『なつぞら』第25週146話は、なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)を始め、千遥(清原果耶)とゆかりのある人たちが、小料理屋「杉の子」を訪れます。
そこで女将として働く千遥。
一見、世間話をしているように見えますが、それはなつたちが千遥に今まで自分がどう生きてきたのかを話しているようでした。
そして、咲太郎はお客として千遥に注文したのは「天丼」。
料理人の父(内村光良)の思い出である思い出の一品。
これを千遥が再現したことで、咲太郎は涙します。
どうしてこれを作ることができたのか…それはなつの中にあった母の記憶が鍵だったのです。
ついに登場したなつの母。きっと歴代朝ドラヒロインだろうなぁとは分かっていました。
問題は誰なのかということです!
目次
『なつぞら』第25週146話あらすじ
マコプロを訪ねてきた千遥(清原果耶)と再会したなつ(広瀬すず)。
千遥の働いている神楽坂のお店「杉の子」にお客としてきて欲しいと言われ、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)と信哉(工藤阿須加)と明美(鳴海唯)とともにお店を訪ねる。
千遥の事情を知っているなつ達は、皆初めて会うお客として接し、店員の上田(助川嘉隆)と自分たちのこれまでの話を語らう。
千遥は料理を作りながら、なつ達の話に耳を傾けて…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第25週146話の感想
なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)、お客として妹の元へ
千遥(清原果耶)が働く小料理屋「杉の子」へとやって来たなつ(広瀬すず)。
兄の咲太郎(岡田将生)はもちろん、妻の光子(比嘉愛未)、東京にちょうどやってきていた信哉(工藤阿須賀)と明美(鳴海唯)と一緒に店へと入り、千遥とよく話ができるようカウンターに座りました。
従業員としてはただのお客さんですし、千遥も初めて会ったお客さんとして、なつたちに接します。
これは…感極まってくるとどっかでポロッと血縁だと行ってしまうのではないかとハラハラしっぱなしです。
咲太郎やなつは20年以上ぶり、光子は初めてなのですが、信哉と明美にいたっては数年前に十勝で出会っていますから、余計に怖かった…。
それでもなんとか千遥と話し、千遥に今まで自分たちがどんな人生を送ってきたのかを話します。
妻の光子はできた女性だとか、声優のプロダクションの社長をしているとか、
何も知らない従業員としては世間話なのですが、千遥にとっては大事な話。
少しオドオドしているように見えもしますが、千遥は周りに悟られないように、必死に感情を押し殺しているように見えました。
もうそれが辛い!辛かったです!
しかも、なつが千遥の隣にいた板前の男性を千遥の旦那だと勘違いしたとき、明らかにちょっと慌てたような雰囲気。
「主人は店に出ないんです」と言う千遥。
本当ならなつたちに相談したい気持ちもあるのでは?なんて思ってしまうシーンでした。
「ご注文は?」「最後に天丼を」
小料理屋「杉の子」にはメニューがありません。お客様の食べたいものを作ります。
そこで咲太郎は、最後に天丼を食べたいと言ったのです。
天丼、それは料理人であった亡き父(内村光良)の思い出の一品。
これを受けた千遥は、前菜や焼き物など色々な料理を出したのち、最後に野菜のてんぷらを揚げてつゆをつけ、ご飯の上に乗せていきました。
なつや光子は美味しいと喜ぶ中、咲太郎は泣きそうになっていたのです。
美味しいだけじゃない。それは父が作ってくれた天丼と同じ味がしたのです。
これを作ることができるのは、同じ天丼を食べたことがある千遥だからこそできること。
しかし、兄妹であることを明かせない千遥は「不思議ですね」と言うしかできないのです。
幼い頃の記憶はあまりないと言う千遥。
ですが、父の味だけはしっかりと覚えていたんですね。
言葉で直接言い合うことはできなくても、この天丼が家族の「絆」みたいですね。
ついに出てきたなつたちの母は『ええにょぼ』のヒロイン戸田菜穂さん
久しぶりの父の味の天丼を食べた咲太郎は嬉しくてたまらないのですが、その反面どうして自分にはその味が再現できなかったのかと悔やみます。
咲太郎の作った天丼も美味しいのですが、それでは納得できなかったのです。
その時、なつは懐かしい父の背中を思い出していました。
すると、てんぷらを揚げているのは確かに父でしたが、盛り付けは父ではなく、母だったのです。
なつたちの母は、ご飯につゆをかけ、父が揚げたてんぷらにつゆをつけて乗せ、なつや咲太郎、そして千遥に振る舞われていたのです。
つまり、咲太郎が父の味を再現できなかったのは、母の存在を忘れていたからなのです。
ここで初めて登場したなつたちの母。
きっとなつの母も朝ドラヒロインだと思っていました。
そして登場したのは戸田菜穂さん。第49作品目の『ええにょぼ』。
そうですか、内村光良さんと戸田菜穂さんの娘息子たちだったということですか。
美男美女の親が内村光良ってどういうことだとクレームが殺到したことがあったらしいのですが、その奥さんが戸田菜穂さんなら文句もないでしょう!
しかし、こうしてなつたちが母の存在も思い出すことができたのは良いことだと思いました。
『なつぞら』第25週146話まとめ
なつ、咲太郎、千遥のお母さんは、連続テレビ小説 第49作『ええにょぼ』でヒロインを演じた戸田菜穂さん。あの天丼は父の味でもあり、母の味でもありました。
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— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) September 16, 2019
咲太郎もやっと千遥に会うことができ、なつも含め3人で顔を合わせることができ、喜びたい気持ちはあるものの、千遥の身の上のため感情を表に出すことができないのはなんとも辛いなぁと感じました。
千遥が北海道にやってきて、電話でなつや咲太郎の声を聞くまでは、孤児だったころのことを覚えていない千遥でしたが、その記憶はまるっきり消えたわけではなかったみたいです。
それを証明してくれたのが「天丼」。
しかも、朝からサクッとおいしそうな音…飯テロでした。
なつたちの両親の姿も映し出されたわけですが…千遥、このまま隠し通すことができるのでしょうか?
時間が経てば経つほど、限界になっていく気がして仕方がありません。
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