2019年公開映画ランキング!ディズニー映画から青春映画まで一挙5作品紹介!byミルトモライターねお

ミルトモライターねおの2019年公開映画ランキングベスト5!

出典:amazon.co.jp

ごきげんいかがでしょうか。

ねお

映画大好き、ねおです。今回の記事では私の2019年公開映画ベスト5を紹介したいと思います。

ちなみに、今年はNetflixで『ジョジョの奇妙な冒険』『ストレンジャー・シングス』『おっさんずラブ』を観ることと、ディズニーデラックスで『ラプンツェル ザ・シリーズ』を観ることに多くの時間を費やしたため、長編映画をあまり観ていません。

それでも2019年に日本で劇場公開された作品の中で、特に良かったものを5作品選びましたので、ランキング形式で発表していきたいと思います。

当然ながら、ネタバレはなしです。

2019年公開映画ランキング! byミルトモライターねお

第5位『メリー・ポピンズ リターンズ』


一応“ディズニーオタク”を名乗っている以上、何かしら1作品はディズニー作品を入れないと、的な義務感もなく自然とランクインです。

ねお

本当に良い映画だったので。

伝統的なディズニーミュージカルの系譜をなぞりつつ、今の時代に沿った物語が描かれています。

『メリー・ポピンズ リターンズ』

(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved

新曲たちがどれも名曲揃いで、特に「A Cover Is Not the Book」は色彩豊かな映像との相乗効果で幸せいっぱいな気持ちになれる傑作です。

A Cover Is Not the Book (From “Mary Poppins Returns”)


ハピネスな世界観ではありますが「本は表紙じゃわからない」という歌詞には、情報が雑に扱われるSNS時代に鋭く刺さるメッセージが仕込まれているところもポイント。

ねお

なにより、線画のアニメーションと実写の融合はいつ見てもトキメキますよね。満足度高いです。

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第4位『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』


ザ・スミスが大好きなので大変思い入れが強い作品です。

『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』

(C)2017 ESSOLDO LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.

言いたいことは自分のレビュー記事で語り尽くしたので、今この記事で書きたいことは特にありません(笑)

→映画『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』あらすじ・ネタバレ感想!後の伝説となる青年の苦悩

ザ・スミスはすでに解散しましたが、モリッシーはソロのアーティストとして今も現役で活動しています。

ねお

一度は生でモリッシーを見てみたいので、2016年以来となる来日公演の実現に期待です…!

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第3位『ジョーカー』


私はとても天邪鬼な人間なので、こういう大ヒット作は意地でも自分のランキングから外したくなるのですが、『ジョーカー』だけはあまりにも強く記憶に刻み込まれたためランクインです。

こちらも、今さらこの記事で解説せずとも素晴らしい解説文がネット上に溢れていると思いますが、個人的には、この悲惨としか言えない物語が、美しい映像と音楽によって崇高な芸術作品の域にまで昇華されているところが素晴らしいなと思いました。

『ジョーカー』

(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

観終わってから1週間くらいずっと「他の人はあのシーンをどう解釈したんだろう?」とか気になって調べて…を繰り返すくらい余韻が長く続きました。

それはつまり良い映画の証拠だ!

ねお

余談ですが、私が映画館で『ジョーカー』を観たとき、前に座っている客が、エンドロールが始まると同時にスマホを起動したのですが、映画の世界に没入した勢いのまま私もアーサーになってしまうか(客を殺してしまうか)試されている気がしました(注:誰も殺してません)。

スマホの光は周りの客の迷惑ですので、どうしてもスマホを見たければ映画館の外で見てください。

※より詳しいあらすじ・ネタバレ感想を見たい方はこちら!

映画『ジョーカー』キャスト・あらすじ・ネタバレ感想と徹底考察!アメコミの名悪役が誕生するまでの軌跡

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第2位『Girl/ガール』


プロのバレリーナを目指すトランスジェンダーの少女ララの葛藤を描いた物語。

『Girl/ガール』

(C)Menuet 2018

ねお

非常に大きな衝撃を受けたため2位に挙げましたが、あまり気軽に人に勧められる作品ではありません。

トラウマになりかねないほど痛ましいシーンがあるから」ということが理由ですが、しかしそれは現実にトランスジェンダーであることによる苦しみの1つであり、LGBTQに関する話題が絶えない現代においては寧ろ多くの人が観るべきとも言えます。

LGBTQであることで受ける“周囲の人間”からの差別、偏見を描いた作品は昔から数多くありますが、本作は性の多様性に対する理解が進む過渡期にある今の時代の物語なので、バレエ学校の女子クラスへの編入も認められ、トランスジェンダーに理解のある父親が献身的に支えてくれる環境があり、“周囲の人間”に苦しめられる描写に重きを置いていません。

『Girl/ガール』

(C)Menuet 2018

本作は一貫して、体の性別と心の性別が一致しない“自分自身”が何よりも本人を追い込み傷つける、という恐ろしい事実を突きつけることに徹しています。

カンヌ国際映画際の「クィア・パルム」(LGBTをテーマにした作品に贈られる賞)を受賞するほどには高く評価されている一方、トランスジェンダー当事者からは多くの厳しい指摘、批判が寄せられました。

「ホルモン補充療法をネガティブに描きすぎている」「トランスジェンダーの葛藤を身体的な問題に収束させすぎている」といったものです。

そういった批判に対して、本作の着想となったトランス女性ダンサーのノラ・モンスクールは「『Girl/ガール』で描かれることはすべてのトランスジェンダーの経験の表象ではなく、私自身の経験の語り直しである」「ララのトランスとしての経験が正当でないという批判は私を傷つけている」と述べています。

また、冒頭に書いた“痛ましいシーン”について、「自殺念慮やダークな考えのメタファー」であり、見せることは「不可欠」だったと語っています。

ねお

誰の意見が正しいとかではなく、トランスジェンダーだけでない性の多様性について考え議論するきっかけにもなり得るという点でやはり本作は重要な作品だと思いました。ジェンダー全般に関する議論が足りていない日本において、本作が広く知られ、議論を促す1つのきっかけになることを願います。

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第1位『さよなら、退屈なレオニー』


2019年もっとも良かった映画です。

『スイート17モンスターズ』『レディ・バード』のような青春映画が好きな人は絶対に観てほしい名作。

しかし本作は上記の青春映画と違って、恋愛もアルコールも無く10代の焦燥感や高揚感を描いた点が私にとっての大きな魅力となっています。

『さよなら、退屈なレオニー』

(C)CORPORATION ACPAV INC. 2018

ねお

見ているだけで心踊る可愛くておしゃれなレオニーのファッションが視覚的に楽しく、鬱屈としたストーリーから一転して清々しい風が心を吹き抜ける極上のラストシーンなど、とにかく私のストライクゾーンに刺さりまくった作品でした。

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ミルトモライターねおの2019年公開映画ベスト5まとめ

『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』

(C)2017 ESSOLDO LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.

いかがでしたでしょうか。

いずれも絶対に見ていただきたい素晴らしい映画ばかりです。

ぜひ皆さんの映画ライフの参考にしていただければと思います。

ランキングまとめ
  • 第5位『メリー・ポピンズ リターンズ』

→伝統的なディズニーミュージカルを時代に沿ってアップデート。

  • 第4位『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』

→ザ・スミスは最高のバンド、モリッシーは最高のアーティストだと改めて実感。

  • 第3位『ジョーカー』

→長く余韻に浸ることができる重苦しくて崇高な芸術作品。

  • 第2位『Girl/ガール』

→トランスジェンダーであることで感じる“痛み”を生々しく描き、今後もジェンダーに関する議論を促すきっかけとなり得るカンヌ国際映画際「クィア・パルム」受賞作。

  • 第1位『さよなら、退屈なレオニー』

→清々しいラストシーンに心を射抜かれた2019年最高の青春映画。

▼ねおの2020年のランキングはこちら▼