三淵（谷原章介）から切腹を言い渡され、彼の命を救うことができなかったと悔やむ光秀（長谷川博己）にさらなる揉め事が舞い込んできました。
これを巡って信長（染谷将太）と衝突するも、光秀にはさらに重要な命令が下されます。
それは、義昭（滝藤賢一）の息がかかった者が多い丹波の攻略。
果たして光秀は、これを成し遂げることができるのでしょうか。
目次
『麒麟がくる』前回第37話のあらすじと振り返り
出典:U-NEXT
武田信玄（石橋凌）と共に信長（染谷将太）を討伐すると決めた義昭（滝藤賢一）でしたが、京へと上洛する前に信玄は死去。
義昭は藤吉郎（佐々木蔵之介）の手で捕らえられ、浅井朝倉も滅亡。
こうして室町幕府は滅亡してしまいました。
着々と天下を取りつつある信長は、朝廷に褒美として蘭奢待を拝見させてほしいと言うとこれを許されます。
110年ぶりに姿を見せた蘭奢待。
この香木の一部を切り取り、一つは自分に、一つは帝（坂東玉三郎）へ贈ったのですが、なんと帝はこれを毛利に…。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第38話あらすじ・感想
三淵（谷原章介）の最期
義昭（滝藤賢一）が捕縛されてもなお、信長（染谷将太）討伐を考えていた三淵（谷原章介）は、ついに信長から切腹を言い渡されてしまいます。
もう一度生きる道を考えてくれと光秀（長谷川博己）は言いますが、「光秀が信長を選んだように、自分は義昭を選んだ。生ある限り信長に就くことはない」と言い切った三淵は自ら切腹し、命を絶つのでした。
光秀と三淵が初めて会ったのは、光秀が鉄砲を買いに京へと来た時。
三淵の見事な立ち振る舞いを見て、これが将軍の奉公衆かと目を奪われる思い出であっただけに、光秀は三淵の死を、切腹の命に納得することができないでいました。
KAMUI
美濃の将らの揉め事により衝突する信長（染谷将太）と光秀（長谷川博己）
光秀は藤孝（眞島秀和）と共に、三好を駆逐するため河内へと行くのですが、そこで光秀を訪ねてきた者が。
それは美濃の将・斎藤利三（須賀貴匡）でした。
姉川の戦いで立派な働きをした利三は、稲葉一鉄（村田雄浩）に馬をよこせと命じられ、これを断ると草履を投げつけられたと言います。
今までは稲葉の盾となり戦ってきたが、もはやこれまで。
ならば、比叡山で女子供を助けた光秀に従えたいと思いやって来たのです。
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そして、光秀が信長に呼ばれて妙覚寺へ行くと、なんと稲葉から斎藤利三を返すように言われるのです。
利三の行いを聞いているうえ、彼の所業を知っている光秀は「帰れば斬られる」と言い、これを断ります。
「一人の命のために美濃を騒がしくしたくない」と信長が言うと、光秀は反論。
義昭を裸足で歩かせたこと、三淵を切腹されたことなど納得のいかないことを洗いざらいぶちまけたうえで、利三は返さないと言い切ります。
怒った信長が「帰れ！」と声を荒げると「帰る！」と言い、光秀は出て行ってしまったのでした。
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「ぐずぐずするな、すぐに呼び戻せ！」と、家臣に命じる信長。
そして、光秀にバテレンが持ってきたマントを渡し、本題に入るのでした。
KAMUI
丹波攻略を命じられた光秀（長谷川博己）はあの人の元を訪ねる
美濃のいざこざは小さな話。
今度は大きな話をすると言う信長。
佐久間や細川たちと共に三好を追い払い、伊勢長島の一揆は抑えたものの、西隣の丹波には義昭の息のかかった者が多く、攻略が難しい。
そこで信長は、何年かかってでも良いから、光秀と藤孝（眞島秀和）の2人で丹波を抑えてもらいたいと言うのです。
まずは、丹波の国をこの目で見たいと思った光秀は、その丹波にいる近衛前久（本郷奏多）を訪ねることに。
そのため、園部までの道案内を菊丸（岡村隆史）に頼むのですが、この時光秀は菊丸の字を見て、信玄（石橋凌）の死を知らせてきたのが彼だと気づきます。
KAMUI
園部で近衛前久に出会うと、「信長は丹波を攻めるのだろう？」と聞かれます。
しかし、その前に確かめたいのは前久が自分たちにつくのか、丹波につくのかどちらかを聞くのです。
もともと信長のような武将が好きだと言う前久。
ですが、目の敵にしている二条（小藪千豊）も信長と仲良くしていることが気にかかるようです。
今、信長は冠位をもらう準備もしていることを知っている前久ですが、これを手助けしている二条もそろそろ落ち目。
自分ができることがあるなら何でもやろうと、前久は光秀に言い切るのでした。
そして、有力大名である小畠と話、民が何を望み、治水や土地、金はどうなっているかを聞きたいから会わせてくれと光秀は前久に話すが…一言こう言われるのです。
「一に戦、二に戦、まずは戦だ」
丹波の国衆は、信長に従うことなく戦いが始まります。
天正三年には光秀も進軍。これが長い戦いになるのです。
『麒麟がくる』第38話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
第38回、ご覧いただきありがとうございました！
今週の「トリセツ」は・・・
・光秀、丹波攻略を開始！
・信長と朝廷の関係は？
・帝の譲位にかかる1万貫はいくら？#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツ▼「第38回トリセツ」はこちら▼ pic.twitter.com/yylCub9N6p
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) December 27, 2020
朝廷が絡んできたものの、信長は冠位をもらいつつ、ちょっとあの蘭奢待の件が気になっている様子。
またここで信頼感が不安定になってきており、より大きな揉め事が起きそうな予感が…。
良いように使っておきながら、そろそろ見放しそうな帝。
もしかして本能寺の黒幕は朝廷なのでは？なんて考えも浮かんできました。
そして、まだ残っている義昭の勢力。
これをきちんと押さえない限り、天下はないでしょう。その一つがこの丹波です。
ここからまた長い戦。麒麟が来るのはいつになるのでしょう…。
来ずに終わりそうな雰囲気も…。
時代は刻一刻と終焉に。最後まで見逃せませんね。
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