『かくしごと』第1話あらすじ・ネタバレ感想!娘溺愛の後藤可久士の“かくしごと”は…

『かくしごと』第1話

出典:『かくしごと』公式ページ

父・後藤可久士の「隠し事」は「描く仕事」でした。

漫画家・後藤可久士が自身の仕事を娘・後藤姫にひた隠しするのは一体なぜなのでしょうか?

純真無垢で素直な少女と、その娘を溺愛する父が“かくしごと”で奮闘する物語がスタート!

『さよなら絶望先生』で第31回講談社漫画賞少年部門を受賞した久米田康治作品。

面白くないわけがありません!

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【ネタバレ】『かくしごと』第1話あらすじ・感想


姫に知られたらどうする!

隠し事は、なんですか?

18歳の誕生日。

後藤姫はパンドラの箱の鍵を手に入れ、その箱を開けるべく、ある場所へと向かいます。

たどり着いたのは家と瓜二つの建物。

その家の鍵を開けると、そこには大量の漫画の原稿。

「隠し事」は「描く仕事」でした。

KAMUI

ひらがなで「かくしごと」と書き、二つの意味を表現するこの感性が本当に素晴らしい!

しかし、父・後藤可久士は娘にどうして漫画家であることを隠していたのか!

それは姫が生まれた時のことです。

姫が生まれて大喜びしていると、産婦人科の先生が可久士の名前を見るなり、漫画家だということに気づきます。

「読んでいます、きんたましまし。僕、後藤先生のファンです。」

すると看護師たちがきんたましましを口にし、ついには看護師の一人が言いました。

「知ってる!エッチなやつだー」

下ネタ満載の漫画を描いていると娘が知った時のことを考えると生きていけない、100万回死ねる!

…そんな思いでいっぱいになった可久士は、これ以降可久士はこの子のために一生職業を隠していこうと誓ったのです。

KAMUI

娘に知られたら確かにヤバい事態!しかもコミックスは「KTMCMC」と表記しながらもガッツリ下ネタ。娘を溺愛するがゆえにできてしまった秘密なわけですね。

そして、父と娘の2人暮らしになると、可久士はスーツで家を出て、オカマのマリオの店「マリオネットランチマーケット」でラフな格好に着替えて事務所「G-RPO」へと向かい、下ネタ満載の漫画を描く日々を送ります。

一方、姫は父の職業を聞かれると「わかんない。でも、働いているよ」と友達に言います。

姫の担任・六條一子は可久士の仕事を知っているうえ、彼女もきんたましましのファン。

だから隠すことはないと言うのですが、面談の時に可久士は言います。

「姫に知られたらどうする!」

KAMUI

ことあるごとに出てくる「姫に知られたらどうする!」と言うたびに、娘への溺愛ぶり&見放されたときの絶望感が伝わってきます!知られたら「絶望した」とか言いそうな声してますし。

新担当・十丸院五月のせいで自宅へ激走

ある日、可久士の編集担当が十丸院五月に変わり、その彼が懸賞のTシャツのサンプルを持ってくると電話があったのに、待てど暮らせどやってきません。

もしかしたら目黒区の家に行ったのではとアシスタントの1人が言ったことで、可久士は急いで事務所を飛び出し、マリオの店でスーツに着替えて家へと戻っていきました。

するとアシスタントが言った通り、新担当の十丸院五月は可久士の自宅に来ており、姫からおもてなしを受けていたのです。

KAMUI

しかも、懸賞のTシャツを着た状態で!着られるものにしろと言ったのに結局デカデカと可久士の作品「風のタイツ」が前面に!は、恥ずかしい。

父が帰って来たことで、姫はお茶を入れるために席を外すと可久士は五月に激昂。

隠せと言われて腕を組めば、「偉い人ですか?高級なお菓子持っていきますね」と言って姫はまた居間を離れます。

そうして色々なポーズでTシャツを隠しますが、姫は独特な解釈をして五月を困らせるのでした。

最終的には、可久士が漫画歴10年のスキルを活かし、自身の作品の主人公を子供に人気のポリキュアに描き換え、姫を納得させるのでした。

KAMUI

ポリキュア(笑)しかも上手い!

そしてこの日の夜。

「お父さんは働いているよって言ったよ」

「まぁ、無職ではないな」

「無色?色がついていないならいっぱい塗れるね?」

ほのぼのした父と子の会話が繰り広げられるのでした。

KAMUI

無職は色が着いていないから無限の可能性がいっぱいある感!姫の発想が素晴らしいと思えました。

姫の“ねがいごと”はお父さんが偉くなること?

七夕の時期が訪れると、姫が短冊に願い事を書きます。

父が喜ぶことを書こうと思った結果「男は出世がすべて」と言われ、「お父さんが偉くなりますように」と書いて飾るのですが、これに可久士は唖然。

事務所では、漫画家の自分が偉くなるってどうすればいいという話題になるのでした。

有名になれば偉くなれると判断すると、可久士はダークファンタジーを書くと言い出しますが、そう簡単に書けるわけはなく、旧友でダークファンタジーの巨匠・不二田勝日郎に相談をしますが、参考になりません。

KAMUI

「不二田勝日郎」は、実際の漫画家で「うしおととら」や「からくりサーカス」の作者である「藤田勝日郎」がモデルです。作者の身内いじりがここに…。しかも声優が緑川光さん!巨匠に大物を充てるところナイスです!

売れていなくても大物感がある漫画家になればいいという話も出ますが、結局のところ、偉くなれば姫に漫画家だとバレてしまうということに気づき、可久士は落ち込むのでした。

KAMUI

売れようとすれば秘密がバレる。出過ぎた真似ができない悲しさ(笑)

姫にどうして偉くなってほしいの?と聞くと「お父さんが喜ぶと思って」と返されます。

お父さんが嬉しいのは、姫が元気に大きく育つようにだよと話すと…。

「じゃあヤクルト取っていい?」

「なら、お父さんのジョアも取って」

KAMUI

父が一人で空回りするようにわーわー言ったわけですが、最終的にはのほほんと終わるこの感じがたまりません。

子供探偵団がオシャPと大バトル。弱点は漫画?

ジョブチェンジをして職場へと向かう途中、川に流される猫を助けるためにドーナッツ型のクッションを投げ込む可久士。

名前を名乗ればすべてがバレると思った可久士は、何も言わずに立ち去ります。

KAMUI

ここまではカッコいいんですが、濡れたクッションに座って仕事はしなくても…職場の床がビシャビシャ(笑)

学校では、姫のクラスメイトの1人がこの勇者を探そうと言い出すと、目黒川探偵団なるものを結成します。

KAMUI

あれ?っと思うのが、姫の友達であり探偵団のメンバーです。古武シルビア、東御ひな、橘地莉子、そして姫なんですが…。「さよなら絶望先生」に登場した生徒たちの名前をもじったり、一文字増やしていることに気づけます。

猫の恩人が坂の方へと向かって行ったという証言をもとに、坂の上へといこうとする探偵団。

しかし、姫は坂の上にはおしゃPという魔物がいるから行ってはいけないと言われていたのです。

KAMUI

おしゃPとは、おしゃれピープル。確かに魔物かもしれませんね。

探偵団について坂を登る姫。

そんな探偵団の前に現れたのはマリオ。

「魔物だーおしゃPだ!」と騒ぐと、マリオは魔物というフレーズに怒り、彼女たちを追いかけ回します。

姫がマリオに襲われているところを目撃した可久士は、猫も助けたクッションを投げつけると、子供たちは猫の恩人を発見したと喜びます。

しかし、姫にこんな姿を見られてはいけないと思った可久士は猛ダッシュで逃げます。

追いかける探偵団。

いつしか彼女たちは、漫画のない本屋で謎の飲み物を飲むというおしゃPの巣へと紛れ込んでしまいました。

KAMUI

どう見てもそこはスターバッ〇ス風の場所。あの緑のロゴが子供たちにはおしゃPの巣窟に見えても仕方がありませんね。

命の恩人もおしゃPの仲間だと分かった少女たちは、おしゃPの弱点と言われる漫画を可久士に投げつけ、逃げていくのでした。

KAMUI

捨てられていた本を投げつけたわけですが、その単行本は「風のタイツ」。可久士、なぜに自分が描いた漫画を投げつけられないといけないのでしょうかね(笑)

『かくしごと』第1話まとめ

風刺やジレンマ、普通の人と違った視点で皮肉っぽいところがありながらも、姫という一人の少女の存在に癒され過ぎる『かくしごと』。

映像化されてもやっぱり面白かったです。

しかし、18歳の誕生日を迎えた姫が鍵を手に入れたとありましたが、ここが謎なんですよね。

作品の冒頭では18歳になった姫が出てきているということは、メインを占める小学生の姫は過去。

一体彼女に何があったのか、そして可久士はどうなったのか、そもそも母はどこへ行ったのかなど、謎が深まります。

原作もまだ続いているので、どんな風に終わるのかがまだ謎。

久米田作品は、最後の最後に衝撃の展開で終わることで有名。

本作『かくしごと』もまだまだ「隠し事」がある様子なので、それが明らかになっていくことがこれから楽しみです。

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