信長(染谷将太)に言われたとおり、美濃へと向かう光秀(長谷川博己)。
すでに城には松永(吉田鋼太郎)や三淵(谷原章介)が集まり、朝倉(ユースケ・サンタマリア)討伐について検討を始めていました。
しかし、義昭(滝藤賢一)が戦をしたくないと言って動かないため、このままでは織田家だけで足利と闘わねばならない事態に…。
どうすればいいか光秀はまた知恵を出すことになります。
そして、9年ぶりになる帰蝶(川口春奈)との再会。
また朝倉のもとには摂津晴門(片岡鶴太郎)から何やら文が届いて…。
目次
『麒麟がくる』前回第29話のあらすじと振り返り
信長(染谷将太)の指示により早急に二条城が建設されていく中、高価な壺や屏風などが寺から持ち出されて困っていると摂津晴門(片岡鶴太郎)から義昭(滝藤賢一)の耳に入ってくるようになります。
ちょっとずつ返していくと約束をし、義昭は摂津をより頼るようになるのでした。
一方光秀(長谷川博己)は伊呂波太夫(尾野真千子)に呼ばれ、近衛前久(本郷奏多)に謁見。
追われる身でありながら、前久は光秀に幕府を内側から変えてほしいと頼まれます。
信長の父、信秀(高橋克典)が大金を送ったのにもかかわらず御所の塀が崩れたまま。
帝を守るという大義を見失っている幕府の役人たちをどうにかしないと未来はないと聞かされ、光秀は壊れたままの御所の塀を見ながらそのことを痛感するのでした。
そして、光秀に謎の横領疑惑が持ち上がります。
摂津晴門に問い詰めるもうやむやにしようとするので、光秀も手を引く気はないと徹底抗戦。
晴門の憎しみは高まります。
二条城が設立すると、信長は京を離れることになるのですが、その際光秀に美濃へ来るようにと言います。
朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)と戦をすることになった信長。
さて、どうなっていくのでしょうか?
【ネタバレ】『麒麟がくる』第30話あらすじ・感想
光秀(長谷川博己)、美濃へ
左馬之助(間宮祥太朗)を美濃から京へと呼んで間もなく、美濃へ行く準備をする光秀(長谷川博己)。
すると、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)は、妻・ねねが作った強飯を持って挨拶にやってきました。
KAMUI
藤吉郎は急に距離を詰めてくると「岐阜城に松永久秀(吉田鋼太郎)、三淵(谷原章介)などが集められており、そこに光秀も加わるならやはり次の戦の話なのか?」と問います。
妻子に会うためだと光秀は言いますが、幕府には朝倉(ユースケ・サンタマリア)と繋がりがある者が多いと言い出す藤吉郎。
幕府を内から変えるには、朝倉を倒すのが1番だと言うのですが、朝倉と戦うには相当の兵力と銭がいると言い、光秀はその場を去っていくのでした。
KAMUI
駒(門脇麦)は義昭(滝藤賢一)の心のよりどころ?
美濃へと旅立とうとする光秀は、城内で駒(門脇麦)と遭遇。
駒が公方様に呼ばれていると聞き、光秀は疑問を抱くのでした。
悲田院を作りたいという義昭の力になるため、駒は大金を持って参上。
こんなに渡しては駒が困るのでは?と義昭は心配しますが、最近は堺でも芳仁丸薬と名付けられた丸薬を売るようになり、てんてこまいとのこと。
KAMUI
京にいると辛いことばかりだが、駒といると気が休まるという義昭。
すると彼は駒とこっそり城を抜け出し、ホタルを見に行くような仲になります。
これが摂津晴門(片岡鶴太郎)の耳に入ると、より織田方の役人の動きに目を光らせよと命じるのでした。
帰蝶(川口春奈)との再会した光秀(長谷川博己)は信長(染谷将太)の元へ
光秀が岐阜城へ到着すると、戦準備のための銭集めとして壺の選定をしている松永と再会。
そして三淵から信長(染谷将太)はすでに朝倉と戦をする気だと聞かされているものの、足利家はこの戦に参加したくないと言われ信長の中で迷いが生じていると聞かされます。
信長への謁見に訪れた光秀でしたが、そこにいたのは奇妙丸(柴崎楓雅)という少年。
光秀は一瞬戸惑いを見せましたが、信長の嫡男だと帰蝶(川口春奈)から聞かされます。
KAMUI
これが泣き虫十兵衛かと奇妙丸がいうと、そうだと答える帰蝶。
まだその話を持ちだすのかと苦笑いする光秀。
そして9年もの間、顔を合わせることがなかった光秀と帰蝶ですが、信長が困りごとを抱えている時、彼女は「光秀に相談してみたらいい」といつも伝えていたと話します。
KAMUI
光秀は帰蝶に朝倉との戦についてどう考えているのかと聞くと、彼女ははっきりと「朝倉を討ちなさいと信長に言った」と答えます。
朝倉は今、斎藤龍興と癒着をしている状況。
放って置けば美濃にも火がつき、幕府を立て直すどころではなくなるからです。
その言葉を聞いたうえで、光秀は信長の元へ。
信長は、「朝倉相手に1人では勝てぬ。何か良い手はないか」と光秀に聞きます。
その答えを言う前に、光秀は信長に御所の塀が直っていたという話を始めるのです。
どうやらそれは、信長が京を離れる前にやったとか…。
御所の塀が壊れたままではいけないと思った信長は、自分がそれをやったと答えます。
将軍のためであり、亡き父・信秀(高橋克典)への供養だと、彼は言うのです。
それを聞いた光秀は「朝倉との戦を帝が何と言うかを聞いてみるのはどうか?」と提案します。
光秀が「もし帝が首を縦に振れば、諸大名が信長の味方となり、朝倉討伐に力を貸してくれるだろう」と言うと信長自身の顔もパッと晴れるのでした。
KAMUI
信長(染谷将太)が帝へ謁見し、朝倉と闘う姿勢になるも…
御所の塀を直したことで、特別に謁見を許された信長。
すると帝は、今までの彼の働きを大変褒めてくれたのです。
子供のように喜ぶ信長。
そして、「畿内を平らかにするための戦はやむなし」と言われたことで、信長は朝倉討伐を本格的に決意するのです。
帝からの勅命ということで、まずは若狭の武藤を討つことを決意する信長。
諸大名に上洛と味方に加わるよう要請しますが、足利家だけはやはり動きません。
戦を和睦させるのが自分の務めだと話す義昭。
なので彼は、光秀に何と言われようと動きませんでした。
これ以上の揉め事は御免と語る三淵。
朝倉は義昭を信長1人の力だけで上洛させまいと、誰1人国から出すなと言い放った人物。
光秀は今の幕府を脅かす存在の1人には変わりないと言いますが、ここで摂津の口から「結果的に三淵が朝倉の嫡男に毒を盛る指図をして戦意喪失させたではないか」と言い出します。
三淵があの事件を引き起こした張本人だと知った光秀は衝撃を受けます。
三淵は「この戦は気が進まない」と光秀に言い残し、部屋を出ていってしまいました。
KAMUI
一方越前では、朝倉義景のもとに摂津から文が届きます。
信長の行動を旧友である摂津から知らされた朝倉は「織田信長のような成り上がり者に何ができる。幕府はわしが織田を討つと待ち望んでいる」と言い、戦の準備を始めるのでした。
そして永禄13年4月、織田は越前の朝倉を目指し、妙覚寺より出陣しました。
『麒麟がくる』第30話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
第30回、ご覧いただきありがとうございました!
今週の「トリセツ」は・・・
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ついに織田と朝倉が衝突。
しかもこれが、幕府の内側にも影響する大戦になるとは思いませんでした。
ところでそろそろ気になるのですが…現在第30話。
『麒麟がくる』は、全44話で完結とすでに告知がされています。
残り14話、光秀様はまだ織田信長の家臣となっていません。
明智光秀と言えば織田信長の家臣というイメージが強いのに、まだその瞬間が訪れません。
一体いつ、どのタイミングで?そのあたりも気になるところです。
そして、義昭→駒の雰囲気も見えてきたので、ここがどうなるのかも気になりますね。
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