『なつぞら』の第9週49話では、ついに東洋動画の採用試験が始まります。
十勝では、泰樹(草刈正雄)が牧場の時計を見つめ、なつを応援します。
果たして試験にはどんな問題が出たのか、そして結果は?
ではさっそくレビューをしていきましょう!
目次
『なつぞら』第9週49話あらすじ
アニメーターを目指して東京にやってきたなつ(広瀬すず)は、東洋動画の入社試験を受けることに。
受験当日、受験人数の多さに圧倒されるなつ。
絵の試験に続き、面接に臨むと、かつて帯広の映画館で見た大杉社長(角野卓造)の姿が。
なつは自身の境遇について語り、大杉社長は奥原なつの名前に、なにかを思いだす。
試験後、川村屋に戻ったなつは、光子(比嘉愛未)から手ごたえを聞かれるが…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第9週49話の感想
試験課題はなつ(広瀬すず)にとってラッキー問題
なつ(広瀬すず)が受ける試験は、ズバリ動画作りでした。
その内容とは、馬が柵を飛んで越える姿を6枚の動画を使って表現しなさいというものです。
馬とか、なつが人生で何度も見たり描いたりしているものじゃないですか。
しかも、陽平(犬飼貴丈)から馬の本までもらって勉強もしたのですから!
これはやった!と思いましたよ。
なつは必死に馬の動く姿を想像し、馬の動きを6枚で表現しました。
後に絵の審査をする、作画担当の仲努(井浦新)と井戸原昇(小手伸也)も、その出来栄えに驚きます。
絵は未熟ながらも、キャラクターは一番できているので、見ごたえのある作品になったと言えます。
もちろん、東洋動画社長の大杉満(角野卓造)も絶賛です。
馬の絵が高く飛んでいるところを、面接の場で直接なつに言いました。
さすがなつ!!
「あんな」の一言が原因か?
採用試験は、実技試験の後に面接が行われました。
生い立ちを語る際、絵はどこかで勉強したのかと聞かれます。
絵は、牛飼いをしている絵が上手な人に教わったと、正直に言いました。
戦災孤児であることも聞かれると、そこがマイナスだと感じるなつ。
それで不採用だと判断しようものなら、兄の咲太郎(岡田将生)はもちろんですが、富士子(松嶋菜々子)や泰樹(草刈正雄)が黙っていませんよ。
一見順調に進んだ面接ですが、なつは大杉の機嫌を損ねる一言を言ってしまいました。
それは、帯広の映画館で映画を見た時のあの宣伝VTRです。
多くの人を募集しているという映像を見たのがきっかけで、なつはこの道を選びました。
「社長もすごいです。“あんな”映像」
この“あんな”に大杉の顔色は変わりました。
たった3文字ですが、それは大杉のやったことは、大したことがないのか、くだらないと思っているのか…そんな風に捉えられたのかもしれません。
なつが急いで謝ると「けっこうですよ」と言われ、許してもらえたのだと思いました。
が、「もう、結構ですよ」
あっ…面接終了の言葉だったんですね。
明らかに悪い印象を植え付けて終わってしまった面接。
川村屋に戻れば、人生終わったような顔をしていると言われてしまいます。
この一言でそんなに機嫌を悪くしないでください大杉社長。
それが原因だとしたら、また兄があなたの元へと殴り込んできて大変なことになりますよ!
なんかそんな風に考えてしまいました。
川村屋の厨房に戻ったなつは、雪次郎(山田裕貴)に言われました。
「FFJ(農業クラブ)の歌とか歌わなかったよな?」
さすがに歌いません。
雪次郎の中で、結構根深かったりします?劇中の突然の大熱唱。
余談。FFJを熱唱した門倉努(板橋駿谷)、月9出演がが決まった!?
話は逸れますが、FFJを歌い、告白するも玉砕し、泣きながらFFJを歌う番長・倉田努役の板橋駿谷さん。
『なつぞら』での注目を集めたことがきっかけで、月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の出演が決まったみたいです。
「うれしさで体が爆発するかと思いました!」
と語る34歳で高校生を演じた板橋さんを月9スタッフも認めたと思うと、とってもすごいなぁと思います。
これが朝ドラの影響力であり、演技を評価してもらえると役者人生のターニングポイントになるわけですね。
第8話でゲスト出演するとか。
今度はどんなお芝居をされるのか、気になるところです。
新宿に馴染むと詩人になるらしい
試験が終わった夜、なつは風車の咲太郎(岡田将生)を訪ねましたが留守でした。
たまたま飲みに来ていた茂木一貞(リリー・フランキー)に今の心境を語ったところ、「すっかり新宿に馴染んできたね」と言われます。
もちろん、なつにはそんな自覚はありません。
が、時間は進んでいるのに、自分だけ置いてけぼりになっている…と、詩人のようなことを言うなつは、やっぱり新宿に馴染んだのです。
新宿に馴染むと、人は詩人のような言葉を言うらしいです。
そして、この町にいるのは、詩人か死人かくらいだと岸川亜矢美(山口智子)は笑いながら言います。
まあ、咲太郎は詩人か死人かわからないですけれど…。
そうこうしているうちに戻っててきた咲太郎は、なつに試験の手ごたえを話します。
自信がないと言えば、兄は元気づけてくれます。
ああ、妹大好きな良い兄ですね。
それから採用試験の結果が来る間は、時間がとても長く感じるなつでした。
『なつぞら』第9週49話まとめ
アニメーターの井戸原昇役・小手伸也さんの全身ショット。個性的な井戸原さん、腰にはタオルを下げて足元は下駄というキャラクターです。#朝ドラ #なつぞら #小手伸也 pic.twitter.com/5y1MgLBaLL
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年5月26日
「なつよ、無念。」
やっと届いた東洋動画からの手紙には「不採用通知」と書かれていました。
絵が未熟だったからでしょうか、試験中に立ち上がって体で馬を表現しようとしたせいでしょうか?
それとも、「あんな」の三文字でしょうか!
絵なんて演技と違ってパッと見て判断できるだろ、もったいぶりやがってと咲太郎は良いましたが、もったいぶって、その結果の不採用通知はなかなかに辛いですよね。
合否が届くまでの間、なつの心は不安でいっぱいだったのですから。
明日はどんな展開が待っているのでしょうか。
なつが不合格だと知ったら、咲太郎は確実に仲に詰め寄ると思うんですよね。
仲さん、咲太郎の勢いに絶対負けちゃうので。どうなることやら…です。
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