『なつぞら』第5週30話あらすじ・ネタバレ感想!兄・咲太郎(岡田将生)の身に予想だにしない展開が…

出典:『なつぞら』公式Twitter

十勝の広い大地で育ち、絵を描きながら酪農に携わり、後にアニメータとなる奥原なつ(広瀬すず)の物語『なつぞら』の第5週30話。

兄・咲太郎(岡田将生)とやっとの想いで再会を果たしたのに、運命は非情にもその中を引き裂きます。

そして、十勝では泰樹(草刈正雄)がまた急展開を生む発言を…。

第5週もラスト、レビューで何が起こったのかをぜひチェックしてください。

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『なつぞら』第5週30話あらすじ

約束の時間になっても咲太郎(岡田将生)は川村屋に現れない。心配するなつ(広瀬すず)に、光子(比嘉愛未)は、咲太郎は現れないだろうと諭す。

そのとき、川村屋の扉が開く。現れたのは信哉(工藤阿須加)。

心配するなつに信哉は、咲太郎が来られなかった理由を伝える。

日が変わり、なつと富士子(松嶋菜々子)は、咲太郎が働いていた浅草を訪れていた。

そこで咲太郎の知り合いであるダンサーから、新たな事実を告げられる…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第5週30話の感想

咲太郎(岡田将生)が逮捕されると誰が予想できたか

翌日、川村屋のマダムにご挨拶に行くから待っていてくれと、咲太郎(岡田将生)に言われたなつ(広瀬すず)ですが、夜になっても咲太郎は現れませんでした。

これはよっぽどマダム・前島光子(比嘉愛未)に会いたくない事情があるのかと思いました。

しかし、それはちょっと違いました。

咲太郎を川村屋で待つなつと富士子(松嶋菜々子)の元へと駆けてきた佐々岡信哉(工藤阿須賀)が言いました。

「咲太郎が警察に捕まった」

やっと会えたと思ったのに、なつの願いはまた阻まれました。

しかも、また警察という皮肉なことです。

どうやら時計を質屋に持っていったところ、それが盗難品として届けが出ていたものと一致し、そのまま逮捕という形に…。

このタイミングで逮捕されるなど、第29話の時点では想像もつかない展開です。

にしても、どれだけなつを苦しめれば済むのだろうか…運命とは、そんな風に思ってしまいます。

咲太郎(岡田将生)とムーランルージュ

咲太郎が盗みなどやっていないことは、彼を知っている誰もがわかっていることだったみたいです。

幼い頃のなつも、泰樹(草刈正雄)に対し、兄は闇市にいることはあっても、人のものを盗んだことはない!と言っていたくらい、真面目で誠実な人。

しかし、盗みをしていないのなら、どうして質屋に行ったのか、なつにはわからなかったのです。

方々を回って咲太郎のことを聞きまわる、なつと富士子。

川村屋へ戻ってくると、そこには茂木一貞(リリー・フランキー)と、藤正組の元親分・藤田正士(辻萬長)が二人を待っていました。

この藤正親分は、元ムーランルージュの支配人をしていた男でした。

彼は咲太郎がムーランルージュへ来た経緯、そして咲太郎が新宿を離れた理由を語り始めました。

騙されて狂わされ、こんな兄のことは忘れてとか納得できるか!

ムーランルージュが潰れた時、咲太郎は必死にそこを買い戻そうとしたのです。

咲太郎にとっては家同然、大切な場所ですから、そう思うのは当然でしょう。

しかし、そこでイカサマ興行師の口車に乗り、10万円を借りてきたものの、それを取られて逃げられてしまい何も残らなかったと言います。

連帯保証人となっていたのは何を隠そう前島でした。

前島は、咲太郎に騙されたと思い込んでいたみたいです。

だからなつを人質にして咲太郎を捕まえようと思ったのでしょう。

しかし、それも大きな間違いでした。

咲太郎は、10万を手に入れるまで新宿には戻らないと決めて、第二の故郷となる新宿を出たのです。

すべてを知った時、前島は納得し、悪者感はすっかり抜けましたね。

咲太郎が新宿を離れた経緯はわかったものの、問題は今です。

咲太郎の無実を証明しようとしても、警察はなかなか開放してくれる様子はありません。

手の出しようがないなつのもとに、警察に捕まっている咲太郎からの手紙を信哉は持ってきました。

こんな兄のことは忘れて、北海道で幸せに生きてくれ。俺もお前のことは忘れる。

咲太郎が質屋に持って行った時計は、浅草の劇団の芸人・松井新平(有薗芳記)に金を借りた時に渡された時計だったのです。

つまり、盗んだのは松井であって、咲太郎ではありませんでした。

しかし、博打の戦利品として時計を差し出されたとき、咲太郎は松井がどこかで盗んできたものでは?と思ったのかもしれません。そんな表情をしています。

どんなに生活が苦しくても、窃盗や詐欺をすることはしなかったであろう咲太郎。

しかし、なつの元へと帰るためには…そう思って持って行ったのでしょう。

それだけ咲太郎も、家族の元へと戻りたい気持ちが大きかったと思われます。

捕まった時の咲太郎は、こんな悪いことに手を染めた自分が、なつと一緒にいようとすることもおこがましいとも思ったかもしれません。

咲太郎は自分のことは忘れてくれとなつに書きましたが、なつはもうショックが大きかったでしょう。

というか、そんなふうに言われて納得できるわけがありませんよね。

なつが十勝にきて、柴田家で過ごす中で、泰樹に言われました。

「努力していれば必ず誰かが手を差し伸べてくれる」

これが咲太郎に通じず、むしろ本当に手放したくないものを引き寄せようとすると、悲惨な目に遭ってしまいます。

咲太郎が何をしたというのでしょうか。

運命とはヒドイものだと、涙を堪えながら思います。

『なつぞら』第5週30話まとめ

結局なつが、咲太郎に会うことができたのは、第5週29話の15分だけでした。

しかも、最後には自分のことは忘れて北海道で幸せになってくれ、と手紙で告げられたなつの心の苦しみは計り知れないものです。

そして、なつがいない北海道では泰樹が柴田照男(清原翔)に対して、なつと結婚しろと言い出します。

そうすればなつは正真正銘、柴田家の娘だ。

おじいちゃん、やっぱり牧場を継がせたいんですね。

ですが山田天陽(吉沢亮)との関係もあるしと、この1週間なつがいない間ずっと考えていたのでしょう。

次週は、北海道に戻ってきたなつの物語。

東京に行く前と後では、だいぶ心が違う気がしますが、また大きな変化が訪れる予感です。

次週も楽しみに待ちます。

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