『なつぞら』第4週23話あらすじ・ネタバレ感想!舞台『白蛇伝説』の幕がついに上がるが…?

出典:『なつぞら』公式Twitter

十勝で酪農に寄り添い、後にアニメータへの道を突き進んでいく女性・奥原なつ(広瀬すず)の物語『なつぞら』の第4週23話。

ついに今回、舞台『白蛇伝説』の幕が上がります。

なつの演技を楽しみにしていた柴田泰樹(草刈正雄)のもとに、トラブルが…。

第4週の最終話に向けて、見逃せない15分!

『なつぞら』第4週23話のレビューをご覧ください。

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『なつぞら』第4週23話あらすじ

なつ(広瀬すず)の演劇大会が近づいたある日、富士子(松嶋菜々子)は雪月を訪れ、自分たちにもできることはないかと相談。

とよ(高畑淳子)や雪之助(安田顕)は、その熱意に押され、十勝の酪農を発展させるあるものを、会場で配布することを決める。

一方、舞台の背景画を任された天陽(吉沢亮)も、演劇に必死に取り組むなつたちの姿を見ながら、自らの表現を絵にぶつけていた。

そしていよいよ、演劇大会の当日を迎える…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第4週23話の感想

倉田隆一(柄本祐)!気づくのが遅いよ

舞台の練習も大詰めです。倉田(柄本祐)演出の元、なつ(広瀬すず)はだんだんと魂のこもったいい芝居をするようになりました。

その姿に、倉田も「そうだ!それでいいんだ奥原」と言わんばかりの顔です。

隣では、村長役の門倉努(板橋駿谷)が涙しながらセリフを言います。

…ちょっと待て。

倉田はここで気づいたのです。村長役が違うと。

本来、村長役をやるはずだった生徒は、貫禄が出せないから門倉に交代してもらったと、明らか強制的に言わされます。

結果、そのまま村長役は門倉になったのですが…先生、気づくのが遅いです。

なつのセリフの前にも後にも村長のセリフはあったはずですよ。

しかし、それだけ倉田は、なつの演技に注目をしていたということでもありますね。

山田天陽(吉沢亮)、描く

なつの演技が良くなっていき、舞台が出来あがっていくにつれ、天陽も(吉沢亮)自分が描きたいと思う画が浮かんできたのでしょう。

大きな背景に、空や岩を描き、その手前には躍動感のある赤い馬が2頭。

背景にしては目立ち過ぎではないかとも思われがちですが、そんなことはありません。

むしろ、争いの絵を引き立たせる立派な背景となりました。

その絵には、まさに天陽の魂が込められています。

やっぱりすごい絵だなあと、改めて思いました。

雪月と農協が手を結んで酪農をアピール

なつたちを応援したいという柴田富士子(松嶋菜々子)の言葉から始まった、農業を盛り上げるための「何か」。

結果、大会当日に、雪月のアイスをモナカに入れて配ることに。

お客さん全員に配らなくてはならないということを考えると大変ですが、アイスクリームを作る小畑雪之助(安田顕)も、妻の妙子(仙道敦子)、とよ(高畑淳子)も、店を休みにして協力します。

また、原材料となる牛乳は、剛男(藤木直人)が農協として学校に掛け合ったことで、たくさん入手することができたのです。

十勝農業高校が、地元十勝の農家と共に作り出す舞台。

役者たちも気合が入るだろうなと、見る前からわかりますね。

じいちゃんに何も感じてもらえなかったら負け

すべての準備が整った勝農演劇部。

そしてなつは、朝出かける前、泰樹(草刈正雄)に対し、こんなことを言います。

「じいちゃんに何にも感じてもらえなかったら負け」

この言葉の意味を、泰樹はまだわかっていません。

しかし、見ればきっとわかるのだろうと思ったのでしょう。

余計なことを聞かず、笑顔でなつを送り出しました。

そして後ほど、泰樹は夕見子(福地桃子)と明美(平尾菜々子)を馬車に乗せて出発。

農場は照男(清原翔)や、戸村悠吉(小林隆)達に任せて出発しました。

「みんな行ければいいのに」

「牛にも見せてやりたいな」

「そしたらなつも喜ぶ」

牛も舞台を見に来るとなると……それは普通の劇場じゃ無理ですよ。

その光景を想像すると面白くて仕方がありませんね。

本番間近、会場に到着したのは夕見子と明美だけです。

その場所には、天陽もいませんでした。

問題を目の当たりにする柴田泰樹(草刈正雄)

なつの舞台がもうすぐ始まる最悪のタイミングです。

山田家の牛の乳量を増やすため、マメ科の食べ物を食べさせたことで、容体が悪くなったのです。

農協には誰もいない。

天陽は馬で泰樹の元へと走りました。

泰樹は山田家の牛の様子を見るなり、ガスがお腹の中に溜まる『鼓腸症』になっているとすぐに気づき、すぐに対処を始めました。

問題は、どうしてこうなったのかということです。

「牛に何をした。何を食わせた」

泰樹から聞かれ、山田正治(戸次重幸)は、農協に言われてやったことを言います。

泰樹から言わせれば、そんなものを大量に食べさせたらこうなるのは当たり前なのです。

しかし、乳量を増やさないと安い値段でしか買ってもらえないということを天陽が言います。

ここで泰樹は改めて「いくらで牛乳をメーカーに売っている」と聞きます。

そして、搾りたての牛乳を口にした泰樹。

柴田牧場の牛乳よりも薄いのか、同じなのに安く買われているのか。

その答えは、明日にならないと分からないのでしょう。

ここで乳業メーカーが牛耳っているということを身をもって知ることになるなら、これはやはり柴田牧場だけの問題ではなくなると、泰樹は思うのでしょう。

本当の意味で、舞台の幕はすでに上がったのかもしれません。

『なつぞら』第4週23話まとめ

なつの舞台は本番を迎えましたが、その裏では、泰樹と天陽が本格的に十勝の農業問題と向き合わなくてはならない状況になりました。

第4週も残りあと1話。

なつが演劇をやることを決めてもうだいぶ経ったんですね。

次回どうなるのか、最後まで目が離せません。

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