『なつぞら』第8週44話あらすじ・ネタバレ感想!「ようこそ、開拓者の街へ」なつの東京生活が始まる

ドラマ『なつぞら』第8週(第44話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『なつぞら』公式ページ

酪農に寄り添いながら絵を描き続けた奥原なつ(広瀬すず)が、東京へ出てアニメーターへの道を突き進む物語『なつぞら』の第8週44話。

ついに東京へと帰ってきたなつ。

戦後とはすっかり雰囲気の変わったこの場所で、なつの新たな物語が始まっていきます。

まずは、おなじみの川村屋でお世話になります。

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『なつぞら』第8週44話あらすじ

昭和31年の春、なつ(広瀬すず)は雪之助(安田顕)や雪次郎(山田裕貴)と一緒に、東京・新宿へとやってきた。

そこで、雪之助が若いころ修業したという老舗・川村屋を訪れ、店主でマダムと呼ばれる光子(比嘉愛未)に出会う。

エキゾチックな雰囲気をまとう光子は、なつに兄の咲太郎(岡田将生)に会うためにも川村屋で働くことを薦める。

修行する雪次郎とともに、川村屋で働くことになったなつの、東京での生活が始まった…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第8週44話の感想

なつ(広瀬すず)、文化の開拓者の街へ到着

小畑雪之助(安田顕)と雪次郎(山田裕貴)に連れられて、東京の川村屋へとやってきたなつ(広瀬すず)。

雪之助は、前島光子(比嘉愛未)の祖母である先代マダムが川村屋を営んでいた時に修行をしていました。

なので、マダムのことを「光子ちゃん」と呼びます。

雪次郎はここでお菓子作りの修業をし、なつは6月の採用試験までの間、ここで皿洗いなどの雑用をすることになりました。

なつのことなら大丈夫だろうとも思いますが……。

マダムはなつに、新しいことに挑戦したいという多くの若者が集まってきていると言います。

なつもその一人です。

「ようこそ、開拓者の街へ」

マダムのその言葉に、なつは目を輝かせました。

新しい文化を取り入れる街、古い文化を守る店

東京には新しい文化にチャレンジしようとする若者がたくさんやってくるようになり、東京は開拓者の街だと、マダムは言います。

そして、マダムは先代から受け継がれたカリーの味を受け継ぎながら、川村屋を営んでいます。

そのカリーにも、とても深い歴史があるのです。

戦時中、先代のマダムが逃げてきたインド人を匿い、そのインド人が伝えたカリーが、今や川村屋の名物メニューとなっています。

雪之助が、なつと雪次郎にこれを聞かせたとき、だからマダムは強くて優しい人なのだと、なつは納得したのです。

なつが漫画映画を作りたいということを語った時も、力強く応援をしてくれますし、そのためにも生きる場所、稼ぐ場所を与えてくれましたからね。

きっとマダムは咲太郎(岡田将生)の劇場を取り戻したいという熱い夢に感化され、応援したいという気持ちでお金を貸したのでしょう。

とっても良い人です。

最初はちょっと悪い人オーラがありましたが、今のところそんな人ではなさそうです。

人の夢を笑うな野上健也(近藤芳正)

素敵なマダムについて語ったところで、どうしても初登場時から鼻についてならない人物について。

川村屋のギャルソンである野上健也(近藤芳正)です。

なつが富士子(松嶋菜々子)と共に東京に来た時にも、思いっきり田舎者扱いはしますし、咲太郎のことも気に入らないようでした。

まぁ、それに関しては、マダムのお金を持って逃げた悪者だと思っていたから仕方がないでしょう。

しかし、なつが自分の絵をマダムに見せた時、笑ったんですよね。

川村屋は多くの芸術家も足を運ぶ店ですから、そりゃ素晴らしい美術品を見てきたことでしょう。

しかし、なつの絵はそれとは違い、漫画です。

毛色が違うからと笑うなよ、と思ってしまいました。

さらに、なつが柴田牧場のバターをお土産に持ってくると、これをカリーに使いましたが、お店のカリーには使えないと言います。

川村屋の味にはなりません。

らくがきが素晴らしい絵にならないのと同じにね。

さすがのなつも嫌な顔をしました。

それ、泰樹(草刈正雄)の前で言ってみろ、怖いぞー!

なにかとなつ達を鼻で笑う野上ですが、小さいころから川村屋で働いていることもあり、それなりにプライドもあるのでしょう。

しかしね!言ってもキリがありませんので、なっちゃんにはあっと驚かしてもらいたいですね!

そして、十勝で作ったバターは東京では通じないのかというと、そんなことはありません。

その味は、マダムはもちろんのことですが、川村屋の料理長・杉本平助(陰山泰)も認める美味しさでした。

そうでしょ!そうでしょ!

柴田牧場の牛乳で作ったバターなんですからね!

なぜか見ているこっちの鼻が高くなってしまいそうでした。

煙カスミ(戸田恵子)の歌で、過去を懐かしむなつ(広瀬すず)

東京に来たなつは、咲太郎の情報を求め、雪之助に歌を聞きにいかないかと誘います。

咲太郎がお世話になった歌手、煙カスミ(戸田恵子)が歌っているクラブ「メランコリー」では、今日もカスミがそこに立っていました。

歌っていた曲は、戦争で父親を亡くし、病気の母親に代わって靴磨きをしてお金を稼ぐ子供の歌でした。

それは、なつの幼少期とよく似ています。

懐かしい思い出がよみがえり、なつはカスミの歌に夢中になったことでしょう。

苦しかったですが、今となってはそれも思い出です。

色々な感情に触れることで、それがアニメーターとしての経験に生きていることを、どうか気づいてほしいです。

『なつぞら』第8週44話まとめ

なつがマダムに絵を見せたとき、私はアニメーターになれるかと聞きました。

それをマダムに聞いてどうする?と、野上に言われてしまうが、全くその通りです。

マダムは言いました。

「不安を誰かの言葉で解消するのは良くないわ」

その不安と戦わないと、何も得られません。

これで人は叶えたい夢を手にすることができるのかどうかが変わっていくと言っても過言ではありません。

色々な経験をしたり、多くの芸術家を見てきたであろうマダムだからこそ言える言葉です。

すごいとは言わないマダムですが、なつが頑張ることで、きっと認めてもらえる日がくるでしょう。

なつのアニメーターへの道は、まだ始まったばかりです。

これからどうなっていくのでしょうか?

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