『なむあみだ仏』第10話あらすじ・ネタバレ感想!阿修羅が煩悩に呑まれ自我を失うピンチ

アニメ『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話ネタバレ感想!

出典:『なむあみだ仏っ!- 蓮台 UTENA -』公式ページ

シリアス展開が続く『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』。

第10話では、梵天と帝釈天がマーラの元へと到達。

しかし、2人が目にしたものは、煩悩に飲まれた釈迦如来の姿と自我を失った阿修羅です。

マーラの元で壮絶な戦いが繰り広げられる中、新宿でも仏と煩悩のバトルが繰り広げられます。

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『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話あらすじ

アニメ『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話「疑心の果実に種はなし」あらすじ①

アニメ『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話「疑心の果実に種はなし」あらすじ②

遂に動き出したマーラ。街中にあふれる煩悩から、人々を避難させる仏たち。

一方、アジトに辿り着いた帝釈天と梵天は、行方知らずの釈迦如来を見つけるが、溢れ出すマーラの煩悩に今にも飲み込まれそうである。

更に二人の前には、赤い目を光らし自我を失った阿修羅が立ち塞がりーー。

アニメ『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話「疑心の果実に種はなし」あらすじ③出典:『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』公式ページ

【ネタバレ】『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話の感想

仏、トラックに乗って避難を訴えかける

新宿に集まった煩悩たちは、浄化をしてもキリがありません。

煩悩を好物とする迦楼羅天も、風船のように丸くなってしまいました。

しかも、仏たちが戦っている間も、煩悩は可視化し、人に憑りつこうとしていたのです。

ラチが明かないと思った観音菩薩や勢至菩薩せいしぼさつは、人間の避難こそが最優先だと考えます。

しかし、人間には老人の姿にしか見えない彼らが、どれだけ訴えても人は耳を傾けてくれません。なんとも悲しい。

この状況を打開してくれたのは、虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつでした。

地蔵菩薩が運転するトラックの中で、マイクを使ってアナウンスを始めます。

「近隣のみなさん、先ほどこの街で新型で凶悪なウイルスが確認されましたのじゃ。速やかに非難をお願いしますのじゃ。これに感染すると、欲張りになったり意地汚くなったり生臭くなったりして、会社や学校で浮いた存在になってしまうのじゃ」

語尾の独特の「のじゃ」が妙に頭から離れません。

アナウンスを聞いた人間は一言「浮くのはちょっと嫌だから、行くか」

あれ?結構危険な状況なんですが、人って周りから浮くのが困るから非難するんですか…。

人間からすれば、そんなもんなのかもしれませんね。

阿修羅、煩悩に呑み込まれて自我を失う

煩悩に呑み込まれた釈迦如来を救おうとする梵天と帝釈天。

しかし、阿修羅にこれを阻止されてしまいます。

帝釈天はひとりで阿修羅を足止めしますが、説得をしようとするばかりでまったくラチが明かない状態が続きます。

しびれを切らせた梵天は、釈迦如来救出から離れ、阿修羅を倒すことを決めます。

しかし、この攻撃がスイッチとなり、阿修羅は煩悩に呑まれ、我を失ってしまったのです。

煩悩に呑まれた阿修羅は、梵天を殺そうと牙を向きます。

しかし、わずかに残った自我で自分の動きを止め、その間に殺せと帝釈天と梵天に訴えかけました。

阿修羅の心の叫びを聞いた帝釈天は、釈迦如来も阿修羅も救うと決め、阿修羅の中にある煩悩を梵天と共に自分たちの体にも取り込み始めたのでした。

これでは全員が共倒れ、3人まとめて煩悩に呑まれてしまいます。

え!?これでまさか終わりじゃ…と、ドキッとさせられました。

苦しみを分かち合うことで、見える世界があった

阿修羅の煩悩と向き合うことを決めた2人は、共に煩悩に呑まれてしまいます。

しかし、それで終わりではありませんでした。

帝釈天と梵天は、そこで阿修羅の中にある煩悩と向き合い、阿修羅の心を浄化させようとします。

阿修羅の意識が戻った時、目の前にいたのは救うことができなかったあの少女と、彼女を虐げていた父親でした。

しかし、目の前にいた父親は少女に優しく、少女は踊りを見に行くのだと楽しく走り回っていました。

まるで夢の世界。

こんな未来もあったのかもしれないと、帝釈天は言います。

仏がやれることは、教えることでもない、与えることでもなく、ただいざなうことなのです。

無理に救おうとせず、どうしたらいいのかを共に考えることで、やはりあの悲劇は避けられたのかもしれないと、阿修羅はやっとわかったのです。

もう逃げずに、自分の信じる道をまっすぐに進むと決めた阿修羅。

帝釈天、梵天と共に、自らの中にあった煩悩を浄化したのでした。

『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

煩悩の化身・マーラ。

しかし厳密にいえば、彼は煩悩に操られているだけの存在。

だからこそマーラは、多くの煩悩を浄化した3人に腹を立てずにはいられません。

新宿の煩悩退治に出向いている仏たちも、大日如来が全く使い物にならないことで苦戦をしているみたいですが、マーラや煩悩の状態が変われば、終わりが見えてきそうな予感です。

かっこよく煩悩に飛び込んでいっても大日如来様。

弱小なので、どうかそろそろ、威厳を保たせるためにも、元に戻ってほしいものです。

要点まとめ
  • 煩悩に呑まれて浮かないように、人々は新宿から避難
  • 釈迦如来も阿修羅も救うと決めた帝釈天
  • 帝釈天、梵天と共に煩悩と向き合った阿修羅。形勢逆転の兆しを見せる
釈迦如来も、煩悩に呑み込まれていながらも、伺い見える顔には、絶望の感情が1ミリも感じられません。

これは次回、大きく動き出しそうですね。

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