『なつぞら』第2週10話あらすじ・ネタバレ感想!泰樹(草刈正雄)の夢とは?じゃがバターが美味しそう

出典:『なつぞら』公式Instagram

十勝で酪農を営む柴田家で育ち、のちにアニメーターへの道を歩んでいく奥原なつ(広瀬すず)の姿を描いた『なつぞら』の第2週10話。

夢を語る人の目は素敵です。それはこどもでも大人でも変わりありません。

情熱にあふれ、それが周囲にも伝わっていくというのがすごく感じられました。

また、ひとつひとつ物語が着実に進んでいるのも実感できます。

では、さっそく第10話のレビューを始めていきます。

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『なつぞら』第2週10話あらすじ

泰樹(草刈正雄)はなつ(粟野咲莉)をある場所に連れていく。

そこでなつは、十勝に入植して以来、泰樹が抱き続けてきたバター作りの夢を知ることになる。

翌日、泰樹はなつや剛男(藤木直人)の前で、バターを作ることを宣言。

なつは泰樹の夢でもあるバターを楽しみにするが、富士子(松嶋菜々子)や夕見子(荒川梨杏)はあまりいい顔をしない。しかし…
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第2週10話の感想

柴田泰樹(草刈正雄)の過去と夢

なつ(栗野咲莉)に牛乳からバターを作る道具を見せた泰樹は、自身の過去を語り始めました。

明治32年、18歳の泰樹は、単身で富山から北海道に渡ってきました。

十勝に入植を始めたものの、火山灰のせいで思うように事が運ばなかったみたいです。

先に来た開拓者の人たち『晩成社』から学び、泰樹はそこでバターづくりも学びました。

北の大地で新しい時代が始まろうとしているその時、泰樹は、自分もうまいバターを作りたいと、夢を抱いたのです。

しかも、ただのバターではなく、世界一美味しいバターです。

それを自分の作る牛乳から作りたい……泰樹のその目は希望に満ち溢れ、声はとても力強いです。

それほどまでに、この夢を諦めずひたむきに牛乳を作り続けていく、その姿はとってもカッコ良かったです。

そして、なつもバターを作りたいと思うようになったのです。

従業員の戸村悠吉(小林隆)や戸村菊介(音尾琢磨)にも伝えると、さっそくバターづくりが始まります。

バター完成。朝からじゃがバターにホットケーキは飯テロである

バターを作るには、大量の牛乳が必要となります。

なつがバターを自分も作りたいと言ったことで、俄然やる気が出てきている泰樹は、次の日曜日に本格的にバターを作り始めました。

樽をくるくると同じ速さで30分くらい回していくという、大変な作業です。

そうした苦労の末に、バターはついに完成しました。

柴田富士子(松嶋菜々子)は、亡くなった思い出の味である「じゃがバター」を作ってくれました。

柴田剛男(藤木直人)がその話を聞いて「これで死んじゃったの?」みたいなことを言い出しましたが、「バターは体にいいんだ」と泰樹がすかさず言いました。

剛男さん、札幌の中心部にある大通公園では、毎日のようにじゃがバター売ってますけど!

ツッコミを入れずにはいられませんでした。

そして、なつにとっても、バターとはちょっと特別なものだったみたいです。

それは、料理人であった父親が、ホットケーキを焼き、その上にバターを乗せてくれたものが美味しかった、そんな記憶があったのです。

柴田家には小麦粉がありません。なので、雪月の小畑雪之助(安田顕)に頼み、ホットケーキを作ってもらうことに…。

これがまあ美味しそうで美味しそうで仕方がありませんでした。

ホットケーキの上には、バターと一緒にビートを煮詰めた蜜をかける、そうして作っている時の雪之助はとても楽しそうで、これもまたいい時間だなあと思います。

牛乳が嫌いで、ホットケーキを食べたことがなかった柴田夕見子(荒川梨杏)も、これには大満足です。

美味しいかと聞くと、「牛乳じゃないから食べれる」だそうで。

まるでトマトは食べれないがケチャップは大丈夫みたいだなあと思ってしまいました。

そしてささやかながらに我が家自慢合戦も行われています。

「バターを使うとこんな美味しいものが作れるんですね」と、富士子が言うと「こんな美味しいものが食べれるのは主人の腕もありますからね」という、雪之助の妻・小畑妙子(仙道敦子)。

嗚呼、小さいながら女の闘いが勃発しそうです。

では、これからもバターをつくのかと思えば、泰樹の考えは違いました。

バターを作って販売するのは、これからを担う子供たちに任せる、それがまた泰樹の夢でした。

なつが乳しぼりを覚え、それに感化された柴田照男(岡島遼太郎)は、必死に乳しぼりを覚え、牛乳嫌いだがバターやアイスクリームに加工されたものなら喜んで食べる夕見子、そしてなつがこれを覚えて売っていく、泰樹はそんな夢を見るようになっていたのです。

こうして子供たちは、泰樹から夢を預かったことになります。

珍しく帽子を脱ぎ、笑顔を見せる泰樹の姿に、3人も笑顔になりました。

「十勝のお菓子はのちに、バターの時代が来ます。」

ということは、雪月のモデルは六花亭で、これがバターサンドクッキーを作るきっかけになるのかしら?と想像をめぐらすことができました。

素敵な夢を味わいつつ、朝からじゃがバターやホットケーキ、美味しそうな料理が出てきて、朝から飯テロじゃないかと思わされる時間でした。

アニメーターに進む道がまた一歩

今のなつのままだと、酪農家の道まっしぐらで、アニメーターになるという未来がさほど感じられませんでした。

しかし、ここにきてついにその道へのきっかけが現れます。

なつが通う学校で、映画鑑賞会が行われることになりました。

今回は『アニメ映画』とのことです。

アニメ映画ってなんだろう?というクラスの疑問。

先生は楽しみにしていてねと言うだけでした。

この時代、アニメを見たことがある人はほんのわずかだったと言えるでしょう。当然なつも知りません。

しかし、クラスの中でアニメ映画を知っている人物が。

それは、河原で魚を釣っていた、山田天陽(荒井雄斗)でした。

もともと絵を描くことが好きな天陽ですから、知っているんですよね。

「アニメ映画知らないの?」

「うん。マンガが映るのかなあ」

「絵が動くんだよ」

「そうだと思った!」

なつ、本当に思ったなら何だろうという疑問は抱きませんよね。

そして映画鑑賞会当日、ついになつはアニメーションの世界と出会うことになるのです。

人生の大きなターニングポイントとなる大事な場面。一体どんな作品なのか楽しみです。

とりあえず、ポパイだということはわかりました。

『なつぞら』第2週10話まとめ

泰樹の夢を聞いたなつにも、大きな夢ができそうな、そのきっかけに近づいた感がスゴイです。

次回はきっと、なつがアニメーションに魅了されていく姿が描かれるのだろうなと思うと、やはり楽しみで仕方がありません。

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