー部員ですが、「ロクに仕事もしていないお前らに指示されたくない」と反発にあってしまいます。

さらに、その最新カートを発注してきた『府中グリーンカントリークラブ』との打ち合わせ時間の変更を、電話を受けた佐々が間違って伝えてしまい、そのことを知った佐々は先方に謝りに行くと、エース里村のサインボールを持って府中グリーンカントリークラブに向かいました。

佐々は、責任者の青野さん(浜津隆之)にミスを謝り、青野さんがラグビーファンだと聞いたので、里村のサインボールを持ってきたと差し出します。

「里村さんは唯一の日本代表なんです。僕の誇りです。アストロズの誇りです!」

熱く語る佐々に引き気味の青野さん。

彼は、社会人ラグビーの絶対王者サイクロンズのファンでした。

その後、最新ゴルフカートの発注は突然キャンセルになってしまいます。損失額としてなんと9,000万円。

これは、ドジなミスをした佐々のせいではないかと噂され、ラグビー部全体が白い目で見られるようになってしまいました。

工場のAI化を進めたい滝川常務は、ラグビー部に出鼻をくじかれてご機嫌斜めです。

君嶋はこれから挽回するので、本社の宣伝費を少し回してほしいと頼みますが、ラグビー部の活躍が条件で14億円の予算を出しているのに、それに加えて広告費なんて出せるわけがないと断られてしまいます。

この国ではラグビーは必要とされていない

ただでさえリーグ中でピリッとしたムードの中で、佐々のせいで肩身の狭い思いをすることになってしまったラグビー部員たち。

そのイライラの矛先は、当然佐々に向けられてしまいます。

そのアストロズは試合が続いていることで弱点が浮き彫りになってきました。それは、選手層が薄いことです。

そのせいで、30代の浜畑(廣瀬俊朗)を始め、選手たちの疲労が溜まってきていました。

しかし、浜畑に代わる選手はそうそう見つかりません。

「七尾がいればなぁ…」

柴門監督は思わずそうつぶやきます。

それを聞いた君嶋は、トキワ自動車の第三次面接まで残っている七尾(眞栄田郷敦)と会い、アストロズのラグビー枠で入らないかと持ち掛けます。

「私はラグビーはもう辞めたんです」

七尾は、最初から社員として働きたいと自分の希望を伝えます。

「君のその人生戦略は、ベストの戦略なのかな?」

自分の強みをどれだけ活かせるかどうか、というのは社会人にとって大事なことです。

君嶋は七尾に、君のそのラグビーの強みを自分のためにも会社のためにも使うべきではないかと説きます。

しかし七尾は、「この国ではラグビーは必要とされていない」として、あくまでもサラリーマンとして働くと言いアストロズ入団は断られてしまいました。

さらに、取材してもらったビジネス雑誌が発売されると、なんとその記事はサイクロンズの津田監督(渡辺裕之)がフィーチャーされたものに変わっていて、柴門監督の扱いはごく小さなものになっていました。

編集部は読者は日本代表に注目しているからだと言い訳しましたが、その実記事に大きな広告が載っていることで、サイクロンズとスポンサー契約を結んだからということは明白でした。

これはサイクロンズ側の嫌がらせで、津田監督は「柴門もアストロズもここまでだよ」とほくそ笑みます。

津田監督、小さい男ですね!

滝川(上川隆也)の躍進

滝川常務が推し進めてきたカザマ商事の買収計画が、ついに取締役会で承認されました。

もともと1,000億円で買収するという計画が、800億円にまで下がったため、島本社長もGOサインを出したのでした。

これでいよいよ滝川の時代がやってきたと社内でも持ち切りです。

滝川さんの力が強くなればなるほど、ラグビー部は窮地に立たされることになります。

イケイケの滝川さんは不採算部門にもメスを入れて、リストラを決行し始めました。

もしかすると、ラグビー部からも何人か出さなければならないかもしれないという噂も飛び交い、選手たちに不安が広がります。

滝川さんのイケイケぶりに、すっかり意気消沈の君嶋。

結局滝川さんには勝てない、俺なんて必要ないんだと腐りまくっています。

「だったら辞めれば?家のことは心配しないで。私が働いて稼ぐから。」

妻の真希(松たか子)にズバッと言われ「何やってんだ俺…」とさらに落ち込む君嶋。

落ち込んでいても、滝川さんに対抗するためには、アストロズを強くするしかありません。

アストロズは、アナリスト佐倉の分析を元に練習を進めていました。

9割の確認が取れたところで練習を終えようとしますが、満足していない佐倉を見て、佐々が「せっかく佐倉さんが分析してくれたんだから、最後まで確認しましょう」と提案し練習が延長されましたが、その時に里村が捻挫をしてしまいます。

「お前が余計なことを言い出すから!」

と、またしても佐々は責められてしまいます。

佐倉も全てを確認したがった自分のせいだと責任を感じてしまいます。

佐倉がアナリストになったのは、父がアストロズの選手で、病気になっても仲間が毎日お見舞いに来て、どうしたらチームが強くなるか話していたのを目の当たりにし、父が大好きだったラグビーとはどんなものか興味を持ったことからでした。

佐倉の父はずっとこう言っていたといいます。

「ラグビーでの友情は一生のもの。どんな苦境でも色あせない」

佐倉は、今のアストロズもそうであってほしいと願います。

発注キャンセルの理由

君嶋家では、ひとつの問題にぶつかっていました。

ラグビーに夢中になりすぎた長男・博人(市川右近)の成績がガタ落ちしてしまったのです。

博人は友達と同じ塾に変えてほしいと頼みますが、真希は許しません。

「原因は自分の中にあるの。その原因を考えて、一つ一つやっていけばいいのよ」

そう言われて、君嶋と博人の二人でじっくり勉強をしてみると、すぐに結果が出ました。

真希の言葉は、君嶋に気づかせるものがありました。

工場に迷惑かけたことと、里村に怪我をさせてしまったことで、佐々は自分がリストラされるべきだと君嶋に退部届を提出します。

「これ以上、迷惑をかけたくないんです」

君嶋は早まるなと退部届を預かるだけにしましたが、そんな時府中工場にゴルフ場建設を反対する人たちが押し寄せてきました。

実は、府中グリーンカントリークラブはカザマ商事が運営していて、トキワ自動車がカザマ商事を買収することを知った反対派の人たちがトキワ自動車に抗議をしに来ていたのでした。

それを見た君嶋は、府中グリーンカントリークラブの青野さんにカートのキャンセルの本当の理由を聞きに行きました。

青野さんは気まずそうに本当の理由を述べます。

実は、ゴルフ場建設の反対運動が過熱してきたので一旦建設工事を中止したことで、必然的にカートの製造も止めることになったのだということで、決して佐々のミスのせいではありませんでした。

「君のせいじゃなかった。だからラグビー部を辞める必要はない」

君嶋はそう佐々に伝えますが、佐々はラグビー部に迷惑をかけていると思い込んでいます。

君嶋は、佐々が誰よりもチームのために尽くしていることを知っていました。

佐々は佐倉の分析に手を貸し、雑用をこなし、練習台にもなっているのです。

「君なしではアストロズは戦えないことをみんな分かっている」

青野さんもサイクロンズのファンではあるが、佐々が里村は自分の誇りだ、アストロズの誇りだと一生懸命に話す佐々の姿を見て、ぜひアストロズの試合を見てみたいと思ったと言います。

そして、自分でチケットを買って試合に行きたいと言ってくれました。

「君のおかげでアストロズのお客さんが増えた。お手柄だよ!」

滝川さんは800億円の買収を成功させ、アストロズ側は1枚2,000円のチケットを売っただけですが、大事なのは今自分たちに何ができるかということだと君嶋は言います。

「一つ一つ、チケット一枚一枚、ワンプレーワンプレーを積み重ねることで何かがあるはずなんだ」

「だからもう一度一緒にやろう。アストロズには君が必要なんだ!」

君嶋の熱い言葉に、佐々はたまらず外に飛び出していきます。

外にはユニフォームを着た仲間たちが佐々を待っていました。

「さっさと着替えろ。練習するぞ!」

佐々は退部届を破り、練習に向かっていきました。

そして迎えた第4節のファイターズ戦。

佐倉と佐々の分析のおかげで、難なく勝利することができました。

しかし、まだまだお客さんは入っていません。

でも、青野さんのようにわざわざチケットを買って来るお客さんもいるのです。

「見てろよ、アストロズは諦めが悪いぞ!」

『ノーサイド・ゲーム』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回も、辞めようとしていた部員を仲間たちが並んで迎えるというベタな展開があり、ベタ好きとしてはたまらないシーンでした。

米津玄師さんの主題歌「馬と鹿」も盛り上がりに一役買っています。

アストロズがどんどん勝ち進んで行くのも気持ちよいです。

次回、運命の決勝戦が行われます!

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