『なつぞら』第18週104話では、亜矢美(山口智子)の過去話が語られます。
亜矢美がいかにしてムーランルージュの看板女優になったのか、その物語は、悲しくも美しいものでした。
そして、茜(渡辺麻友)があの人と結婚。
あれ?神地(染谷将太)じゃないの!?とあっけらかん。
さらに、一久(中川大志)にも朗報が。
その話を受けて、さぁなつ(広瀬すず)はどうするか!
わくわくの15分となりました。
目次
『なつぞら』第18週104話あらすじ
風車では、カスミ(戸田恵子)や茂木社長(リリー・フランキー)達が集まり、亜矢美(山口智子)が、かつてムーランで踊り子だった頃の悲しい恋の話がはじまる。
それを聞いていたなつ(広瀬すず)は、今も結婚していない亜矢美の気持ちに思いを巡らせる。
年が明け、テレビ漫画の「百獣の王子サム」が大人気となり、ますますアニメーションの仕事に追われるなつ達。
そんな中、同僚の茜(渡辺麻友)が結婚することになり…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第18週104話の感想
戦争に引き裂かれた亜矢美(山口智子)の恋
ムーランルージュで踊っていたころの亜矢美(山口智子)は、大勢いるダンサーの1人でした。当時25歳。
そんな亜矢美の才能に惚れ込んだ、1人の大学生がいたのです。
早稲田大学に通う彼は、ムーランルージュに台本を持ち込み、亜矢美をメインで踊らせました。
それからというもの、彼はたびたび台本を持ち込んでは、亜矢美がスポットライトの当たる場所に引っ張り出し、多くの人に彼女の魅力を伝えました。
年下の学生であっても、そこまで熱意を持って応援されれば、亜矢美も惹かれずにはいられませんでした。
結婚の約束もしたふたり。
しかし、彼は間もなく戦争に行ってしまい、帰らぬ人となってしまったのです。
「よくある話よ」と亜矢美は片づけますが、そういう問題じゃないでしょ!
それは結婚したいという気持ちもなくなりますよ。
彼以上にいい人なんていないでしょうから。
抜け殻のようになった亜矢美は、踊ることも辞めてしまっていたのです。
そんな時に出会ったのが、幼い頃の咲太郎(渡邉蒼)でした。
タップダンスをする咲太郎を見て、亜矢美は少しずつ元気を取り戻すことができたからこそ、家族のように一緒に今でも暮らしているということです。
だから別に恋仲じゃないんです。
やっぱり雪次郎(山田裕貴)が恋愛脳だっただけですね!(第17週101話のことです)
そのことを思い出して泣き出す藤正親分(辻萬長)は、当時のことを思い出し、ずーんと重い空気にしてしまいます。
湿っぽくしないでと笑う亜矢美。
そうです、一番辛いのは当人である亜矢美ですからね。
陽気に歌って踊った亜矢美ですが、その日の晩は飲んだくれて寝てしまいました。
過去は過去と切り離そうとしても、その人の歴史。
キッパリ過ぎ去ったことにできない思い出もあるのです。
これもすべて戦争が起こした悲劇。
だから、繰り返してはいけないんですよ。
茜(渡辺麻友)が結婚。神地(染谷将太)も私も大ショック!
『百獣の王サム』は、なつ(広瀬すず)たちのおかげで大人気テレビ漫画となりました。
そんな最中、茜(渡辺麻友)が結婚!
そうか、神地(染谷将太)頑張ったなぁ…と思ったら、茜のハートを射止めたのは下山(川島明)でした。
みんなが祝福するなか、絶望の表情を浮かべる男が2人います。
神地は悔しすぎて、最後に踊ってくださいと茜に思い出を志願。
堀内(田村健太郎)は静かにデスクに向かい、絵を塗りつぶします。
茜、人気者だったんですね。
てっきり神地とゴールインと思っていたのですが、茜としては下山の優しさや頼りがいがあるところに惹かれたのでしょう。良い声してますしね!
神地と躍る茜を見た下山は、嫉妬心を見せることはなく、楽しく踊る茜を絵に描いていました。
あぁ、ここでもすでに人間としての差が…仕方がないのか…と思えてしまいました。
とにかくおめでとう。
坂場一久(中川大志)、一世一代の大勝負
新しい漫画映画の作画監督に任命された下山。
演出家などのキャスティングをするよう、仲(井浦新)たちに言われると、下山は一久(中川大志)を指名します。
今の東洋動画は危機的状況。
そんなところに一久を投入するとか、危ない賭けになると井戸原(小手伸也)は言うのですが、だからこそ坂場一久だ、と下山は意見を曲げません。
結果、一久は再び漫画映画の現場に抜擢されます。
すると一久は、なつの元へ!
一緒に作りましょうってことでしょ?
予想通り「一緒に作ろう」です。
「会社からそう言われたらやります」と返すなつ。
サムの原画も投げ出すことができないからこそ、そういう答えをしたのでしょうね。
しかし、一久がなつを呼び出した理由はこれだけではありませんでした。
「もし、この漫画映画が成功したら!」
「成功したら!」
「成功したら!ぼ、僕と…!」
一歩踏み出してくる一久に驚き、なつは一歩下がります。
一歩また踏み出され、また下がるなつ。
怖いよ一久!
気づいたらなつは、階段の角に追い詰められているではありませんか!
「僕と、結婚してください!」
…ついに言った。
一久がなつにプロポーズをしました。
しかもなんでしょ?このボールがゴールに入ったら付き合ってくれ…みたいな告白の仕方!
漫画映画に失敗したら、なつはどうしたらいいんですか?
しかし、一久としてはそれだけ気合いを入れるつもりで漫画映画を作るつもりなのでしょう。
これに対するナレーションである父(内村光良)の言葉が、
「なつよ…出た」
いや、なんですかそのコメント!
天国の父は、一久との結婚を許していることがよくわかりました。
さあ、なつはどう答えるのか。
それは明日!
『なつぞら』第18週104話まとめ
茜ちゃんを射止めたのは、まさかの下山さん!!悔しそうな堀内さん&神っちに対し、幸せそうな下山さん。茜ちゃん、下山さんおめでとうございます!#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #井浦新 #川島明 #中川大志 #染谷将太 #渡辺麻友 #田村健太郎 #伊原六花 pic.twitter.com/4mKZJqTkNw
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) July 29, 2019
前回第103話までの一久を見てたら、かわいそうで仕方がなかったですからね。
思い切った!頑張った!
ただ、迫り方が怖い!
そんな感じでした。
今のなつは、亜矢美の恋バナを聞いて、このチャンスをスルーしてはいけないと思ってほしいです。
一久は天陽(吉沢亮)よりも一歩進んだアプローチをしてくれたのですから!
できれば幸せになってほしいと思います。
全ての答えは次回。
すごーく待ち遠しいです!
▼次回第105話も続けて読む▼