ゆいか(山本美月)が通うクリニックの医師(知念里奈)と謎の男・鈴木(坂口涼太郎)がつながっていることを知ってしまった麗子(トリンドル玲奈)は、なんとか2人の関係を暴こうと、合コンにおびき出すことを考えます。
今回のお相手は食品会社に勤める谷川(平野良)と松尾(崎山つばさ)。
谷川は会社の七不思議の一つとして、深夜に動くエレベーターについて話をします。
社内では、パワハラを苦に自殺した社員の幽霊が動かしているのではないかと噂されていました。
ゆいかが解いたその謎には、関係者全員が少しずつついた嘘が真実を隠していました。
目次
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』前回第7話のあらすじと振り返り
ゆいか(山本美月)と麗子(トリンドル玲奈)は、亀田部長(木村祐一)から週末に家に来て欲しいと誘われます。
2人が訪ねてみると、部長がご近所づきあいしているというイケメンの元介護士・本間(鈴木勝大)がいて、最近命を狙われているということがわかります。
しかし、本当に命を狙われているのは、本間自身ではなく彼のペットである亀のピースでした。
実は、ピースを命の危機にさらしたのは、本間の妹でした。
しかし、それは亀の面倒を見て金を手に入れたことで変わってしまった兄を憂いての行動で、殺す気はなかったということです。
兄が自慢だったという妹の言葉を聞いて本間は金を返すことを決意したのでした。
一方、ゆいかの謎を追う桜井(瀬戸利樹)は、ゆいかは幼馴染の『あーちゃん』ではないかと考え始めます。
麗子は謎の男とゆいかの主治医が一緒にいることを目撃します。
2人は一体どういう関係なのでしょうか?
【ネタバレ】『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第8話あらすじ・感想
誘導作戦
「あの方の存在がバレたらどうするのよ!」
麗子(トリンドル玲奈)がゆいか(山本美月)の主治医・白石(知念里奈)と謎の男・鈴木(坂口涼太郎)が一緒にいるところを目撃した時、白石は鈴木にそう言っていました。
2人がゆいかのことを探るスパイだと考えた麗子は、鈴木にそのことを確かめるべく合コンをしておびき出すことを考えます。
クリニックが会長の紹介だということで、麗子は会長の甥である桜井(瀬戸利樹)に、会長にも確認してほしいと協力を要請します。
「とてつもなく大きい何かがゆいかに迫ってる感じがする」
麗子はゆいかのことが心配でたまりません。
思わず下を向いて考え込んでいると、岡さん(竹財輝之助)がホカホカの料理を出してくれます。
麗子は、岡さんの店に来ると不思議と元気が出てくるのでした。
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合コンモード封印
麗子はゆいかを連れてランチ合コンに出かけます。
会場は、麗子が始めに決めた店が相手からNGが出たため、急遽変更したイタリアンです。
麗子は謎の男・鈴木が潜んでいないか気が気ではありません。
しかし、食品会社に勤めるというお相手の谷川(平野良)と松尾(崎山つばさ)は素敵な男性でした。
それでも麗子は合コンモードを封印し、鈴木をおびき出すことに集中します。
麗子が始めに予約した『ピエモンテ』は、実は谷川たちの会社のビルの1階にある店で、それ故にNGが出ていました。
転職したばかりの松尾はその店には行ったことはないのですが、最近味が落ちたし、マスターも女に手が早いと良い評判を聞かないと言います。
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深夜のエレベーター
合コンだということで張り切る谷川は、会社の七不思議について話を始めます。
その一つとして会社のエレベーターが誰もいないはずの深夜に最上階まで上がり停止しているというのです。
さらに屋上へ出る扉が開け放たれているという状態が約2週間続いているとのこと。
ゆいかはその話に興味を持ち、詳しく事情を聞き出します。
約1ヶ月半前頃、谷川たちの会社で営業部の武田という社員が屋上から飛び降り自殺をしました。
武田は営業本部長のパワハラで精神的に追い詰められていたため、それが原因だと見られています。
その後、今から2週間前に本部長が役員に昇進します。
翌日からエレベーターが不審な動きを見せるようになり、屋上への扉が開け放たれているという状況は武田の自殺時と同じだったことから、社内では本部長を恨む武田の霊がエレベーターを動かしているのではないかと噂されていました。
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事実の整理
なかなか現れない鈴木を待ち受けて落ち着かない麗子の姿を見て、ゆいかはタイムを発動し様子がおかしいと麗子を問い詰めますが、麗子は何もないとごまかします。
席に戻ると、松尾は美味しいお店だからとクッキーをお土産に買っていました。
ゆいかは改めて武田が自殺なのは間違いないのかを確認すると、谷川はフェンスを乗り越えたところを見ている目撃者がいるので間違いないと言います。
通報したのは1階の『ピエモンテ』のマスターでした。
大きな音と悲鳴を聞いて外に出てみると、男性が道で倒れていたということです。
その時間、本部長は赤坂で接待を受けていたことがわかっています。
ビルのエントランスの鍵を持っているのは、谷川たちの食品会社の他にテナントである『ピエモンテ』と歯医者だということですが、ビルにいる人は夜22時にはみんな帰宅しているということです。
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謎の男登場
麗子たちのテーブルには『紹興酒のティラミス』と『クレームブリュレ』が来たにも関わらず、鈴木はまだ現れません。
「この推理で合ってるのかな~」
そう麗子がカマをかけてみると、ついに変装した鈴木が現れました。
「お前、ちょっと来い!」
麗子は鈴木の胸倉を掴んで髪をかきあげます。
すると、麗子だけで取調室に飛ぶことができました。
「さぁ、洗いざらい吐いてもらおうか」
麗子は、鈴木に白石医師との関係やゆいかを追う目的をきつく尋問します。
鈴木は「ある方の命令で動いている」とまでは明かしましたが、それ以上は自分にもゆいかにも危険が及ぶと、口を割ることはありませんでした。
「お前なんかに教えるか!バーカバーカ!」
店に戻ってくると、鈴木は憎まれ口を叩いて去っていきました。
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全ての構図が見えました。
最後にドリンクが運ばれてきた時、紅茶用のレモンを見てゆいかはひらめきます。
「全ての構図が見えました」
ゆいかは、この事件の鍵は『カモフラージュ』にあると言います。
エレベーターを上げた張本人は都合の悪いことから目をそらさせるためにある工作をしたのです。
その人はパワハラ本部長に罪を着せるために毎晩エレベーターを上げていました。
しかし、幽霊ならずともエントランスの鍵を持っている人ならば、エレベーターを最上階に上げることは容易にできます。
このビルに最後までいるのは『ピエモンテ』のマスターです。
彼なら帰り際にエレベーターを上げて、階段で降りるだけで簡単に細工できます。
ゆいかは、紅茶にレモンを足すと味が変わるように、ここにもう一人加えると謎の全容が見えてくると言います。
もう一人とは、武田の恋人A子です。
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空白の15分間
武田は残業をした後タイムカードを押すという冷静な行動を取っています。
しかし、その15分後に自殺することになったのですが、その空白の15分間に何があったのでしょうか。
武田が1階に降りると、レストランの中から同じ会社で働く自分の恋人に似た笑い声が聞こえてきました。
店をのぞくと、女に手の早いマスターと恋人の浮気現場を目撃してしまい、動揺した武田はとっさに屋上へ上がります。
仕事でストレスを抱え精神的に参っているところに恋人の浮気。
しかも、相手は女好きのマスターです。
そういう女だったのか…とショックを受けた武田は衝動的に飛び降りてしまったのです。
「人は一つなら耐えられるけれど、二つ重なると無理ということもあると思います」
ギリギリまで耐えていたコップの水が少しの衝撃で溢れ出してしまうみたいに。
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A子について
では、マスターはなぜ怪奇現象を演出したのか。
それは、A子に頼まれていたからだろうとゆいかは推測します。
武田が死んだのは自分のせいではないかと思うが認めたくはない。
そこへ本部長が昇進することになり、その機会に本部長のせいにしようとしました。
マスターも、自分が自殺に加担したと思われたくないので協力したのでしょう。
それにしても、なぜこんな大がかりなことをしたのか?
ゆいかは、どうしても知られたくない相手ができたからだろうと言います。
「A子って誰ですか?」
谷川には心当たりがありません。
「知りたいですか?苦しいかもしれませんよ」
ゆいかはそう忠告しますが、松尾もA子の正体を知りたいと言います。
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待ち受けに写る女性
ゆいかは松尾にスマホを見せて欲しいと頼み、2人に『ピエモンテ』の悪評を流した人、エレベーターの幽霊話を広めた人は誰かを尋ねます。
谷川には心当たりはありませんでしたが、松尾には思い当たる人がいました。
「松尾さんに伝えたのは、この方ですね」
ゆいかはスマホの待ち受けを松尾に見せます。
待ち受けは女性との2ショットでした。
ゆいかは松尾がクッキーを買ったのを見て、恋人がいるのだろうと推察していました。
「でも、これは天野さんの想像に過ぎませんよね」
「もちろんです。ただの推理に過ぎません」
しかし、顔色が真っ青になってしまった松尾は先に帰って行ってしまいました。
ゆいかは伝えなかった方が良かったかもと心配しますが、代わりに谷川は今は辛いけど知って良かったと思うとフォローします。
「その先はアイツが決めることだから」
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自分のことを知りたい
「ゆいかは知りたい?」
麗子は、ゆいかにたとえ苦しい結果になるとしても真実を知りたいかどうか尋ねます。
ゆいかは、今までどれだけ多くの謎を解こうとも、自分の謎だけは解けませんでした。
「知りたいです。自分のこと」
麗子は、自分が知っていることをゆいかに明かします。
そして、桜井と2人で白石医師のところへ行き、鈴木や会長との関係を尋ねました。
「ゆいかに危険が迫るってどういうことですか?真実を教えてください」
しかし白石は、答える代わりに真実は一つとは限らないが、事実はいつだって一つだと言います。
その事実とは、天野ゆいかは確かに存在していて、大仏ホームで働いているということです。
「パンドラの箱を開けることになるかもしれない。その覚悟はあるの?」
白石は結局、真実を語ることはありませんでした。
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この謎は大きすぎる
岡の店でゆいかと落ち合った2人は何も成果がないことを謝りますが、ゆいかはこうして友達と過ごしていることができているだけで十分だと言います。
でも、本当はゆいかも本当の自分を知りたいはずです。
そこで桜井は、ヒントになるかわからないけどと綺麗な石を出します。
桜井が小さい頃よく遊んでいた女の子がいて、ある日桜井が泣いているとこれを持っていると良いことがあるからと綺麗な石を貸してくれたのだと言います。
「その子、次の日に突然消えたんだ」
桜井は自分が石を借りたせいで、女の子に悪いことが起きたのではないかとずっと心配していました。
「あの子、もしかしたら天野さんなんじゃないかな」
桜井は石をゆいかの手のひらに乗せます。
「その子の名前はあーちゃん」
それを聞いたゆいかは、突然動揺し始めます。
「無理です!この謎は大きすぎます!」
そう言って店を飛び出してしまいました。
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第8話まとめ
#ランチ合コン探偵
8話は #今夜11時59分 から📺✨#深夜に動くエレベーターの謎#謎の男の正体とは⁉️#ゆいかの担当医から衝撃の言葉が#麗子の元カレ再登場‼️#ゆいかが解けない最大の謎#謎解きの危機⁉️#インスタには別ショット📸#山本美月 #トリンドル玲奈 #崎山つばさ #平野良 pic.twitter.com/2lRGgi1yXt— ランチ合コン探偵【公式】《9話 3月5日(木)よる11:59〜放送》🍴 (@lunch_tantei) February 27, 2020
店を飛び出したゆいかを追いかけようとした麗子でしたが、突然和馬(平田雄也)から呼び出され、どうしても話したいことがあると言われたところで第8話は終了しました。
しかも、和馬は婚約破棄をしたと言います。
この期に及んで、和馬が話したいこととは何でしょうか?
そしてゆいかは石を見て想像以上のリアクションを見せました。
何かを思い出しそうになり、それが彼女にとってとても恐ろしいもののようです。
もしかしたら、思い出さない方が良いことかもしれません。
次回からは『神隠し』やゆいかの記憶についてさらに迫っていくようですので、要チェックです!
▼次回第9話も続けて読む▼