『なつぞら』第22週129話は、優が風邪を引いてしまい、どうしたらいいのかてんてこ舞いのなつ(広瀬すず)。
一久(中川大志)も連絡がつかず、なつ自身も会社を離れられません。
この窮地を救ってくれた咲太郎(岡田将生)からチクッと言われてしまい、ちょっとギスギスした感じに…。
月日はまた経ち、優(増田光桜)は3歳に。
保育園も決まり、仕事と子育ての両立が慣れてきたなつなのですが、最後の最後に大変な事態。
父(内村光良)は怒らないでくれ、とナレーションで言いますが…難しくないですかね?と、いう回です。
目次
『なつぞら』第22週129話あらすじ
なつ(広瀬すず)は仕事中に娘の優(増田光桜)が熱を出したと茜(渡辺麻友)から連絡が入る。
仕事が忙しいなつは、麻子(貫地谷しほり)のもとで働く夫の坂場(中川大志)に連絡し、優を迎えに行ってもらおうとするが、連絡が取れない。
その夜、なつが急いで仕事から帰ってくると、眠る優のそばに咲太郎(岡田将生)の姿が。
なつは大事な時に優と一緒にいられないことを痛感し、作画監督を引き受けてしまったことを悩み始め…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第22週129話の感想
動けない時こそ後悔したくなる
茜(渡辺麻友)に優を預けることで、作画監督の仕事をこなすなつ(広瀬すず)。
荒井(橋本さとし)も、すぐになつを家に帰してあげたい気持ちはあります。
しかし、作画監督を担う今のなつにそれは許されません。
一久(中川大志)に迎えに行ってほしくて連絡をするも、脚本の打ち合わせで会社を離れていて、余計に焦ります。
なによりも、娘が苦しんでいるのに何もできない自分はどうすれば…そんなふうに思うのは仕方がないです。
結局その日は、咲太郎(岡田将生)に優を迎えに行ってもらい、病院で薬ももらうことができたので、なつが家路につくときにはすでに優はすやすやと眠っていました。
大ごとにならなかったから良かったのですが、咲太郎からはちょっと言われてしまいます。
朝から機嫌が悪いことはわかっていたのにそれでも預けたのかと、ちゃんと優を見ているのかと、言われなくても分かっていることをいちいち言われたことで、なつもちょっとイラッとしてしまいます。
「今度から気を付けるようにするから」
「いちいち言わないで」
何とかしたくてもどうしようもできない。
それはなつが一番わかってるんですよね。
こうなるなら仕事を無理にでも続けようとするんじゃなかったという後悔が出てくるのも当たり前。
ここにきて、アニメーターとしてのなつに迷いが出てきました。
なつ(広瀬すず)、一人で抱え込むな
咲太郎がこうして動いてくれるのは、なつがかわいそうだからだと言います。
それだけではなく、咲太郎からしても姪っ子の優には幼い頃の千遥の面影があるというのです。それは余計に可愛く見えます。
今の仕事と両立をしなくてはならないからこそ、咲太郎も自分を頼れを言うのです。
その上、一久は家で仕事ができるよう配慮をしてもらったみたいです。
茜の娘に風邪をうつさないためにも、それが最善だと、麻子(貫地谷しほり)も考えてくれたのでしょう。
さすが、子育てをしながらも働ける職場を目指している麻子。
今のなつにとっては、みんなの言葉がとてもありがたいですね。
子供一人を多くの人の手で育てていく…そんな感じもしました。
母親一人で抱え込む必要はない。
みんなで色々調整をしていくことで、子育てはできるということを教えてくれた感じです。
また月日が経ちましたと…早い。
働き方について、それぞれが考え、みんなで優を育てていくようになったなつたち。
そのおかげもあるのでしょう。
大きな病気にかかることもなく、優(増田光桜)はスクスクと育ち、3年の年月が過ぎました。
先週生まれたばかりですが、時の流れが速く、優はすでに会話がでるようになっているのです。
今では保育園に優を預け、東洋動画へ出社して『キックジャガー』を制作し、遅くなる時には茜の家へ迎えに行きます。
仕事と子育てを見事に両立させているなつ。
家でなつがテレビを見ながら絵を描けば、優も真似して絵を描きます。
そんな母の背中をいつも見ているからなのでしょう。3歳にしては上手です。
なんというか…人の姿の構図が上手く描けています。
これは将来有望じゃないですかと言いたくなるレベル!
しかし、そんな優はもっとなつと遊びたいという気持ちがあるのでしょう。
茜の家から帰る途中、公園で遊びたいという優。
すでに日が暮れて夜だからお化けがでるよーと言われて叶いません。
しかも、なつは今では仕事を家に持って帰ってくることも度々あるみたいなのです。
そうして残業をしないようにしているのでしょう。
遅くに迎えに行くよりはいいことだと思えましたが、ある事件が起きちゃいました。
チェックをするように預かってきた『キックジャガー』の動画を途中にして、なつは優を寝かしつけ、そのまま自分も寝てしまいました。
そして、次になつが目を覚ました時、目の前にいたのは優ではなく一久。
優はどこに行ったと探しますよね…。
優ちゃん、なつの仕事の動画に絵を描いてしまったのです。
「キックジャガーを勝たせちゃうね」と言われたものの、なつが仕事を途中にしていたから手伝おうとして敵役が倒れているように見える絵を描いたのか、反抗期なのか…その真実は明日わかるわけですが…。
これを怒るなというのはなかなか難しい話ではないでしょうか?
見ながらさすがに「ぎゃー!」と叫んでしまいました。
『なつぞら』第22週129話まとめ
坂場家の寝室でのオフショット。次の撮影のセッティング中に、なっちゃん、イッキュウさん、優ちゃんでわちゃわちゃしてました。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #中川大志 #増田光桜 pic.twitter.com/vPgqvW2wY4
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) August 27, 2019
最初はどうなるかと思いもし、働きながら子育てをするのはやっぱり駄目なのかと、なつは思ったでしょう。
しかし、困った時には茜や咲太郎、何よりも一久や麻子たちがなつと優のために行動を起こしてくれるというのはとても嬉しいことです。
だから、母親一人で子供を育てなくてはならないと思う必要ないのでしょう。
年数はかかったものの、無事に保育園に入ることもできましたし、不安がひとつ解消されたといえます。
しかし、新たな問題ですね。
一緒にいても仕事をしていたら、子供は寂しいと思います。
わざと怒られるようなことをして気を引きたいと思う子もいれば、楽になってもらうために手伝おうとしたという子もいるでしょう。
果たして、優がやったことはどっちなのでしょうか?
その答えは明日。おそらく後者だとは思います。
じゃないと父もナレーションで「なつよ、怒らないでやってくれ」とは言いませんからね。
なつは怒りを抑えられるのかどうか…どうなるんでしょう!
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