共に箏に打ち込んでいくうちに、すっかりお互いを信用し合えるようになってきた愛たち。
合宿も後半になるにつれ、お互いの波長を感じ取り、演奏のタイミングがバッチリ合うことも多くなってきています。
そして、さとわもみんなの気持ちや考えを汲み取ろうと、みんなの声に耳を傾けていきます。
しかし、迎えた邦楽祭で愛や武蔵は明陵高校の演奏を目の当たりにし、さとわですらも明陵高校の演奏から新たな課題にぶつかることになるのです。
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目次
『この音とまれ!』第11話あらすじ
苦手だった裏拍のリズムの取り方を滝浪に教えられ、懸命に練習するコータ。
武蔵とのかけ合いが上手くいかない愛も、滝浪にアドバイスを求める。
滝浪の一見いい加減としか思えない答えに武蔵は呆れるが、愛は何かを掴んだようで――。
ずっと曲想に悩んでいたさとわも、仲間たちに意見を聞いて気付きを得る。
合宿を通じて成長した7人。
いよいよ大会当日、時瀬高校箏曲部はライバルたちの集う邦楽祭の会場へ!
【ネタバレ】『この音とまれ!』第11話の感想
滝浪の適当なアドバイスでコツを掴む?
第10話で自信を失いかけた光太も無事に見つかり、合宿後半も必死にみんな練習をしています。
そんな中さとわは、演奏曲をどう弾けばいいのか分からず四苦八苦しています。
邦楽祭で弾くにあたり、この演奏の調子の付け方は大会の結果に直結する重大な課題なのです。
それを1人で背負っていたさとわには、人知れずプレッシャーがかかっているのだと思います。
さとわが顧問の滝浪に話しかけていた時、愛たちが曲の演奏が上手くいかないと先生のもとにやってきました。
全く教える気のない滝浪でしたが、信用を失っていた武蔵への体面もあり、苦し紛れに「仲間を信じろ」とアドバイス。
そんな顧問の言葉に、呆れた様子の武蔵が帰ろうとしましたが、対照的に愛は妙に感動してしまい目を輝かせて部屋に戻っていきます。
滝浪は、さとわがこの部活で演奏の腕が鈍ってしまうことを心配しているのですが、当のさとわは、反対に筝曲部一同の上達っぷりを評価しているようです。
しかも彼らと演奏することを本当に楽しんでいるみたいです。
さとわにそう思わせるほどに成長している筝曲部は、これからどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
滝浪の言った言葉「仲間を信じろ」。
そこから愛が導き出した答えは「相手の音は聞くけど待たない」です!
武蔵は、瞬時にその言葉の意味を理解します。
今までは愛の音を聴いて、それから音を出していました。
だからこれからは、音を聴くのではなく「音が来ることを信じて音を弾き始める」に徹しようと決めたのです。
お互いそう思った2人は、同時に曲を演奏し始めます。
なんと!想像を超えるくらいに音が気持ちよくハマっていきます。
お互いがお互いを信じているからこそ、お互いが欲しいタイミングで音をハマっていったのです!
愛たちはお互いに感動を分かち合いました。
合宿で成長した筝曲部!お互いの心が通じ合い演奏のタイミングもバッチリ!
そして次のステップとして、さとわは音に強弱をつける、歌うように音を出すことを提案します。
少し難しそうではありますが、これは彼らにとって、もう1つ上にステップアップする試練なのです。
その時、さとわは「この曲をみんなどう思いますか?」とみんなに意見を求める様になります。
今まで自分1人で曲作りに悩んでいたのですが、みんなを頼れるようになり、彼女もまた率いる者として成長しています。
みんながさとわの質問に真剣に答えを探そうとしている中で、光太の「この時間がずっと続けばいいのに」が全員の心を駆け巡り、その言葉がさとわにヒントを与えてくれました。
そして合宿最終日を迎え、最後にみんなで演奏を合わせて弾くことになります。
光太はその時、不安そうな表情を見せていました。
彼にとっても、色々あった今回の合宿でしたので、みんなと合わせることに不安を感じたのだと思います。
しかし、そんな不安を吹き飛ばすように、順調に演奏は進んでいきます。
そして光太の苦手なパートに差し掛かった瞬間、光太は滝浪のアドバイスを思い出し、完璧にタイミングを合わせたのです。
気持ちいいくらいのタイミングで演奏を終えた一同は、お互いにその喜びを分かち合いながらも、自身たちが大きく成長したことを実感したのでした。
この合宿の集大成ともいうべきシーンです!
その感動は冷めることなく、合宿の疲れなど吹き飛ばし、愛たちをさらなる練習へと駆り立てるのです。
もう完全に「心から箏を演奏したい」そんな気持ちでいっぱいに見えます。
合宿が終わり、愛はおじいちゃんの家の跡地へと足を運びます。
この合宿を通じておじいちゃんがかつて教えてくれた、箏の本当の魅力「一人じゃ絶対に出せないもの」を少し理解できたようです。
そんな愛の表情は、今まで見たことないくらいすっきりとした清々しい表情です。
彼の中で、箏に出会って何かが変わってきているのでしょう。
邦楽祭がやってくる!目の当たりにする明陵高校の実力!
部室にて、愛はさとわに対し合宿中に言っていた「自分たちが弾く曲がどういうものなのか」の答えが出たのか尋ねます。
さとわの中では、光太が言った「この時間がずっと続けばいいのに」がその答えになっているそう。
「今みたいな時間は一瞬で駆け抜けていってしまうものだから、いつまでも続けばいいのに」と願う。
さとわは自分たちに重ねて曲を理解していった方が良いと思ったのです。
今を心から楽しんでいるさとわを見て、愛がからかうのですが、ムキになったさとわが箏につまずき愛の胸に寄り掛かってしまい、抱き合っているような態勢になりました。
さとわの顔は一瞬で赤くなり、照れています。対する愛は全く変わらない様子ですが。
これも一種の「この時間がずっと続けばいいのに」を表しているのでしょうか。
しかし、そんな時間は長く続かず、しかもその瞬間を他の部員に見られてしまいました。
そんな状況に嫉妬する実康たち。
気を取り直し、武蔵より邦楽祭の演奏順が33組中24番目に決まったことが伝えられます。
会場に到着した一同ですが、会場に着くや否や、明陵高校の男子部員、桐生桜介に絡まれます。
彼らはこの大会の前に全国大会にも出場しており、結果は4位。
それでも十分な結果のように思えますが、桜介の表情は全く納得できる結果ではないことを物語っています。
そして、案の定現れる凰かずさ。
嵐のように現れ、さとわに抱き着き、いつもの様に愛とけんかをすると、また嵐のように去っていくのでした。
いつも元気ですね、このお嬢様は。
先ほど、愛たちに絡んできた桐生桜介が所属する明陵高校が、今回の邦楽祭で一番に演奏することになっています。
会場の席に着いたさとわたちが見守る中、明陵高校の演奏が始まります。
演奏が始まった瞬間、彼らは明陵高校の演奏に言葉を失います。
さとわですら「これだけの人数で、意図的に音を揃えていると感じさせない完ぺきなタイミング。」と明陵高校の演奏を評価します。
これだけ完璧なタイミングを見せる明陵高校でしたが、さとわは「この演奏は1人の人間がみんなを引っ張り作り上げている」ことに気づきます。
その人物こそが、桐生桜介でした。
明陵高校筝曲部をリードする桐生桜介。彼の辛い過去が明らかに!
生まれつき体が弱く、友達ともまともに遊べなかった桜介は、次第に周りの友達から距離を置くようになり、いつしか一人っきりになっていきました。
そんな時、桜介の隣の家に引っ越してきたのが、泉朝乃です。
引きこもりぎみになっていた桜介を、朝乃が遊びに誘ってくれたのです。
何度も誘ってくれた朝乃に、桜介も次第に心開くようになっていきます。
そんなある日、朝乃は桜介を箏教室に連れて行き、これが桜介と箏の運命的な出会いに。
しかし、ずっと側にいてくれた朝乃は、次第に他の友達から嫌がらせを受けるようになり、桜介はそれを自分のせいだと責め、あるひとつの結論に達したのです。
そして「周りをよく観察し、人よりも相手のことを知ることができる」観察力を手に入れたのでした。
今では、その観察力を発揮し、その人の音が聞こえることに繋がったのです!
そんな圧倒的な能力を武器に、ここまでのし上がってきた桜介。
彼の演奏は華やかでもあり、その反面さとわや武蔵たちに冷たさすらも感じさせるのでした。
『この音とまれ!』第11話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
TVアニメ「#この音とまれ!」#11「探してた音」AT-Xにてご視聴頂いた皆様ありがとうございました🌸
圧倒的な演奏を披露した明陵高校、
それぞれの想いが箏の音を紡ぎます🎼📺今後の放送予定はこちら
6月19日(水)23時〜とちぎテレビ/24時〜WOWOW(無料放送)https://t.co/n4vHF4Aq68 pic.twitter.com/W9DPXx2SPI— TVアニメ「この音とまれ!」 (@konooto_anime) 2019年6月17日
合宿を乗り越え、みんなで音を自然と合わせる喜びを知った筝曲部一同でした。
その勢いのまま練習をさらに重ね、ついに邦楽祭当日を迎えるのですが、そこに立ちふさがったのは圧倒的な演奏を見せる明陵高校でした。
そんな明陵高校の演奏を率いているのが桐生桜介です。
今回は彼の辛い過去が明かされ、その経験を乗り越え、圧倒的な観察力を手に入れたことが判明しました。
- きつい合宿を乗り越え、筝曲部一同が成長!
- 邦楽祭開始!明陵高校の圧倒的な演奏!
- 明陵高校の演奏を支えるキーマン!桐生桜介の過去と圧倒的な武器!
武蔵や愛、さとわたちは、明陵高校の演奏を越えることはできるのでしょうか。
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