『なつぞら』第21週124話では、出産とは違う痛みに苦しむなつ(広瀬すず)の元に、北海道から援軍到着!
富士子(松嶋菜々子)が来てくれたおかげで、なつも一久(中川大志)も安堵します。
また、富士子と共にやってきた剛男(藤木直人)と泰樹(草刈正雄)はなつにお土産。
さらには現在の十勝の話を聞いたことで気持ちが楽になり、泰樹の言葉に勇気づけられ、なつの心は穏やかになっていきました。
にしても、今回はボケの嵐。大いに笑わせていただきました。
目次
『なつぞら』第21週124話あらすじ
なつ(広瀬すず)がお腹の痛みを訴えた時、玄関の呼び鈴が鳴る。
慌てて坂場(中川大志)が戸を開けると、富士子(松嶋菜々子)の姿が。
さらに、剛男(藤木直人)、泰樹(草刈正雄)までもが十勝からはるばる駆けつけてきたのだった。
いったん痛みが治まったなつは、久々に富士子らとともに食卓を囲み、和やかな時間を過ごす。
そんな時、富士子から夕見子(福地桃子)について思わぬ知らせを受け…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第21週124話の感想
泰樹(草刈正雄)の顔を見たら、余計に母牛の気分
富士子(松嶋菜々子)が到来し、なつ(広瀬すず)のお腹の痛みが陣痛ではなく、お腹が張って痛みが出ているだけど知り、安心することができました。
それは、もうすぐ生まれると体が準備を始めている証拠。
富士子がなつの体をさすり、温めてあげることで緩和しました。
富士子だけがやってきたのかと思いきや、なんと剛男(藤木直人)と泰樹(草刈正雄)も到来。
なつとしては、泰樹の顔を見れば安心できそうなものですが、
「じいちゃん見たら、ますます母牛になった気分だわ」
なつ、やっぱり余裕あるじゃないか(笑)、泰樹はなんのことかさっぱりわかってませんよ!
泰樹は泰樹で面白いことに、富士子と剛男が2人で東京へ行こうとしたとき、「お前らだけで行くのか」とめちゃくちゃ不満そうに言ったらしいです。
泰樹ももう80歳。
これが最後になるかもしれんし、牛乳で作った豆腐を渡してやりたかったと言ったり、色々言い訳をしていますが、いち早く孫の顔を見たかったんですよね?
しかも、飛行機という手段もあるのに、泰樹は列車を選択。
飛行機が怖いらしいです。
長旅、お疲れ様です!
こういう時、男は何もできない
陣痛なのかただの痛みなのか、出産を初めて経験するなつにはわかりません。
するとなおのこと、一久(中川大志)が分かるはずがありません。
これは剛男も泰樹も経験済みでしょう。こういう時、男はどうしたらいのか…。
今でもよく聞く悩みですね。しかし、それは仕方がないことです。
「牛の出産のときに予兆みたいなのがあるとか、学校で習わんかったか?」
じいちゃん!そんなこと言うからなつが母牛の気持ちになったんですよ。
「そこまで習っていない。牛にもそったらことあるのかい?」
と、なつか聞きますが、泰樹は「知らん」の一言。
もう一度、第1週の泰樹をご覧ください。
全然、キャラが違います!もう良い方向にキャラ崩壊したといっても良いでしょう!
しかし、このボケ続きが、なんとなく場を和ませてくれた気がします。
結局、男1人ではどうしたらいいかわからず、富士子が一晩泊まることになりました。
その方がなつも一久も安心です。…見ているこっちも安心です。
一久(中川大志)が富士子(松嶋菜々子)の琴線にちょっと触れた?
電車に揺られて朝早くにやってきたことで、みんな朝食がまだでした。
なので一久が朝食を作るというと、富士子も手伝ってくれることになりました。
台所が綺麗なことに驚く富士子。
そして、富士子がなつに託したレシピノートを、一久が参考にしていることに喜びます。
「いつもお世話になってます」
「適当なノートで驚いたでしょ?」
「はい」
「ん?」
言っちゃったー感満載の一久の顔が一瞬で固まりました。
そりゃそうだよ!本音だろうけど失礼すぎるでしょ(笑)
富士子さんもちょっと目がオコですよ。
ここのやり取りだけで何回リピートしても面白いです。
特別富士子も怒ることはしません。むしろ笑って流しました。
一久、完全に愛想笑い。
もう面白くてムリ!です!
一久が作った方が美味しいと富士子は褒めますが、一久としては富士子の味を知りたいと奮闘。
真面目なんですよねー。
だからつい口を突いて出てしまったわけです。
まったく!和ませてくれますわ!
いつでも泰樹(草刈正雄)はなつ(広瀬すず)の背中を押してくれる
一久と富士子が朝食の準備をしている間、剛男と泰樹、なつの話題は産後の話です。
今でも一久が家で仕事をしているので、しばらくは2人で育て、間もなくしたらなつは会社に復帰することを告げると、剛男は「え?」という顔をします。
1歳くらいになったら一久も仕事に復帰するので、保育園に預けることを考えていると言えば、「1歳の赤ん坊をかい」と言われてしまいます。
その考えはきっと、福祉課の村川(田中真弓)と同じなのでしょう。
それでなつは昨日追い詰められたというのに…。
しかし、どんな状況でもなつの心を救ってくれるのは、やはりじいちゃんです。
「それも覚悟して結婚したんだろ?今さら弱音を吐いてる場合でねぇ」
この言葉は本当に救われます。
子育てのことだけじゃありません。どんなことでも通じる言葉です。
周りにどう言われても、それも覚悟でその道を選んだんです。
そこで悩んでも仕方がない…というより、悩んでる暇はないんです。突き進むのみ。
なつも救われましたが、この言葉に救われた人が視聴者にもいるんじゃないでしょうかね?そう思います。
十勝もベビーブーム。なかでも雪月は大変
富士子や剛男のお土産は牛乳豆腐だけではありません。
なつがデザインをしたたんぽぽバターの完成品や、さらには夕見子(福地桃子)の懐妊の報告など、たくさんのお土産を持ってきてくれました。
そう、夕見子も最近になって妊娠が発覚。
なつには電話じゃなく、直接伝えようと思ってやってきたのです。
夕見子も年末には生まれる予定なので、なつと夕見子の子供は同い年ということになります。
まるでなつと夕見子のようです。血は繋がっていなくても兄弟みたいです。
しかし、夕見子の方は問題が起きている様子。
その問題とは…。
夕見子は今、農協ではなくたんぽぽ乳業の工場勤務。
牛乳を遠くにまで売ることができるように、紙パックの開発に取り組んでいるみたいです。
しかし、今や夕見子は雪月の娘。
子供が生まれるということは雪月の跡継ぎだと、とよ(高畑淳子)と妙(仙道敦子)がタッグを組んで訴えているみたいです。
しかし、夕見子は跡取りを産むつもりはないと言います。
旦那の雪次郎(山田裕貴)は夕見子の好きにさせたいのですが、誰も雪次郎の言葉に聞く耳なんて持ちません。
父、雪之助(安田顕)はわかっています。これは男の出る幕じゃないと。
妊娠しても仕事に行くなら私を殺してから行けとか、店(雪月)を潰してから行けとか…。嫁姑問題ですね。
夕見子、大丈夫なの?みたいな心配をなつもしますが、数秒で気づきます。夕見なら大丈夫だと。
要するに、みんな嬉しいんです。
柴田牧場も無事世代交代
妊娠が分かったのは夕見子だけではありません。
泰樹が「照男にもできたんだ」というと、なつは驚きます。
「照男じゃなくて砂良さんにだわ」
富士子さん、そこ言わなくても大丈夫です(笑)
どうやら照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の間にも2人目が!
そっちは来年の冬になるらしいです。
ちょっとしたベビーブームですねと言えば、「牛にはよくある」と。
だから!すぐ牛に例えるから、なつも母牛の気分になっちゃったんですよ!」
柴田牧場はもう照男や菊介(音尾琢磨)が立派に経営しているらしく、泰樹や悠吉(小林隆)は安堵している模様。
そうやって、時代は変わっていくんですね。
なつ(広瀬すず)の子供は咲太郎(岡田将生)の孫
本日2組目の訪問者は、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)です。
出産に向けて色々必要なものを買って持ってきた咲太郎。
どうやらベビーベッドも注文したらしく、明日には届くとか。
両手いっぱいに荷物を持って登場したおじさん(笑)
嬉しくてたまらないのでしょう。
光子はすでに40歳。
出産をあきらめているかもしれませんからなおのことなのか…。
「まるで咲太郎に孫でもできたみたいだな」
と、泰樹が言いますが、これちょっとしたヤキモチです。
結局はワシの孫だと言っているようなもんです。
ちょいちょいツンデレな部分が出るじいちゃん。
しかし、微笑ましい光景です。
『なつぞら』第21週124話まとめ
夕見子も妊娠し、「雪月」は大騒ぎしていましたね。妊婦姿の福地桃子さんをスタジオ前で発見。夕見子と雪次郎の子も、もうすぐ生まれそうです。#朝ドラ #なつぞら #福地桃子 pic.twitter.com/Pru2oeQKKn
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) August 22, 2019
なんだか今回、回想や話だけでたくさんの人が出てきた回だなぁと書いていて思いました。
それだけなつは、たくさんの人に支えられているということです。
産むのはなつ一人の力ですが、決してひとりぼっちではありません。
なつがこうして恵まれたのは、彼女が人の縁を大事に大事にしてきた結果です。
さんざん笑える箇所があったおかげで、とっても和める回となりました。
そして、今回の最後には本当の陣痛が到来。
明日には出産なのでしょうかね?
最後に、「ついに私の孫が生まれるのか!?」というナレーションの父(内村光良)。
あなたもワクワクしていたんですね(笑)
明日の父のコメントにも期待です。
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