この度、ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズや、映画『アズミ・ハルコは⾏⽅不明』『アイスと⾬⾳』など、多岐にわたる活躍を⾒せている松居⼤悟監督が、成⽥凌を筆頭に、個性派かつ実⼒派の俳優たち・⾼良健吾・若葉⻯也・浜野謙太・藤原季節・⽬次⽴樹を迎えた映画『くれなずめ』の全国公開が2021年GWに、決定しました。
つきましてはビジュアル2点と松居監督、キャストからのコメントも解禁となります。
目次
『くれなずめ』第一弾キャスト&ビジュアル解禁
⾼校時代、帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちが、友⼈の結婚披露宴で余興(⾚フンダンス!)をやるべく5年ぶりに集まりました。
久しぶりに出会った彼らは、余興の後の“披露宴”と“⼆次会”の間の妙に⻑い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。
「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」
⾃分たちは今も友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。
そう、たったひとりを除いては…。
そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事。
それは⾒るものの予想を超えていくものだった。
かつて松居監督⾃⾝の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化。
2020年12月に放送が開始されたNHK連続テレビ⼩説『おちょやん』でもメインキャストとして出演する気鋭の演技派俳優らを含め、個性的かつ実⼒派の豪華俳優が勢揃いした本作。
物語の主⼈公・吉尾和希に扮するのは、ドラマ・映画・CMなど数多くの⼈気作品に出演する成⽥凌。
舞台演出家として活動する藤⽥欽⼀役には、映画、ドラマ等で数多く主演を務め、出演作が途切れたことがないほどの⽬覚ましい活躍を続ける⾼良健吾。
欽⼀の劇団に所属する舞台役者・明⽯哲也役には、良作に続々出演し次期⽇本映画界を担うホープ・若葉⻯也を配し、2019年⼤ヒットを記録した『愛がなんだ』に続き成⽥凌との再タッグが
実現しました。
さらに、仲間内の後輩で唯⼀家庭を持つサラリーマンの曽川拓(ソース)役には、ミュージシャン・俳優としてマルチに活躍し唯⼀無⼆の存在感を放つ浜野謙太を起⽤。
本作については「悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした」と語る。
同じく学⽣時代の後輩で会社員の⽥島⼤成役には、『his』で難しい役どころを⾒事に演じ上げ、2020年11月27日に公開した映画『佐々⽊、イン、マイマイン』では主演を務めるなど、今最も勢いのある若⼿実⼒派俳優・藤原季節が登場。
「⾃分の出演作を観てこんなに楽しめたのも初めてです。こんなに楽しくて良いんだろうか」と本作を振り返りました。
また、仲間内で唯⼀地元に残ってネジ⼯場で働く⽔島勇作(ネジ)役には、本作の舞台版でも同役を演じ、ゴジゲンの全作品に出演するなど松居監督から絶⼤な信頼を得る⽬次⽴樹を配し、劇団が掲げる「あやふやで曖昧で中途半端な時間だから滲み出てくる⾊や匂いや想い」をスクリーンでも⾒事に体現しています。
このように個性溢れる唯⼀無⼆のキャストが集結し、この6⼈でしか成し得なかった男くさいけど愛おしい笑いに溢れた物語を織り成す。
友⼈の結婚式で余興を披露するために久々に集まった⾼校時代の旧友たちが歩く、結婚式の【披露宴から⼆次会までの狭間】を描いた物語。
しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、今の⾃分があることを思い出させてくれます。
誰もが経験したことのある、あの太陽が沈みそうで沈まない、えも⾔われぬ「くれなずむ」瞬間に名前をつけてくれるような、愛おしい作品が完成しました。
松居監督ならではの観る⼈の予想を超える「仕掛け」も必⾒です!
各キャスト・監督が、本気で楽しんで作ったからこそ伝わる想い。
全員が⼝を揃えて⾔う「笑顔が絶えない」「⼀番好きな作品」「こんなに楽しくていいのだろうか」という表現こそが、まさにこの作品を物語っています。
笑いとヤセ我慢と切なさが同居した⻘春の残りカスが⼼に刺さる、様々な狭間に⽴つアラサー男⼦6⼈による驚きと感動の作品です。
タイトル『くれなずめ』について
「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。
⽇が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。
『くれなずめ』監督、キャストのコメント到着
松居大悟監督
ポケットの奥でクチャクチャになった映画の半券みたいに、意気込みなんて奥の奥にしまってしまった。
パリパリになった紙を丁寧に開くと、印字された⽂字がかすれていて、結局何を⾒たんだっけと思い出せなくなっている。
思い出そうとしても、帰りに⾷べたラーメンとか、階段で寄り添うカップルが邪魔だったとか、どうでもいいことしか思い出せなくて。
だけどこの半券を駅のゴミ箱に捨てなかったということは、当時の⾃分の中で留めたかった記憶なんだろうなという事実だけが情けなく残っている。
そしてその半券はやっぱり捨てられずに、元あったポケットの奥にそっと戻してしまう。
なかったことにしようとしてるのではなくて、その過去を⼤切にとっておきたいのかもしれない。
こうして作品を届けられる、という不確かだけど確実な未来が、今はとても嬉しいです。
しょうもない友だちに向けて作った物語です。
オリジナルにこだわってきたわけではないけれど何よりオリジナルで、そんな汚い字の⼿紙を、変な役者陣と⾯⽩いスタッフによって、ポケットの中に突っ込んだ⼿ごと抱きしめるような作品になった気がしています。
昼と夜の狭間の、形容できない時間が好きで。
曖昧にこそ真実が宿ると信じていて。
またこんな⼩さな世界を描いてって⾔われても、この⼩さな感覚に救われてきたし、そんな些細なことで世界なんて変えられるんじゃないかと思っています。
話が⼤きくなってしまいましたが、友だちみたいな映画です。
コイツに会いに来てください。
なんてことない⼣暮れの下で、⼀緒にへらへら笑いましょう。
遠慮はいらないぜ!
1985年11⽉2⽇⽣まれ。福岡県出⾝。
劇団ゴジゲン主宰、全作品の作・演出を担う。2012年、『アフロ⽥中』で⻑編映画初監督。その後『スイートプールサイド』(14)、『私たちのハァハァ』(15)、『アズミ・ハルコは⾏⽅不明』(16)、『アイスと⾬⾳』(18)、『君が君で君だ』(18)、『#ハンド全⼒』(20)など。枠に捉われない作⾵は国内外から評価が⾼い。20年に⾃⾝初の⼩説『またね家族』を上梓。21年1⽉より放送されるテレビ東京『バイプレイヤーズ』新シリーズと劇場版も⼿がける。
成田凌
暮れなずまない時間、暮れなずんでくれない時間、暮れなずまさない時間。
彼らの選択を笑ってやってください。
すごいのできました。
役柄:吉尾。⾼校時代、清掃委員をやっていたが、明⽯に誘われて演劇に挑戦することになる。
14年フジテレビNEXT smart オリジナルドラマ『FLASHBACK』に主演し、俳優デビュー。主な出演作に、『キセキ −あの⽇のソビト−』(17/兼重淳監督作)、『ニワトリ★スター』(18/かなた狼監督作)、『ビブリア古書堂の事件⼿帖』(18/三島有紀⼦監督作)、『スマホを落としただけなのに』(18/中⽥秀夫監督作)、『チワワちゃん』(19/⼆宮健監督作)、『愛がなんだ』(19/今泉⼒哉監督作)、『さよならくちびる』(19/塩⽥明彦監督作)、『カツベン!』(19/周防正⾏監督作)、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺⼈⻤』(20/中⽥秀夫監督作)、『弥⽣、三⽉君を愛した30年』(20/遊川和彦監督作)、『⽷』(20/瀬々敬久監督作)など。今後の待機作品に、『まともじゃないのは君も⼀緒』(21年公開予定/前⽥弘⼆監督作)などがある。
高良健吾
今でもこの現場で過ごした⽇々はたまらなく愛しくて、⼤切なものです。
クランクアップの⽇はなにかが溢れ出しそうで、皆んなと⽬を合わせたくなかったです。
この現場が好きでした。
現場の皆んなでバカしながら、褌⼀丁になりながら精⼀杯やりました。
1⼈でも多くの⽅々に観てほしいです。
役柄:欽⼀。東京で劇団を主宰している。今回皆を招集。
2006年『ハリヨの夏』(中村真⼣監督作)で銀幕デビューを果たし、2007年には映画『M』(廣⽊隆⼀監督作)で第19回東京国際映画祭⽇本映画・ある視点部⾨特別賞を受賞。2011年の映画『軽蔑』(廣⽊隆⼀監督作)で第35回⽇本アカデミー賞新⼈俳優賞、2012年の映画『苦役列⾞』(⼭下敦弘監督作)で第36回⽇本アカデミー賞優秀助演男優賞、2013年の映画『横道世之介』
(沖⽥修⼀監督作)で第56回ブルーリボン賞主演男優賞/第23回⽇本映画プロフェッショナル⼤賞主演男優賞と、出演するたびに⾼い評価を受けている。近年の出演作に、『多⼗郎殉愛記』(19/中島貞夫監督作)、『狼煙が呼ぶ』(19/豊⽥利晃監督作)、アンダー・ユア・ベッド』(19/安⾥⿇⾥監督作)、『⼈間失格 太宰治と3⼈の⼥たち』(19/蜷川実花監督作)、『葬式の名⼈』(19/樋⼝尚⽂監督作)、『カツベン!』(19/周防正⾏監督作)、など。公開待機作に『おもいで写眞』(2021年1⽉29⽇公開予定/熊澤尚⼈監督作)、『あのこは貴族』(2021年2⽉26⽇公開予定/岨⼿由貴⼦監督作)がある。
若葉竜也
松居⼤悟監督の映画は全て観てますが、⼀番好きです。
⾃分が出演しているからではなく、観客として、⼀番好きです。
「どうすっか?このあと」
そんな映画です。
役柄:明⽯。欽⼀が主宰する劇団で役者をやっている。
映画『葛城事件』(16/⾚堀雅秋監督作)で、第8回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞。作品によって違った表情を⾒せる幅広い演技⼒で数多くの作品に出演。主な出演作品に、映画『雷桜』(10/廣⽊隆⼀監督作)、『GANTZⅠ・Ⅱ』(11/佐藤信介監督作)、『DOG×POLICE 純⽩の絆』(11/七⾼剛監督作)、『明烏』(15/福⽥雄⼀監督作)、『美しい星』(17/吉⽥⼤⼋監督作)、『南⽠とマヨネーズ』(17/冨永昌敬監督作)、『サラバ静寂』(18/宇賀那健⼀監督作)、『パンク侍、斬られて候』(18/⽯井岳⿓監督作)、『愛がなんだ』(19/今泉⼒哉監督作)、『台⾵家族』(19/市井昌秀監督作)、『⽣きちゃった』(20/⽯井裕也監督作)、映画『朝が来る』(20/河瀬直美監督作)、『罪の声』(20/⼟井裕泰監督作)。今後の待機作品に、『AWAKE』(20年12⽉25⽇公開予定/⼭⽥篤宏監督作)、『あの頃。』(21年2⽉公開予定/今泉⼒哉監督作)、『街の上で』(21年春公開予定/今泉⼒哉監督作)などがある。
浜野謙太
マネージャーから話が来る前に⾼良くんから電話があって「はまけんさん、映画の台本読みました?めっっちゃ⾯⽩いです!マジ楽しみです!」⾼良くんてホント最⾼だなと共に、これは成功させるしかないと興奮で始まりました。
松居監督の映画はほぼ観ていて、念願叶ってご⼀緒の現場は彼に翻弄され尽くし、悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした。
つまり、きっと良い作品なので観てください。
役柄:ソース。⾼校時代お調⼦者だった後輩。6⼈の中で唯⼀結婚している。
藤原季節
映画の撮影がこんなにも楽しかったのは初めてです。
また、⾃分の出演作を観てこんなに楽しめたのも初めてです。
こんなに楽しくて良いんだろうか。
「ハッキリさせようとすんなよ」
そんな台詞に⼼が救われた気がしました。
僕も、沈まない⼣⽇の中にいつまでも暮れなずんでいたいです。
映画の中でくらい、そうしていたいです。
役柄:⼤成。東京で会社員をやっている後輩キャラ。
2014年、映画『⼈狼ゲームビーストサイド』(熊坂出監督)で本格的に俳優デビュー。主な映画出演作に『ライチ☆光クラブ』(15/内藤瑛亮監督)、『ケンとカズ』(16/⼩路絋史監督作)、『全員死刑』(17/⼩林勇貴監督)『⽌められるか、俺たちを』(18/⽩⽯和彌監督)、『his』(20/今泉⼒哉監督)など。現在、主演映画『佐々⽊、イン、マイマイン』(内⼭拓也監督)が公開中。ドラマ『監察医朝顔』(CX系列)が放送中。2021年には主演映画『のさりの島』他多数公開予定。
目次立樹
舞台版から同じ役で続投させていただきました。
この作品が⼩劇場から全国の映画館へと広がるなんて思ってもみませんでした。
改めて不思議な魅⼒に溢れた作品だと実感してます。
忘れてはならないのは、この作品は舞台版の役者やスタッフ、お客様の協⼒なくして⽣まれていなかったです。
深く感謝を申し上げます。
最後に両親へ。
作業着の似合う男に産んでくれてありがとう♡
役柄:ネジ。地元のネジ⼯場勤務。吉尾と仲が良い。
2008年、松居⼤悟とともに劇団ゴジゲンを旗揚げ。全作品に出演している唯⼀の⼈物であり、舞台上では圧倒的な存在感を放つ⽋かせない存在。
ʼ11〜ʼ14年の同劇団活動休⽌中は農業に従事。出演作にNHKプレミアムドラマ「アイアングランマ2」、舞台「⺠衆の敵」、「みみばしる」、舞台・映画『アルプススタンドのはしの⽅』など。脚本作toRmansion「にんぎょひめ」、脚本・演出作「はたらかないせんとうき」などクリエイターとしても活動。
『くれなずめ』作品情報
監督・脚本:松居⼤悟
出演:成⽥凌、⾼良健吾、若葉⻯也、浜野謙太、藤原季節、⽬次⽴樹
製作幹事:UNITED PRODUCTIONS
幹事協⼒:ハピネット
配給・宣伝:東京テアトル
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
公式サイト:kurenazume.com
公式Twitter:@kurenazume
公式インスタグラム:@kurenazume
あらすじ
⾼校時代、帰宅部でつるんでいた6⼈の仲間たちが、友⼈の結婚披露宴で余興(⾚フンダンス!)をやるべく5年ぶりに集まりました。
久しぶりに出会った彼らは、余興の後の“披露宴”と“⼆次会”の間の妙に⻑い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。
「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの?まあいいか、そんなのどうでも」
⾃分たちは今も友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。
そう、たったひとりを除いては…。
そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事。
それは⾒るものの予想を超えていくものだった。
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