ドラマ『ネメシス』第6話あらすじ・ネタバレ感想!どこからが真実で、どこからがフェイクなのか…大掛かりトリックに絶対騙される!

ドラマ『ネメシス』第6話あらすじ・ネタバレ感想!どこからが真実で、どこからがフェイクなのか…大掛かりトリックに絶対騙される!

出典:『ネメシス』公式ページ

息つく間もないストーリー展開で、毎話伏線を散りばめながら進んでいく新時代の探偵モノ『ネメシス』。

いよいよ19年前の事故・20年前の事件に繋がる“縦軸の謎”についても、黒幕が動き出したりしていて目が離せないところです。

さて、第6話は超大掛かりなトリックが施されて、何が真実かを見抜く力を試される回となっているようです。

人気動画配信者が出てきたり、4話に登場した天才AI開発者の姫川(奥平大兼)も出てきます!

そして今回の小説版担当・トリック監修は2話と同じく藤石波矢です。

それではさっそく『ネメシス』の第6話「真実とフェイクのあいだに」を、ネタバレありでレビューします。

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ドラマ『ネメシス』前回第5話のあらすじと振り返り

横浜にある雑居ビルの2階に事務所を構える探偵社「ネメシス」。

探偵助手の美神アンナ(広瀬すず)の大のお気に入りの料理店・Drハオツーの料理人で店長のリュウ楊一(加藤諒)の依頼で、ブランド魚“天狗サーモン” の養殖業を営む天久潮(渡辺哲)が不審な転落死を遂げた事件に関わることとなります。

天久の三人の息子、金に汚い天久の前妻の弟、息子たちには天久に保険金がかかっていることを内緒にしていた後妻…容疑者全員が怪しい状況で自称天才探偵・風真尚希(櫻井翔)は命を狙われる絶体絶命の危機に陥ったりもしますが、リュウとアンナのアクロバティックな活躍で一命を取り留め、無事に事件も解決へ。

一方、栗田一秋(江口洋介)は、容疑者の中から20年前の事件に関わる菅容子(今村美乃)に繋がるかもしれない人物を見出していました。

事件の犯人でもあった、ゲノム編集による魚の品種改良の研究をしていた長男の一魚(野間口徹)は栗田たちが追っている“カンケン”=菅研という遺伝子研究所に誘われていたと言います。

そして最近、同じことを一魚に聞きに来た女性がいたということも知りました。

19年前に神田水帆が亡くなった事故の現場に現れた同じ顔の女性、神田凪沙(真木よう子)が手を合わせて立ち去ったところで幕を閉じ、謎が謎を呼ぶ中で第6話の始まりです!

【ネタバレ】ドラマ『ネメシス』第6話あらすじ・感想


暴露系動画配信職人タジミン

“天狗サーモン”社長の怪死事件の真相を明らかにして、20年前の事件についての手がかりも手にしたネメシスの3人。

今回の依頼者は膨大なフォロワー数を誇る暴露系生配信動画“タジミンチャンネル”の配信者であるタジミンこと多治見一善(柿澤勇人)。

多治見が生配信をしながらネメシスに乗り込むところから、物語は始まります。

ノリノリで動画に映り込む美神アンナ(広瀬すず)と風真尚希(櫻井翔)でしたが、「撮影はよせ」と栗田一秋(江口洋介)が配信をストップさせました。

その時テレビから、栗田もお気に入りの人気女優・久遠光莉(優希美青)と多治見が車の中で覚せい剤を使用していたというニュースが流れてきます。

しかし、それはフェイク動画で、あたかも真実かのように報じられているだけだと多治見は言います。

そして光莉が「私たちをハメた奴はわかってるので、話をつけてきます」と昨日LINEを送ってきてから行方不明になっているので、一緒に探して欲しいと言いました。

多治見には光莉を連れ去った人物に心当たりがありました。

以前2人が報道番組で共演していた、ジャーナリストの神田凪沙(真木よう子)です。

その番組で虚偽報道が発覚して2人は自主的に降板、その後光莉はSNSで300万人のフォロワーに向けて凪沙を断罪したため逆恨みされているのではないか、というのが多治見の読みです。

栗田は裏から捜査し、風真とアンナは多治見とともに光莉を探しにドラマの撮影現場を訪れます。

光莉のチーフマネージャー・満田(田村健太郎)やドラマプロデューサー・浅川(迫田孝也)と話をしているところに、凪沙がやってきます。

咄嗟に顔を隠す風真でしたが、凪沙に見つかって「何で…?」と言われます。

vito

風真と凪沙は顔見知り…?単純に風真が一方的に気まずくて隠れようとしたのか、アンナに関係性を気付かれるのを恐れたのか気になります。

多治見の元に薬物検査の結果が届いて陰性とわかった頃、風真たちは密かに姫川烝位(奥平大兼)にフェイク動画の解析を依頼していました。

姫川は解析結果を、別の人に上から顔を張り付けているディープフェイクだと言い切ります。

多治見と光莉の無実が確定したので、残るは光莉の居場所…となったところでアンナが「後で合流する」と言ってどこかへ向かいました。

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多治見が検査結果について配信する動画で光莉の目撃情報も募集するんですけど、そこで出ます!カザラップ!!

光莉発見、でも窮地!?

凪沙が定食屋で謎の男・柿原久志と会っているところに、アンナがやってきました。

アンナは、凪沙が風真に敵意があったように感じたために一人で行動したのですが、探偵助手なのに勝手に行動したことを栗田に叱られてしまいます。

アンナを置いて勝手に帰った風真も同罪だと叱られているところに、姫川がやってきました。

解析した動画の件で伝え忘れたことがあったと言うので一緒に動画を見ていると、ここでアンナが「先ほど叱られたばかりですが」と断りを入れて“入ります”!

vito

アンナが“入る”の、これまでに比べて異例の早さです。いつもなら解決編の直前なのに、今回は割と始まってすぐのパート…どうしてだろう。

色々と見えたアンナが「社長、今夜は寝る時間ありませんよ~?」と言った頃、凪沙は謎の男と倉庫のようなところで会っていました。

そして、謎の男は「準備OKだ」と言いました。

翌朝、多治見はネメシスへと足を運びます。

すると、夜を徹して光莉の居場所を探していたらしい風真が服を汚してヨレヨレの姿で倒れていました。

その時、多治見の携帯に光莉が拘束されてどこかに連れて行かれる様子の動画が送られてきます。

後ろに移った相模鉄工所というのをヒントに、2人はそこへと向かうことにします。

時間がない、大急ぎでの移動…となるとスピード狂で医師である上原黄以子(大島優子)の力を借りて、風真と多治見は鉄工所へ。

光莉を探して走り回っていると、何かが落ちていくのが見えました。

落ちた場所へ向かうと布の袋に閉じ込められた光莉が…黄以子によると「落下による頭部外傷と頚椎損傷」で死亡していました。

多治見は袋が落とされたであろう部屋へと向かいます。

水浸しの部屋の中にはドラム缶やロープが転がっていて、多治見は様子をうかがっている間に謎の男に後ろから羽交い絞めにされ身動きを取れずにいると凪沙に布袋を被されてしまいます。

意識を失っていた多治見が目を覚ますと、紐で椅子に縛り付けられていて、凪沙が「もうすぐ夜ですよ」と言いました。

vito

どうして風真も黄以子も追いかけてこないんだろう?光莉の対応が先なのかな…と思ったんですが。多治見が目を覚ましてから風真とアンナが部屋に入ってきました。アンナどこにいた…?と思ったところで「真相解明の時間です」!毎回気になっているんですけど、真相解明直前に風真が「俺、大丈夫かな」ってアンナに言うのは何か理由があるんでしょうか。初回は不安なのかな?程度で2話目以降は通信機の具合を気にしてるのかと思ったんだけど今回は通信機ナシなんですよね…何なんだろう。

真相解明の時間です

事の発端は2年前の虚偽報道事件。

でも実は、虚偽ではありませんでした。

凪沙は虚偽とされて干されたあとも、ずっと事件について追っていたのです。

しかし、取材すればするほど答えは遠のくばかりで…そんななか先月突然、光莉から連絡がきました。

光莉は番組の打ち上げで酔った多治見から「凪沙はあの時ハメられたんだ」と零すのを聞き、凪沙に謝ったのです。

そこで凪沙は光莉の力を借りることにしました。

知人のバーを借りて多治見に酒を飲ませ、光莉に「ある人から真実を聞いた」とカマをかけさせて口を割ろうとしたのですが、途中で盗聴器の存在に気付いた多治見は逃げるように帰ってしまいました。

何も聞き出せなかったことで失敗したと思っていた凪沙に、光莉が盗撮していた動画をマスコミに送ろうと提案します。

「タジミンと久遠光莉、深夜の密会」という見出しなら確実にマスコミは食いつくはずだから、会見を開いてすべてを話すというのが光莉の考えでした。

その動画を渡した相手が謎の男、彼は日刊エブリーの記者です。

しかし、記事の発売直後に熱愛記事よりインパクトのある覚せい剤使用動画が世間に流れ、マスコミに取り上げられ、世間も炎上してしまいました。

そして光莉の信頼は地に落ちて、会見を開くこともできませんでした。

さて、覚せい剤使用動画はどこからきたのかという話ですが、他でもなく多治見が流したものです。

姫川の解析によると動画の女性の方は別人の顔が合成されていましたが、男性の方は多治見の顔そのままだったことで自作自演が判明しました。

vito

しかし、光莉が落下して死んだ時、多治見は風真と一緒にいました。犯人と断定するのが難しいほど確実なアリバイです…が、トリックはこうです。
  1. 睡眠薬で眠らせた光莉を縄で縛って袋に詰め、縄の反対側はドラム缶に括り付けてめいっぱい水を張る
  2. 光莉の体半分を窓の外側に出してドラム缶に小さな穴をあけ、水浸しになっても不自然じゃないように水道も開けて多治見は鉄工所を出た
  3. ドラム缶から少しずつ水が減ると倒れて光莉が窓から下に落ちるため、落下する時間を逆算してネメシスを訪れつつヒントとなる工場名を入れた動画を光莉の携帯から自分に送った

風真からトリックを明かされても認めない多治見の前に証人として招かれたのは、光莉でした。

大!どんでん返し!!

光莉が眠らされている間、凪沙はネメシスを訪れ「多治見は私に罪を着せようとしている。信用してくれるなら力を貸してください」とお願いしていました。

その頃まだネメシスに残っていた姫川は、凪沙がこれまでに取材で関わり多治見も知っている場所=光莉がいる場所として相模鉄工所を割り出していたのです。

総出で鉄工所へ行き光莉を見つけ出して救出し、アンナはドラム缶に残った水の量から翌日に多治見がネメシスへやってくるであろう時間を算出。

しかし、このまま多治見を捕まえても証拠がない…となり、光莉を殺そうと提案したのは凪沙でした。

昔現場仕事をしていたという風真が土嚢を運び布袋に詰めて作業を終えたところで、朝7時になりアンナの読み通りに多治見がネメシスにやってきます。

そして事前に打ち合わせしていた通りに黄以子が車を出し、到着時間を見越して窓から落とした土嚢入りの袋と光莉の入った袋を入れ替えて死んだと信じ込ませ、落ちてきた部屋に多治見を向かわせました。

vito

「死体って息止めた方が良いんですかね?」って言う光莉に対して、聞かれた凪沙もアンナも「私女優じゃないからわかんない」って返すんですけど、ちょっと笑える場面でした。

ここまで明かされても、言いがかりの粋を出ていないと逆上した多治見は光莉の首に錆びたナイフを当てて、盗聴器もカメラもないのを良いことに逃げ切ろうとします。

部屋の中にいるのは虚偽報道で干されたジャーナリスト、覚せい剤報道でケチのついた女優、三流新聞の記者、ぽっと出の探偵と助手。

風真が「一巻の終わりだ~!」と下手な芝居を打ったところで雷鳴が鳴り響き、窓の向こうで咳き込む声や人影が見えました。

そして、風真が「光よ、われらを照らしたまえ」と言って指を鳴らすと壁が開き、そこに現れたのは光莉が出演しているドラマのスタッフやマネージャー、栗田、そして千葉県警のタカ(勝地涼)とユージ(中村蒼)と薫(富田望生)。

多治見が鉄工所だと思い込んでいたそこは、撮影スタジオだったのです。

vito

この場面、マジでめちゃくちゃ痺れました!ドラマ見ててこんなに興奮したことないっていうくらい。見せ方というか、演出が凄く良かった。

無事に解決して一件落着な事務所の屋上で、カラリパヤットゥに勤しむアンナと四葉朋美(橋本環奈)。

その頃、栗田と風真は凪沙に、どうして多治見が2年前に虚偽報道事件を起こしたのかを伝えていました。

凪沙をバッシングすることで虚偽報道の発端となった恵美佳という女性の不審死から世間の目をそらそうとしたというのが、おおよその真実です。

その証拠に、多治見の元に烏丸司という男から名もないコンサルタント会社の名義で、多額の報酬が支払われていました。

凪沙は烏丸と会社について一緒に調べて欲しいと言いますが、栗田は断って去ろうとしました。

その時、風真が呼び止められ、いつ探偵に転職したのかと問われました。

さらに昔、姉の水帆と同僚だったことを指摘されてしまい、栗田は同じ事件を追っていることを明かします。

そして、アンナに19年前の事故について喋らないことを条件に、先ほどの依頼に協力することにしました。

vito

いよいよ開いた“パンドラの箱”。アンナと同じく朋美も幼い頃に母親を亡くしているのは、偶然の一致なのかそれとも…?そして、繋がった19年前の事故の被害者、水帆の妹である凪沙とネメシス。“縦軸の謎”に向けて大きく動き出したところで、第6話は幕を閉じました。

ドラマ『ネメシス』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

vito

ちょっと…見終わったあと茫然としたまま、今これを書いているんですけれども。

いつにも増して展開の早い回だったなぁというのと、なんとなく関わっちゃいけない人な気がしていた神田凪沙とネメシスが協力関係になったことで頭がてんやわんやです。

今回の事件に関してはアンナが“入る”のが早かったけど、直後に解決編が入らなかったのは珍しかったですね。

トリックの暴き方が新鮮で面白かったし、風真の白々しい演技のあと壁が開いて言った時マジで痺れました。

凪沙が「もうすぐ夜になろうとしている」みたいなことを言った時、そこに至るまでに日付と時間を表示して出来事が進んでいっていたから“何かあるな?”とは感じたんですけど。

てっきり多治見に時間を錯覚させようとしたんだと思ったら、同時に視聴者もそう思い込まされていたわけですね…。

公式インスタグラムTwitterによると、ここからもう怒涛の展開が待ち受けているらしいです。

vito

個人的には今回の、何が真実で何がフェイクかっていうのはメインテーマに掠っているんじゃないかなぁなんて思ったりして。

これまでのコメディ要素が嘘みたいに、超ド級のシリアス展開になったら良いなぁ…何せ抉られる系の話が好みなもので。

連続ドラマっていうのは1クール10話あったら、その分の時間をかけてキャラクターや作品そのものに親しみが湧いたり愛着みたいなものを抱いたりするわけですよ。

だから裏切られた時の抉られっぷりも大きくなるわけで。

vito

その裏切りが良い意味であるという確信のあるドラマだから、余計に期待してしまっているところです。頼むよ『ネメシス』。

さて第7話の舞台は賭場。

ついに黒幕の正体に辿りつき、すべてが繋がります。

予告で「あの事件にすべて投げ打ってきたの、この俺ですよ。20年間」ってかなりの剣幕で風真が言うんですけど…それがどういう意味なのか、どういう心情で言うのかが気になります。

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