『なつぞら』第18週103話あらすじ・ネタバレ感想!東洋動画の新年会で、なつが再び社長と対面する

ドラマ『なつぞら』第18週(第103話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

なつ(広瀬すず)、27歳のお正月のことです。

振袖で東洋動画の新年会へ向かったなつは、再び社長の大杉満(角野卓造)と対面。

すると大杉から衝撃の発表が!

そしてまた一久(中川大志)がぐずぐずと悩みます。

それになつがまたイライラ。

ふたりは恋仲なの?と聞かれても、なつは相変わらず否定!

進展が遅いと、周りに言われてしまうわけですが…。

そして、『なつぞら』第18週では、亜矢美(山口智子)の過去が明らかになっていきそうです。

今回の第18週103話は、その入り口と言ったところでしょう。

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『なつぞら』第18週103話あらすじ

東洋動画の新年会で、大杉会長からテレビ漫画に力を入れるよう言われるなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)。

新年会後、自分が映画から外されたのは、仲から嫌われているからだと言い出す坂場。

だが、仲(井浦新)が才能を買っているはずのなつまで、テレビ漫画に異動させたことに疑問を持つ茜(渡辺麻友)。

桃代(伊原六花)が、二人が付き合ってると思われているからではと言い出すが、坂場は付き合ってないと否定して…。
出典:NHK

【ネタバレ】『なつぞら』第18週103話の感想

社長お疲れさま!そしてさすがにもう忘れたか!

毎年恒例、振袖を着てのお正月。

なつ(広瀬すず)は華やかな着物で東洋映画の新年会へと向かいました。

いつもと変わらないメンツが、いつもより気合を入れた服装で立ち、食事を楽しみます。

そんななか、いつものように社長である大杉満(角野卓造)からご挨拶。

また漫画のみなさん頑張ってくださいでしょ?と思ったら、今回はちょっと違いました。

どうやら大杉は社長の座を退き、会長になるみたいです。

結局会社には居るには居るのですね。

アメリカでテレビを見た時、これが日本の主流にもなってくると思った大杉。

東洋動画を建てて良かったと心から思い、それを社員たちに伝えました。

そして未だにテレビ漫画は、電気紙芝居と言われますが、なつたちが作り上げたものはそのパイオニアである。

なので、これからも頑張ってほしいと激励してくれました。

…内容的には毎度のことなんですよね。

そこにまさか社長を辞めて会長になるという重大発表まで絡めてくるとは!

そして、画期的で面白いテレビ漫画を作り上げるという功績をあげたなつには、さらに激励の言葉。

ただ、ここまで『なつぞら』を見てきたり、レビューを見ていただいている方にはご存じのとおり、大杉はなつをあまり好きじゃありません。

原因は兄の咲太郎(岡田将生)です!

詳しくは第9週(第51話)のレビューをどうぞ!

さんざん、なつにたいして嫌な顔をし続けた大杉でしたが、奥原なつの名前を思い出して言った言葉が、

「アータのお兄さん元気かね?」

…え?あー、今は声優プロダクションやって元気ですよね。

「アータを試験で落とさなくてよかったわ」

大笑いして帰りました。

…いや、落としました。兄のことを理由に落としました!

何と見事な手のひら返し!

偉い人って、こんなもんなんですかね?

一周回って一久(中川大志)がかわいそうになっていた

なつと共に、テレビ漫画を盛り上げてくれている存在として、仲(井浦新)から紹介された一久(中川大志)。

大杉から激励をもらってうれしいはずですが、一久はむしろ落ち込みます。

仲はやっぱり、自分を漫画映画に戻してはくれない。

嫌われているんだというのです。

なんでこうネガティブに陥るかなあ!

なつはそんなことはないと言いますが、神地(染谷将太)も、今の漫画映画に満足いかないみたいです。

子供のために作っている映画は動物いっぱいのメルヘンなものばかり、なつたちが作ったような『ヘンゼルとグレーテル』の破天荒さを感じる作品を作らせてもらうことができていないのです。

漫画映画は僕たちが守ると言いつつ、結果がこれなんだなぁという現実。

自分を認めてくれた仲を悪く言われると、なつとしてはムッとするわけですよね。

必死に仲を弁護しつつ、一久をフォローするなつ。

なんとも大変な立ち位置。

茜(渡辺麻友)は漫画映画に戻ることができるかもしれませんが、なつは無理だろうというのも全員の見解です。

「…なんでですか!?」

なつ本人がよくわかっていません。

そりゃ、社内で一久の女房役と思われていたら、ここを切り離すなんてことしませんよ。

しかし、相変わらずなつは一久との関係を否定。

一久は「今はそんなんじゃありません」と、否定しきらないことに、なつが怒ります。

「違うんだから、なんでそんなはっきり否定できないんですか!?」

それは一久がなつのことを好きだからですよ!?

人の神経を逆撫でする言葉のチョイスしかしないし、リアリティーや出来栄えを最優先で予算や期日を後回しにしてイラつかれますし、一久はアニメーターから嫌われやすい存在ですが、想い人にここまで否定されると好きとも言えませんよね。

もう、一周回って一久がかわいそうになってきましたよ。

雪次郎(山田裕貴)を引きずるなよ(笑)

一久の煮え切らなさにイライラしながらも風車に帰るなつ。

すると店は、元ムーランルージュの面々であふれかえっていました。

あ、プラスして茂木社長(リリー・フランキー)も。

なつの振り袖姿にデレデレ。

しつこく口説く姿は相変わらずです。

咲太郎からもチェックが入り「指名料取りますよ」と言われる始末。

お金もありそうだから屁でもないでしょうね。

どうやら茂木社長、新しい建物を建てたらしく、そこで蘭子(鈴木杏樹)と雪次郎(山田裕貴)に立ってもらいたかったといいます。

カスミ(戸田恵子)も、雪次郎は惜しい人材だったと言います。

しかし、引きずらないでやってくださいませ。

お菓子職人の夢を再び追いかけ始めただけなんですから!

きっと、演劇で培ったものが、そこで生きますから。

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気になる亜矢美(山口智子)の恋物語

雪次郎が演劇をやめたのは、蘭子と何かあったからではないか?

そんなふうに勘ぐり、盛り上がる風車。

まあ、実際は蘭子となんかあったわけですが、争点はちょっと違うみたいな。

すると、亜矢美(山口智子)にもそんな過去があったことを知らされるなつ。

自分の年も結婚も忘れたという亜矢美。

どうやら新宿で有名な悲恋の物語で、それがあったからこそ、亜矢美はムーランルージュのトップにのし上がることができたとか!

なつとしてはとっても気になることです!

こっちも気になります!

昔の話だけどね…

15分終了。

え、明日なんですか?

上手いところで引っ張られたなあと感じますよね。

しかしこれがもしかしたら、今週の物語の核になるのかと思うと、溜めてもらっても構わないと思えました。

『なつぞら』第18週103話まとめ

『なつぞら』ももう終盤なんですね…。

いつまでも続くような気がしていたんですが、もうそんな時期です。

物語も佳境だと思うと、神地や一久が漫画映画について葛藤したりするシーンがとっても重要に感じてきます。

この先ふたりは同じスタジオで数々の名作を生み出していくんですから。

それに、一久がモデルとなっている高畑勲監督と言えば『火垂るの墓』ですよ。

戦争を題材にし、胸が苦しくなるほどのリアルを描いたあの作品を作る瞬間に、なつのモデルである奥山玲子さんもいるのですから。

しかし、あれを描いたのは51歳。

アニメーターとしての最後の仕事みたいなので、さすがにそこまでは描かれないのかなあ…。

どっちにしろ、なつを通じてアニメーションの歴史を垣間見ることができるこの『なつぞら』。

どんな展開が繰り広げられ、どんな終わりに向かうのか最後まで分かりません。

とりあえず、頑張れ!一久!

今週の私は君をとっても応援したい気持ちになりましたよ!

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