『なつぞら』第13週73話は、雪月を継ぐことを辞めて、役者になることを決意する雪次郎(山田裕貴)を止めようと奮闘するなつ(広瀬すず)のお話です。
そのせいでアニメーターとして集中することができません。
そのうえ、また坂場一久(中川大志)にイラつかされ、いつものなつではありません。
目次
『なつぞら』第13週73話あらすじ
光子(比嘉愛未)から、雪次郎(山田裕貴)が川村屋を辞めると聞いたなつ(広瀬すず)は、雪次郎をアパートから風車へとつれてくる。
芝居の道に進む決意を固めた雪次郎を必死に説得するなつ。
しかし、本人の意思が固いうえ、咲太郎(岡田将生)も本人の意思を尊重すべきとなつに伝える。
なつが職場でため息をついていると、茜(渡辺麻友)がやってきて、坂場(中川大志)のことで悩んでいるのかと興味深そうに尋ねてきて…。
出典:NHK
【ネタバレ】『なつぞら』第13週73話の感想
演劇に向き合い、家族から逃げる雪次郎(山田裕貴)
家を継ぐことを止め、役者の道を突き進もうと決心する雪次郎(山田裕貴)。
しかし、なつ(広瀬すず)は、雪月のためにも大反対です。
咲太郎(岡田将生)からも説得をしてほしいと言いますが、咲太郎は雪次郎の味方をします。
夢を追わせてやれと……。
その場にいた全員が雪次郎の味方で、なつの方がアウェーになってしまいました。
しかし問題は、帯広の実家ですよ。
それを言い出せない雪次郎。
なつにもそんなときがありました。
だから東京に行きたいと言われたとき、兄の元に帰りたいと誤解されたり、兄妹で結婚をしないかと言われたり、厄介なことになりましたねー。懐かしいです!
決心したという割には、親を説得させられない…これではねー、雪次郎には申し訳ないですが、うまくいきっこないって思いますよ。
職長・杉本(陰山泰)は簡単には辞めさせない!
光子(比嘉愛未)には辞めると言った雪次郎ですが、もう一人言わなくてはいけない人物がいます。
それは、川村屋の厨房のトップである職長・杉本(陰山泰)です。
辞める決心をして頭を下げた雪次郎に、修行が辛かったのかと聞きます。
しかし雪次郎から、役者になる夢を追いかけるなら今だと言われると「菓子職人はいつでもなれると思っているのか」と当然のお答えです。
どちらも甘くないのは、雪次郎もわかっています。
ですが、あれだけ蘭子(鈴木杏樹)や咲太郎に感化されたら、今しかないと思うでしょうね。
それで引き下がってくれる杉本ではありません。
杉本は雪次郎を雪之助(安田顕)から預かっている身です。
なので、自分やマダムの一存で雪次郎の退職を認めることはできないと言います。
早かれ遅かれ、雪次郎はちゃんと雪之助に話さないといけません!
本当にやりたいならば、家族から逃げず、きちんと向き合ってほしいです。
そして起こり得るのは親子喧嘩。
視聴者的には、そこが楽しみなのです!
作画課のリベンジは、なつ(広瀬すず)に託された
雪次郎のことが気になって仕方がないなつ。
そんせいで、「わんぱく牛若丸」の動画製作にも身が入りません。
そんなとき、下山(川島明/麒麟)が修正した牛若丸と馬のイラストが上がってきました。
さんざん坂場一久(中川大志)に言われたことで修正を決断しましたが、作画課的には敗北感でいっぱいだったみたいです。
「これをしっかり描きあげて、あのカチンコくんをぎゃふんと言わせるのよ」
と、なつのことがあまり好きではないと言っていたのに、ものすごい背中を押してくる麻子(貫地谷しほり)。
ああ、やっぱり悔しかったんですねぇ。
単に崖を降りるだけではなく、馬と牛若丸のバトルが感じられる下山の動画。
躍動感があるため、なつも気合いが入ります。
なつ(広瀬すず)「やなやつ やなやつ やなやつ! くっそー!」
鏡の前で馬の動きを想像しようとしても限界があったみたいです。
なつは会社の階段を四つん這いで降りていこうとします。
そんな時に会っちゃうんですよね…一久。
何をしているのかと聞かれれば、馬の動きを考えるため!と言います。
そして一久は深堀りをせずに、すれ違っていこうとするのです。
なつは思い出したかのように、昨日川村屋で話の途中で出ていってしまったことを謝ります。
しかし、会ったのは偶然なんだから突然いなくなるのも偶然だと言いますし、桃代(伊原六花)とバターカリーを食べたのかと思いきや、すぐに帰ったみたいです。
な、なんという塩対応。
しかし、周りの男性陣と違い、女性や結婚にさほど興味をなさそうです。
そんな一久に、なつはずっと聞きたかったのです。
「アニメーションにしかできないことって何ですか?」
リアリティーのあるアニメーションで人に何かを伝えたいと思う一久。
じゃあ、アニメーションにしかできないことってなにか聞きます。
一久の答え。
「それはあなたがアニメーターとして考えてください。それがアニメーターへの敬意だと思います。じゃ。」
…去る。
話が広がらない上に、質問を投げかければ自分で考えて。
さすがのなつも激昂です。
あのなつが「やなやつ やなやつ やなやつ! くっそー!」っと。
これは…泰樹(草刈正雄)が農場と揉めていた時、授業中ノートに「クソじじい!」と叫ぶパラパラ漫画を描いたとき以来でしょうか。
なつはデスクに戻って作業を再開。
笑顔ですが、その目の奥では「絶対負けない」という怒りと、ぎゃふんと言わせようという目標でメラメラでした。
『なつぞら』第13週73話まとめ
待ち時間にスタジオ前で、広瀬すずさんと山田裕貴さんによる“食レポ”が始まりました〜♪いつも仲の良い2人。大笑いしながらのレポートをお届けします。#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #山田裕貴 pic.twitter.com/SnJhYsvwjo
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年6月23日
その日の夜も、なつと咲太郎は雪次郎が演劇をやることについて言い合いです。
生活を考えると、雪月を継ぐことの方が安心でしょう。
しかし、夢を追いかけることも大事です。だからなつは東京に出てきたのですから。
今のなつは、一久という大きな壁にぶち当たっていますが、その先に待っているのは大きな成長。
そして雪次郎の場合、成長する瞬間は父親の雪之助と対峙したときです。
最終的に、外野がとやかく言わないで見守る。
それが風車に住む3人の答えでした。
さて、雪次郎はいつになったら小畑家に話すのでしょうか。
これを許せない雪之助は東京に怒鳴り込みに来ること請け合い。
次回はどんな展開が待っているのか楽しみですね!
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