ゆいか(山本美月)と麗子(トリンドル玲奈)は、会社の近所で評判のキッチンカー販売のお弁当屋に行きます。
店主は有名洋食店で修行したというイケメンシェフでした。
麗子がイケメンにウキウキしていると、ゆいかはおもむろにシェフを合コンに誘います。
そして休日にランチ合コンをすることになりましたが、そこで洋食屋オーナーと金曜日に弁当を大量に買う謎の美女の話題になり、今回も合コンは謎解きまっしぐらとなったのでした。
さらに、ゆいかのことが気になる桜井(瀬戸利樹)がゆいかについて調べてみると、驚くべきことが判明しました。
目次
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』前回第2話のあらすじと振り返り
謎解きマニアの天野ゆいか(山本美月)は、麗子(トリンドル玲奈)に片想いをしている銀行員の初柴(小越勇輝)とランチ合コンをすることに。
初柴は上司の須藤(袴田吉彦)を連れてきました。
須藤は話のタネに勤める銀行で起きた大捕り物の話を披露すると、ゆいかは合コンそっちのけで謎解きを始めます。
今をときめくイケメン俳優が一般女性をストーカーから救ったと話題になったこの事件。
実は、元々交際している俳優と女性が、ストーカーを罠にかけるために仕掛けたものでした。
どんな事柄でも本当のことが知りたいゆいか。
営業部の桜井(瀬戸利樹)は、そんなゆいかのことが気になり食事に誘いますが、『私のことを知るのは無理です』とけんもほろろに断られてしまいます。
それもそのはず、ゆいかには過去の記憶が全くないのです。
ゆいかは一体何者なのでしょうか?
【ネタバレ】『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第3話あらすじ・感想
評判の弁当屋
お昼休み。
麗子(トリンドル玲奈)は、午後一番に出さなければならない仕事を部長(木村祐一)に押し付けられてしまいます。
ゆいか(山本美月)はそれを一緒に手伝い、ランチの時間がなくなった2人はお弁当を買いに行くことに。
会社の近くに、ローストビーフ弁当が美味しいと評判のキッチンカーの弁当屋があると聞いていた麗子は、ゆいかを連れてその店を尋ねます。
店主(小林豊)は惜しくも3ヶ月前に閉店した有名洋食店『タカギ』で修行した人で、タカギと同じ味がすると評価も高く、しかもイケメンだということで行列ができていました。
ちょうど居合わせた桜井(瀬戸利樹)と共に、ローストビーフ弁当を3つ頼むと、そこでローストビーフ弁当は終了してしまい、周囲から落胆の声が漏れます。
すると、列に並んでいた男性が「人気があるのがわかってるんだからもっと作っておけよ。そこを考えなきゃダメだろ」とダメ出しを始めます。
moyoko
休日居酒屋ランチ
ゆいかは男性に自分の分を譲ろうとしましたが、結局男性は別の弁当を買っていきました。
そして、3人が会社に戻ろうとすると、ゆいかはおもむろにきびすを返しシェフに声をかけます。
「突然ですが、私たちと合コンしませんか?」
休日、シェフ楢崎の先輩である居酒屋でランチ合コンをすることに。
居酒屋の店主・岡(竹財輝之助)はなんでも野球に例える元気いっぱいの人物です。
楢崎はある人に呼び出されていたということで遅れて店にやってきました。
ランチは2人の料理男子が作ってくれ、2人の華麗な包丁さばきに麗子はうっとり。
前菜には岡が作った『牛すじの煮込み』『肉みそ生ピーマン』『たんたんもやし』という居酒屋メニューが並びました。
moyoko
料理は『肉みそ生ピーマン』が気になります。生ピーマンというところがミソですね!
元オーナーの変貌
男性2人は、店を持つためにキッチンカーで資金作りをしている楢崎が、メニュー開発のために厨房を貸してくれる店を探している時に岡と知り合ったと言います。
ゆいかは楢崎に出身はどこかと質問します。
麗子はやる気満々のゆいかを見て負けていられないと闘志を燃やしますが、ゆいかは彼が呼び出された先のことが気になったようです。
楢崎は、洋食店タカギの元オーナーに呼び出されていたと言います。
「ウチのレシピで勝手に弁当を作ってるらしいな」と、突然勝手に商売をするのは許さないと怒りだしたのだそう。
もちろん、楢崎は店を出す際にオーナーには許可を取っているし、タカギと同じ味と言っても個性を出すためにアレンジはしていると言います。
名前を利用するつもりはありませんが、どうしても口コミで広がるときには『タカギ』の名前は出てしまうものです。
moyoko
金曜日の謎の美女
4人は、せっかくの合コンなのだからと話題を変えることに。
「前に、変わった客が来るって言ってたよな」
岡が言うには、楢崎の店には金曜日に10個以上の大量のお弁当を買っていく謎の美女がいるのだそう。
「それは興味深いですね」
ゆいかはこの話に食いつきます。
女性には当日中に食べるものだと確認をしていますが、全種類を一つずつ10個ほど買っていくのだと言います。
大口顧客ならありがたいと言いたいところですが、ご飯とおかずは別の容器で、いややはりおかずだけでなど色々と注文が多くて大変なのだそう。
見た目は30代後半で、上等な服を着ており、結婚指輪をしているのでセレブな主婦といった感じだということです。
そして女性は必ずタクシーで帰るので、会社の買い出しというわけでもなさそうです。
moyoko
職人の落とし方
謎の美女は小さいころからタカギの味に親しんでいるそうですが、オーナーは心当たりがないようです。
結局、話題はまた合コンらしい話ではなくなってきました。
麗子は1人化粧室に立ち、料理人のような職人を落とすにはどうしたらいいのだろうと『職人 落とし方』とググってみますが、錆の落とし方などが出てくるばかりで答えは出てきません。
そうこうしているうちに、楢崎作のメインのチキンカレーが出てきました。
このカレーはもちろん『タカギ』の味です。
チキンカレーに夢中になっている間に謎の美女の話題を終わらせたい麗子は、どこかのお偉いさんのマダムで、お客様に料理をふるまうために買っているのではないかという案を出します。
これは、元カレの和馬(平田雄也)によく上司にお呼ばれすると聞いたことがあるから出た案です。
moyoko
ちなみに私も『職人 落とし方』とググってみましたが、やはり汚れの落とし方しか出てきませんでした。
求めるのはタカギの味
しかし、謎の美女は弁当の味が濃かったなど注文をつけてきており、彼女が求めているのは料理の内容よりも、あくまでもタカギの味ということになります。
となると、ただおかずを買いに来ているというわけでもなさそうです。
楢崎は国立大の経済学部を卒業しているものの就職に失敗したため、学生時代に働いていたタカギに戻ってそのまま料理人になりました。
「オーナーには本当にお世話になったんです」
「話を整理させてもらっていいですか?」
ゆいかは髪の毛をかきあげます。
今回の妄想シチュエーションは、幼稚園。
幼児番組のお兄さんに扮した楢崎は『洋食屋タカギ物語』という紙芝居を読み聞かせ始めます。
moyoko
大きなボンボンがついた帽子に短パンのサロペットを着た山本美月さん、とても可愛いです!反対に、幼稚園児のスモックと黄色い帽子をかぶらされた竹財輝之助さんはなかなかのインパクトです。
洋食屋タカギ物語
『洋食屋タカギ』は32年前に開店しました。
はじめは人を雇う余裕がなく、奥さんが赤ちゃんをおぶってホールに出ていました。
そのうちに店が評判を呼んで繁盛し始めると、奥さんはキッチンに入るようになります。
でも、奥さんはちょっぴりドジっ子で、塩の量を間違えたり、お皿を割ったりと失敗ばかりしていました。
そして、3ヶ月前にお店が入っているビルが取り壊されることになり、惜しまれつつお店は閉店。
高木夫妻はお客様に感謝をしながら幸せに暮らしましたとさ。
タカギは再オープンをし、二号店を出し、そこを楢崎が任せられる予定でしたが、オーナーが急に疲れたと言い出したことで頓挫してしまいました。
オーナー夫妻はマレーシアに移住するという話も出ていますが、奥さんの膝が悪いとのことでまだ移住も実現していません。
ゆいかはしばらく考えたのち、顔を上げます。
「全ての構図が見えました」
moyoko
自分がしたことを覚えていない病気
楢崎は店を出す時、確かにオーナーに許可を取りました。
しかし、オーナーは初めて聞いたかのように怒り出したので、楢崎はショックを受けています。
オーナーは面倒見もよく、若い才能に嫉妬をしたりするような人ではないのに人が変わってしまったようです。
「失敗が多かった奥さんをずっと働かせていたのはなぜでしょう?」
ゆいかは、もしかすると奥さんのドジキャラが目くらましになっているのではないかと考えています。
何か失敗があっても、奥さんの仕業と言えばごまかしがききます。
「自分のしたことを覚えていない病気があります。64歳以下でそのような症状の場合、若年性認知症が疑われます」
「奥さんが?」
「いえ、オーナーの方です」
moyoko
楢崎(小林豊)にできること
認知症の場合、疑り深くなったり怒りやすくなって人が変わったと言われる人もいます。
新しい店舗を探すのを諦めたのも、海外移住の話も、オーナーは自分の身体のことをわかっていたからこその行動かもしれません。
海外に行けば、楢崎に会わない口実になります。
オーナーは恐らく心配をかけたくなかったのでしょう。
料理も、認知症が進むと手順を忘れてしまいなかなかできなくなるとのこと。
もしかすると、自分で考案したレシピも忘れているかもしれません。
「俺、何もできないのかな…」
落ち込む楢崎に対し、ゆいかは励ましの言葉をかけます。
「楢崎さんは役に立っているかもしれません」
楢崎の料理がオーナーの記憶を刺激しているかもしれないのです。
moyoko
オーナーの娘
金曜日の謎の美女は、タカギの味をよく知っていて、お弁当の味に文句をつけるどこか高飛車な印象の30代女性です。
彼女は、恐らくオーナーの娘ではないかとゆいかは推測します。
お弁当のおかずだけを10個分だと、恐らく家族3人分くらいの量になります。
確かに、楢崎が店に入った頃はすでに娘は家を出ていて、立派な家に嫁いだと聞かされていました。
娘は時間を作れる金曜日にタカギの味を継いだ弁当を買い、父親に食べさせて味の記憶を呼び覚まそうとしているのかもしれません。
「俺、オーナーにもう一度会ってくる!」
楢崎は、金曜日の美女に娘だと気づいたことを伝える決意をしました。
moyoko
父親との確執
「もう一つお伝えしたいことが」
ゆいかはさらに続けます。
「楢崎さんのお父さん。ローストビーフ好きのあの人のことで」
ゆいかは、弁当が売り切れたことにクレームをつけた人について、文句をつけられたのに楢崎が謝らなかったことで常連より上の関係にあると感じ、さらにゆいかが交換すると言った時、本人より先に楢崎が断ったことで父親ではないかと考えていました。
楢崎は、大手銀行に勤めている父親とは険悪な関係で、就職に失敗した自分のことを出来損ないだと思っていると語りました。
「お父さん、銀行は辞めていると思いますよ」
楢崎父の服装は、スーツにトレンチコートでしたが、靴が安全靴だったと言います。
勤めていた銀行は合併しているので、リストラされている可能性があります。
moyoko
でも、トレンチコートまで用意しているなら靴も完璧にしていれば良かったのでは?とも思います。
赤毛のアンが言うことには
楢崎は、そんなことはちっとも知りませんでした。
むしろ、いつもお弁当を買いに来ているのは嫌がらせだと思っていました。
でも、もしかすると息子を心配して来ているのかもしれないのです。
岡は、親父さんとも話をしろと言いますが、楢崎はそんな簡単な話じゃないと逃げ腰です。
「簡単な話だよ。難しく考えるからややこしくなるんだ」
ゆいかも『赤毛のアン』の一節を引き合いに出して楢崎の背中を押します。
『悩みのほとんどは誤解から起こるんだと思うわ』
「オーナーのこともお父様のことも全ては誤解から始まっているのかもしれません」
moyoko
『悩みのほとんどは誤解からくる』。全くその通りで、話せばわかるということがほとんどでしょう。
ゆいか(山本美月)の情報
その後、楢崎はオーナーの娘と話し合ってお弁当を届ける日を増やすことになったと言います。
二代目『タカギ』シェフになる日も近いかもしれません。
さて、ゆいかを食事に誘ったものの、『私を知るのは無理です』と断られてしまった桜井(瀬戸利樹)。
ゆいかがどんな人なのか気になって仕方がありません。
麗子は「一言で言うと変わってるかな」と言います。
そして、禁じ手を使って人事部の同僚を頼ってゆいかの情報を調べようとしましたが、なんと人事部の人間でもゆいかの情報はロックがかかっていて見られないと言うのです。
そのゆいかはカウンセリングに来ていました。
楢崎親子の話を聞いて家族っていいなと思うものの、家族の記憶がないので不思議と寂しくはないと言います。
「今日からお前は天野ゆいかになるんだ」
ゆいかにとってそれが一番古い記憶で、その前のことは何もわからないのでした。
『ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~』第3話まとめ
#ランチ合コン探偵 第3話
ご視聴いただき、ありがとうございました📺💕#ゆいかお姉さん と #楢崎お兄さん 🐥見逃してしまった方は、
TVer、GYAO!、ytvMyDo!で無料配信中です👀‼️次回は #元カレ と #ランチ合コン⁉️#山本美月 #小林豊#木曜よる11時59分#トリンドル玲奈 #瀬戸利樹 #木村祐一 pic.twitter.com/UGVN6lKVCo
— ランチ合コン探偵【公式】《4話 1月30日(木)よる11:59〜放送》🍴 (@lunch_tantei) January 24, 2020
今回は、休日のランチ合コンだということに加え、ゆいかが解いた謎も犯罪が絡まない心温まるものでした。
誤解が解け、楢崎の悩みが解消することになって良かったですね。
さて、ゆいか自身のことについては、謎が深まるばかりです。
まだゆいかと仲良くなる前からこっそり人事部の情報を取り出そうとする桜井の行動はどうかと思いますが、それによってさらに謎が深まりました。
会長の特別採用枠で入社したゆいかですが、会長は何か事情を知っているのでしょうか。
次回はなんと、麗子の元カレ・和馬とランチ合コンをすることに。
ゆいかの過去にも少し触れるシーンもありそうなので、次回も要チェックです!
▼次回第4話も続けて読む▼