この度、国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第75回(2020年)毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が決まりました。
黒沢清監督が初めて歴史の闇に挑んだ劇場版『スパイの妻』が最多10ノミネート、次いで人生から見放された3匹の負け犬たちが、リングの上で巡り合う『アンダードッグ』が8ノミネート、『朝が来る』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』が6ノミネートなど、2020年を代表する話題作、秀作、力作、優れた映画スタッフらが揃いました。
発表は来年1月下旬です。
目次
「第75回毎日映画コンクール」ノミネート作品、ノミネート者一覧
作品部門
日本映画大賞・日本映画優秀賞
- 『朝が来る』
- 『アンダードッグ』
- 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
- 『スパイの妻』
- 『MOTHER マザー』
外国映画ベストワン賞
- 『異端の鳥』
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
- 『TENET テネット』
- 『はちどり』
- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『燃ゆる女の肖像』
俳優部門
男優主演賞
- 石橋蓮司『一度も撃ってません』
- 草彅剛『ミッドナイトスワン』
- 高橋一生『スパイの妻』
- 森崎ウィン『本気のしるし 劇場版』
- 森山未來『アンダードッグ』
女優主演賞
- 蒼井優『スパイの妻』
- 芦田愛菜『星の子』
- 土村芳『本気のしるし 劇場版』
- 長澤まさみ『MOTHER マザー』
- 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
男優助演賞
- 阿部サダヲ『MOTHER マザー』
- 宇野祥平『罪の声』
- 勝地涼『アンダードッグ』
- 北村匠海『アンダードッグ』
- 成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』
- 東出昌大『スパイの妻』
女優助演賞
- 浅田美代子『朝が来る』
- 神野三鈴『37セカンズ』
- 岸井ゆきの『空に住む』
- ベッキー『初恋』
- 蒔田彩珠『朝が来る』
- 渡辺真起子『37セカンズ』
スポニチグランプリ新人賞(男性)
- 上村侑『許された子どもたち』
- 岡田健史『望み』
- 奥平大兼『MOTHER マザー』
- 下倉幹人『アイヌモシリ』
- 宮沢氷魚『his』
- 寄川歌太『滑走路』
スポニチグランプリ新人賞(女性)
- 芋生悠『ソワレ』
- 佳山明『37セカンズ』
- 工藤遥『のぼる小寺さん』
- 服部樹咲『ミッドナイトスワン』
- モトーラ世理奈『風の電話』
- 森七菜『ラストレター』
スタッフ部門
監督賞
- 大林宣彦『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
- 河瀬直美『朝が来る』
- 黒沢清『スパイの妻』
- 諏訪敦彦『風の電話』
- 武正晴『アンダードッグ』
- 土井裕泰『罪の声』
脚本賞
- 足立紳『アンダードッグ』、『喜劇 愛妻物語』
- 野本亜紀子『罪の声』
- 濱口竜介、野原位、黒沢清『スパイの妻』
- 丸山昇一『一度も撃ってません』
撮影賞
- 今井孝博『窮鼠はチーズの夢を見る』
- 佐々木達之介『スパイの妻』
- 月永雄太、榊原直記、河瀬直美『朝が来る』
- 西村博光『アンダードッグ』
- 灰原隆裕『風の電話』
- 三本木久城『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
美術賞
- 安宅紀史『スパイの妻 』
- 磯見俊裕、露木恵美子『罪の声』
- 磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』
- 瀬下幸治『Fukushima50』
- 相馬直樹『窮鼠はチーズの夢を見る』
- 竹内公一『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
音楽賞
- 渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』
- 長岡亮介『スパイの妻』
- 半野喜弘『窮鼠はチーズの夢を見る』
- 安川午朗『一度も撃ってません』
- 山下康介『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
録音賞
- 内田誠『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
- 加藤大和『罪の声』
- 藤丸和徳『アンダードッグ』
- 森英司、ロマン・ディムニー『朝が来る』
- 矢野正人『おらおらでひとりいぐも』
- 吉野桂太『スパイの妻』
アニメーション部門
アニメーション映画賞・大藤信郎賞
- 『生きる壁』
- 『いしのしし』
- 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
- 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
- 『劇場版 ごん -GON, THE LITTLE FOX-』
- 『音楽』
- 『かたのあと』
- 『サイダーのように言葉が湧き上がる』
- 『The Balloon Catcher』
- 『ジョゼと虎と魚たち』
- 『DINO!』
- 『どうにかなる日々』
- 『Birth-めぐるいのち-』
- 『附子』
- 『魔女見習いをさがして』
- 『Radio Town』
- 『レベッカ』
- 『わたしたちの家』
ドキュメンタリー部門
ドキュメンタリー映画賞
- 『アリ地獄天国』
- 『サマショール 遺言 第六章』
- 『さよならテレビ』
- 『セノーテ』
- 『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』
- 『れいわ一揆』
毎日映画コンクール概要
毎日映画コンクールは 1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。
演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴です。
各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約 80 人が選考にかかわり、毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を獲得。
第75回となる今年度から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」での開催を予定しています。今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていきます。
第75回毎日映画コンクール
<対象作品>
2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)
<表彰>
- 作品部門=日本映画大賞、日本映画優秀賞、外国映画ベストワン賞
- 俳優部門=男優主演賞、女優主演賞、男優助演賞、女優助演賞、スポニチグランプリ新人賞
- スタッフ部門=監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞
- ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞
- アニメーション部門=アニメーション映画賞、大藤信郎賞
- TSUTAYA プレミアム映画ファン賞
- 田中絹代賞
- 特別賞
<発表>
2021年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上
<表彰式>
2021年2月17日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)
主催:毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
特別後援:カルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(TSUTAYA、Tポイント・ジャパン)
後援:経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、目黒区芸術文化振興財団
協賛:東急グループ、東日印刷/共催 目黒区/協力 ウォーターマン、エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール、下関市(山口県)、城西国際大学、Base KOM
公式HP:https://mainichi.jp/mfa/
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