「第75回毎日映画コンクール」受賞作品・受賞者決定!大賞に輝いたのは大森立嗣監督の『MOTHER マザー』

「第75回毎日映画コンクール」受賞作品・受賞者決定!大賞に輝いたのは大森立嗣監督の『MOTHER マザー』!

(C)2020「MOTHER」製作委員会

この度、国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第75回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定しました。

「第75回毎日映画コンクール」受賞作品・受賞者決定

日本映画大賞に輝いたのは、大森立嗣監督の『MOTHER マザー』。

『MOTHER マザー』

(C)2020「MOTHER」製作委員会

日本映画優秀賞には『アンダードッグ』(武正晴監督)が受賞し、男優主演賞の森山未來、撮影賞の西村博光、録音賞の藤丸和徳、瀬川徹夫と合わせて最多4冠を獲得しました。

『アンダードッグ』

(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

女優主演賞には『喜劇 愛妻物語』の水川あさみが輝き、男優助演賞には『罪の声』の宇野祥平が受賞、女優助演賞には『朝が来る』の蒔田彩珠が受賞し、監督賞の河瀬直美と合わせて『朝が来る』は2冠を獲得。

また、『許された子どもたち』の上村侑、『37セカンズ』の佳山明にはスポニチグランプリ新人賞が贈られます。

田中絹代賞は、梶芽衣子が受賞となりました。

脚本賞は『一度も撃ってません』の丸山昇一、美術賞は『ばるぼら』の磯見俊裕、露木恵美子、音楽賞は『ミッドナイトスワン』の渋谷慶一郎が受賞。

アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)、大藤信郎賞は『音楽』(岩井澤健治監督)、ドキュメンタリー映画賞は『れいわ一揆』(原一男監督)がそれぞれ受賞しました。

外国映画ベストワン賞は『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が選ばれ、さらに特別賞は昨年亡くなった大林宣彦監督の妻であり、映画プロデューサーの大林恭子に決定。

映画ファンが選ぶTSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門は『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)、外国映画部門は『TENET テネット』(クリストファー・ノーラン監督)が受賞しました。

表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月17日に開催が予定です。

「第75回毎日映画コンクール」受賞結果

  • 日本映画大賞『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)
  • 日本映画優秀賞『アンダードッグ』(武正晴監督)
  • 外国映画ベストワン賞『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)
  • 男優主演賞 森山未來『アンダードッグ』
  • 女優主演賞 水川あさみ『喜劇 愛妻物語』
  • 男優助演賞 宇野祥平『罪の声』
  • 女優助演賞 蒔田彩珠『朝が来る』
  • スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』
  • スポニチグランプリ新人賞(女性)佳山明『37セカンズ』
  • 監督賞 河瀬直美『朝が来る』
  • 脚本賞 丸山昇一『一度も撃ってません』
  • 撮影賞 西村博光『アンダードッグ』
  • 美術賞 磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』
  • 音楽賞 渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』
  • 録音賞 藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』
  • アニメーション映画賞『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)
  • 大藤信郎賞『音楽』(岩井澤健治監督)
  • ドキュメンタリー映画賞『れいわ一揆』(原一男監督)
  • TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門『ミッドナイトスワン』
  • TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門『TENET テネット』
  • 田中絹代賞 梶芽衣子
  • 特別賞 大林恭子(映画プロデューサー)

毎日映画コンクール概要

毎日映画コンクール

毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞です。

演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴。

各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約80人が選考にかかわり、毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ています。

第75回となる今年度から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」での開催を予定。

今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていきます。

第75回毎日映画コンクール

<対象作品>
2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品。(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)

<表彰>

  • 作品部門=日本映画大賞、日本映画優秀賞、外国映画ベストワン賞
  • 俳優部門=男優主演賞、女優主演賞、男優助演賞、女優助演賞、スポニチグランプリ新人賞
  • スタッフ部門=監督賞、脚本賞、撮影賞、美術賞、音楽賞、録音賞
  • ドキュメンタリー部門=ドキュメンタリー映画賞
  • アニメーション部門=アニメーション映画賞、大藤信郎賞
  • TSUTAYAプレミアム映画ファン賞
  • 田中絹代賞
  • 特別賞

<発表>

2021年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上

<表彰式>

2021年2月17日、めぐろパーシモンホール(東京都目黒区八雲1の1の1)

主催:毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
特別後援:カルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(TSUTAYA、Tポイント・ジャパン)
後援:経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、ユニジャパン、映像産業振興機構(VIPO)、目黒区芸術文化振興財団
協賛:東急グループ、東日印刷
共催:目黒区
協力:ウォーターマン、エース、黒谷美術、芸游会、サッポロビール、下関市(山口県)、城西国際大学、Base KOM
公式HPhttps://mainichi.jp/mfa/

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