『新感染 ファイナル・エクスプレス』以降、世界的人気を誇る筋肉俳優マ・ドンソクが、妻を誘拐されてブチギレる伝説のアウトローを熱演!
もはや彼が通った後に立っている人間はいない!
人間ハルクバスターの活躍を見よ!
- かっこかわいい筋肉ダルマ、マ・ドンソクの魅力炸裂
- 悪役もコメディリリーフも奥さんも脇役が見事
- 笑ってしまうくらいの痛快アクションと、どうなるかわからないノワールテイストのバランスが見事
それではさっそくレビューしたいと思います。
▼動画の無料視聴はこちら▼
『無双の鉄拳』作品情報 マブリーの愛称で人気を誇るマ・ドンソク主演の映画『無双の鉄拳』は、主人公の狂気じみた行……
目次
『無双の鉄拳』作品情報
作品名 | 無双の鉄拳 |
公開日 | 2019年6月28日 |
上映時間 | 116分 |
監督 | キム・ミンホ |
脚本 | キム・ミンホ |
出演者 | マ・ドンソク ソン・ジヒョ キム・ソンオ キム・ミンジェ パク・ジファン |
音楽 | モグ |
【ネタバレ】『無双の鉄拳』あらすじ・感想
可愛さも筋肉もNo.1の俳優マ・ドンソクの魅力
2015年に『新感染 ファイナル・エクスプレス』の超強い元軍人のおっさんを演じ、主役を食って大ブレイクしたマ・ドンソク。
筋肉で出来上がったダルマのようなガタイをしつつ、丸顔の人懐っこい顔をしたドンソクさんは瞬く間に世界中を魅了。
『ファイティン!』『犯罪都市』など彼の筋肉を生かした映画も公開され、名前だけで客を呼べるマネーメイキングスターとしてのし上がりました。
ドンソク兄貴の幸せを奪う極悪下衆野郎ども
そんな彼が今作で演じるのは、冴えない漁港の作業員カン・ジョンチョル。
美人な奥さんがいるので楽をさせようと頑張るジョンチョルですが、頑張り方のベクトルがずれています。
売れるかどうかわからないキングクラブに大金を突っ込んで投資してしまうなど、世間知らずな一面もあるようです。
奥さんはジョンチョルを愛していますが、甲斐性のなさを心配してもいます。
主人公夫婦が失敗しながらも仲睦まじく暮らしている裏側では、とある闇組織がソウルで猛威を振るっていました。
ギテというボスが仕切るその組の稼業は人身売買。
彼らは表向きは金貸しをしており、姑息な手段で債務者の女性を利息でがんじがらめにして、売春婦として海外で働くことを選択させたり、男が借金を作った場合は、その親族で若くて美人な女がいれば半分誘拐のような形で連れて行って水商売に沈めていました。
おまけに女性をさらった後には、親族たちに代金としてお金を置いていくんです。
すると大半は金によって黙ってしまう人が多いというのです。
なんと卑劣な連中、そして残酷な現実。
実際に人身売買組織の手法として、いかにもありそうで胸糞悪くなりますね。
韓国映画は、こうやってえぐい社会問題をエンタメに平気で入れてくるのがスゴイ。
『ミッドナイト・ランナー』という刑事アクションエンタメ映画では、年ごろの女子を誘拐して排卵誘発剤を飲ませて不妊治療を法外な値段でやっている闇医者に卵子を売り飛ばすという極悪組織が出てきてびっくりしたものです。
ちなみに、今作の黒幕ギテを演じるのは『アジョシ』で人身売買&臓器売買をしている極悪組織のボス兄弟の弟を演じていたキム・ソンオ。
宇崎竜童みたいなスーツを着て少しコミカルですが、とんでもない極悪人なうえにやたらハイテンションでちょっととぼけていて、フィクションでしか有り得ないキャラを見事に面白く成立させています。
そもそもの顔がかなりいい感じに悪いですね、この人(笑)
そして、この闇組織にジョンチョルの美人奥様ジスが狙われて、まんまとさらわれてしまうのです。
奥さん役のソン・ジヒョは、清楚かつキリッとしていて、とても美人でスタイルも抜群なので単純に眼福ですし、こりゃ売春あっせん組織に狙われてもおかしくないという説得力もしっかりとあるので、こちらもベストキャスティング。
ドンソクさんのスター映画ですが、やはり脇がしっかりしてこそですよね。
そして、この組織の悪人共はジョンチョルを舐め腐っているんです。
好き放題要求をしてきて彼を翻弄します。
正直あんな筋肉の塊みたいな人に舐めてかかれる神経が知れませんが…サスペンスアクションの悪役はこうでなければ。
やりすぎなくらいの反撃が始まる
奥さんを奪われたジョンチョルは、舎弟のチュンシクと興信所の社長コムに協力してもらって捜索に乗り出します。
この2人がぶつくさ文句を言いながら「兄貴~」とついていくコミカルさ、かつ時々役に立つコンビって感じで、またいい味を出しています。
そして、こういう単独捜査系のサスペンスでは定番ですが、警察は非協力的でジョンチョルの邪魔にしかなりません。
敵が増えてしまった3人ですが、そのピンチでも知恵を絞って警察を出し抜く様が痛快。
さらに、奥さんの方もただのとらわれ役ではなく、隙をついて逃げ出そうとするなど話を盛り上げます。
ドンソク兄貴と結婚するほどの女性ですから、それくらいやりますよねっていう説得力もあります。
そして話の流れの中で、ジョンチョルが実はかつて“雄牛”と呼ばれた伝説のアウトローだったことが判明。
そこから終盤20分くらいは、もう笑ってしまうレベルでやりすぎな反撃が始まります。
『無双の鉄拳』っていう邦題は偽りではありません。
人を持ち上げてコンクリートの天井に突っ込んでしまう場面まであります。
もう強い強い。敵がかわいそうになってきます。
終盤はさっきまでのハラハラを返してくれと言わんばかりに劇場内は爆笑でした(笑)
ギテ役のキム・ソンオはやられる演技も巧くて、マッチョ男が細身の男をマウントでぼこぼこにしてても悲惨にならないコミカルさを見せてくれて、本当にさすが。
そんな優秀な脇役に支えられて存分に暴れるドンソク兄貴は最高にかっこよく、すべてが解決してイケイケどんどんになるラストの笑顔も最高にキュート。
ご機嫌な気分で映画館を出られる見事な娯楽映画でした。
『無双の鉄拳』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
マ・ドンソク主演「無双の鉄拳」
攫われた妻を追う夫ドンチョルを演じるのはマ・ドンソク!!
”怒れる雄牛”の”無双の鉄拳”を是非劇場で堪能してください!!
「無双の鉄拳」は本日より公開です!!
ご来場お待ちしております!! pic.twitter.com/UtVeTSS8rv— アルバトロス:アジア映画情報「無双の鉄拳」「守護教師」 (@albatrosasia) June 28, 2019
以上、ここまで映画『無双の鉄拳』について紹介させていただきました。
- 脇役がみんな最高です!特に悪役
- 予想外にエグい犯罪組織が出てきてハラハラ
- しかし、そんな連中も邪魔する警察も全部ドンソクが吹き飛ばします!
▼動画の無料視聴はこちら▼