『なつぞら』第25週147話あらすじ・ネタバレ感想!千遥は義母へ別れを切り出し、なつは卵の原画に苦戦

ドラマ『なつぞら』第25週(第147話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:Real Sound

『なつぞら』第25週147話は、なつ(広瀬すず)が帰り際、人目を盗んで千遥(清原果耶)にあるものを渡しました。

それはズバリ、奥原家の「絆」です。

家族の温かさが恋しくなったせいか、ついに千遥は義母に離婚をしたい旨を話すのですが、こちらも歴代朝ドラヒロインが登場。もうどんどん出てきますね。

そしてなつたちマコプロダクションは、再び作画で壁に衝突。

今度の課題は、卵の表現です!

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『なつぞら』第25週147話あらすじ

千遥(清原果耶)が働く神楽坂の料理屋に、咲太郎(岡田将生)たちとともに訪れたなつ(広瀬すず)は、去り際に千遥にとある手紙を渡す。

その手紙を見た千遥は思わず涙するのだった。

次の日曜日「大草原の少女ソラ」を見ている柴田家や千遥たち。

アニメの中で牛の乳搾りをしているのを見て、千夏(粟野咲莉)は乳搾りがしたいと言う。

時を同じくして、坂場家でも、アニメを見ていた優(増田光桜)が乳搾りをしたいと言い…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第25週147話の感想

千遥(清原果耶)、ただいま

千遥(清原果耶)が作った天丼に涙する咲太郎(岡田将生)。

父(内村光良)の味を再現できたのは、亡き母(戸田菜穂)が盛りつけをしていたからでした。

それは、千遥が母によく似ていたことで思い出されました。

それにしても、記憶がさほどないのにも関わらず、千遥が就いた仕事が亡き父と同じというのも縁を感じます。

たとえもう苗字が違っても、家族と名乗れなくても、千遥は間違いなく、なつ(広瀬すず)と咲太郎の妹です。

だからこそ、なつは帰り際に人目を盗んで千遥にあの手紙を渡しました。

それは、戦時中に父が遺した手紙です。

この手紙を読んでいるということはもう自分は死んでいる。

だが、こうしてお前たちの側に戻って来たという、何度も泣かされたあの手紙です!

「千遥、ただいま」

この言葉と、同封されていた家族の絵を見た千遥も、涙が止まらなくなってしまいました。

「卵が美味しそうに見えない」を解決するのは動きと色と…

『大草原の少女ソラ』の作画作業に追われる日々は、まだまだ続きます。

その中で一久(中川大志)がチェックを入れたのは、目玉焼きを作るシーンです。

「卵が美味しそうに見えないんです」

外注先から送られてきた原画を修正するのもなつたちの仕事ではあるのですが、そんなに細かく修正していたら間に合わない!

麻子(貫地谷しほり)はさすがに釘を刺そうとしました。

しかし、これについて力説したのは一久ではなく、なつです。

「この卵は、手に入った鶏が初めて生んだ卵で作られる卵焼きなんです!ソラもレイも待ち詫びていたシーンなのでしっかり書かないと!」

なんだかすっかり伝染したなぁと思いもしたのですが、原画を見ると確かに足りない気がしました。

卵がパカッと割れてから落ちる段階で、もうたまご焼きの形ができています。そんなことないはず!

だからこそなつは、神地(染谷将太)に目の前で卵を割ってもらい、その様子を観察しました。

皿の上には何個も目玉焼きが…何回リテイクしてるんでしょ。

しかし、そのおかげで卵のトゥルントゥルンとした感じが出ました!が、これでも足りません。

ならば次は色かと言って、神地は桃代(伊原六花)を呼び、卵の白身が透明になっていく瞬間や、端から焦げていく過程の色を考えてもらいます。

もうみんなが卵に夢中で、これは…完全に進行が遅れると思う景色です。

しかし、それでも足りません。美味しいと表現するにはまだ足りないのです。

昼近くになってもこの作業?実験?卵のライブアクションが続きます。

昼ご飯は確実にみんなでこの卵焼きです。スタッフが美味しくいただきましたとなるやつです

次の卵を割って、目玉焼きを焼くときに、ついになつは閃いたのです。

足りなかったのは、目玉焼きの完成を待ち詫びているソラとレイの顔でした。

卵焼きの匂いを嗅いで喜ぶ姿、これで匂いを表現することができるとわかったなつは、すぐに描き始めます。

下山(川島明)と茜(渡辺麻友)が、夫婦揃って匂いを嗅いだ姿こそ、それがソラとレイの姿になったのです。

時間を使い過ぎだと眉をひそめた麻子でしたが、卵のシーンが放送された後に届いた大量の手紙のおかげですっかり上機嫌。

しっかりサブリミナル効果を発揮したようで、子供たちが卵焼きが食べたいと夢中になっているという言葉をお茶の間からいただきました。

時間がないからと妥協せず、できるだけ追求した結果がこれです!

この努力がしっかりと報われる感覚はmとっても良いなぁと思いました。

卵焼きと言えば、『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』を思い出します。

見る人を魅了するジブリ飯の原点があるとすれば、もしかしたらこういった出来事が本当にあったからなのでは?なんて想像も膨らみました。

リアルに描かれる乳しぼりに泰樹(草刈正雄)はにんまり。子供たちはやりたがる

アニメの中で、レイが乳しぼりをしているシーンを見れば、千夏(栗野咲莉)や優(増田光桜)も乳しぼりをしてみたいと言います。

優の場合は、北海道に帰ったらやってみようね~と約束します。

同じとき、千遥と一緒にこのシーンを見ていた千夏もやってみたいと言うのです。

自分もやってみたい!と思わせるということは、それだけアニメーションが上手くできている証拠。

そして、これを見た千遥は結婚前に北海道を訪れた時、泰樹(草刈正雄)に教えられて搾ることができたことを思い出していました。

上手くできないレイに対し、ソラのお父さんが「指を数えるようにしてみろ」と言って上手にできたあの思い出が、アニメーションの中で描かれたことで、千遥の中にもしっかりと蘇ったのです。

モデルとなった泰樹も、十勝でにんまりとした笑顔で見ています。

そう、あなたが教えてくれた方法ですからね!

それがアニメーションを通して全国に展開されていると思うとすごいなぁと思うのです。

しかも、「うちで働くか?」とレイに声をかけてくれた男の人は菊介(音尾琢磨)にそっくり!しかも役名が「キク」…確定ですね。

千夏が「乳しぼりやってみたーい」と言ってレイの手つきを真似するシーンがあるのですが…幼い頃のなつよ、あなたはもうできるんですよね(笑)

十勝での思い出を振り返り、千遥(清原果耶)はついに切り出す

『大草原の少女ソラ』に夢中になっている千夏も卵のシーンにハマり込み、店で千遥が卵焼きを焼いていると、ソラのようにその香りを吸い込む真似をします。

「あの卵焼きも、ママのお友達が描いたのかな?」

「…そうかもね」

お友達…姉だと言えませんもんね。それはそれで辛い。

もう縁を切った、赤の他人だと言っても、奥原家と自分の縁はそう簡単に切れるものではありません。というか、自分で切り離せるわけがないのです。

その証拠に、千遥は十勝で借りたなつの服をタンスの奥に大切にしまっていました。

それだけ大事にしたい思い出であり、縁なのです。

なんだったら、十勝にいた数日間の方が、今よりも幸せを感じることができたのでは?なんて思えもします。

店にやって来た義母の杉山雅子(浅茅陽子)に別れたいという千遥。

これはとてつもなく言いづらそうでしたし、辛そうでした。

しかもそのあと、なつを訪ねて再びマコプロダクションへ千夏と来ます。

別れを切り出し、そしてなつを頼ってきたのかなぁなんて思いますが、その真相は明日です。

もう今から辛いです。

15人目の朝ドラ女優が演じる雅子とその息子!

千遥の夫の清二(渡辺大)が家に帰ってきていないことは、義母の雅子も知っていることみたいです。

清二が帰って来たかと千遥に聞き、いいえと言われても、

「まぁ、そのうち目が覚めるでしょう」

「あの人はもう、私のところには戻らないと思います」

「そんなこと言ったって、この店は清二の店ですものねぇ」

分が悪そうに目を合わせない義母。

15人目の朝ドラ女優として登場した浅茅陽子さんも、これはなかなかに辛い役かなぁなんて思ってしまいました。

だからこそなんですが、清二は家に帰ってこないことは問題と思いながらも、なんでしょ…この嫁姑関係がギスギスした感じ!

とりあえず、清二が出てきてなんかとやかく言ってこようものなら「抹殺」と言って一発殴られればいいのにと思う私でした。

『なつぞら』第25週147話まとめ

今回の『なつぞら』は、あの手紙でまた泣かされましたね。

「ただいま、千遥」という父のナレーションを聞いたことで、これで天国の父はなつや咲太郎だけではなく、千遥も見守ることができるんだなぁとわかりました。

だからこそなんですが、父からしても視聴者からしても、今の千遥の状況は辛いです。

「不幸にしたら許さねぇぞ!」という昔の咲太郎の言葉を帰ってこない清二にも言ってやりたいです。

しかし、清二が帰ってこない理由も気になります。

もしかして、千遥の過去に気づき離れてしまったのか?なんて思ったりもしますが、果たして真実は…?

そして、卵焼きは朝から最高の飯テロでした。

アニメで見ても美味しそう…作ろ…という具合に見事に誘導されました。

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