アニメ『憂国のモリアーティ』第12話あらすじ・ネタバレ感想!物語を大きく動かすアイリーン登場

アニメ『憂国のモリアーティ』第12話

出典:『憂国のモリアーティ』公式ページ

名探偵シャーロック・ホームズのライバル、モリアーティ教授を主人公とした『憂国のモリアーティ』。

19世紀末のイギリスを舞台に、犯罪を通じて階級制度を覆そうとするモリアーティ教授の活躍を描いています。

第11話までは、主人公のウィリアム・ジェームズ・モリアーティとシャーロックの出会いがメインでした。

第12話から始まる機密文書に関する事件をきっかけに、ウィリアムの暗躍が本格的に始まります。

それではさっそく『憂国のモリアーティ』第12話のあらすじを見てみましょう。

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アニメ『憂国のモリアーティ』前回第11話のあらすじと振り返り

ロンドンへ向かう汽車の中で起きた殺人事件。

容疑者として挙げられたのはワトソンでした。

シャーロックとウィリアムは、次の停車駅に着くまでに犯人を見つけると宣言します。

それぞれの方法で捜査した結果、2人は同じ人物が犯人だと突きとめました。

シャーロックの推理とウィリアムの機転によって、事件は無事に解決。ワトソンの容疑も晴れます。

その夜、仲違いしていたシャーロックとワトソンは酒場で仲直りしました。

絆を深め、笑顔で酒を交わす2人。

その様子を怪しげな人物が外から眺めます。

ところ変わって宮殿の謁見の間では、女王の前に1人の男がある報告をしていました。

それは英国にとって重要な文書が奪われたというもの。

女王は男に「ホームズ卿」と呼びかけ、文書の奪還を命じたのでした。

【ネタバレ】アニメ『憂国のモリアーティ』第12話あらすじ・感想

事件の前触れは来訪者と手紙

ベーカー街のある朝、シャーロックとワトソンはいつものように朝食を摂っています。

朝から「ワトソンが7ポンド太った」という推理を聞かされたところで、客人が来たと知らされました。

玄関にいたのはホームズと似た雰囲気の男性。

客人はシャーロックと同じ推理を話すと、部屋へ上がるのでした。

ナカジマミドリ

前回のラストで女王陛下に「ホームズ卿」と呼ばれた男性です。シャーロックと同等の推理力を持つ彼が来たことで、物語が大きく動き始めます。

客人は、部屋に入るなりシャーロックに襲いかかります。

応戦するシャーロックでしたが、最後には客人の発砲とともに額から赤いしぶきを上げて倒れたのでした。

すぐにシャーロックに駆け寄るワトソン。

しかし、シャーロックは何事もなく起き上がります。

客人の正体はシャーロックの兄・マイクロフトだったのです。

ナカジマミドリ

ホームズ兄弟はよく見ると目元が似ていますね。それにしても、奇襲に対応できたシャーロックを負かし続けるマイクロフトのポテンシャルには驚きです。

マイクロフトの用件は弟への忠告でした。

「女には気をつけろ。女の嘘を見抜くのは、犯罪の糸をたぐるよりも難しい。」

謎の忠告を残してマイクロフトが去ると、シャーロックは話題を変えます。

朝届いていた、日付も差出人も書かれていない手紙。

便箋に使われていた紙から差出人に当たりをつけた2人は、差出人に会うことにします。

ナカジマミドリ

ワトソンの推理もなかなかですが、やはりシャーロックの推理は鋭いですね。

アイリーン・アドラーをめぐる思惑

一方、マイクロフトはウィリアムの兄・アルバートを呼び出します。

アルバートの能力を見込み、アイリーン・アドラーという女性から機密文書の奪還とアイリーンの抹殺を命じました。

帰宅したアルバートは、ウィリアムとルイスに機密文書の指令について話します。

文書の詳細を話されなかったことから、国家レベルでの機密と判断。

しかし、アイリーンの目的の見当がつきませんでした。

ナカジマミドリ

話された情報以外にも「話さない情報」から状況を判断していくところに頭の回転の早さが伺えます。

場面は変わり、シャーロックとワトソンは手紙に書かれた人物に会いに行きます。

相手はなんとボヘミア国王。

ボヘミア国王の依頼は、自分にとって不都合な写真をアイリーン・アドラーから取り戻すというものでした。

かつて恋仲だったアイリーンから写真を使って脅されていると言うのです。

依頼を引き受けることにしたシャーロックたち。

話が終わり、ボヘミア国王は何事もなく去っていきました。

ところがボヘミア国王が向かったのはロンドンのある部屋。

鏡の前で髪に手をかけると、豊かな金髪が現れます。

ボヘミア国王の正体はアイリーン本人だったのです。

ナカジマミドリ

初登場でこの美しさ!そして平然とシャーロックを騙すしたたかさが魅力的です。

翻弄するアイリーン、振り回されるシャーロック

シャーロックたちはアイリーンの家へ向かいます。

煙玉でボヤ騒ぎを起こした隙に写真を取り戻す作戦を立て、アイリーンと接触。

作戦は成功するかに見えましたが、アイリーンはシャーロックの作戦を見抜いていました。

仕掛けられた作戦を逆手に取り、自宅を本当に炎上させます。

責任を取らせる形で、シャーロックに自分の要求を突きつけるのでした。

ナカジマミドリ

アイリーンといえば、やはりシャーロックを手玉に取るシーン。

シャーロックの部屋に滞在することになったアイリーン。

その様子をウィリアムたちが監視していました。

アイリーンの目的を察したウィリアムたちは、次の一手に移ります。

ナカジマミドリ

色んな立場の思惑が動き出してきましたね…。

シャーロックを買い物に付き合わせるアイリーン。2人はロンドン中を回ります。

川辺で一息ついていると、少女たちの言い争う声が聞こえてきました。

貴族階級の少女が、劇のオーディションを辞退するよう平民階級の少女に迫ります。

争いはエスカレートし、平民階級の少女が川に突き落とされました。

ナカジマミドリ

こんなところでも階級格差が…。身近で根深い問題だということの表れですね。

すると、アイリーンが躊躇いなく川に飛び込みます。

シャーロックは急いでアイリーンと平民の少女を助けました。

突き落とされた少女に、アイリーンは階級格差による現実の厳しさを告げます。

その上で、他を圧倒する実力を発揮すれば良いと励ますのでした。

ナカジマミドリ

アイリーンがただの悪女ではないことが分かるシーン。彼女の人柄に触れた途端、不穏な展開になってきました。

買い物を終え帰宅する2人。

1日アイリーンを見てきたシャーロックは、馬車の中で彼女の人物像を改めます。

アイリーンが馬車から降りると、通りがかりの人とぶつかります。

その胸元には1通の手紙が入っていたのでした。

アニメ『憂国のモリアーティ』第12話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

シャーロック以上の推理力と機転を見せるマイクロフトとアイリーンが登場しました。

高い能力を持つシャーロックも、2人に振り回されます。

今回気になるのは、やはりアイリーンが持つ機密文書。

どんな内容なのか。なぜアイリーンは文書を盗んだのか。

謎は深まるばかりです。

そして、文書をめぐるそれぞれの思惑がどう絡んでくるのでしょうか。

ウィリアムはどう動くのか気になる展開です。

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