ある日、ゆいか(山本美月)と麗子(トリンドル玲奈)は、亀田部長(木村祐一)から週末に家に来て欲しいと誘われます。
2人が訪ねてみると、経理部メンバーの他、部長がご近所づきあいしているというイケメンの元介護士・本間(鈴木勝大)が待っていました。
イケメンに浮きたつ麗子ですが、その本間が命を狙われているということがわかります。
しかし、本当に命を狙われているのは、本間自身ではなく彼のペットである亀のピースでした。
ゆいかが全ての構図を見破った時、そこには家族の想う気持ちが隠されていました。
今回はミステリーの定番『遺産相続』にまつわる謎に迫ります。
目次
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』前回第6話のあらすじと振り返り
ゆいか(山本美月)が心を許してくれないと複雑な想いを抱いている麗子(トリンドル玲奈)。
そんな中、桜井(瀬戸利樹)からゆいかと3人で食事をしたいと頼まれます。
それを知ったゆいかは、自分の知り合いの男性とランチ合コンをしようと提案してきました。
お惣菜を持ち寄るインドアピクニックのお店にゆいかが連れてきたのは予備校の数学講師・勝俣(白石隼也)。
数学の話で盛り上がるゆいかと勝俣を見て、桜井は焦ります。
それを見て焦った麗子は、謎解きモードにゆいかを導きます。
勝俣が観察していたアパートの窓に飾られたぬいぐるみ達の謎。
それは、別れた父と娘のささやかな交流でした。
ところが最近ぬいぐるみの動きが止まっていることを知ったゆいか達は慌てて現場に駆けつけ、母親からネグレクトされていた女の子を救うことになったのでした。
【ネタバレ】『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第7話あらすじ・感想
亀田部長(木村祐一)宅で合コン
ある日、ゆいか(山本美月)と麗子(トリンドル玲奈)の2人は、亀田部長(木村祐一)に週末に家に来て欲しいと誘われます。
部長は神奈川支社の金子から2人が婚約指輪の件を見事解決したという話を聞き、紹介したいイケメンがいるのだそうです。
「部長の家で合コン!?」
その夜、麗子がいつものように岡(竹財輝之助)の店にゆいかを誘うと、病院に行かなければならないというので麗子も一緒についていきました。
入社する際、会長から心療内科『白石律子ハートクリニック』を紹介され、記憶喪失による万が一のためにここに通うことが入社の条件だったとのこと。
麗子はたまたま居合わせた白石医師(知念里奈)を紹介された後、ゆいかと別れました。
moyoko
経理部全員集合
週末、2人が部長宅を訪ねると、すでに経理部のメンバーが到着していました。
小島さん(池谷のぶえ)は合コンと聞いて張り切っている模様です。
そして、部長は噂のイケメン・本間(鈴木勝大)を2人に紹介します。
部長の言う通り真面目そうな爽やかイケメンで、さりげなく高級時計を身に着けているのを見た麗子はテンションが上がります。
そして、小島さんのテンションも上がっています。
料理は部長お手製の『亀田家特製 鶏鍋』を囲んで、食事会が始まりました。
部長によれば、本間は父親を早く亡くしたために母と妹と三人暮らしで、高校生の頃から家計を支えていたといいます。
そして2年前に介護士の資格を取り働いていましたが、最近辞めてしまったとのこと。
「膝を壊してしまって…」
「それは、命を狙われているのと関係あるんか?」
moyoko
亀のピース
部長は本間から相談を受けて、金子の指輪の謎を華麗に解いたゆいかと麗子に話を聞いてもらいたかったのだと言います。
しかし、命を狙われているのは本間自身ではないとのこと。
「狙われているのはピースです。亀です」
一方、ゆいかの過去を追っている桜井(瀬戸利樹)は、会長(手塚理美)に再びゆいかのことを聞き出そうとします。
「あの子はあーちゃんだろ?」
「健ちゃんの初恋の子よね」
桜井にとっては初恋以上に大切な存在でしたが、突然姿を消してしまったのです。
「あの子が天野ゆいかなんだろ?」
しかし、会長は何も答えません。
moyoko
条件つき遺贈
本間の飼っている亀のピースは、もともと本間が介護施設で働いていた時に知り合った紘子さんが飼っていた亀でした。
紘子さんの旦那さんが残した亀で、子供たちが誰もお見舞いに来ないため余計にピースを可愛がっていました。
ところが、紘子さんがもう長くないと分かった瞬間、子供たちが突然お見舞いに来るようになったのです。
遺産目当てで来ているだろうことを感じている紘子さんは「私に何かあったら亀の世話をして欲しい」と本間に頼んだ後、亡くなってしまいます。
本間は亀の面倒を見ることを条件に3,000万円を相続していました。
条件つき遺贈といって、その条件を満たせなかった場合は他の相続人は相続の取り消しを申し立てることができます。
「だからピースが狙われているんです。それを相談したくて」
moyoko
あの家の奴らは金のことしか考えていない
桜井は再び人事部を通してゆいかの情報を引き出そうとしますが、ゆいかのデータは頑丈にロックがかかっていて開きません。
桜井は仕方なく会長の部屋に入って捜索を始めますが、めぼしいものは見つかりませんでした。
亀田部長は『特製チーズの醤油漬け』と『特製ぬか漬け』を出します。
それを食べながら経理部チームはピースのことについて話し合います。
本間は紘子さんの遺族の誰かが亀を狙ったと考えていました。
「あの家の奴ら、金のことしか考えてないんですよ」
先日も本間が一人で家にいると、紘子さんの息子と娘たち3人が急に押しかけてきたと言います。
彼らは本間に相続を放棄して欲しい、その代わり500万円払うと言いますが、本間がそれを断り彼らを追い返そうとすると「遺産は私たちのものだからな!」と捨て台詞を吐いて去っていきました。
moyoko
亀にチーズ
彼らが去った後、本間は居間の片づけをして自分の部屋に上がると、亀の水槽にチーズが入っているのを発見します。
亀に乳製品を与えると生命を脅かす危険があります。
本間の相続の権利を取り消すために、遺族の人たちがやったのだと考えた本間は急いで追いかけましたが、彼らの姿はもうありませんでした。
チーズが苦手な本間は部屋でチーズを食べることはないので、遺族たちしか考えられないと言います。
彼らは以前にも家に来て怪しい行動を取っていたと言います。
「容疑者3人のことを整理させてください」
ゆいかが髪をかき上げると、部長の家は裁判所に様変わりしました。
裁判長は部長、ゆいかは検事、麗子は傍聴人の役です。
moyoko
亀のピース殺害未遂事件
長男が家に来た時は、本間の相続を取り消す方法なんていくらでもある、亀が死んだら取り消しになると脅迫してきました。
長女には本間が目を離した隙に亀を盗まれそうになりました。
彼女は亀の面倒を見れば遺産がもらえると勘違いしていたのです。
次女は急に服を脱いで迫ってきて、色仕掛けで本間を落とそうとしていました。
その後、3人で再びやってきたのです。
この間、家の外でずっと中の会話を盗み聞きしていた謎の男・鈴木(坂口涼太郎)が近所の人に通報され警察に捕まり、ゆいかの推理を邪魔されることはありせんでした。
しかし、べろべろに酔っぱらった小島さんが「亀は寂しいから自殺をしたのだ」と無茶苦茶な推理を披露した後、テーブルに突っ伏して寝てしまいました。
その時、食器が倒れてみんな立ち上がります。
その様子を見ていたゆいかにひらめきがありました。
「全ての構図が見えました」
moyoko
全ての構図が見えました
泥酔した小島さんを抜かしたメンバーは、デザートの『ローラズカップケーキ』に舌鼓を打ちます。
亀の水槽にチーズを入れたのは、動機があり水槽の場所も知っている人物です。
3人の内の誰かが、本間がお茶を入れている間や居間を片付けて部屋に戻る間に戻ってきて犯行に及ぶのは無理があります。
そして本間は冬の間は自室の窓の部屋の鍵は閉めていて、3人の訪問によって玄関の鍵も閉めているため侵入経路はただ一つ。勝手口のみです。
犯行が行われたのは、本間が3人と玄関で揉めている時だとゆいかは言います。
「犯人はあの3人ではありません」
あとは、勝手口から出入りできて本間の部屋に亀がいることを知っている人物。残りは家族しかありません。
しかし、母は仕事で遅くまで帰らないのです。
「まさか…」
moyoko
本間(鈴木勝大)の妹
部長が家の外に出てみると、本間の妹・理沙が門の前で立っています。
「うわ、ほんまにおった!」
ゆいかはすでに、家に入る時点で高校生の女の子が隠れてこちらを伺っているのに気がついていました。
本間が理沙になぜ亀を殺そうとしたのか尋ねると、ゆいかは殺そうとしたのではないと思うと推察します。
理沙は帰宅した時に玄関先で遺族と兄が言い争っているのが見えたので、勝手口から家に入り、自分の部屋の隣にある兄の部屋の亀を見て、争いの元凶がこの亀にあると思い衝動的に行動に移したのです。
「ピースを殺す気など全くなく、軽い気持ちで弁当の残り物を入れたのでしょう」
しかし、我に返った理沙はこのままでは怒られると思い、再び勝手口から外に出て、今帰ってきたかのように装ったのです。
moyoko
本間(鈴木勝大)の嘘
「その前に本間さんは私たちに一つ嘘をついています」
ゆいかは、小島さんがグラスを倒してもすぐに立ち上がったり、膝を労わる様子がないことから、本間が膝を壊していないことを指摘します。
「すいません、嘘つきました…」
「お金が入って調子に乗ってるだけでしょ」
理沙が苦々しげに言います。
さらにゆいかは、本間が『あの家の奴ら』と言った中に紘子さんも含まれているのではないかと予想します。
実は、本間はピースの世話を頼まれた時「あんたの家は大変なんだって?亀の世話して大金もらえりゃそれでいいじゃないか」と言われ、人のためになろうとしていた仕事がバカバカしくなってしまったとのことです。
お互いの気持ち
本間は家庭のためにとお金を手にしましたが、理沙は3人で暮らせていればそれで幸せだったし、大金を手にして少し派手になった兄が変わってしまったようで嫌でした。
理沙は、誰かのために一生懸命働く兄が自慢でした。
しかし、その反面自分が重荷になっているのではないかと心配でもありました。
「思い合ってる兄妹やないか。何かあったら言い合わなあかん。じゃないとかけ違う」
部長がそう言うと、本間はピースの面倒は見るけど、お金は全部返すことを決意しました。
「これで一件落着や!」
その夜、ゆいかと麗子は岡の店で二次会をします。
ゆいかは今までずっと1人だったので、あんなに大勢で食事をするのは初めてなので新鮮だったと話します。
「今は1人じゃないんだからね」
2人は、次の合コン相手をどうするか話し合います。
moyoko
神隠しのあーちゃん
桜井は、幼馴染に電話をかけて『あーちゃん』について聞いてみました。
「俺らが5才の時にいなくなった」
「ああ、神隠しって言われたヤツか」
その頃、会長は隠し撮りしておいた桜井が忍び込んだ時の映像を確認しています。
「馬鹿ね、健ちゃん。そんな分かりやすいところに隠すわけないでしょ」
そして会長は誰かに電話をかけ、周りでうるさいのが嗅ぎまわっているから今まで以上に気をつけるように申しつけます。
岡の店から麗子が1人家路についていると、誰かが言い争っている声が聞こえました。
見てみると、それはゆいかの主治医の白石といつも合コンを邪魔してくる謎の男・鈴木だったのです。
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第7話まとめ
#ランチ合コン探偵
第7話放送まで、あと3️⃣0️⃣分を
切りました⏰✨亀田部長の家に
大仏ホーム経理部が集結🏠みんなで部長の料理を囲みながら
謎解きします🕵️♀️🍴是非 #リアタイ で、ご覧下さい📺💕#今夜11時59分#山本美月 #トリンドル玲奈 #木村祐一 #池谷のぶえ #金井浩人 #鈴木勝大 pic.twitter.com/0rj3ebBU8N
— ランチ合コン探偵【公式】《8話 2月27日(木)よる11:59〜放送》🍴 (@lunch_tantei) February 20, 2020
今回もゆいかの過去のことはほとんどわかりませんでしたが、神隠しとは一体ゆいかの身に何があったのでしょうか。気になります。
謎が深まるばかりの中、ゆいかの周辺は慌ただしくなってきました。
白石が自分たちに指示している人のことを『あの方』と呼んでいましたが、『あの方』と会長は同一人物なのでしょうか?
なんとなく違う人物のような気がします。
次回、白石と鈴木がつながっていることを知った麗子は、桜井と手を組んで動き出すようです。
ランチ合コンに鈴木をおびき出そうとする麗子ですが、果たして成功するのでしょうか?
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