『なつぞら』第6週32話あらすじ・ネタバレ感想!北海道に戻ったなつ。あちこちで恋模様が浮かぶ!?

出典:『なつぞら』公式Instagram

十勝で絵を描きながら酪農に携わり、のちにアニメーターへの道を一歩一歩歩んでいく、奥原なつ(広瀬すず)の物語『なつぞら』の第6週32話。

アバン(オープニング前のプロローグ部分)から、これはいったい何が!?という展開が起きます。

それぞれの想いが交差する中、なつは自分の進路に悩んでいる様子が描かれていると言っても良いでしょう。

ではさっそく『なつぞら』第6週32話のレビューをお送りしていきます。

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『なつぞら』第6週32話あらすじ

東京でなつ(広瀬すず)は、兄の咲太郎(岡田将生)と再会を果たす。

しかし、咲太郎は再び行方がわからなくなってしまう。

北海道に戻り、酪農の仕事に精を出すなつ。

そんなある日、なつは照男(清原翔)から呼び出され、帯広で上映するディズニー映画のチケットを2枚渡される。

大喜びするなつに、なぜか天陽(吉沢亮)とふたりで行ってこいと促す照男。

そんなふたりのやり取りを泰樹(草刈正雄)が遠くから見ていた…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第6週32話の感想

アバンで夜の豪雪を走る咲太郎(岡田将生)にビビる

ドラマが始まっていきなりのことです。

暗い吹雪の中を走る男が一人。

豪雪の中、「なつー!なつー!」と呼びます。

それは兄の咲太郎(岡田将生)でした。

柴田牧場で牛乳を運ぶなつの前に現れた咲太郎は、「一緒に逃げよう」となつに言いますが、泰樹(草刈正雄)はこれを阻みます。

「どこへ行く気だ。お前になつは連れて行かせん」

泰樹は咲太郎を外へ放り出すと、警察に連れていかれてしまいました。

なつが追いかけようとすると、戸村悠吉(小林隆)と戸村菊介(音尾琢磨)がこれを阻みます。

こんなパラレル展開、あるわけがない!そうです、これはなつの夢です。

夢というものは、人の深層心理を頭の中で可視化させたり、時には予知夢を見せたりします。

咲太郎がなつの前に現れたということは、なつが咲太郎のことを忘れることができないというのはもちろんですが、やっぱり迎えに来てほしいという想いがどこかにあるのでしょう。

そのあと、泰樹が言った言葉が気になります。

「なつは連れて行かせん」

これはやっぱり、泰樹を自分の側に、そして柴田牧場にいてほしいという想いが入ってきているのでしょう。

もし柴田家であるならば、夕見子(福地桃子)や照男(清原翔)が止めに出てきたでしょう。

しかし、場所が牧場であったことや、戸村親子が出てきたことを考えると、やっぱり牧場から出ていこうとしない、出ていくことができないという“諦め”の心理が、なつの中にはあるのではないでしょうか。

そんな感じがしました。

目が覚めると外は雪。北海道の厳しい冬の始まりでした。

小畑雪次郎(山田裕貴)の頭の中は夕見子(福地桃子)のことでいっぱい

雪がなければ自転車が使えますが、冬になると危なすぎて使えません。

なので、今なら電車ですが、当時ならば鉄道での通学が当たり前になります。

駅に行くまでは、雪に足を取られないようにスキーを履いて登校。これも結構大変なんですよね。

なつと夕見子は、同じように鉄道で学校へ向かいますが、乗る鉄道は別です。

すると、なつと同じ鉄道に乗る小畑雪次郎は、隣の鉄道に乗る夕見子を見つけるなり、全力でアピールします。

窓が閉まっているのにまあ大声を出すこと。

「夕見子ちゃん、おはよう!夕見子ちゃん!夕見子ちゃん!夕見子……ちゃん、君の!名はー!」

…雪次郎だけ2016年にタイムスリップしたみたいです。

「前前前世」とか別に流れませんよ!

そして学校の授業中、バターづくりをしていると、雪次郎は店で柴田牧場がバターを作ってくれることを待っているんだと言い出しました。

泰樹は前に言いました。

バターづくりは、なつや照男たち、次の世代に作らせたいと。

それを心待ちにすると言いつつ、良いお菓子を作りたいと思う小畑雪之助(安田顕)ならぼやくでしょう。

なつのクラスメイトの居村良子(富田望生)は、「そんなら自分で牛乳を作ればいい」と言いますが、「今から牛飼いになるのは大変だ」と言います。

「そんなら、牛飼いの娘と結婚すれば?」

良子の言葉を聞いて、真っ先に頭に浮かんだのでしょうね。

「夕見子ちゃんと!?」

なつはきょとーんとしています。

照れと焦りが入り混じる雪次郎は、「そんならなっちゃんがバターを作ってくれた方が早い」と言い出すのです。

雪次郎にとって、そんなにも夕見子は高根の花なのでしょうね。

純粋すぎてもう大笑いでした。

どれだけ骨抜きにされているんだ雪次郎!しかし頑張ってほしいです!

泰樹(草刈正雄)に反対する富士子(松嶋菜々子)と照男(清原翔)

泰樹から「なつと結婚しろ」と言われる照男ですが、彼自身なつには山田天陽(吉沢亮)がいると考えています。

なので、なつにディズニー映画のチケットを二枚買ってきて、貰ったと言いながらなつに渡し「天陽と行って来い」といいます。

これを見る限り、照男はなつとの結婚には反対のご様子。

そして本人以上に反対するのは、ふたりの両親の剛男(藤木直人)と富士子でした。

特に、泰樹の娘である富士子は、真っ向から対立します。

そうすれば、なつは正式に柴田なつになると泰樹は言いますが、それは方便だと富士子は見抜いています。

苗字が違っても、なつの中ではきちんと家族になっている。

それを東京で理解した富士子からすれば、今さら柴田なつになる必要はないと分かっています。

泰樹の本心は、なつが咲太郎と会ったことで、なつが東京に戻ると言い出すことが怖い。

そんな想いが泰樹の中にあるからこそ、そんなことを言い出したのだろうという見解です。

話をそらしたところを見ると、確かに図星をつかれた部分もあるのでしょう。

さすが親子、相手から目を離さずしっかりと立ち向かってる感があります。

今まで泰樹のことをガンコ爺と言っていた富士子ですが、その血は彼女にもしっかり受け継がれていると思った瞬間でした。

『なつぞら』第6週32話まとめ

泰樹が考えている照男となつの結婚話。

次第に話が膨れ上がっていっていますが、当のなつはこれを全く耳に入れていません。

なにも知らないなつに対し「なつよ、なにも聞くな」とナレーション(=なつのお父さん)が入って、今回は終わりました。

あれ?もしかして天国のお父さん(内村光良)も反対なのでしょうか?

天陽から東京の話を改めて聞かされ、酪農家として暮らしていく未来から、新しい可能性があるのでは?と思い始めたなつ。

ここからアニメーターになる宣言はさぞ大変でしょう。

しかし、そこも含めて応援していきたいですね。

次回はどんな展開が待っているのでしょう。じっくり待ちます。

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