『コタキ兄弟と四苦八苦』第3話あらすじ・ネタバレ感想!兄弟おやじが恋愛相談を受けてさっちゃんが一肌脱ぐ

ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『コタキ兄弟と四苦八苦』公式ページ

曠夫受苦こうふじゅく』 =伴侶がいない苦しみ。

今回、兄弟おやじが受けた依頼はなんと恋愛相談。

大学生の坂井君(望月歩)が好きな子との初デートについて兄弟に意見を求めてきました。

しかし、話はどんどんおかしな方向に流れていき、とうとう兄弟のモテ論争に発展してしまいます。

喫茶店『シャバダバ』のさっちゃん(芳根京子)は呆れ顔。

そこで、さっちゃんが一肌脱ぐことになりました。

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『コタキ兄弟と四苦八苦』前回第2話のあらすじと振り返り

求不得苦きゅうふえっく』=求めるものが手に入らない苦しみのこと。

古滝一路(古館寛治)、二路(滝藤賢一)の元にレンタルおやじの依頼がきました。

それは、新郎側の親戚のおじさんに扮して結婚式に列席して欲しいというものです。

3時間座って食べて飲んでいればいい簡単なお仕事です。

結婚式当日、弟は親戚のおじさんになりきりますが、真面目な兄は身重の新婦(岸井ゆきの)が騙されているのではないかと心配をし始めました。

しかし、レンタルを雇っているのはその新婦本人だったのです。

式直前で男に逃げられたのですが、両親に心配をかけたくないため結婚式を決行したのだそう。

「私の幸せは私が決める」と、花嫁の顔はとても晴れやかでした。

兄は「欲しいものが手に入りますように」と新婦からブーケを受け取りますが、果たして兄は欲しいものを手に入れることができるでしょうか?

【ネタバレ】『コタキ兄弟と四苦八苦』第3話あらすじと感想


兄と義妹

ビールを飲みながら談笑する男女。

それは、兄・一路(古館寛治)と二路(滝藤賢一)の妻・ユカです。

それを遠くから花をちぎり歯ぎしりしながら見つめる二路。

弟は、ユカに会うことを拒否されたばかりなのです。

「いや~散々でした!」

喫茶店『シャバダバ』でも機嫌よく先日の偽結婚式について思い出話をする兄。

それに反して弟は超不機嫌です。

「何が散々だよ、腐れ兄貴が。こんなやつと兄弟やってられっかよ」

そもそも兄が勘当しているのに、勝手に居候しているのは弟の方ですが。

なぜ勘当されたのかは、弟には全く心当たりはなく、覚えてもいません。

弟の不機嫌でケンカに発展した2人は店を出ようとしますが、さっちゃん(芳根京子)がそれを止めます。

「待ってください!依頼人が来るので…」

moyoko

兄は弟の妻・ユカとは何度も会っているようです。そして、さっちゃんとは違って普通に大人としての会話が出できている様子。一体なぜ2人は「いつもの場所で」会っているのでしょうか?

兄の評判

さっちゃんが言うには、ランチタイム中にムラタ(宮藤官九郎)が来て、兄弟にまた迷える若者の話を聞いてやって欲しいとレンタルおやじの代行を頼んできたらしいのです。

「この地域のおやじが足りないんですよ」

さっちゃんは兄弟にレンタルおやじの正式登録を進めます。

「2人とも無職なんだし」

しかし、兄はあくまでも休職中だと言い張ります。“休職”期間はすでに2年。

弟が言うには、『古滝一路』と検索してみると、兄の講師としての評判は最悪で「暗い」「キモイ」「つまらない」と散々な言われようだとか。

「Googleは俺の敵だ」

「Yahooでも同じだったよ!」

そんな言い合いをしていると若者が店にやってきました。

さっちゃんはさっそく兄弟おやじを紹介します。

moyoko

レンタルおやじは登録料が必要だったのですね。ムラタの代行で仕事を受けている兄弟はお得に仕事を受けていることになります。ただし、2人で1,000円ですが。「Googleは俺の敵」のくだりは面白かったです!

大学生の坂井君(望月歩)

「午後の売り上げが入れば、さっちゃんも嬉しいです!」

さっちゃんは兄にそっと耳打ちをし、兄のモチベーションを上げます。

坂井君(望月歩)は、兄弟おやじなら2人で1,000円だからお得だと言われて来たということです。

友達はいないわけではないのですが、知らない人の方が話しやすいし、兄弟おやじなら2つの意見が聞けます。

「人生経験は豊富です。なんでも相談してください!」

兄は胸を張ります。

「女の子のことなんです」

兄は一瞬怯んだ表情になりますが、気を取り直して坂井君の話を聞くことにしました。

さっちゃんと弟はそれを背後から見守ります。

moyoko

よりにもよって恋愛相談とは、兄がもっとも苦手分野ではないですか。そうと決まったわけではないですが、ここまで独身ですし、さっちゃんとのやりとりを見ていても明らかに得意そうには見えません。兄は坂井君の悩みに答えることはできるのでしょうか?

兄の初デート

坂井君にはいいなと思っている女の子がおり、実はその子とデートをすることになったのですが、そのことで悩んでいるということです。

話は、兄の初デートのことに。

兄は1年がかりでやっとのことでデートにこぎつけましたが、行ったお店は牛丼の吉野家だったと言います。

初デートでなぜ牛丼?

しかし、兄だってウォーターフロントのトレンディなフレンチを予約していたのです。

新しいスーツをキメて彼女と待ち合わせると、会うなり彼女が一言。

「古滝君、私ね、彼氏ができたんだ」

古滝青年はわけがわからず、そのままストレートに吉野家にインしたのだそうです。

「デートだと思ってたの、兄貴だけだったんじゃねぇの?」

彼女は初めからただ食事をするだけだったのかもしれません。

moyoko

いかにも兄・一路が受けそうな不憫なエピソードです。それにしても、なぜこういうタイプの女の子は待ち合わせ場所で言うのでしょうか?おやじが大学生だった時代にだって電話ぐらいはあります。

でも女の子は新しいスーツをキメた古滝青年を見てデートだと悟り、その場で言うことにしたのかもしれませんね。

魚かイチャイチャか

「僕のはちゃんとデートです」と、坂井君はきっぱり。

なぜなら、彼女から「デートしよう」と言われたからです。

しかし、彼女から提案されたプランが問題だと言います。

  • A:水族館
  • B:『耳をすませば』を観る

B案は要するに、お家デートということです。

兄はもちろんA案派、弟はもちろんB案派。

2人は1分の制限時間で坂井君にプレゼンをします。

グダグダと『お互いを知ってから…』などと1分以上話す兄。

対して弟は「お魚を見るより部屋で彼女とイチャイチャしたい」と7秒で終了です。

「7秒ですごい説得力だ…」

当然、若い坂井君は彼女とイチャイチャする方向へ向いていきます。

moyoko

坂井君の好きな子は積極的な女の子ですね。そりゃあ若い者同士、イチャイチャしたいに決まっています。

もちろんお互いを知るのも大事なことですが。というか、水族館に行った後に映画を観れば良いのでは?

2人で食事をするということ

『耳をすませば』はラスト、主人公の男の子が相手の女の子にプロポーズをするという映画です。

そのため、兄はこの映画を観たらプロポーズをしたも同然だと言います。

その意見を聞いて考え込んでしまう坂井君。

「兄貴も坂井もピヨピヨ考えすぎなんだよ!彼女がいいって言ってんだからいいだろ」

坂井君は、彼女こと多田さんはまだ彼女ではないと訂正します。

「彼女だろ、デートするんだから」

「お兄さん、僕と多田さんはまだ付き合ってない方のデートです」

ここで、兄と他のメンバーとの認識の齟齬が生まれていることが判明します。

兄にとっては、女性と2人きりで食事をするというのは、将来的にそういう関係になる関係のことだという認識のようです。

兄が妻と2人きりでビールを飲んでいるところを見ている弟は、兄に「これだからモテないやつは」「キモイんだよ」と毒づきます。

moyoko

恋愛経験が少ないと、その辺りをゴチャゴチャを考えすぎるからさらに経験が少なくなる傾向にあると思います。異性同士が2人で食事をするのはそういう関係だからだとは、いかにも一路が考えそうなことです。でも、キモくはないです。

モテるのがそんなに偉いのか?

弟の言葉を聞いているうちに坂井君の顔色がみるみる変わってきました。

「モテるってそんなに偉いんですか!?」

「相手がいなきゃ一人前じゃないみたいだ」

そして坂井君は突然デートを断ると言い出します。

「僕が証明します!1人でも幸せになるって」

モテるのが正義という世の風潮に異議を唱えるためには、彼女がいたら説得力がないと言うのです。

兄と結託する坂井君を見て、弟はモテない奴のひがみだと一蹴します。

ところが、思わぬところから救世主が現れます。

「坂井君!こんなところで人生決めちゃダメ」

さっちゃんが、割って入ってきたのです。

moyoko

坂井君は自己肯定感が少ない青年のようです。過去に何かあったのでしょうか?だからこそ兄弟おやじに話を聞いてもらいたかったのでしょう。

しかし、極端に走りすぎてしまいました。さっちゃんがなんとかしてくれると良いのですが。

どちらも人生上手くいってない

さっちゃんは、この兄弟の言うことをまともに聞いてはいけないと坂井君に進言します。

なぜならモテない兄は休職中で毎日喫茶店に入りびたり、モテる弟は結婚して子供もいるが、エターナル無職で実家に居候中。

「モテようがモテなかろうが人生は上手くいってないの」

さっちゃんは、デートに誘ってくれた多田さんの気持ちを考えろと言います。

「デートしようって言われて嬉しかったんでしょう?どっちでも2人で楽しく過ごすことが大事なんじゃないかな」

目が覚めた坂井君は、帰り際、高校生の時に初デートの後に女の子にLINEで『キモい』と言われたことがトラウマになっていたことを明かしました。

さっちゃんは、坂井君はキモくないから頑張ってと言って彼を送り出しました。

それを死んだ魚のような目で見届ける兄弟おやじです。

moyoko

坂井君にとって大正解の答えが出てきて安心しました。2人で楽しく過ごすのが一番、それしかないですよね。

初デートの時に『キモい』と言われたら、逃げ腰になるのは当然です。『キモい』というのはその一言で人生が変わってしまう言葉です。

勘当の理由

さっちゃんは、兄弟に今日の分け前500円ずつを渡します。

500円ぽっちとつまらなそうにする弟に、兄はこのワンコインで近所の焼き鳥店でモモ焼きが買えると言います。

弟はそのモモ焼きのことがピンときません。

「お前が勝手に食べただろ」

8年前、月に一度500円の特売の日にモモ焼きを買って、次の日仕事終わりに食べるのが楽しみだった兄は、それを弟に勝手に食べられてしまいました。

それが、勘当の理由です。

さっちゃんはそれを聞いて、小さーいみたいな、だからモテないんだみたいな生ぬるい目で兄を見つめます。

moyoko

兄の弟勘当理由がまさかのモモ焼き。兄は小さい男です。しかし、楽しみにしていたモモを勝手に食べられたら許せない気持ちはわかります。そして、その500円を弟が払えるかと言ったらきっと払えなかったでしょう。

曠夫受苦こうふじゅく

弟・二路は、兄にユカと会っていることについて問いただしますが、兄は自分の口からは言えないから本人に聞いてくれと言及を避けました。

そして二路は、妻と会って訳を聞くことができました。

「会ってるのは返済のため。お兄さんからお金を借りてるの」

娘が留学したことで生活が苦しくなったユカは、仕方なく兄に借金をしたのです。

「それはなんとかなるって…」

「なんとかなるって言ったのはあなた。なんとかするのはいつも私。お兄さんみたいな人と結婚すれば良かった…」

二路は何も言えませんでした。

一方、婚活サイトとにらめっこをする兄・一路。

職業欄に休職中とあっては、マッチングなどしようもありません。

そこで、ふとエゴサーチをしてみると「暗い」「キモイ」「寒い」など悪口のオンパレード。

「仕事が欲しい…!」

一路は床を転げまわるのでした。

『コタキ兄弟と四苦八苦』第3話まとめ

曠夫こうふとは独身男性のことで、曠夫受苦こうふじゅくとは伴侶がいない苦しみのことを言うそうです。

まさに兄・一路のことですね。第3話の最後では彼の心の声が飛び出しました。

伴侶を得るためにはまず仕事。

一路の求める道は前途多難です。

二路の方もなかなか厳しい状況に置かれています。

いくら主夫と名乗っていても、生活が苦しいのならそれではただのお荷物でしかありません。

ユカが愛想を尽かしても仕方のないことです。

兄弟に降りかかる様々な『苦』。どれも身につまされるものばかりですね。

次回は終末思想のマダムを相手に、もっとも過酷なレンタル生活を強いられるとのこと。

兄弟のドタバタ劇が見られそうで楽しみです!

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