『かくしごと』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!18歳になった姫は、漫画家として生きる父の姿を見て…

『かくしごと』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!18歳になった姫は、漫画家として生きる父の姿を見て…

出典:『かくしごと』公式ページ

18歳の誕生日。

パンドラの箱の鍵を手に入れた姫は可久士が隠し続けていた描く仕事を知りながらも、どうして父が漫画を描くことをやめてしまったのか疑問を抱きます。

するとそこに、姫を「姉さん」と呼ぶ1人の青年が現れ、可久士の「かくしごと」をまた一つ知ります。

漫画を描くことをやめた可久士は、とある事故に遭い、意識不明の重体。

やっと目を覚ましたのですが、なんと18歳になった姫の姿を見て「誰だ?」と言うのです。

可久士に一体何があったのか、そして可久士と姫の未来は…。

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『かくしごと』前回第11話のあらすじと振り返り

家族会議をしたいと言い出す姫。

可久士は「会議室を作ってからにしよう」とはぐらかし、事務所に出社すると十丸院から編集長と食事のお誘いが。

『風のタイツ』打ち切りを言い渡されたと勘違いした可久士は、アシスタントたちにこのことを告げ、漫画の中でやりたい放題を始めます。

そうして慌ただしい日々を過ごしていると、姫から家族会議をできる場所を見つけたと言われ、井戸がある場所へ案内されるのですが、井戸の中から不気味な声が…。

可久士の原稿を風で飛ばした十丸院が原稿を集めて井戸の中から登場。

そしてここで、『風のタイツ』は打ち切りにならないと言われ、可久士は気持ちが晴れやかになります。

結局自宅で家族会議が行われることになります。

友達の誕生会に手作り料理を持ち寄ることになっていると説明されると、可久士は姫と唐揚げ作りをすることに。

そしてそれから半年後、可久士は約束通り、みんなでやる姫のお誕生日会と親子だけのお誕生日会を開きます。

11歳の誕生日に2度のお誕生日会。

こんな日々がずっと続くと姫は思っていました。

そして18歳になった時、「カクシゴト アリ〼」の手紙と鍵をもらった姫はあの場所へと向かったのでした。

【ネタバレ】『かくしごと』第12話(最終回)あらすじ・感想

可久士の「かくしごと」は、「描く仕事」だけではなかった

鎌倉の家にやって来た姫は、可久士が描いた漫画を眺めながら、どうして父は描く仕事をやめてしまったのかと疑問を抱きます。

するとそこに、謎の青年が登場。

彼は姫に対して「初めまして、姉さん」と言います。

KAMUI

最終回でこの登場は驚きですよ。一体君は何者!?ってなりますよ。

「お父さんの隠し子?」

「ちげぇよ」

「もしかして、私が誰かの隠し子?」

姫の前に現れたのは、最近テレビで襲名披露宴をしたという歌舞伎界の若きホープ。

そして実は、可久士は歌舞伎一門の妾の子だったのです。

KAMUI

「かくしごと」、「隠し事」「描く仕事」…「隠し子と」!?ほんとこの言葉の使い方が絶妙!

姫の祖父は日本画家の戒潟魁吏いましがたかいり

何気に姫は芸術家の血筋だったのです。

そして、可久士が姫の母親の家庭からよく思われていなかったのは、漫画家だからというより、相容れない芸術的確執だったのです。

そして、可久士には妹がいて、その息子が今姫の目の前に現れた…なんとか衛門なのです。

これを聞いた姫は、自分が可久士と本当の親子でよかったと、胸をなで下ろします。

KAMUI

誰の子かというよりも、姫にとってはそっちの方が重要ってことですね。

不慮の事故で昏睡状態だった可久士が目を覚ます

姫が18歳になるまでに可久士に何があったのか。

実は可久士は、海難事故に遭った姫の母親を探すため、救助隊が出なくなってからも実費でダイバーと船をレンタルして捜索を続けていたようなのです。

KAMUI

それが第11話の請求書なんですね。

漫画を描きながら10年以上これを続けていた可久士ですが、このことが週刊誌に美談として書かれると、そんな漫画家の漫画を面白いと読んでもらえなくなり、結果筆を折ることに。

『風のタイツ』を完成させたのち、慣れない肉体労働を転々としていた可久士。

そして、少年ジャンボという雑誌の運搬をしていた時のことです。

誰かがビニールを破き、雑誌の一部を抜き取ったせいでバランスが崩れ、可久士はその下敷きになってしまったのでした。

それでも姫のことも高校まで何不自由なく通わせる可久士。

さらに可久士は、それでも生活が困窮したら鎌倉にある家のものを売却し、生活の足しにするよう自身の妹に頼んだのでした。

しかし、妹は一切売ることはせず、可久士が恥と思っていたものを姫に見せたのです。

KAMUI

なんとか衛門の母が鍵を姫に送ったようですね。しかも何も売っていない。愛を感じます。

なんとか衛門が姫の前から帰ると、一子たちがやってきて、可久士が目を覚ましたことを姫に伝えます。

KAMUI

第7話で一子が言った「いいニュースと悪いニュースがある」がここに繋がるんですね。

急いで病院へ向かう姫。

しかし、可久士は姫を見ても「君は誰だ」と言います。

脳の障害のせいで、7年間の記憶が飛んでいるという、ベタすぎて漫画のネームとして通らない展開になってしまった可久士。

彼の記憶の中の姫はまだ10歳のままなのです。

可久士の記憶に従い漫画を描くG-PRO

意識を取り戻した可久士は、リハビリも大してしていないうちから、姫が心配だと言って病院を抜け出そうとしますが、そんな状態で姫に会いに行けば心配をさせるだけだと羅砂に言われます。

これに納得した可久士は、病院を抜け出すことは諦めますが、手が動くなら読者のために『風のタイツ』を描こうと言い出します。

パニックを起こさないため、羅砂たちアシスタントはなんと病室で漫画を描くことに。

ここで姫は、初めて可久士が漫画家として仕事をしているところを目撃するのでした。

そして可久士は18歳になった姫に、「姫が心配だから、ナディラさんが来るまで見張っていてほしい」と言います。

KAMUI

その姫は自分なのに…これはなかなかに辛いですね。

このままでいいのかと友人たちに言われる姫。

そもそも姫は、今まで可久士が漫画家だったことを知らなかったというより、気づかないように甘えていたのです。

そして、真剣で楽しそうに仕事をする可久士の姿を見た姫は、記憶が戻って漫画を取り上げることになるならこのままでもいいかもしれないと思うようになります。

KAMUI

それは、姫との思い出と引き換えに…。

正確に7年前の続きを描く可久士。

受け取った十丸院は複雑な想いを抱きます。

というのも、今や十丸院の雑誌の看板作家は可久士ではなく羅砂。

その羅砂が可久士の記憶に付き合っていると、続きを書いてもらえないのです。

あっさりとお休みしたいと言う羅砂。

そしてアシスタントたちは、楽しそうな先生を見たことで、漫画に触れることが一番のリハビリだと思うのです。

それは姫から見ても同じ。

だからずっと漫画を描いていてもらうことが、可久士の一番の幸せだと思っていました。

ですが、可久士はこれを否定。

「一番の幸せは、姫が元気に大きく育つことかな」

KAMUI

わぁー可久士!それを姫に言っているって…。漫画家である前に姫の父親だ!

やっぱりお父さんと一緒がいい!姫は鎌倉の家からあるものを持ってくる

自分の成長こそが一番の幸せ。

そう父に言われた姫は、友達を呼び集め、鎌倉の家まで走っていきます。

「やっぱり私、お父さんと一緒がいいです。ワガママな娘だけど!お父さんと一緒がいいです。」

そうして姫が鎌倉の家から持ってきたのは『風のタイツ』の原稿です。

それは記憶をなくしている最中に描いたものでしたが、見れば見るほど可久士の中には記憶がよみがえってくるのです。

十丸院との会話、アシスタントとの会話、そして姫が中学に上がった時のこと、中目黒の家を引き払いおんぼろの家に引っ越した時のこと。

「お父さんと一緒ならどこだって素敵だよ」と言ってくれた姫の笑顔。

そして高校生となった姫の姿…。

ついに可久士の記憶が戻り、目の前にいるのが18歳になった姫だと気づく可久士。

すると彼は、恥ずかしいといって急いで原稿を隠します。

KAMUI

なんだこの幸せ展開は!ああ泣けてしまいます。

姫と可久士の「かくしごと」

実は姫にも「かくしごと」がありました。

母方の血をガッツリと受け継いだ姫は、美術で大臣賞を取るほどの画力の持ち主に成長。

しかし隠れて少女漫画を描いているのです。

そして可久士は、義理の父である戒潟から出してもらっていた入院費を返すため、再び漫画を描くことに。

十丸院は可久士に、娘に仕事を隠すという内容の漫画を描きませんかと提案。

この会話をを2人は、羅砂の仕事場でするのでした。

そして最後は姫のナレーション。

「かくしごとはなんですか?」

『かくしごと』第12話(最終回)まとめ

正直、久米田作品にしては綺麗に終わったなぁーというイメージです。

原作もアニメが終了するタイミングで終わったらしいので、これ以上続くことはないのでしょう。

そして、全てが明らかになったところで、1話から全部見直したい気持ちになっています。

というのも、ここが伏線だったのかというところがたくさんあるので、その「かくしごと」を探すことでまた楽しめると思うのです。

久米田先生の次回作もまた期待できる、そんな作品でした。

アニメ化してくれてありがとうと言いたいです。

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