『メンズ校』第5話あらすじ・ネタバレ感想!島に現れた姉に対する神木の想いとは…?

『メンズ校』第5話あらすじ・ネタバレ感想!島に現れた姉に対する神木の想いとは…?

出典:『メンズ校』公式ページ

離島にある全寮制の進学校『私立栖鳳せいほう高校』。

男子ばかりのこの島で、女性と関わることはほとんどありません。

そんな彼らの前に、1人の女性がやってきました。

どよめく寮生たち。

彼女は真奈(加藤小夏)といって、なんと神木(高橋恭平)の姉だといいます。

いつもチャラい神木ですが、何かと神木を構う真奈に対してそっけない態度を取ります。

しかし主税(道枝駿佑)と花井(長尾謙杜)は真奈に見せてもらった写真に、神木が「好きな子から盗んだ」と言っていたペンダントが映っていたことで、神木の気持ちを知ります。

実は2人の間にはある事情がありました。

真奈と神木はすれ違ったまま、真奈は島を離れることに。

その時5人が取った行動とは?

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『メンズ校』前回第4話のあらすじと振り返り

抜き打ちの所持品検査で脱出用のイカダに使うペットボトルを没収されてしまった5人。

しかし野上(西畑大吾)は第2のイカダ脱出計画を実行すべく、準備に余念がありません。

脱出したら何がしたいかと盛り上がる仲間たちをよそに、主税(道枝駿佑)は自分だけ何もないことに引け目を感じています。

一方、イカダ作りに勤しむ5人を監視する桃井(大西流星)と藤木(大橋和也)。

藤木が乗り込もうとする中、桃井はただその作業を見つめているだけです。

イカダ作りの最中、買い物から戻る主税はエリカ(茅島みずき)という少女と出会います。

女子がいないこの島で唯一の女子の登場ですが、まだ主税しかその存在は知りません。

イカダ計画リベンジも結局失敗してしまいましたが、全員「楽しかったからいいか!」と笑顔で寮に戻るのでした。

【ネタバレ】『メンズ校』第5話あらすじ・感想


女子の二酸化炭素

ある日花井(長尾謙杜)が、源田(藤原丈一郎)と神木(高橋恭平)の汚部屋を片付けていると、主税(道枝駿佑)が部屋を尋ねてきました。

メシ当番である野上(西畑大吾)の姿が見えないと言うのです。

その野上は、以前自分が感じた女子の吐き出した二酸化炭素の発生源を突き止めようとしていました。

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野上には女子の吐き出した二酸化炭素を感知するというしょうもない特殊能力が備わっています。

センサーはやはり保健室で反応しました。

しかし、そこには冴えない保健室の先生しかいません。

野上が感じているのは別のものでした。

「何故だ!?」

そんなことを野上がやっている時、希望寮ではある事件が起きていました。

3次元の女子

なんと、希望寮の玄関に若い女性が立っています。

女っ気のない寮生たちは一気に色めき立ちます。

「3次元の女だ!」

寮に戻った野上は興奮して飛びつこうとしますが、主税たちに取り押さえられます。

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可愛い顔して勉強もできるのに、性癖に難がある野上。残念ですね…。

騒ぎを聞きつけて花井、源田、神木が玄関にやってくると、女性は3人の方を見て笑顔になります。

「塁!」

「真奈!?」

神木に「真奈」と呼ばれた女性(加藤小夏)は、いきなり神木の頭を叩きます。

着ている服が気に入らないというのです。

目を白黒させる寮生たちに真奈は改めて挨拶をしました。

「どうも。弟がお世話になっています!」

真奈は、神木の姉だと言います。

真奈は、弟と2人で話がしたいといって神木を外に連れ出しました。

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神木は周りに1度も姉の存在を明かしていませんでした。姉の来訪に迷惑そうな顔をしていますし、何か事情があるようです。

真奈と塁

「だから言ったのに。寮なんか入ることないって」

神木は自ら志願してこの学校に入りました。

そのことで、母親が自分のせいで塁が家から離れてしまったと責任を感じていると言います。

2人のことが気になって、遠くから様子を伺う4人。

いつもと様子が違う神木のことが気がかりです。

真奈の方も、なんだか寂しそうだと花井は感じます。

「一緒に行くでしょ?花火大会」

「勝手に来たんだろ!頼むからもう放っておいてくれよ!」

神木は真奈を置いて去ってしまいました。

4人に気がついた真奈は、神木の態度を謝りますが、4人は神木はいいヤツすぎるくらいいいヤツだと真奈に伝えます。

moyoko

そう、神木は皆の前ではとても気が利くいいヤツなのです。

彼女も昔は自分にすごく懐いていて、「お姉ちゃん」と呼んでくれてとても仲が良かったと言います。

その頃に撮った写真を、真奈が見せてくれました。

moyoko

その写真にある物が写っていることに、主税と花井が気づきました。

姉貴面するな

神木は自室に逃げ込んでいました。

真奈は、主税たちに案内してもらって神木の部屋に上がり込みます。

そして、真奈が送った服が紙袋に入ったまま置きっぱなしなのを見つけます。

「一緒に出かける私の身にもなってよ〜。」

真奈は弟と近くの町でやっている花火大会に行くため、外泊許可を取っていました。

夜に島に戻ってくるのは難しいため、現地のホテルで1泊する予定とのことです。

moyoko

「お出かけ」「お泊り」の事実を知った野上は卒倒してしまいました。確かに彼らには刺激が強いワードですね。

しかし神木は行かないの1点張り。

とうとう真奈は怒り出してしまいます。

「お姉ちゃんの言うこと聞きなさい!」

「姉貴面するんじゃねぇよ!」

思わず神木の頬を叩いてしまう真奈。

神木はまた飛び出して行ってしまいました。

寂しいと切ないの違い

「見たよね?」

「うん、見た」

主税と花井は、真奈が見せてくれた写真の中で、真奈が神木の持っているペンダントをつけていました。

神木は、ペンダントを好きな子から盗んできたけど、いつか本物にして返したいと話していました。

moyoko

そのことで、2人は神木と真奈の関係に気がついたようです。

花井も、神木が寂しそうに見えていました。

「寂しいっていうか、切ないってやつ?」

主税は、かつてエリカ(桜田ひより)に言われたことを思い出します。

「寂しいと切ないの違い?寂しいは自分の気持ちを大事にした時、切ないは相手の気持ちを大事にした時に使うかな」

お互いを思い合っているのにすれ違っている神木と真奈。

そんな2人を見て主税と花井は切ないと感じるのでした。

良い子の塁

「血が繋がってないんだよね」

真奈の父と塁の母が再婚同士で、2人は血が繋がっていません。

塁は、父親が亡くなる前、お母さんを守ってくれと言われたことを守って再婚後も勉強や家事を頑張ってきました。

ある日、塁の母は真奈の父に「塁が良い子で寂しい」と話しているのを塁は聞いてしまったのです。

次の日から塁に反抗期がやってきて、真奈のことも「お姉ちゃん」と呼ばなくなりました。

真奈は、塁に貰ったペンダントを失くしてしまったことをずっと気にかけています。

そして塁がペンダントを盗んだのは、真奈が本当に欲しがっていたゼロが2つ違う本物を渡すためでした。

moyoko

神木が小金を貯め込んでいるのはそういうわけがあったのですね。いじらしいですね。

「情けないよな。家族を守るために家族から離れたのに、真奈にあんな顔させるなんて」

moyoko

神木の行動は全て家族のためにしていることなのです。どこまで良い子なのでしょうか?

お前はどこにいる?

しかし神木の話を聞いた野上は、神木は母親の発言に腹を立てて反抗期に入ったわけではないと気づきました。

「母親のオーダーに応えたんだろ。手のかかる息子が欲しいという…。」

神木は答えませんでしたが、否定もしませんでした。

「それで、お前はどこにいる?」

源田が神木に問います。

「父のために良い子になって、母のために悪い子になって、姉のために弟になって、本当の塁はどこにいる?」

「いねぇよ。どこにも」

moyoko

どれも本当の神木なのでしょうが、心の中にコアとなる思いがあるはずです。神木はそのことに気がつくことができるでしょうか?

真奈は、塁がその気にならないことを感じて帰ることにしました。

なんとか女性と関わりたい寮長の藤木(大橋和也)はなんでもするとアピールします。

「じゃあちょっとお願いがあるんだけど」

真奈は、藤木のはからいで神木の部屋に入れてもらいました。

moyoko

いつもは規律に厳しい藤木も、女の人のためなら平気で規律を破ります!藤木も男の子ですね!

自分に嘘はつくな

主税たちは真奈が帰ることを知っても動かない神木を説得しますが、神木は真奈に会おうとしません。

「結婚するんだ、アイツ」

真奈は、結婚で家を出る前に塁とちゃんと話をするために、花火大会に塁を誘ったのです。

昔よく一緒に見た花火の前なら、お互い素直になれると思ったようです。

「だから、いいんだよ、これで」

「嘘つけ!」

主税は思わず立ち上がります。

エリカはかつて主税にこう言いました。

「自分に嘘つくって、他人につくより最低」

結婚しようがどうしようが、気持ちを伝えたら変わるかもしれません。

主税はそんなことで塁に諦めて欲しくありませんでした。

moyoko

恐らく、神木の真奈への思いは本物です。だからこそ主税は神木が何もしないのがもどかしいのでしょう。

お前は自由だ

「連れ子同士は結婚できるぞ」

野上も援護射撃をします。

しかし、神木は自分の気持ちを言わないと言います。

何故なら、自分を振るにしても振らないにしても、真奈にそんな選択をさせることが自分にとってキツイからです。

「神木、お前は今、自由だ」

源田が前に出ます。

moyoko

今の神木は息子でも弟でもありません。そんな神木はどんな自分を選ぶのでしょう?

「わかんねぇよ!」

でも、今神木が感じるのは、とにかく走って真奈を追いかけて抱きしめたい。後のことはそこから決めたいということでした。

それを聞いて5人は一緒に走り出しました。

moyoko

花井は神木にきちんと真奈がくれた服を着せ、頭にムースをつけてあげています。可愛い行動ですね!

神木が選んだ神木

急いで船着き場に走ったものの、船はすでに出航してしまっていました。

これで良かったんだと諦める神木。

しかし、野上は飛んできたチラシの紙飛行機を見てまだ終わっていないことを悟ります。

moyoko

この紙飛行機、なんと引きこもり桃井(大西流星)が飛ばしたものです。5人にヒントを与えてあげたのです。

5人は船を見送るため、反対側の岬まで走りました。

真奈は、神木の部屋から見つけたペンダントをつけて船に乗っていました。

すると、遠くから声がします。

島の方を見ると、シャツを着て大漁旗を振っている塁の姿が見えました。

「行け~!」

4人は旗を振りながら祈るような気持ちで神木を見守ります。

「姉ちゃん!結婚おめでとう!」

神木は何度もそう叫びました。

moyoko

ここでもう涙が止まりません。とても切ないものの感動的なシーンです!

自由って?

神木が選んだ神木は、主税たちが思っている以上にとことんいいヤツでした。

真奈は笑顔で手を振りながら小さくなっていきました。

神木の部屋には真奈が書き残したメモが置かれています。

「ペンダントは返してもらいます。安物だけど、私にとっては世界で1番大切な宝物なので…。」

主税は今まで行きたいところに行って、やりたいことをやって、言いたいことを言うのが自由だと思っていました。

だけど、あの時の神木を見て、彼がすごく自由に見えたのです。

「エリカ、自由って…もしかしたら」

波打ち際では、ポニーテールのエリカ(茅島みずき)が裸足で歩いていました。

『メンズ校』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回は想像以上に胸キュン回となりました。

連れ子同士の姉弟が、姉の結婚によって疎遠になってしまい、最終的に弟が「姉ちゃん、おめでとう」と伝えるのはベタな展開ではありますが、こういったものが1番グッときてしまいます!

そんな神木を見て、「自由」にはいろいろなとらえ方があると気づき始めた主税。

この気づきが今後どう物語に関係してくるのでしょうか?

そして、ポニーテールのエリカとの関係はどうなっていくのかも気になります!

次回はとうとう桃井が部屋から出て登校し始めます。

桃井は5人と友達になれるのでしょうか?

要チェックです!

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