『家政夫のミタゾノ3』第3話あらすじ・ネタバレ感想!小堺一機扮する政治家宅に隠された秘密とは?

出典:『家政夫のミタゾノ』公式ページ

家政婦業務をしながら、家に隠された秘密を暴いていき、家庭の中も掃除してしまう女装家政夫・美田園薫(松岡昌弘)のドラマ『家政夫のミタゾノ』第3シリーズ。

第3話では、明らかに何かを隠している政治家のお家へ派遣されます。

忖度三昧、無言の心理戦があちこちで勃発。隠された秘密は何なのか、そして美田園は何をするのか…。

どこかで見た行動や聞いた言葉が目白押しの、おもしろ回にもなっていました。

ではさっそく、レビューをさせていただきます。

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『家政夫のミタゾノ3』第3話あらすじ

『家政夫のミタゾノ3』第3話あらすじ①

『家政夫のミタゾノ3』第3話あらすじ②

発足以来「クリーンすぎる内閣」として高い支持率を維持してきた矢那内閣が、初めて支持率50%割れを記録。

原因は50億円の使途不明金問題だった。

そんな中、三田園(松岡昌宏)と光(伊野尾慧)が矢那内閣の官房長官・内部忠(小堺一機)の自宅に派遣される。

到着早々、風呂場の掃除をしていた三田園たちは、内部が電話で誰かに「“ハワイ”の一件が明るみに出たらまずい。どんな手を使っても、手を汚してでも闇に葬るんだ」と指示しているのを耳にする!

三田園が電話の会話を聞いていたのではないかと訝しんだ内部は「今日ここで聞いたことを外でしゃべったらどうなるかわかってるな」と、脅しも込めて念を押す。

実は先だって、新薬で総理大臣医薬化学賞を受賞した落合康介(大堀こういち)の研究データが、偽物だったという記事が出ることが判明。

内部は秘書官の岡本(東根作寿英)や落合と対応策の協議に追われていたのだ。

内部は、落合の研究データの真偽よりも、総理のスキャンダルの隠蔽中であった…。

さらに内部の自宅には週刊誌が放ったスパイも潜り込んでいた!

内部と岡本らとのやりとりはすべて外部へと筒抜けになっている状況の中、内閣のスキャンダルに興味津々の萌(川栄李奈)までもが光に探りを入れる電話をかけてきて…?

やがて落合の研究データが改ざんされていたことが明らかに。

総理への影響を懸念する内部だったが、矢那総理から「落合は私の古い友人なんだ」と打ち明けられ、さらに「いろいろ頼むよ」という言葉をかけられ、これまでのように1を聞いて10を悟る“忖度”をするべく、動き始める!

そんな内部の動きは、週刊誌からのスパイによって筒抜けに。

しかもデータが改ざんされた新薬にはとんでもない秘密が隠されていた!

三田園と内閣が総理の秘密を巡る“忖度”バトルに発展!?

内部が隠す“ハワイ”の秘密とは…!?

『家政夫のミタゾノ3』第3話あらすじ③出典:『家政夫のミタゾノ』公式ページ

【ネタバレ】『家政夫のミタゾノ3』第3話の感想

美田園薫(松岡昌弘)は政治家宅に、恩田萌(川栄李奈)は事務所で待機

今回、美田園(松岡昌弘)と村田光(伊野尾慧)は官房長官・内部忠(小堺一機)の自宅に派遣されました。

政治家の家らしく、1言われたら10悟らなくてはいけない様子で、村田は困惑していきます。

一方の美田園は難なく馴染んでいき、聞いたことを外で話せばどうなるかわからないと脅されても、動じません。

家政夫業の最中、内部が電話で「ハワイの一件が明るみに出たらまずい。どんな手を使ってでも、手を汚してでも闇に葬るんだ」と話していることを、村田は耳にします。

この一件とは何なのか、ハワイとはいったい?と謎が深まるばかりです。

そして、今回派遣先に呼ばれなかった恩田(川栄李奈)は、村田の話を電話で聞いたり、メディアの情報を探り、内部が何を隠しているのかを事務所から探り始めます。

その姿はまるで、2時間サスペンスドラマの刑事のようです。

恩田さん、暇なんですね。2週連続で美田園と村田に置いて行かれていますからね。

秘密を探ろうとするのは美田園(松岡昌弘)だけではない。

内部が秘密にしていることはいったい何か、もちろん気になることです。

先立って新薬「オメガマークツー」が発表されたものの、それはまだ実験途中だったといいます。

つまり、データを改ざんした状態で発表されたのです。

これを発表したのは、総理のスキャンダルを隠蔽しようするためで、とにかく秘密がいっぱいみたいです。

しかし、このことを暴こうとしているのは美田園だけではありませんでした。

内部忠の娘・内部絵里(川北のん)の家庭教師である近藤翔太(嘉島陸)は、内部の話を録音し、週刊誌に売って真実を白日の下にさらしたいと目論むジャーナリストです。

その正体は美田園によってすぐにバレてしまいました。

内部はスキャンダルを追いかける雑誌社に行かず、世界について書く出版社への道を用意し、手に入れた情報を公表しないように言い出します。

ジャーナリスト魂を熱烈に語ったはずの近藤、すぐに揺らぎ始めました。

薬の副作用。村田光(伊野尾慧)、爆発する

内部の言葉に乗ってしまおうとした近藤。

しかし、近藤はやっぱり、正しいことを世間に出してしまおうと考え直します。

そう考えたきっかけは、絵里の存在です。

小さな子供の未来を考えた時、これでいいのだろうかと思ったのです。

まだ小さい絵里ですが、家のせいですでに忖度を身に着けており、何も言わずとも、その人が何を思っているのかわかってしまうようになっていました。

そんな姿が悲しく思ったのでしょう。

「汚れを隠したままで、子供に恥ずかしくないのか!」

普通なら悪事を止めるためのパワーワードになりそうですが、「自分が内閣総理大臣になるためだ!」と言い、近藤を縛り上げて閉じ込めてしまいました。

そんなにまで隠したいのか…。

しかし、新薬改ざんの濡れ衣を着せられた落合康介(大堀こういち)によって、とんでもない事件が起こります。

実は、発表された新薬「オメガマークツー」には、副作用があり、アドレナリンが上昇すると本音が出てきてしまうというものです。

すると、秘書の岡本正英(東根作寿英)や落合が、今まで内部に思っていた不満をぶちまけ始めます。

しかし、秘密を何か言い出したり、「殺してやるー」などと言い出すのかと思いきや「口が臭いんだー」って…さほど恐怖することではありませんでした。

しかも、コーヒーに混ざったオメガマークツーを飲んだ村田も爆発。

その怒りの矛先は美田園でした。

「年号が言えたからって何が偉いんだー。平成は続くんだー」

村田くん、令和が発表される前に収録されたからわからなかったんでしょうね。

結局、美田園の一発で沈みました。

本音が出てくると言っても、大したことはありませんでした。

思ったよりも大事になりすぎずに拍子抜けする感じが、またこのドラマの味ですね。

ついに突き止めたハワイの一件

汚れは奥深くに入れば入るほど取れにくくなります。

それは、政府の隠蔽も、カーペットにこぼれたコーヒーも同じでした。

美田園はカーペットの汚れ部分に白い布を置き、汚れをたたき出すために床を叩きます。

叩きます?いや、もう太い声を出し、拳で殴っていましたね。

周囲から見れば奇行にしか見えない美田園の行動ですが、奥深くまでしみ込んだ汚れは、その分強く叩く必要があると…。

これを聞いた内部は、娘の絵里の前で泣き出し、近藤にすべてを書いてもらっていいと言い出します。

さて、政府が隠していたこととは何だったのでしょうか?

ハワイからの輸入、粉…家政婦紹介所で勝手に推理をしていた恩田は、これは覚醒剤だと思い込んで、内部の元へと殴り込みました。

しかし真実は、個室フラダンス教室の先生にあげるためのコーヒーの粉をハワイから輸入していたというモノでした。

総理がフラダンスを習っているなど言えるわけはありません。

なので、これらを隠蔽するために、新薬の開発を無理やり発表したといいます。

美田園さんではありませんが、鼻で笑うしかありません。

『家政夫のミタゾノ3』第3話まとめ

クリーンな政治を目指すために、汚れを隠すのではなく、叩き出してまっさらに…家政夫から教わった原理で、内部の心もクリーンになったでしょう。

忖度、1言われたら10悟れという日本の考え方も、時には問題ですね。

しかも昨今では、10悟ったつもりが、10の勘違いを生み出すなんてこともありますからね。

今回は、『必殺仕事人』を思わせる行動や、ゲストが小堺一機さんだったことを良いことに「何が出るかな、何が出るかな、タタタタンタン〜タタタタン〜」と、他局で大きなサイコロを転がしていたあの頃を思い出させるフレーズまで出てきました。

家事にも生き方にも役立つ美田園の知識は、今回も非常に楽しめました。

次回はどんな家事情報と家の秘密が出てくるのでしょうか。

美田園さんに期待しましょう。

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