亡くなったおばあちゃんが聞かせてくれた歌を聞いていた前田朱利。
授業が始まっているのも気づかず聞いていると、教師に携帯を没収されてしまいます。
その時イヤホンが外れ、彼女が聞いていた音がクラス中に聞かれてしまい赤っ恥。
その音は雪の祖父・松吾郎が作り続けていた即興曲「春暁」。
なぜ朱利の手元にその音が!?
そして、音楽室に会った三味線を津軽三味線愛好会で使わせてもらう許可を得るため、雪たちは神木清流のコンサートへ。
すると彼は突然雪に三味線を弾くようにと言うのですが…。
目次
アニメ『ましろのおと』前回第2話のあらすじと振り返り
自身の母・梅子に拉致され、東京の下町で1人暮らしをすることになった雪。
今までは松吾郎が親代わりでしたが、東京に出てきたからには梅子が保護者になろうと豪語します。
兄・若葉に連れられ嫌々通い始めた高校では、津軽三味線愛好会を1人で頑張る前田朱利が緒方洸輪が置いて行った三味線を使っていいかと顧問・小藪の元へ。
バラバラに分解され組み立て方がわからないこの三味線を、雪はスッと組み立て、その質の良さも伝えます。
数日後、津軽へと戻る若葉を引きとめた雪は、最後に2人で弾こうと神社へ。
幼いころから即興で作った曲をかき鳴らすのでした。
【ネタバレ】アニメ『ましろのおと』第3話あらすじ・感想
朱利が聞く『おばあちゃん 思い出の曲』
朱利の幼馴染・山里結は、雪が三味線を組み立てたと聞くと、雪に「津軽三味線愛好会に入部をしないか」と声をかけます。
しかし、三味線に興味のない山里から言われてあっさり断る雪。
誘うなら自分が三味線に興味を持ってからにしろと言われます。
雪はどうしてそこまで朱利が津軽三味線をやりたいのか疑問を抱いていると、その答えの一つはすぐに判明。
登校時や休み時間に朱利がスマホで何かを聞いているのですが、授業が始まっているのに気づかず聞き続けたことで没収されてしまいます。
その時イヤホンが外れると、そこから流れてきたのはおばあちゃんが「タンタンタ~ン」と歌っている声でした。
朱利は泣き出し、先生はもちろんクラス中が唖然。
そして、雪はそのフレーズは松吾郎の即興曲「春暁」じゃないかと気づきます。
「なしてだ、前田朱利。なしてあの子が…」と言って職員室に向かった朱利を探し迷子になる雪でしたが、構内を駆け回りようやく彼女を見つけると「あの曲のフレーズ、どごで聞いた?」と聞きます。
朱利のおばあちゃんが奉公先で聞いた曲で音がない、だからこの曲を知っている人に出会うために、彼女は三味線愛好会を作って続けていることを語ります。
おそらく朱利の祖母が聞いた「春暁」は、松吾郎が旅をしている時に作られたもの。
雪が知っている「春暁」とはすでに音が違うと思い、彼はこれ以上聞くことをしませんでした。
朱利の幼馴染であり、彼女に思を寄せる青年・矢口海人は、雪が朱利を困らせているのを目撃すると、鼻息を荒くしてやってきます。
朱利は男嫌いなんだからほいほい近づくなと言うが、用は済んだから帰ろうとする雪。
すると朱利は雪を引きとめ、「私はあの曲を弾ける?それとも澤村君が弾ける?」と聞きます。
雪が聞いていた時と朱利のおばあちゃんが聞いたときとではすでに形がすでに変わっているから弾くことはできないと言うと、そこにいた山里結はどうして曲のことを聞いたのだと激怒。
そして結は、雪と共に津軽三味線愛好会に入ると言い出したのでした。
KAMUI
神木清流の奏でる三味線に心を持っていかれた雪
津軽三味線愛好会の人数が増えたことにより、顧問の小藪啓子は、緒方洸輪が置いていった三味線を使っていいのか許可をもらうため、彼のコンサートに行こうと提案します。
コンサート当日。
朱利達と共に神木清流の奏でる三味線を聞いた雪は、彼が太棹で繊細な音を出すことに驚き、無の世界に引っ張られる、そんな印象を受けます。
清流が曲を弾き終わり拍手が喝采。
その時、雪はたじろぐのでした。
神木清流の前でどんな音を鳴らせばいい?
コンサート終了後、三味線の使用許可をもらうため、神木清流の楽屋を訪れた雪たち。
朱利が使っていいかと聞くと、清流はあっさりと使って良いと言います。
しかし、雪は「こんないいものをなんで置いて行ったんだ」と聞きます。
使わないから次の人のために置いて行ったと説明するが、処分されていた可能性があるだろうと言われ、お互いに衝突し始めます。
しかし、自分に噛みついてきた青年が名人・澤村松五郎の孫だと気づくと、自身の三味線を手渡し、腕試しと称して何か弾いてみてごらんと言い出します。
三味線の大会に出てこないため、どんな音を奏でるのか誰も知らない澤村雪。
そんな彼を田沼舞という少女がライバル視していることでよく聞いていたのです。
表舞台に出てこないからズルいという舞の話を聞いた清流は、ここで雪の音を聞こうと考えたのです。
もしも自分にない音を鳴らすなら刺激的に思い、そして嫉妬するだろう…そう思っていた清流でしたが、雪の弾いた三味線はつまらないものに終わってしまうのでした。
KAMUI
「いち高校生がここまで弾けたらまあまあだよね」と言われた雪はライブハウスを飛び出すと、かつてタケトのライブで彼の腕前を知っていた結が追いかけ、どうしてプロの前で手を抜いたのかと聞きます。
じょんがら節を弾こうとした雪でしたが、それがどんな音だったか忘れてしまったのです。
手は抜いていない。弾けなかった。
神木清流に何を聞かせるのか、何のために弾くのかが分からなかったのです。
KAMUI
できないことでも精一杯やる。桜の言葉を聞いて雪は決意する
土砂降りの中、傘もささずに帰って来た雪がどんよりしていると、食堂を閉めようとしていた桜はビックリします。
雪は彼女に対し、こんな質問を投げかけました。
「もし、自分じゃできないことをやってくれって頼まれたらどうする?」
「やらないですよ。でも状況によります。それがとっても大切なことでやらなきゃ後悔があるようなことだったら、失敗しても自分流で頑張ります」
桜の言葉に背中を押された雪は、翌日朱利の元へ。
雪は、おばあちゃんに聞かせている曲が記憶の中にあるものと違っても良いなら弾くと朱利に伝えます。
おばあちゃんの音のない記憶に今、音が入る。
そんな瞬間がやってくることを知った朱利は涙を流すのでした。
KAMUI
アニメ『ましろのおと』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
🎶ご視聴ありがとうございました🎶
雪がおばあちゃんの思い出の曲を弾いてくれると聞いて感激する朱利。
第三話「驟雨」はAmazon Prime Videoにて独占配信開始📺
ぜひ繰り返しご視聴ください✨https://t.co/Avf0m2XnCM#ましろのおと pic.twitter.com/vgLxChSfgP— 『ましろのおと』TVアニメ公式 (@mashironooto_pr) April 16, 2021
松吾郎の音がなくなって東京に出てきたら、まさかこんな出会い方をするなんて…もはや運命でしょう。
最初こそ弾けないと言った雪ですが、次回は彼なりに精一杯頑張ることでしょう。
そして、神木清流の評価はツマラナイだった雪の演奏ですが、いずれその評価を覆す瞬間がやってくるのでしょう。
それは一体どんな出来事がきっかけなのでしょう。ますます楽しみです。
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