『なつぞら』第20週120話では、なつ(広瀬すず)が妊娠したことを会社に報告。
しかし、なつは産休後も今まで通り働きたいと願います。
それを社長の山川(古屋隆太)に言いに行こうとするなつ。
すると、神地(染谷将太)がアニメーター全員に号令!
下山(川島明)や仲(井浦新)、井戸原(小手伸也)を始め、多くの人たちがなつと共に社長室へ!
また革命が起きそうな、そんな瞬間です。
目次
『なつぞら』第20週120話あらすじ
なつ(広瀬すず)の妊娠がわかる。
夫の坂場(中川大志)と喜んだのもつかの間、これからの生活のことや、産後も仕事を続けていけるのか不安になるなつ。
生活は自分が支えていくと言う坂場に背中を押され、なつは働き続けたいというアニメーターとしての仕事への想いを再確認する。
下山(川島明)と神地(染谷将太)に妊娠のことを知らせるなつ。
たとえ契約社員になっても働くつもりだと伝えると、二人は…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第20週120話の感想
妊娠報告に向かうなつ(広瀬すず)を1人にはしないアニメーターたち
一久(中川大志)に背中を押されたなつ(広瀬すず)は、妊娠の報告を会社に言いに行き、それから先も働かせてほしいと言いに行きます。
そのことを映画班の下山(川島明)や神地(染谷将太)に言うと、予想だにしないことが起きました。
神地が「言うならみんなで行こう」と言い出したのです。
どういうことだと思いましたら、仲(井浦新)の元へ。
「仲さん、できたんです!」
「原画が?」
そりゃそんな答えになりますよ。
「赤ちゃんです」
「ん!?」
話のペースが合っていません。
なつに子どもができたということを理解した仲。
その光景を遠目で見ている井戸原(小手伸也)。
なつがこれからも働けるように直談判に行くことは、アニメーターの地位を守ることも同じだからみんなで行くぞ!
鼓舞する神地にみんなが応答。
東洋動画の狭い廊下を、なつを先頭にしてアニメーターたちがぞろぞろと歩きます。
なんだかスゴい画でした。言葉で表すのが難しいので、ぜひ見てほしいです。
社長室に集うアニメーターたちの訴え
なつを先頭として社長室にアニメーターがどんどん入ってくると、さすがの山川(古屋隆太)も驚きます。
多勢に無勢。
明らかに分が悪いですし、自分が何をした?と思っても仕方がありません。
そしてなつの口から妊娠の報告を受けると、山川は肩を落としました。
やっぱり妊娠を喜べない人だった!
「ああ、産休が欲しいということか」
と、山川は言いますが、そんなことではもちろんありません。
出産後も、アニメーターとして働きたいとなつが言うと、山川は茜(渡辺麻友)にも提案した契約の方がいいのではという話をやっぱり持ち出しました。
しかし、それでは納得できないのでみんないるのです。
なつの産後復帰が正社員ではなく契約とするのであれば、ここにいるアニメーター全員も契約社員にしろと言い出す事態。
それはさすがに山川も困ります。当たり前ですよ。
しかし神地や仲は、アニメーターとしての尊厳を、ここできっちり守ろうとしているのです。
これを無碍にはできませんよね。
山川(古屋隆太)の言い分となつ(広瀬すず)の言い分
みんなでいきなりやってきてこの運動。
いつからアニメーターは組合になったのだ?という山川。
そうですね、先週似たような光景を見たばかりです。
十勝の農業を守るため、工場設置の申請をみんなでしに行ったあの瞬間です。
今度はなつが先頭になり、この問題と向き合うのです。
なつが正社員として居続けたいのは、お金の面もあるでしょうが、それよりもアニメーターとして成長をし続けたいからです。
仕事と子育ての両立のためにも、契約の方がいいだろうと山川は主張しますが、それでは良いものを作ることができなくなってしまうと主張します。
どちらも頑張りたい!それがなつの想いで、出産を理由に仕事を奪われることが納得できないのです。
なつの仕事への熱意は本物。
入社したころ、先輩アニメーターである麻子(貫地谷しほり)から「結婚してもいてほしいと思ってもらえるようなアニメーターになればいい」と言われたことを実現させています。
そして山川も、本当にマタ二ティ・ハラスメントという悪意で言ったわけではありません。
しかし、なつにその熱意があるならと、山川は胸の内を話しました。
実は山川、なつには次のテレビ漫画作品で、女性初の作画監督になってもらいたいと思っていたのです。
しかし今、妊娠の話を聞いて断念しなくてはいけないのかと思い、肩を落としたわけです。
「やります!やらせてください!」
真っ直ぐな目で言われれば、やらせないわけには行きません。
こうしてなつは、子供を産んだ後も正社員で居続けることを約束してもらいました。
これにはアニメーターたちも大喜びです。
このドラマ、あと何回革命を起こすのでしょうかね?
『なつぞら』第20週120話まとめ
熱いアニメーター魂を持った神っちや仲さんたちに囲まれたなっちゃん。がんばれ、お母さん!#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #井浦新 #小手伸也 #川島明 #染谷将太 #田村健太郎 #古屋隆太 pic.twitter.com/VpP69V1sHg
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) August 16, 2019
女性として、出産後も働ける場所をしっかりと確保したなつ。
これができたのは、今までのなつの実績があってこそです。
しかし、子育てと仕事の両立はきっと大変。へこたれるときもあるかもしれません。
だからこそ、一久や周りの人の存在もとても大事になってくると思います。
そう、子供は母親一人で育てるモノじゃありません。
夫婦、家族、地域、色々な人の手で育てていくものなんですよ!
こっちの方が、今は難しくなってしまっていますね。
もしかしたら、なつたちの時代の方が、子育てはしやすいのかも?なんて思ったりもします。
山川社長も、偏見を持って契約にと言ったわけでもないので好感が持てます。
そしてこれで第20週が終了。次週はついに出産。どうやら十勝へ里帰りするみたいで楽しみです。
十勝で子供を産むということは、これは泰樹(草刈正雄)の表情にまた注目しないといけない気がします。絶対に面白い!
そして、ここでまさか寿退社したはずの麻子が再登場!
一久の方にも何か変化が起きそうで、非常に楽しみです!
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