帝釈天や梵天、釈迦如来以外の仏たちが輪光探しで煩納寺を空けているその時、煩悩に飲まれた人たちが釈迦如来を襲撃。
一人で対処できないこともない釈迦如来であったが、煩納寺をターゲットにされて打つ手がありません。
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』の第9話は、釈迦如来が姿を消し、帝釈天たちは「やるべきこと」をやります。
そして、釈迦如来を捕らえたマーラは、不敵な笑みを浮かべるのでした。
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目次
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第9話あらすじ
マーラの策略により、煩悩は炎とともに本堂へと広がり、梵納寺は破壊された。
残りの輪光をも失い愕然とする一同。
煩悩に背後から襲われた釈迦如来の姿はどこにもなく、仏たちに不安がよぎるが、釈迦如来が残した「やるべきことをキチンとね」という伝言の通り、梵納寺の再建に動く。
出典:『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』公式ページ
【ネタバレ】『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第9話の感想
釈迦如来不在。「やるべきことをキチンとね」
梵天や帝釈天、他の神仏たちが煩悩に翻弄されている間、釈迦如来はマーラが差し向けた煩悩たちと一人で戦うことになってしまいました。
煩悩は、寺にやってきた観光客に憑りつき、一斉に釈迦如来に襲い掛かったのです。
しかし、さすが釈迦如来。
顔色ひとつ変えずに浄化をしていきます。
ですが、何分数が多い。そのせいで、自分ひとりに向かってくるなら対処できたものの、煩悩たちのターゲットは煩納寺に。
神仏たちの拠り所である寺を壊されることを危惧した釈迦如来は抵抗をやめてしまいました。
帝釈天たちが寺に戻ると、寺は半壊状態。
釈迦如来の姿を探すも、どこにもいません。
ですが、釈迦如来が残したメッセージを見つけた仏たちは、その言葉の通り「やるべきこと」をすることを決めます。
次期如来となる弥勒菩薩をはじめ、仏たちは寺の立て直しに精を出していくのでした。
宇宙の力を手に入れたマーラ。世は煩悩に飲まれる
大日如来の輪光を手に入れ、釈迦如来を捕らえることに成功した今のマーラには、怖いものなどありません。
釈迦如来を見下ろしながら、マーラは輪光の力を使って、煩悩の力をさらに強化させ、人々の中に眠る煩悩を暴走させ、飲み込ませていくのでした。
力を封じられた釈迦如来は、ただその様を見ていることしかできません。
そしてマーラは、人々を煩悩まみれにしただけでなく、釈迦如来を煩悩で包み込み、彼の破滅を企みます。
こんな時でさえ、釈迦如来は感情を表に出すことなく、眉ひとつ動かすことなく、あるがままを受け入れ、煩悩に飲まれていきます。
普通なら怖い状況です。
しかし、常に己の中にある煩悩と戦う釈迦如来だからこそできること。
ああ、これが悟りを開いたもの…ということなんでしょうかね。
危機的状況にあり、マーラは高笑いをしても、釈迦如来の心は「静」を貫きます。
その姿がなんだかすごいなあと思えてしまいました。
突然の一斉合唱からの浄化開始!
寺の立て直しも終わり、風呂で浄化も済ませた仏たち。
しかし、釈迦如来がいないせいで、空気がどんよりと重たいです。
いい加減、釈迦如来を探しに行った方が!という意見も出ますが、それは彼の言いつけを破ることになると弥勒に咎められます。
やるべきことをきちんと…自分たちがやるべきこととはなんであろうか…。
釈迦如来がマーラに捕まっていることは予想だにしていないこと。
もしそうだったとすれば、ここにいる仏の誰もが、もうマーラを止められません。
考えれば考えるほど、悪い方向に進んでいきそうなときでした。
突然梵天が立ち上がり、歌い始めたのです。
西野ガーナ「あなたのいない右側行進曲」
これにつられて他の仏たちも歌い出しますが…なんなろうこの空気!
悪い空気を断ち切った梵天。そして彼らは決断しました。
やるべきこととは、釈迦如来を探すことだと!
そしてタイミングよく、街では煩悩が人を飲み込み暴れまわります。
一同、煩納寺を飛び出し、浄化に駆け回り始めました。
いきなり歌いだした梵天には「どうした!?」という言葉しかかけられなかったですが、それで悪い流れをスパッと断ち切りました。
梵天、なんだか最初よりも柔軟性が増したのではないだろうかと思える瞬間です。
釈迦如来を探す梵天と帝釈天の前に現れたのは?
煩悩に飲み込まれた人たちを救い、煩悩を浄化させると弱った煩悩は迦楼羅天の胃の中に納まっていきました。
しかし、あまりにも煩悩の数が多すぎて、迦楼羅天の胃が膨れ上がる一方。
鳥の姿で飛んでいても、あれいつか墜落するのでは?と思うほどになっていました。
どれだけ浄化してもキリがないと苛立つ者もいますが、薬師如来が一言「迦楼羅天があれだけ食べていると言う事は、みんな頑張ってる証拠」と。
阿弥陀如来はより一層、浄化に気合が入りました。
そして、人間の前では神仏たちは仏の姿ではなく、人の姿に映し出されれます。
暴走したトラックを勢至菩薩が止めると、いつぞやのゲートボールのおじいさんたちが驚きます。
「あのときのばあさんじゃ。…力持ちじゃのお」
もう今は人間らしく振る舞っている暇もありません。
とにかく浄化を、人々をこれ以上は煩悩まみれにしないようにと、みんな奮闘していきます。
そして、釈迦如来の側近である梵天と帝釈天。
マーラのアジトと思われる場所へたどり着いた2人の前には、感情を失った阿修羅が現れます。
ああ、帝釈天と阿修羅。またも衝突するのですね…。
この戦いの行方は…次回!
『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【ハイライトGIF】第九話「無明の夜こそ、笑みを燃べよ」マーラの策略により煩悩は炎とともに本堂へと広がり、梵納寺は破壊された。残りの輪光をも失い愕然とする一同。煩悩に背後から襲われた釈迦如来の姿はどこにもなく仏たちに不安が…
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— TVアニメ「なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-」公式 (@namu_anime) 2019年6月9日
今までは、煩悩を退治する時には、釈迦如来の声がなければ勝手に浄化することができませんでした。
それで見逃した煩悩の数は数え切れません。
人々が飲まれないようにきちんと対処したり、仏たちが直接武器を持って倒すという場面はあまりありませんでしたが、今回ばかりはそれは無理です!
あんなにほのぼのしていたのに…いよいよ佳境なのだと思い知らされます。
- 釈迦如来、伝言を残して捕らわれる
- マーラの力が増し、煩悩が暴れまわる
- 今やるべきことを全うするため、煩悩浄化に出動!
またも対峙してしまった帝釈天と阿修羅。
しかも阿修羅には感情がない状態。
この戦いの果てはどうなってしまうのでしょうか。
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