ドラマ『にじいろカルテ』第5話あらすじ・ネタバレ感想!「普通」がコンプレックスの太陽が叫んだこととは

ドラマ『にじいろカルテ』第5話あらすじ・ネタバレ感想!「普通」がコンプレックスの太陽が叫んだこととは

出典:『にじいろカルテ』公式ページ

浅黄(井浦新)が大きな悲しみを抱えていることを、本人が話せる時までそっとしておくことにした真空(高畑充希)と太陽(北村匠海)。

しかし、浅黄に対してどう接すれば良いのか少し困っていました。

そして太陽は、浅黄や真空、虹ノ村の人々に「何か」あることを羨ましいと感じていました。

何故なら、自分は何もないつまらない人間だと思っていたからです。

太陽はある日、その感情を爆発させてしまいました。

そこで村人たちは、ある秘策を思いつきます。

その秘策とは?

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ドラマ『にじいろカルテ』前回第4話のあらすじと振り返り

朝から畑で1人、空を見上げる浅黄(井浦新)。

彼の脳裏には、妻の沙織(佐々木希)のことが浮かんでいました。

そんな時、診療所に近くのキャンプ場で土砂崩れが発生したと知らせが入ります。

真空(高畑充希)たちは、治療の優先順位をつける「トリアージ」を任されることに。

事故現場では、いつもおちゃらけている浅黄が声を荒げる場面も。

実は、沙織は爆発事故に巻き込まれ、浅黄がトリアージした後亡くなってしまったのです。

その時、浅黄は爆弾を仕掛けた犯人の処置をしているところでした。

真空と太陽(北村匠海)は、そのことを浅黄から言うまで何も聞かないことにしたのですが…。

【ネタバレ】ドラマ『にじいろカルテ』第5話あらすじ・感想

テレビ取材

虹ノ村に『ポツンと診療所』という、ローカルテレビ番組の取材がやってきました。

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取材対応をしている霧ヶ谷(光石研)や嵐(水野美紀)は、固まった笑顔で取材に答えます。

診療所の取材が終わり、スタッフが片付けをしている時、太陽(北村匠海)があるカメラマンがどこかで足を引っかけて怪我をしているのを見つけました。

カメラマンは忙しいし、これくらいなら大丈夫と言いますが、太陽はそれを引き止め、消毒して真空(高畑充希)に破傷風の予防接種をしてもらいます。

浅黄(井浦新)はよく気がついたと太陽を褒めますが、太陽は「たまたまです」と言ってついつい仏頂面になってしまいます。

moyoko

素直じゃないですね!

困った2人

浅黄が何か大きな悲しみを抱えていることを知った、真空と太陽。

2人は彼が自分から話すまでは、聞かないことにしていました。

しかし、浅黄のおちゃらけキャラが、過去を隠すために作られたものだったとしたら…?

そう考えると、2人は浅黄に対してどう接すればいいのか、少し困っていました。

そんな2人をよそに、浅黄は苗に名前をつけて土に植えています。

moyoko

作られたキャラなら、痛々しすぎます。

でも、太陽はそんな浅黄のことが少し羨ましくもありました。

何故なら、自分には「何もない」からです。

太陽は自分のことを、普通過ぎてつまらない人間だと思っていました。

moyoko

これは根が深そうな問題ですね。

通知表のコメント

診療所に、火の見櫓から落下して肩を脱臼した患者が運び込まれて来ます。

3人は素早く処置をし、無事肩は入りましたが、三角巾を切らしてしまっていました。

すると、太陽はラップで患者の腕を固定したのです。

moyoko

さすが太陽!

「君はイイ女房になる」

浅黄がそう言おうとしたのを、太陽が止めました。

その夜、いつもの真空と浅黄のケンカの中で、通知表の中の先生のコメントについての話題になります。

「太陽くんはどうだった?」

太陽は、その質問には答えず、話はそこで終わってしまいます。

moyoko

よっぽどコンプレックスなんですねぇ。

浅黄の告白

夕食後、浅黄神妙な顔つきで「話がある」と言って、妻の沙織(佐々木希)について一世一代の大告白を始めました。

真空は、はじめは「無理をしなくていい」と言いましたが、浅黄は無理をするといいます。

「お前らは仲間だからな。気を遣わせるのはイヤなんだ。だから無理する!」

moyoko

浅黄は2人が気を遣っていることに、気がついていたんですね。

真空と太陽は浅黄の話を黙って聞いていました。

浅黄が今まで隠していたのは、沙織を『可哀想な死に方をした人』にしたくなかったからです。

沙織には、死ぬ前に30年の幸せな人生があったのです。

しかし、人間は勝手にわかりやすい物語を作ってしまいます。

それによって、沙織が可哀想な人になるのが嫌だったのです。

そして、浅黄がこの村に来た理由は、周囲に自分が『可哀想な人』と見られることから逃げるためでした。

moyoko

「あの可哀想な人がラーメン食べてる」という目に、耐えられなかったのだそうです。それは嫌ですよね。

「犯人を助けたことも後悔してない。だって医者だし」

太陽は、沙織が浅黄の手に手を重ねるのが見えた気がしました。

走る太陽

その後、太陽はたまらず村の中を走り出しました。

とにかく走って走って、何かを振り払おうとしています。

そして気づけば、かなり遠くまで来てしまいました。

一方、真空が外の空気を吸いに出ると、浅黄も庭に出ています。

浅黄は、2人のために告白をしましたが、太陽が辛そうなのが気にかかっていました。

「俺がやったことは正しかったのかな?」

真空は、半分は正しいけど、半分は太陽にとっては辛かったかもしれないと答えます。

太陽を楽にさせたくて告白した浅黄はガッカリ。

「なんだよ!告白損じゃん!俺バカじゃん!」

moyoko

浅黄は優しい人ですね!

太陽に届いた荷物

にじいろ商店の前では、じじーずの3人が日向ぼっこをしていました。

次郎(半海一晃)がつぶやきます。

「俺、時々思うんだ。死んじゃってるんじゃねぇのかなって」

moyoko

次郎は、誰にも気づかれないことがしばしばあるとか。見えないかもしれないと思っているのです。

今日は、前に取材に来た『ポツンと診療所』の放送日。

それをみんなで見ようと、にじいろ商店で鑑賞会が開かれました。

その時、まじょたくくん(池田良)が大きな箱を持ってやってきました。

それは太陽宛の荷物です。

開けてみると、大きなシャンパンが入っていました。

差出人は、太陽が怪我をしていることに気がついたカメラマンからでした。

手紙によるとあの後、かかりつけ医にワクチンの話をすると、村の看護師のおかけで命拾いしたと言われたということです。

moyoko

お礼をされた太陽は少し嬉しそうにしています。良かったですね!

その特大シャンパンで、宴会が始まりました。

太陽の気持ち

すると、お酒が進むうちに太陽の様子がだんだん変わって来ました。

自分はとにかくソツがなく、正しいがただそれだけだと。

moyoko

通知表の先生のコメントはいつも少なく、最終的には「特になし」と書かれた筋金入りです!

そして、「何か」ある村人たちに絡み始めます。

「みんな何かあるじゃん!俺だけなんもないじゃん!」

「ただの言いがかりだろうが!」

嵐は呆れています。

「『何もないのがいいじゃん』って若干上から目線の言葉が、どれだけこっちを傷つけるか、あんたらはわかんねぇんだよ!!」

ひとしきりわめいた後、太陽は酔いつぶれて寝てしまいました。

そこへ、にじいろ商店の晴信(眞島秀和)、次郎、まじょたくくんが太陽を囲み、気持ちがわかると言って手厚く介抱し始めました。

村の中でも地味な3人は、太陽の気持ちが痛いほどわかるのです。

お昼の放送

翌朝、嵐たちアラフォー女子3人は、にじいろ商店に太陽を呼び出します。

「太陽くんに頼みたいことがあるの」

村ではお昼の12時にラジオ放送を行なっていたのですが、今や訃報や防災の時だけになっていました。

しかし、それを一掃し、楽しい放送にしようと考えていました。

そこで、毎日DJを替えて好きな音楽をかけたり、話をしてもらおうと考えたのですが、その第一回目DJに太陽を指名したいと言うのです。

moyoko

明らかに気を遣われてますが、太陽は何も覚えていないため、何故自分が初回DJなのかわかりません。

昨夜のことは覚えていないものの、なんとなくネガティブな発言をした覚えだけはあったので、周囲に気を遣われていることを察した太陽は依頼を断ろうかと迷っています。

俺以外

その時、浅黄が真面目な顔でこう言いました。

「太陽、屈折はみんなあるけど、曲がりすぎだろ。自分で直せ。お前ならできるだろ」

太陽は、浅黄の言葉を素直に受け取りました。

「はい」

moyoko

仲間がちゃんと自分のために言ってくれたことを、太陽はきちんと分かったのですね。

そしていよいよお昼の放送『にじいろ放送局』が始まりました。

太陽は所在なさげに、ボソボソと話を始めます。

「今日は、高校の時に作った曲を、誰にも聞かせたことない曲をかけたいと思います」

タイトルは『俺以外』。

その曲はなんとデスメタルでした。

激しい音楽に乗せて「俺以外みんな死ね」「みんな消えろ」「DEATH DEATH DEATH」とデスボイスで叫ぶ、とても普通ではない曲です。

氷月(西田尚美)は、預かっている子供たちに聞かせてはいけないと、耳をふさがせます。

のどかな風景の中に響くデスメタル。

きょとんとする村人たち。

晴信たち地味メンだけが、「わかるよ!」と魂を震わせていました。

「どこが普通なんだよ。ていうか、よく看護師になれたな!」

真空は笑ってしまいました。

ドラマ『にじいろカルテ』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回は、真面目で正しいことが取柄の太陽が、自分が『普通』なことにかなり屈折したコンプレックスを抱いていることがわかりました。

しかも、その闇は根深く、高校生の時に作ったという『俺以外』という曲は、世の中を呪いまくるデスメタル。

太陽は、自分が思っているほど『普通』の人間では、全くありませんでした!

というより、自分で面白いという人ほど面白くないものです。

太陽は十分面白い人ですが、それに自分で気がついてコンプレックスがなくなることはないでしょう。

それもまた、周りから見れば面白いですね。

次回は、母に病気のことを言えていない真空がその問題と向き合うことになります。

また体調を崩してしまうようで、心配です。

次回も要チェックです!

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