華(深田恭子)と和馬(瀬戸康史)の家に再び平穏な日々が訪れました。
杏(小畑乃々)も華のことを受け入れてくれました。
ある日、同じく平穏を取り戻していた美雲(橋本環奈)の元に尊(渡部篤郎)が現れ、また頼み事をしたいと言います。
一方、お宝不足で体調不良を訴える悦子(小沢真珠)は、渉(栗原類)から高価なジュエリーの情報を聞きますが、渉は美雲にプレゼントするのだと言って聞きません。
そして華は円城寺(大貫勇輔)から「父が帰ってきたのでごまかすためにフィアンセのふりをしてほしい」と頼まれます。
円城寺の突然の申し出に戸惑う和馬でしたが、円城寺の父はとんでもなく恐ろしい人物なのでした。
今回は『ルパンの娘~愛の物語~』と題された完全オリジナルストーリーの特別編となります!
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目次
『ルパンの娘2』前回第8話(最終回)のあらすじと振り返り
華(深田恭子)は娘の杏(小畑乃々)に自分たちがLの一族だと知られてしまいました。
家族の真実に杏はショックを受けます。
一方、ニセLの一族である盗賊団に刺された和馬(瀬戸康史)は病院に運ばれ、危篤に陥ってしまいました。
世間では、Lの一族は生きているとの噂が飛び交っています。
尊(渡部篤郎)は逃げることなくこの騒動を終わらせるべく、美雲に協力を要請し、盗賊団との戦いに臨みます。
そしてLの一族が盗賊団の数の多さに負けそうになった時、ピンチを救ったのは『Lの呼吸』の使い手である杏でした。
三雲家の絆はさらに固まりましたが、Lの一族には世間には知られていないもう一人のLが存在することが明らかになります。
その人物こそが盗賊団の黒幕だったのです。
【ネタバレ】『ルパンの娘2』特別編あらすじ・感想
戻ってきた平穏な日々
ニセのLの一族を本物に仕立てあげて逮捕させてからしばらく経ち、華(深田恭子)の生活は平穏なものに戻っていました。
「ずっとこの平穏な日常が続いて欲しい。今度こそ」
moyoko
美雲(橋本環奈)の住むアパートも、うるさい隣人カップルが引っ越したことで、静かな日常を手に入れていました。
すると、そこに意外な訪問者が現れます。
尊(渡部篤郎)が正装をしてお金で買った菓子折りを持っています。
moyoko
美雲はその鋭い洞察力で、尊が家族には言えない頼みごとがあるのだろうと推測しました。
尊は、逃げた盗賊団の男にてんとう虫をつけたが、GPSの電波が弱くて正確な居場所がわからなくなっているため、優秀なエンジニアである猿彦(我修院達也)に受信機の精度を上げてもらい、男の居場所を掴んで欲しいと話します。
そしてそれは、娘や息子には言えないことだと尊は言いました。
グレースケリーのリング
尊が家に戻ると、悦子(小沢真珠)がお宝不足で息も絶え絶えになっています。
「息苦しくて死にそうよ!」
すると渉(栗原類)がLの一族におあつらえ向きのお宝を探し出してきました。
それはグレース・ケリーが婚約した時に送られたというカルティエのダイヤのリングです。
尊と悦子はすぐにいただきに上がろうとしますが、渉は彼女にあげたいと言い出しました。
「ハッキリとわかる。美雲はもう俺に惚れてる」
moyoko
その頃、猿彦が尊から預かった受信機の改良をしていると、どこからともなく声が聞こえてきます。
その声は、猿彦のそばに置いてある虫かごから聞こえてきました。
猿彦によれば、寝ている美雲の枕元にとまっていたというのです。
てんとう虫は言います。
「俺、いつも見守ってる」
美雲はそういえば、その声はあの時渉の喉から出ていたことを思い出しました。
「ストーカー!?」
moyoko
遊んだ記憶
翌朝、杏は一緒に遊ぼうと言ってじいじたちを家に呼び寄せました。
杏は、華に買ってもらった中国ゴマをやりたいと言います。
華は、子供の頃このコマで父と遊んだことを思い出し、懐かしくなって買ったのだと語りました。
moyoko
悦子は思い出したように、尊は昔『泥棒かくし芸大会』のために練習をしていたと話し、尊とマツ(どんぐり)はそれに乗っかりますが、杏にやって見せてと渡されても、尊にはコマを回すことはできないのでした。
moyoko
尊たちが帰った後、今度は円城寺(大貫勇輔)が華の家に現れます。
何やらとても苦しそうです。
彼はいつものように歌を歌おうとしても歌えません。
そしておもむろに土下座をし、華にこう言います。
「頼む!今日一日だけ僕のフィアンセになってくれないか」
moyoko
円城寺パパ
聞けば、円城寺の父が緊急来日して、まだ華と結婚していないと聞いて怒り出したのだそう。
もう華と事実婚状態で一緒に暮らしていると言えば、納得するだろうというのです。
そして、すでにマンションの下まで呼んでしまっているとのこと。
突然のことに和馬(瀬戸康史)は困惑しますが、父に逆らったら恐ろしいことが起きると聞いた和馬は華を一日貸すことにしました。
「やっかいな人物がやってきたな」
三雲家でモニタリングをしている尊は苦い顔をします。
円城寺父・豪(市村正親)は華に好みのウエディングのことを尋ねるなど、結婚話をどんどん進めてきました。
そして華がつけている指輪を見て、約束が違うと怒り出します。
豪は息子の輝にグレース・ケリーのジュエリーをプレゼントしろと言いつけてあったからです。
moyoko
泥棒合戦
輝はすぐに取りに行くと言いますが、それには豪もついていくと言い出しました。
「これは面倒なことになった」
尊は豪と話をすることに。
その時渉に美雲から荷物が届きました。
急いで開けると、そこには渉が送ったてんとう虫と「こういうことは二度としないでくれ」という手紙が添えられていました。
moyoko
美雲は1人、GPSを追って山中にある小屋に辿り着いていました。
床には血痕が残っています。
そして、そのそばにはてんとう虫が落ちていました。
そして人気のないところで落ち合った尊と豪。
尊は世界に股をかける大泥棒一家である円城寺家の人間が、華の近況を知らないわけではないと考えていましたが、案の定豪は華が警察官と結婚している情報を掴んでいました。
moyoko
ところが、豪の提案で両家はカルティエのリングを巡って泥棒合戦をすることで話をつけました。
華をめぐる戦い
グレース・ケリーのカルティエのリングを奪い合うことになったLの一族と円城寺家。
かつて、華と輝は許嫁だったこともあり、Lの一族が負ければ華を差し出すことになったと言います。
決戦は今夜の20時から。
「私を売ったの!?」
勝手に話を進められた華は怒り出しますが、尊は自分たちが負けるはずはないと自信満々。
しかし、美雲にフラれた渉はフリーズしてしまって使い物になりません。
リングの持ち主は鉄壁のセキュリティを敷いています。
渉の技術がなければうまくいきません。
「この勝負負けるかもしれないな…」
moyoko
円城寺の本気
その夜。
輝は父から、男なら本当に欲しいものを奪い取れと発破をかけられます。
華は、輝が本気なのか問いただします。
輝は、小さい時から華と一緒にいて、一生一緒にいるものだと思っていました。
泥棒一家に生まれた華は、ずっと恋も結婚もしないと言っていたため、輝はあまり彼女に深入りしないように気を付けていました。
ところが、ある日華は突然和馬と付き合い出し、しかも相手は警察官だと言います。
相談役に徹していた輝でしたが、警察官との恋に苦しむ華を見ていられなくなりある日ついに自分の気持ちをぶつけたのでした。
「僕じゃダメかい?好きだ。」
一度は自分の気持ちを受け入れてくれた華でしたが、やはり華は和馬のことを忘れられず、輝は華のために身を引いて2人を見守ることにしたのです。
「だけど、今夜は本気で勝負に挑む。和馬くんから華を奪って見せる!」
moyoko
いざ出陣
このままでは華が『円城寺華』になってしまいます。
「あの歌はたまーに聴くぐらいがいいのよね」
moyoko
しかし三雲家は渉は使い物にならないし、高齢のメンバーしかいないのです。
どんなトラップも華麗にくぐり抜ける円城寺家にこちらの勝ち目はありません。
誰かフレッシュな人材が欲しいところですが、杏を呼ぶわけにもいきません。
「でも他に誰がいるというんだ」
華は仕方なく一緒に行くことにしました。
Lの一族は円城寺家とは反対側の遠回りルートを使うことになりました。
そのためには、まずは悦子とマツがリングの持ち主の強欲じいさんの気を引いて部屋を通り抜けられるようにする必要があります。
悦子は張り切ってじいさんを誘惑しに行きました。
そこに白塗りの『大阪ジェーン』に扮したマツもついていきます。
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ところが強欲じいさんは下品な女は嫌いだと言ってマツを選びました。
選ばれなかった悦子はカンカンです。
moyoko
あんたが犯した罪、悔い改めな!
その頃円城寺家はリングの置いてあるミュージアムの手前まで来ていました。
そこにはたくさんのセンサーが張り巡らされています。
少しでも触れるとマシンガンが発射されてしまいますが、輝は華麗なアクロバットでマシンガンの弾を避けていきます。
moyoko
一方、悦子たちに任せられないと思った華たちは、屋敷に乗り込みました。
突然のLの一族の出現に驚いた家主たちは攻撃を仕掛けてきますが、尊がそれをかわしていきます。
コケにされた悦子は、倒れた家主に向かって叫びます。
「あんたが犯した罪、悔い改めなさいよ!!」
moyoko
無事にトラップを抜けた輝は、ミュージアムに侵入しました。
少し遅れて華も到着します。
輝の幸せ
「すまないね、華。お先に失礼するよ」
輝はそう言ってリングの入ったガラスケースに手を掛けます。
すると、ケースからトラップが飛び出してきて輝は足をとられてしまいました。
moyoko
「僕の負けだ。華」
華はあとからやってきたマツに足にかかったトラップの鍵を開けるように頼みます。
その間に尊たちはリングを手にしました。
輝はもちろん、わざとトラップに引っかかったのでした。
愛する華を悲しませることなんてできなかったのです。
「それでお前は幸せなのか?」
豪が尋ねると、息子はそれで幸せだと答えます。
愛する人が笑顔で幸せで暮らしている。それだけで満たされるのだというのです。
「だけど、パパのおかげで気持ちにケリをつけることができたよ」
moyoko
かつてのライバル
「血は争えんな」
豪は苦笑します。
かつて、彼にも1人の女性を巡ってとある泥棒とグレース・ケリーのリングを奪い合った過去がありました。
そして、2人が愛し合っていることを知った豪は身を引いたのです。
しかし相手はわざと負けたものを貰いたくないと、リングを手放したのでした。
moyoko
その時Lの一族が現れました。
今回も、輝が手を抜かなければ負けていたかもしれません。
尊はリングを受け取れないと言います。
しかし豪もそちらが勝ったのだから受け取って欲しいと引きません。
華は「他人のものなんだから返そうよ」とごもっともなツッコミを入れます。
尊は、悦子がお宝不足なこともあり今回は仕方なく受け取ることにしました。
豪は、華にこれからも輝の良い幼馴染でいて欲しいと頼むと、どこからともなく音楽が流れてきます。
歌って楽しいな
円城寺親子は歌い始めました。
Lの一族はそれに参加せず、黙ってそれを聴くことにします。
moyoko
「息子のためとはいえ無理を言って悪かったな」
豪は、輝のために今回の泥棒合戦を計画したのでした。
しかし、尊はそれだけではないと踏んでいました。
その予想通り、豪は海外でLの一族についての日本の報道を見て、気になって来日したと言います。
「彼女の居場所はまだ掴めていないのか?」
尊は、巌(麿赤兒)と探偵が行方を追っていると答えます。
盗まれた子供
その頃、北条家では山小屋から拾ってきたてんとう虫の修理が済み、中のデータを確認した美雲はモニターを凝視していました。
「これがおじいさまの仇!」
ナターシャはその仇に向かって『玲様』と言っていました。
もう1人のLの一族です。
尊は、もう1人のLを探すために渉にあるものを開発させていると豪に明かします。
「あのことはまだ華ちゃんには言っていないのか?」
尊は首を横に振ります。
「言えるわけがない。華が盗まれた子供だったなんて」
『ルパンの娘2』特別編あらすじ・ネタバレ感想まとめ
SPエピソード
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今回は大貫勇輔さん演じる円城寺がフィーチャーされた『愛の物語』とサブタイトルがついた特別編でしたが、本編の続きの要素も散りばめられていて、かなり気になる終わり方をしました。
豪が『彼女』と言っていたのは、ナターシャのことなのか、三雲玲のことなのか?
華が『盗まれた子供』とはどういうことなのか?
何気に、渉が何を開発しているのかも気になります。
続きは映画で…ということで、ドラマ版はこれにて終了です。
今回もゆるゆると見られるドラマで大変楽しませてもらいました。
映画版も楽しみにしています!