『この世界に残されて』松本穂香、佐藤亜紀ら各界著名人絶賛コメント解禁!感動作に称賛の声が集まる!

『この世界に残されて』

©Inforg-M&M Film 2019

ホロコーストを生き延びた16歳の少女クララと、42歳の医師アルドの二人が、年齢差を超えて心をかよわせ人生をふたたび取り戻す感動作『この世界に残されて』が、いよいよ12月18日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開となります。

ナチス・ドイツによって約56万人ものユダヤ人が殺害されたと言われるハンガリー。

終戦後の1948年、ホロコーストを生き延びたものの、家族を喪い孤独の身となった16歳の少女クララは、ある日寡黙な医師アルドと出会います。

言葉をかわすうちに、彼の心に自分と同じ欠落を感じ取ったクララは父を慕うようにアルドになつき、アルドはクララを保護することで人生を再び取り戻そうとします。

彼もまた、ホロコストで大切な人たちを喪った犠牲者だったのです。

だが、ソ連がハンガリーで権力を掌握すると、世間は彼らに対してスキャンダラスな誤解を抱き、二人の運命は、時代のうねりによって再び激しく翻弄されていきます。

癒えることのない心の傷を抱えた者たちが年齢差を超えて出会い、痛みを分かち合いながら寄り添う。

彼らが再び人生と向き合う姿を、節度をもって叙情的に描く名作が誕生しました。

公開を前に、いち早く本作を鑑賞した女優の松本穂香、小説「黄金列車」で第10回 Twitter文学賞を受賞した佐藤亜紀、『この世界の片隅に』で知られる漫画家のこうの史代ら、各界の著名人からの絶賛コメントが到着したのでお知らせします!

『この世界に残されて』絶賛コメント紹介!

松本穂香(女優)

私たちはどこまでも独りなのかもしれないけれど、傍にいる大切な人だけを信じることができたら、それだけで生きていける。

時に絶望すら感じさせるこの世の中で、溢れる希望を感じさせてくれる映画でした。

こうの史代(漫画家)

「ここにいない大切な人たち」は、そういえばわたしにもいる。

わたしの出逢うみんなにもいる。

心に秘められているようで、みんなふんわり彼らに包まれている。と気付きました。

佐藤亜紀(作家)

破壊され尽くした過去と不穏な現在に脅かされながら、それぞれ家族を失った男と少女は身を寄せ合い、穏やかで美しい小さな世界に生きます。

ノスタルジックに描き直された冷戦下のハンガリーを彩る淡い光線が美しかったです。

深緑野分(作家)

アウシュヴィッツで最も多く殺されたユダヤ人はハンガリー人だった。

生き延びた孤独を埋め合う痛みは、きっと互いにしかわからない。

触れれば壊れそうな静謐さが漂う名画。

鎌田實(医師・作家)

別れ、絶望、悲しみの中を生きる魂が、あったかな背中を探し、「思い出」と「切ないぬくもり」で、新しい人生が始まります。

16歳と42歳の愛が美しい傑作です!

今日マチ子(漫画家)

「奪われた」人々がどのように生きていくのか。

希望さえも抱くことができない世界で、必要なのは時間、そして互いに寄り添うこと。

彼らは傷が癒える時間を待ちながら、静かに力強く私たちを見つめてきます。

『この世界に残されて』作品情報

『この世界に残されて』

©Inforg-M&M Film 2019

監督:バルナバーシュ・トート
製作:モーニカ・メーチ(『心と体と』)エルヌー・メシュテルハーズィ(『心と体と』)
出演:カーロイ・ハイデュク、アビゲール・セーケ、マリ・ナジ、カタリン・シムコー、バルナバーシュ・ホルカイ
2019/ハンガリー/ハンガリー語/88分/シネマスコープ/5.1ch/カラー
英題:Those Who Remained
原題:Akik maradtak
日本語字幕:柏野文映
後援:駐日ハンガリー大使館、ハンガリー文化センター
配給:シンカ
公式サイトsynca.jp/konosekai/

あらすじ


1944年のホロコーストを生き延びたものの家族を喪い孤独の身となった16歳の少女クララは、両親の代わりに保護者となった大叔母にも心を開かず、同級生にも馴染めずにいました。

そんなある日、寡黙な医師アルドに出会いだんだんと彼と心を通わせるようになります。

新たな人生の道へ進めたかに見えた2人でしたが…

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『この世界に残されて』は、2020年12月18日(金)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!

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