ドラマ『ネメシス』第9話あらすじ・ネタバレ感想!全ての謎が明らかになる、衝撃的な展開の連続!

ドラマ『ネメシス』第9話

出典:『ネメシス』公式ページ

アンナの出生の秘密や20年前の事件、19年前の事故と縦軸で展開されてきた全てが繋がりサスペンスモードが止まらない新時代の探偵モノ『ネメシス』。

親友としてアンナと仲良くなっていた朋美が真の黒幕であり、栗田と風真がずっと追い続けてきた“菅研”に繋がる菅容子の一人娘だったわけですが、その思惑とはいかに…。

さて、第9話は菅研にさらわれたアンナを取り戻すべくチームネメシス総動員で動き出します。

vito

スピード狂の医師も道具屋もAI研究者もアクロバティックな料理人も元詐欺師のマジシャンも正義のジャーナリストもいますから向かうところ敵なしといったところ…だと良いんですけど。

それではさっそく『ネメシス』の第9話「女神たちの決戦」をネタバレありでレビューします。

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ドラマ『ネメシス』前回第8話のあらすじと振り返り

自分が世界初のゲノム編集ベビーであることを聞かされてショックを受けた美神アンナ(広瀬すず)は、栗田一秋(江口洋介)と風真尚希(櫻井翔)を探偵事務所の屋上に呼び出して20年前の事件や19年前の事故、そして出生の秘密を聞きました。

自分が生まれてしまったせいで父は日本にいられず、栗田は事務所を新しくすることを余儀なくされ、風真は夢を諦め…何よりも自分が生まれてしまったせいで卵子提供をした神田水帆(真木よう子)と代理出産をした美馬芽衣子(山崎紘菜)という2人の母を同時に亡くしてしまったという現実に打ちひしがれたアンナは、父・始(仲村トオル)の研究データが入っていると思しき“大切なネックレス”を投げ付けて事務所を飛び出してしまいます。

始が20年前に凍結保管しようとしていたゲノム編集に成功した卵子を盗んだ菅研がアンナを追っている最中ということもあり、チームネメシス総動員でアンナの行方を捜しますが見つかりません。

その頃、アンナは親友となった四葉朋美(橋本環奈)と一緒に初めて出会った八景島シーパラダイスの大水槽の前にいました。

頼れる親友のところに駆け込んだつもりが、朋美こそが真の黒幕であり、菅容子(今村美乃)の娘であることを知らされたアンナは薬品を盛られた水を飲んで意識を失って拉致されます。

かろうじてネメシスの元にあったネックレスも、朋美の嘘に騙された風真から菅研に奪い取られてしまいました。

拘束された状態でアンナ目が覚めたのは真っ白な部屋でした。

小さな窓から見える向こうには父の姿がありました。

しかし、やっとの再会も会話すらままならず、かつての風真の先輩である大和猛流(石黒賢)から薬品を注射されてしまったところで第9話の始まりです!

【ネタバレ】ドラマ『ネメシス』第9話あらすじ・感想


アンナをさらったのは誰なのか?

菅研に拉致された美神アンナ(広瀬すず)は、菅朋美(橋本環奈)の言葉通りに研究所内で“検査”をされます。

ノーベル賞も狙えるほどの功績を手にしながらゲノム編集に成功した受精卵を凍結し、公表もしないという立花始(仲村トオル)に失望した大和猛流(石黒賢)は、菅容子に誘われて菅研に入ったという過去を明かしました。

始の元から受精卵を“救い出して”美馬芽衣子(山崎紘菜)に着床させたけれど、出産寸前で芽衣子は研究所から逃げ出して事故に遭い、この時大和は芽衣子もお腹の中の子どもも死んだと思い込んでいました。

大和は、事故現場に駆け付けた栗田一秋(江口洋介)と風真尚希(櫻井翔)、車に同乗していた始に騙されていたと続けます。

朋美は、夢半ばで亡くなった母・菅容子(今村美乃)もまた騙されていたと言いました。

20年の間、芳しい研究結果を出せなかった菅研にとって絶好のチャンスだった、始の母親の葬儀。

帰国した始に、大和は「また一緒に研究しませんか」と直談判しましたが、もう研究から手を引いていた始は断りました。

それを受けて大和は研究データをくれと言い、始を拉致したのでした。

始もアンナもネックレスも手元にあり、解析すればもう一度ゲノム編集で天才の遺伝子を持つ受精卵を作り出せると言う大和の隣にいた朋美の手が震えているのを、アンナは見逃しませんでした。

vito

朋美は何か病気を患っているのかな…?と思ったところで浮かぶのは母・菅容子が遺伝性大脳変性症という病気だったことですね。

その頃、ネメシスの裏の道で倒れたままだった風真は、栗田と上原黄以子(大島優子)に発見されてネックレスを奪われたことを白状しました。

しかし、どうして自分がアンナのネックレスを持っていると知られていたのだろうか?という疑問が浮かびます。

そもそも菅研がアンナを狙う理由もわかりません。

始の娘だということは元より、風真は自分が表に立ってアンナのことを隠してきていたのに、なぜその存在が菅研にバレているのか。

栗田は、もしネメシスの周りにスパイがいたんだとしたら?という考えに至りました。

その場に居合わせていた元依頼者の黄以子でもなく、姉が菅研の被害者である凪沙でもない。

アンナならどうするか…そう思い立った風真は、まるでアンナのように精神統一をした後「風真、ちょっと入ります」。

そして記憶を辿り、これまで関わってきた人物を思い浮かべてみますが、スパイと思しき人は皆目見当つきませんでした。

しかし、ネックレスを持っていたことを喋った相手がたった一人だけ存在することに気付きます。

昨晩アンナを探している時に電話で話していた朋美です。

そして、その電話の際に栗田が「アンナからどこまで聞いた?大和のことは」と問われた時、朋美が「大和?その男の人にさらわれたんですか?」と言ったことも思い出しました。

大和が男だとは誰一人として言っていないのに、朋美は大和という人物について男と断定した上で答えてきた、つまりそれが誰なのかわかっているということに気付いたのです。

vito

風真が“入る”時「入ったー!」となったのは私だけじゃないでしょうね。めちゃテンション上がった場面でした。でも結局スパイが誰なのかわからないポンコツっぷりが風真らしくてブレないなぁと思いました。

七人の侍、招集!!

ネックレスのデータ解析が進んでいる菅研で、アンナは生きる気力すら奪われてしまったような様子で隣の部屋から話しかけてくる始の声も届きません。

その時、朋美が始に研究データにかけられた暗号の最後の扉の開け方を教えろと言いました。

しかし、始は監禁されている半年の間ずっと協力を拒んできた男です。

そこで大和がアンナの部屋に入り、「細胞さえ生きていればアンナの意識がどうなっても構わない」と言って特殊な注射器のようなものを構えて脅迫します。

アンナの命が奪われそうになった瞬間、始は「ナイトツアー!」と叫びました。

パソコンは音声を認識して、攻撃者が黒・守護者が白として先に15ケタのパスコードを踏むか相手を捕らえると勝利というゲームが始まります。

攻撃者が勝てばロックは解除され、守護者が勝てばロックは守られます。

守護者は…と朋美が言ったところでアンナが「美神アンナ」と名乗り出ました。

コンピューターはそれを認識して、続く攻撃者には朋美が名乗り出ました。

ネメシスの屋上でもアンナと朋美が遊んでいたナイトゲーム。

駒を動かしながら2人はこれまでのことを話していました。

暗号のパスコードに気付いた朋美は、コードの末尾にアンナの誕生日を入れたことを“始の甘さ”だと言って煽ります。

しかし、アンナは始との思い出を遡り、望まれた子ではなかったかもしれないけれどずっと大事に育ててもらったと煽り返して、朋美と大和の目的に決定的な違いがあることを指摘しました。

指摘された通り、菅容子と同じ病に侵されている朋美は、アンナはゲノム編集されて健康体であり自分は残された命が短いということを“ずるい”と言いました。

そして、アンナが動揺したところで朋美がチェックメイト、つまり攻撃者の勝利でロックは解除されてしまいました。

一方、ネメシスでは栗田と風真と凪沙が朋美についての素性を洗っていました。

これまでに関わった現場を当たっていく中で、朋美はデカルト女学院にいたことを突き止め、そこで栗田の先回りをして菅容子に関する資料を隠蔽したのも朋美であるということに気付きます。

そして風真は、朋美たちがどこに向かったのか周辺の監視カメラの情報を辿ればわかるかもしれないと言い、最大の武器を利用して“七人の侍”を招集します。

  • 神奈川県警の危なすぎる刑事、タカ(勝地涼)&ユージ(中村蒼)
  • 20年間映画館の地下からほぼ出ていない孤高の道具屋、星憲章(上田竜也)
  • 忘れがちだけど本職は医者でハンドルを握ると人格が変わる上原黄以子
  • 皮肉屋で小生意気な天才AI開発者、姫川烝位(奥平大兼)
  • 自称中国雑技団の五軍出身の料理人、リュウ楊一(加藤諒)
  • 変装の達人にして元はスゴ腕の詐欺師で現マジシャン、緋邑晶

7人はネメシスに集結、風真は事の経緯を話してアンナと始を秘密裏に助けるために手を貸してほしいと頼み込みました。

普段は依頼される側の探偵が頭を下げたことを面白いと言ったユージを筆頭に、全員がアンナを大切に想い、救いたいという気持ちを束ねて動き出します。

vito

ここの7人の紹介シーン、風真の口上が面白いので実際に見て欲しいです。それと「面白いことやって」って星に無茶ぶりされた風真が、星と初対面だったアンナが披露して爆笑を得たインドのトンボの真似をするんですけど。本物じゃないとキレがないって笑う星にやられました…素直にアンナを助けることに同意するわけじゃなくて、ワンクッション挟む演出がとても星らしく感じてよかった…。

いざ、アンナ救出へ!

風真は朋美に一応電話しますが、当然ながら朋美は出ません。

そこでタカ&ユージに警察のNシステムで車を追跡して欲しいと言いました。

菅研の車のナンバーを調べるために、監視カメラの解析はすでに姫川が始めています。

Nシステムには特別なIDがないと入れないため、まず緋邑が“ずっと息子を探している老人”に変装して県警に行き、警察官のIDを盗み取ったら息子の体裁で栗田が合流、タカ&ユージにバトンタッチ。

ユージが星の便利道具であるカメラ付きの眼鏡をかけて、いざNシステムの管理室に!というところで課長に見つかり、管轄じゃないだろうと言われて計画が頓挫しかけたところで、小山川薫(富田望生)がフォローに入って事なきを得ました。

姫川の元にNシステムのデータが届き、車は八王子に向かっていることがわかりました。

タカ&ユージのシルビアで栗田はそこに向かうことにして、緋邑はここでお別れです。

星は黄以子の車で八王子に向かおうとする風真に道具の入ったリュックを託して、姫川とともに援護射撃担当のため事務所に残ります。

vito

個人的にここのパートめちゃくちゃ好きです。最初は対立していたはずのタカ&ユージが完全にネメシスの一員になっているのがたまんないし、薫のナイスアシスト!そしてユージの黒縁眼鏡…!タカいわく“コンビ解消したいくらいダセェ眼鏡”ですが私にはヒットしました。

姫川のパソコンに送られてきた住所にて落ち合った7人は、乗り捨てられたらしい菅研の車を見つけて手掛かりを探します。

昔、鍵屋でバイトをしていた風真がピッキングしてドアを開け内部を探りますが、車内に取り付けられていた機械が作動して朋美の携帯に警告の通知が届きました。

朋美は風真に電話します。

ネメシス側では星と姫川が逆探知して菅研の場所を突き止める準備も万端だったのですが、そんな古い手法は無駄だと一蹴されてしまいます。

必要なものを手に入れたという朋美は、ネックレスのデータが解凍完了する63分後に始とアンナのいる部屋の酸素を抜くと断言して電話を切りました。

見付けた車も盗難車で手掛かりは見つからず、乗り換えた車種もわからないと黄以子が嘆いたその時、風真が車内から“何か”を見つけて丁寧にハンカチで包みました。

それが何なのか問うタカの声も耳に入らない様子で、風真は「アンナ、俺大丈夫かな」と呟きました。

研究所にいるアンナは、まるで聞こえているかのように「大丈夫」と呟きます。

そして「この世に晴れない霧がないように、解けない謎もいつかは解ける。解いてみせましょう、この謎を。さぁ真相解明の時間です。」と言ったところで幕を閉じました。

ドラマ『ネメシス』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

とうとう最終回目前というところまできてしまいましたね…早かったなぁ…などと浸っている場合ではなく。

vito

今回の終わり方、めちゃくちゃ格好良かったです。

そしてチームネメシス総動員の心強さというか、クセ強集団の集結にテンション上がりまくりな回でした。

星がジャック&ベティの地下から出てきているのが本当にアツかった。

ちなみに星がどういう人物なのかっていうのはドラマでも軽く窺い知れるところではあるんですけど、小説版の2巻にスピンオフとして「道具屋・星憲章の予定外の一日」という話が載っているのでもっと知りたい人はぜひ。

vito

私もまだ2巻までしか読んでないんですけど、それはそれとして。

アンナ救出のために招集された“七人の侍”たちの役割分担も今回テンション上がったポイントです。

理にかなっているというか、適材適所というか最強の布陣だなぁみたいな。

まず県警でNシステムに干渉するために動くタカ&ユージと栗田・緋邑。一瞬ヒヤヒヤしたけど薫のナイスアシストでホッとする展開でした。

情報を得て走り出す風真・黄以子・凪沙・リュウの組み合わせは残りの全員って感じでしたけど、事務所に残って道具とパソコンであれこれする星・姫川コンビが個人的にドンピシャでした。

vito

この2人が組んだら最強でしょうよ。星・姫川ってなんか七夕っぽい字面ですね。どうでもいいね…

放送終了後に入江悠総監督と広瀬すずと橋本環奈がインスタライブをやっていたので見たのですが、それぞれの最終回についてや見どころ的な話をしていたので軽く書き起こしておきます。

  • 入江監督→アンナと朋美の対決の決着、チームネメシスの区切りとなるシーンでの櫻井翔の“もう一個先”を見るようなお芝居。
  • 広瀬すず→撮影時にライブ感があったから細かいことは正直覚えてないけれど、最後の場面では自分の情が出過ぎてしまったかもしれない
  • 橋本環奈→朋美がどういった形で終止符を打たれるのか、菅研がどうなるのか。菅研でのネメシスの絆に注目

あと気になった点としては、櫻井翔が入江総監督と対談した際に「何が本当の正義かわからなくなった」みたいなことを言っていたようです。

正義と敵対するのは悪ではなく、また別の正義的な結末なんでしょうか。

さて最終回となる第10話は、第9話の延長線でもあり、最期の聖戦として衝撃の結末…らしいです。

インスタライブを見た限りでは、ラストシーンは凄く繊細な、それこそ表情や声色とか空気のひとつで印象が変わる場面なのかな?という気がします。

残すところあと1話、いよいよ最終回を控えた『ネメシス』。

放送直後から最新話まで全話配信中のHuluでは未公開映像を追加して新たに編集した“Hulu特別版”が見られます。

最後の最後に誰がどうなってしまうのか予想しながら最終回を待つのも楽しそうですね。

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