鉄砲を戦で使えるようにするため、鉄砲を分解して知識を深めたいと思う明智光秀(長谷川博己)は、部下の伝吾(徳重聡)が昔美濃にいた伊平次(玉置玲央)が近江で鉄砲を作っていると聞いて足を運びます。
ですが伊平次はそこにはおらず、今度は京の本能寺まで出かけていきます。
この時の京都は、官僚家の細川春元(国広富之)が実験を握っているものの、家臣の三好長慶(山路和弘)と松永久秀(吉田鋼太郎)が力を付けてきたことで、不安定なバランスで支えられている状況。
そんななか、将軍・足利義輝(向井理)が本能寺へ足を運び、何やら模索をしている様子。
ここで三淵藤英(谷原章介)と再会、さらにはその弟の細川藤孝(眞島秀和)と一戦交えることになってしまう光秀。
すでに伊平次は本能寺におらず。
結局男はどこに行ったのでしょうか?
目次
『麒麟がくる』前回第4話のあらすじと振り返り
仕事を終えた東庵(堺正章)は、美濃を離れて京へと帰ろうとしたのですが、道三(本木雅弘)に尾張の織田信秀(高橋克典)へ寄ることを見抜かれます。
今川軍との戦で深手を負った信秀の容態を知らせろと交渉を持ち掛けられた東庵は、信秀への借金を肩代わりさせることを条件にこれを承諾。
いち早く道三に信秀の容態を知らせるため、光秀(長谷川博己)は菊丸(岡村隆史)と薬売りの兄弟になりすまして尾張へと潜入し、信秀の容態は実はあまり良くないということを知らせます。
尾張を出る際、信秀が放った刺客に襲われるも、謎の人たちに救われ、無事に美濃へと帰るのでした。
将軍も鉄砲に注目をしているとしった道三は、これを戦で使える用にしろと光秀に言うのですが、そこで本能寺の噂を耳に…。
序盤から因縁深い場所の名前も出て来た第4話でしたが、今回はその本能寺まで足を運ぶ光秀様。
さて、どのようなことが起こるのでしょうか。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第5話あらすじ・感想
鉄砲をもっと戦に利用できるようにするため、明智光秀(長谷川博己)は再び京を目指す
道三(本木雅弘)は光秀(長谷川博己)に鉄砲のレクチャーをすると、その威力に驚き、これを戦でも使える用にしろと言います。
さらには、公方様がこれを手に入れることに熱を入れているのはなぜかという疑問を持ち、光秀も同じように思います。
光秀としては、鉄砲をたくさん手に入れることよりも、分解してもっと効率良く戦で使える情報を探りたいところ。
そこに家臣の伝吾(徳重聡)が、かつて美濃に住んでいた「伊平次(玉置玲央)」という男の話を持ち出します。
この伊平次という男は、近江の国とも村で鉄砲を上手く作っていると聞いたというので、光秀は3日かけて近江へと向かいました。
しかし、国友村へ行くとすでに伊平次はおらず、その行方や鉄砲の話は公方様から口止めされていると聞き、最初は何も情報を得られませんでした。
が、職人の1人がこっそりと教えてくれたのです。
「伊平次は本能寺で養われている」と。
これを聞いた光秀は、道三に再度京へ行く許しをもらい本能寺まで馬を飛ばすのでした。
KAMUI
キレ者の三淵(谷原章介)、血の気の多い藤孝(眞島秀和)、そして神々しすぎる徳川輝義(向井理)
再び京都へとやって来た光秀。
この時の京都は武家のトップは足利義輝(向井理)ですが、幕府の実権を握っているのは官僚の細川晴元(国広富之)です。
しかし、さらに家臣である三好長慶(山路和弘)と松永久秀(吉田鋼太郎)が力を付け始めてきたことにより、京は不安定なバランスの上にあると言える状況となりました。
光秀はその足で本能寺に向かうも、足利義輝が訪れているため中に入れないと言われ、どうした良いものかと悩みます。
すると、義輝の警護として外の見張りをしていた細川藤孝(眞島秀和)は、鉄砲を持つ光秀を警戒し、鉄砲をよこせと言ってきたのです。
光秀がこれを断ると、藤孝は刀を抜き、本能寺の前で一戦交えることとなります。
光秀様は力の差を見せつけ、藤孝を斬ることもなく、まもなく本能寺より出て来た三淵藤英(谷原章介)と足利義輝により、2人は刀を納めたのでした。
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鉄砲の価値と伊平次(玉置玲央)の居場所
鉄砲のことで伊平次という男を探しに本能寺へとやって来た光秀でしたが、残念ながら彼はもう本能寺にいません。
行方不明になりついに手詰まりかとおもう光秀は、三淵に連れられ、松永久秀の屋敷へと足を運びます。
お互いに嫌っていた仲でしたが、今では痛み分けをし、武器・防具の数を同じにし、共に京の治安をよくしていこうという仲に(表向きには)なりました。
戦をしたくないという三淵は、松永が鉄砲を集めて誰と戦をする気かを聞くと、光秀を置いて先に屋敷を離れます。
この話を聞いたうえで光秀はなぜ鉄砲を求めるか疑問を抱くのですが、松永は答えを出してくれました。
鉄砲の威力を知っていれば、銃口を向けるだけで相手の動きを止めることができる。
つまり、数が多ければ戦をするまでもなく脅威になるのです。
そうして戦の在り方は変わり、減っていくだろうと松永は答え、光秀はこれに納得しました。
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ひとしきり鉄砲の話をすると、松永は伊平次の元へ行くかといって立ち上がります。
実はこの男、行方不明となっている伊平次の居場所を唯一知っているのです。
これ幸いとおもい、光秀は松永の跡を付いて行くのでした。
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鉄砲は作らんと豪語する伊平次(玉置玲央)。しかし、光秀(長谷川博己)の顔を見るや否や…
3倍の値段を出すから鉄砲を20丁作ってくれという松永ですが、伊平次は「鉄砲は作りません」と言って断固拒否。
いくら積まれても伊平次が鉄砲づくりを断るは、将軍や大名のゴタゴタにもう巻き込まれたくないからだというのです。
松永に20丁作れば、三好が30丁作れと言い出し、足利家は50丁作れと言い出す、だからイヤだと、伊平次は言うのでした。
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鉄砲に関することは全部お断り、それよりも女と楽しく過ごしたいという伊平次ですが、隣にいた光秀は伊平次を顔を見てあることを思いだしました。
「伊平次だ!伝吾の家の井戸に落ちた瓜泥棒!」
それを聞いた伊平は、態度が急変。松永に対してはヒドい態度をとっていましたが、隣にいるお方は美濃の明智光秀様!12年前に伝後の家の井戸に落ちた時に縄を下ろして助けてくれた命の恩人です。
女をどかして正座をして敬語です。
しかも、光秀が鉄砲を分解してもっとよく知りたい、そこから改善点を見つけたいんだと言うと、伊平次二つ返事でこれを請け負うのでした。
KAMUI
まぁそれを良いことに、光秀様から鉄砲20丁を作るように言ってくれという松永。やるとは思ったが…これは困るだろ…。縁の利用の仕方が強引なんですよ!だからあんな最期に…とか思っちゃいます。
光秀(長谷川博己)に別れを言えなかった駒(門脇麦)が、京であの人の面影を見たような…の素敵な瞬間
光秀が伊平次を訪ね、近江へと行っている間のことです。
東庵が尾張から戻って来たことにより、駒(門脇麦)は光秀に別れの挨拶をするため、明智荘を訪ねていました。
しかしそこで光秀に会うことができず、肩を落として京へと戻っていった駒ですが、京で光秀らしき人の背中を見つけます。
しかし、光秀が京にいるはずはないんだ、気のせいかと思うにとどまります。
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大河ドラマ『麒麟がくる』第5話まとめ
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[総合] 夜8時
今夜放送!
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2月16日(日)
第5回「伊平次を探せ」
[BSプレミアム] 午後6時 pic.twitter.com/uBDVWR2Oya— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) February 16, 2020
伊平次の手のひら返しは大いに笑えた今回。
光秀様のこの人の良さ、縁はいつまでも続いてほしいと願います。
そして、この先光秀様が本能寺の門の前に立つ時は、攻め入る時なんだろうなと思うと、あの場所に立ったことがまた一つ印象に残ります。
松永が鉄砲を求め、細川晴元を討とうとすれば、また国の形が大きく変わっていきます。
その時光秀は何を思うのか…この辺りをよく見ていきたいなと思います。
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