丹波での戦から引き続き、本願寺を落とそうと奮闘する織田軍。
光秀(長谷川博己)もこれに参戦しますが、圧倒的不利。
いつまで戦を続けるのだと朝廷から言われた信長(染谷将太)は苛立ち、将たちに激怒。
坊主の鉄砲など当たらんと言い、鎧も付けずに出陣するのですが、銃弾が当たるという非常事態。
そしてついに光秀も倒れると、急いで京の家へと運ばれます。
夫・光秀を救うため、煕子(木村文乃)は夜に裸足で東庵(堺正章)の元へと走り、お百度参りで光秀の回復を望むのですが、彼女自身にも変化が…。
光秀と煕子、尊い夫婦愛が描かれた第39話と言えるでしょう。
目次
『麒麟がくる』前回第38話のあらすじと振り返り
義昭(滝藤賢一)への扱い、三淵(谷原章介)の切腹。
納得いかない所業をする信長(染谷将太)に苛立ちを覚え始めた光秀(長谷川博己)は、今度は美濃の将・斎藤利三(須賀貴匡)と稲葉一鉄(村田雄浩)の騒動に巻き込まれます。
信長の命令を突っぱねた光秀ですが、彼が首を斬られることはありません。
そんな光秀は信長から丹波攻略を命じられます。
義昭の息のかかった将が多いと言う丹波。
まずは潜入を試み、情勢をしろうとするも、近衛前久(本郷奏多)に「まずは戦」と言われます。
帝が蘭奢待を毛利に譲ったことを聞き、信長は朝廷に不信感を抱きながらも、天正三年、長い戦が幕を開けたのでした。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第39話あらすじ・感想
静かに衝突する信長(染谷将太)と朝廷
天正三年。
長篠の戦いで織田軍に勝利した信長は、越前の一向一揆を制圧。
光秀(長谷川博己)も丹波攻略に精を出し、着々と信長が天下を収めようとしていました。
しかし、本願寺の顕如(武田幸三)がこれに抗います。
いつまでも戦を終えることができないうえ、「権代納言右大将」という高い官職に任命されたのにも関わらず、朝廷への挨拶もなく岐阜に戻ったことを三条西実澄(石橋蓮司)に言われると、息子の信忠(井上瑞稀)に家督を譲ったのであとは息子にと行って去ります。
KAMUI
信長(染谷将太)は銃弾に倒れ、光秀(長谷川博己)は生死を彷徨う事態。夫を救うため煕子(木村文乃)は奮闘するが…
朝廷から小言を言われ、本願寺をなかなか攻め落とすことができないという事実を聞いて苛立つ信長。
兵の中には弾を込めず、撃っているふりをしている者もいたという報告を受けると激高。
天王寺砦で籠城をし続ける軍に檄を飛ばすと「皆疲れているのです!」と光秀が庇うものですから「ならばわしが行く!」と言い出します。
KAMUI
甲冑も付けずに戦場に立つ信長。
坊主の鉄砲など当たらぬと言いますが、敵の弾が信長の足に命中。
光秀は伝吾(徳重聡)に信長を抱えさせて撤退。
その場から信長を救い出すのですが、今度は光秀が倒れてしまいます。
丹波攻略で腕の怪我も治っていないままの出陣、これと疲労により高熱を出して昏睡状態となった光秀が京の屋敷に運ばれると、煕子(木村文乃)は東庵(堺正章)の元へ裸足で駆けていきます。
「我が夫を救ってください。夫が死んでしまいます!」と言って、東庵を引きずるように屋敷へ連れていく煕子。
あとは神仏の加護を願うしかないと言われると、煕子はその足で神社に行き、雨の中何度も何度も石を置いて光秀の回復を祈願するのでした。
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光秀が目を覚ました時にはホッと胸をなでおろす煕子でしたが、実は彼女自身も胸の病を抱えるように。
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大和を誰に任せるか。またも衝突する信長(染谷将太)と光秀(長谷川博己)でしたが…
光秀が回復して数日後。
信長が秀吉を連れて彼の屋敷に訪れると「本願寺を叩く方法が分かった」と言い出します。
本願寺は毛利軍の船で兵糧やたま薬を運び込んでいることがわかると、信長は水路を断って毛利を追い払うことを決意。
光秀もこの戦に賛成します。
これで話は終わるかと思いきや、またもふたりが衝突しかねない話が。
本願寺攻めで亡くなった大和の守護に変わり、筒井順慶(駿河太郎)を立てようと言い出す信長。
しかし、それでは松永久秀(吉田鋼太郎)が黙っていないと反論するのですが、またも苛立つ信長。
ふたりと関係のない自分が大和を…と秀吉も言い出しますが、最終的にはたま(芦田愛菜)がお茶と菓子を持ってきたことで信長が機嫌を良くして帰っていくのでした。
たまの嫁ぎ先を探してやると言う信長、そして結局「大和は順慶に任せる」と押し切るのでした。
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信長(染谷将太)の動向が気になる家康(風間俊介)。菊丸(岡村隆史)の答えは。
信玄(石橋凌)の子・勝頼の動きに目を光らせる家康(風間俊介)は、菊丸(岡村隆史)を呼び、筒井順慶が大和を治めることが決まると、松永の動きがおかしいと報告。
そして信長は、この徳川をどう見ているのかと菊丸に聞きますが「今、三河のことなどお忘れではないかと」と告げます。
今は安土城を作ることで頭がいっぱいの信長。
信頼するべきは光秀だと菊丸は言い、家康の「やはりか」と告げます。
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煕子(木村文乃)、光秀(長谷川博己)の腕の中で逝く
胸の病に伏せた煕子。
病を撤退させる踊りを見せたり、子供たちも煕子を気遣います。
そしてその夜、部屋を片付けていた時に見つけた温石を差し出す光秀。
懐かしいと言って、これに触れる煕子。
坂本城に連れて行ってもらえたことを嬉しかったと言い、越前に暮らしのことも振り返ると、煕子は光秀に言いました。
「私は、麒麟を呼ぶものは十兵衛様、あなたであったのでは。ずっとそう思っておりました」
「あといくつ戦をしのげば、穏やかな世が来るのでしょうか。岸(天野菜月)やたまの子が、戦を知らずに済むのでしょうか」
花が散る中、煕子は光秀の腕の中で眠り、天正4年、煕子はその生涯を閉じるのでした。
KAMUI
『麒麟がくる』第39話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
第39回、ご覧いただきありがとうございました!
今週の「トリセツ」は・・・
・信長の反対勢力は?#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツ
▼「第39回トリセツ」はこちら▼ pic.twitter.com/zGhiCLxqnt
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) January 3, 2021
光秀様の最愛の妻・煕子がここで亡くなってしまうのはなんか悲しかったですね!
煕子の葬儀には光秀様も参列。
武士の夫が妻の葬儀に参列するのは珍しいことだったらしいのですが、それだけ煕子を愛していたというのがわかりますね。
金策のために髪を売ったことでも知られる煕子。
しかも、光秀様はこれ以降に妻を娶ることをしませんでしたら、本当に好感度高いです。
しかし、悲しむ暇もなく戦は続く。
心のよりどころの一つが亡くなったというのは、もしかしたら光秀様にとっても大きなことでは?なんて思いながら、次を待ちます。
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