『なつぞら』第18週107話あらすじ・ネタバレ感想!一久がなつへ「結婚取り下げ」を申し出てしまう…

ドラマ『なつぞら』第18週(第107話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:Real Sound

『神をつかんだ少年クリフ』が大コケしたことで、一久(中川大志)は東洋動画に退職届を提出。

『なつぞら』第18週107話では、さらになつ(広瀬すず)に対し「結婚のことは忘れてください」と言い出します。

言うんじゃないかとは思っていましたよ!

しかし、なつの気持ちも考えましょうよ。

こみ上げてくる想いを吐き出したなつは、抜け殻状態に。

あれだけ前回第106話で盛り上がった亜矢美(山口智子)ももちろん心配します。

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『なつぞら』第18週107話あらすじ

なつ(広瀬すず)が原画、坂場(中川大志)が演出を務めた漫画映画は大失敗。

坂場はその責任を取り、東洋動画に退職届を提出する。

その後、なつの元を訪れた坂場は、アニメーターとして終わった、自分との約束を忘れてくれ、となつに言う。

坂場からの一方的な申し入れに、なつは坂場への思いを一気に話し、その場から去る。

帰宅以来、部屋にこもりきりのなつを心配した亜矢美(山口智子)は咲太郎(岡田将生)に相談するが…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第18週107話の感想

不入りにより、一久(中川大志)の評価はダダ下がり

映画館で映画を見てみたものの、お客さんは寝ているし、子供たちは走り回っている状態。

これが映画館だろうか…と言わんばかりです。

子供だけじゃなく、大人にだったら評価されたのではと思うなつ(広瀬すず)でしたが、社内でも評判はあまり良くありません。

一久(中川大志)の考えが哲学寄りすぎて、誰もついてけないというのが原因でしょう。

予算も製作日数も予定の倍は費やしたのにも関わらず、結果的には大失敗。

これによって、制作陣の昇給やボーナスカットは免れません。

また、一久の暴走を止められなかった責任を取り、井戸原(小手伸也)も自由に漫画映画の案を出すことができなくなってしまったのです。

歴史に残る大スベリ作品とは聞いていましたが、影響が多大すぎます。

しかし、それだけのことをやってしまった…その事実は変えられません。

一久の出した答えは、退職でした。

今の考えなら、やりたい放題やって逃げるのか?って感じですが…それしか責任の取り方がないですよね。

仕事と結婚は関係ないのに…なつ(広瀬すず)の想いが爆発する

喫茶店で一久と会うなつ。

社長から大目玉を食らい、また落ち込んでいるんだろうなぁと思ったことでしょう。

しかし、退職願まで出してくるとは、なつも思いませんでした。

また描けばいい。

実際、なつもあの作品には満足しています。

だからこそ、やり方を変えたり、宣伝方法を変えればいいんだと、なつは思ったのです。

そんな言葉をどれだけかけても、一久の想いは変わりません。

そして、ついにはこれですよ。

「だから結婚はできない。忘れてください」

…問題発言。出たよ、自己完結!

仕事と結婚、関係があるのかとなつが問い詰めると、

「あなたの才能を誰よりも活かせる演出家でいたいと思ったのに、それが叶わないから」

「結局、君を幸せにする才能がない」

というのが、一久の言い分です。

結婚ですよ!?それで「はい、そうですか」と引き下がれるわけがありません。

なつは、自分の胸の内にある言葉をすべて出しました。

おかしいと思った。

考えてみれば一度だってあなたに好きだと言われたことがなかった。

自分はいつの間にか、一久さんの言葉にしびれ、その言葉に恋をした。

ありえないことを本当にように描く。

自分の人生もそんな連続だったから。

戦災孤児になり、兄弟とも離れ離れになって一人になったのに、北海道でありえないほど幸せになって、信哉(工藤阿須賀)にも会えて、兄弟にも再会できて、妹の幸せも願えるようになって、アニメーターにもなって、これ以上の幸せはないなと思っていたのに…。

私はあなたの才能を好きになったわけじゃありません。

私はあなたの生きる力を好きになったんです。

だけど、あなたは違った。

好きじゃないことを才能のせいにしないでください。

そんな人とは一緒にいたくない。さよなら。

驚くほどの長台詞。

それだけなつの一久への想いが大きくなっていたということなんです。

確かにそうなんですよね。

なつのことを好きだと言ったことなかったですよ、一久。

そしてだからこそ、「長編映画が成功したら結婚してください」と言われたとき、「それいる?」って返したんですよね。

アニメーターのなつを見ていて、奥原なつを見ていなかった一久。

女心をひどく傷つけおって。

不器用じゃ済まされませんからね!

周りはなつ(広瀬すず)と一久(中川大志)のためを想うから

一久が退職届を出したことを知った仲(井浦新)と下山(川島明)。

ふたりは一久を説得しようとやってきました。

一久も仲も、作品の完成度には満足しています。

「あんな漫画映画は世界でまだ作られていない。だからこそ辞めるべきではない。」

仲は必死に説得しますが…一久の心はそれどころではありません。

大事なものを失ったという一久。

あーあ、すでに頭はなつのことでいっぱいです。

自分がしてしまったことの大きさ。

それに集中するあまり、ふたりの声が届きません。

もうそれはそれで仲と下山がかわいそうでした。

そして、なつ。

風車に帰ってくるなり部屋に引きこもり、食事もとらず、翌日には会社も休みました。

明らかにおかしいわけで、こちらもショックのあまり、亜矢美(山口智子)の言葉が届きません。

扉の向こうで泣いているような気がする、女の勘が働きました。

自分一人ではどうしようもできないと思った亜矢美は、咲太郎(岡田将生)に電話。

「なにかあったのか?」と聞けば、「やっぱり…アレじゃない?」と、言いにくそうな亜矢美。

亜矢美さん、その気持ちわかります。

言いたいんですけど、言うとね。

言ってしまった方がいいと思うんですけど、その先どうなってしまうのかも分かるんですよね。

見ているこっちとしては一言です。言ってしまえ!

『なつぞら』第18週107話まとめ

漫画映画が失敗になったからって終わった…と思う一久。

そこで一気に結婚もなしに。彼なら言いかねないと思いました。

しかし!どう考えてもなつの気持ちを考えていません。

それで諦めるのかよ。ちょっとスピッツの「優しいあの子」を聞いてこい!とか思いました。

なつへの言葉遣いにも変化が起きており、良い感じだったのに。

なつもこんな別れ方、怒りや悲しみでいっぱいになるのは当たり前です。

一久へのこの苛立ちを代弁してくれる存在がいるとすれば、兄ですよねー!

亜矢美から事の顛末を聞かされた咲太郎なら、前のようにフーテンの咲太郎になり、暴れ…一肌脱いでくれたらいいなと思う次第です。

これが泰樹(草刈正雄)ならば「抹殺」だったかもしれませんからね!ありがたく思え!と、なぜか上から目線になってしまいました。

次回で第18週が最終話。

ふたりの結婚、このままなくなってしまうのでしょうか?

咲太郎、あとは任せましたよ!

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