かつてこんなに「バカ」という言葉が頻発するアニメがあっただろうか…。
そしてこんなにおバカな主人公がいただろうか…。
けだるい季節にピッタリの笑えるアニメです!
さいのたま女子高等学校(通称:さいじょ)1年2組のおバカJK・田中 望は桜咲く入学式を終え、女子校唯一の潤いを求め、イケメン担任を願って心待ちにしていました。
そこへやってきた担任・佐渡は、まさにイメージ違い。
初めて担任と対面したホームルームでの彼の発言により、心の声「だめだ…」がクラス中に呼応することに。
そう、佐渡はマジでヤバい教師だったのです!
▼動画の無料視聴はこちら▼
『女子高生の無駄づかい』第1話あらすじ
かつてとあることをきっかけに何となく疎遠になってしまっていた田中、菊池、鷺宮の三人は、偶然にも同じ高校に進学したことによって再会を果たす。
久しぶりに会う旧友を前に、ぎこちなさを隠せない菊池だったが、昔と何一つ変わらない田中と鷺宮のやりとりを見ているうちに、自然とツッコミを入れてしまう。
クラス分けでも同じクラスになった三人は、そのまま入学式に出るが、途中から何やら落ち着かない様子の田中。
入学式を終えて、教室へと向かう途中で、田中は取り返しのつかない失敗をしてしまったと話し始める。
【ネタバレ】『女子高生の無駄づかい』第1話の感想
菊池茜、再会前に小学校の卒業文集を振り返る。
菊池茜の部屋。
真新しい高校の制服に袖を通し、彼女は「入学式」に向かおうと準備しています。
ふと、茜が開いていたのは…小学校の卒業文集。
<菊池茜 わたしの夢 漫画家になりたい!>
小学生っぽい字で書いた夢、そして部屋を見渡すといっぱいの漫画と関連グッズが綺麗に並んでいます。
まだ夢は継続進行中っぽいですね。
1枚めくると、鷺宮しおりのページ。
小学生とは思えぬ、利発そうな美しい文字で書かれていた夢は…
<鷺宮しおり わたしの夢 微生物学者>
しおりはその頃、バスで「みそ汁図鑑」なる文庫本を読みながら登校中でした。
満を持して主人公登場!小学校からバカだったあいつ?
もう1人。遅刻しまいと主人公・田中望が現在、商店街を市販の12枚切食パン袋を口に加えて爆走中。
袋にはなぜか「田中望」とおっきく記載。そして字が雑…。
茜が文集をめくると、なかなかのダサいポージングで写る望のページが。
マジで字が雑…しかも間違った箇所をぐしゃぐしゃっと塗りつぶしてたり、付け加えてたり…
<田中望 わたしの夢 すごい女子高生…わたしはすごい女子高生になりたいです。すごい女子高生になってすごいモテたいです。それですごいイケメンの彼氏を作ってデートしたいです>
その文章を読んだ瞬間に思わず、文集を勢いよく閉じる茜。
「…バカだ。」
とひと言、吐き捨てるように言って登校していくのでした。
3人は同じ高校に入学。
わずか1分で主要キャラクター3人の人となりが丸わかりです!
3人が再会を果たし同じクラスになる
八坂駅そば、さいのたま女子高等学校。
門前で会うと、おもむろに食パンを取り出しパクつく望、それにすかさずジャム的なモノを差し出すしおり。
「なんでジャム持ってんだよ!」
と絶妙なタイミングでツッコミをいれる茜。
緑色のジャム、食べると望が「ヴッ、マズッ」と悶絶していますが、しおりがジャムとして渡したのはミトコンドリアでした。
久々の集結とは思えない息ぴったりな3人!
1年2組、晴れて3人は同じクラス。
望は入学するまで「女子校」と気づかなかったそうで…男子がいないとモテようにもモテようがない、取り返しのつかないすごい失敗をしたと入学早々に嘆いています。
「ってか入試のときになぜ気づかない…?」と茜、「共学だとモテると思っているところがすごい…」としおり。
望は入試で寝てたらしい。
「なぜ受かった!?」といった茜に激しく同感(笑)
ここまでで、お気づきでしょうか?
激しく「しょうもないアニメ」であることを…
しかしこの独特の雰囲気が、だんだんツボってくるテイストなんです。
田中望。担任教師との禁断の恋が、学生生活最後の砦だったのに…
「最悪、教師ってパターンもありか…」
間違って入学した望は、わずかな希望を担任教師との禁断の恋に賭けることにします。
そして、担任・佐渡が静かに教室に入ってきます。
「えーこれから1年間、このクラスを担当する佐渡です。」
真面目そうな雰囲気でメガネをかけ普通な感じの先生。
このときまではそう見えたんです…ただ残念ながらイケメンオーラは感じない佐渡正敬。
「まずはじめに、君たちに言っておきたいことがいくつかある…」
佐渡先生は教壇に立ち、そう前置きするととんでもないことを次々と発します。
ひと言ごとに望の期待は瞬時に粉々に打ち砕かれていきます。
彼が話し出すと、クラス内の空気が一変。
そんなわけで、彼のトンデモ発言をまとめてみました。
マジでヤバい担任降臨…1年2組、凍る。担任語録まとめてみた。
❶「私は女子大生派だ!何度も言おう…私は女子大生派であると。」
- 就活生のリクルートスーツ姿が一番好きらしい…。
❷「私に恋心抱くのは致し方ないことかもしれない…。あいにく私にはその気持ちが1㎜もないことを、どうか肝に銘じていておいてほしい。」(佐渡的自己分析)
❸「成人男性と女子高生が交際し“性行為”を行う場合。保護者の容認や婚約関係がないと淫行の罪に問われてしまう…。」
- 法律上は真剣交際であれば女子高生との結婚も可能と教え子たちに説明…このあたりで、クラス中が侮蔑の表情で佐渡を見はじめ出す。
- だが、真剣に交際しているかどうか…結婚を前提にしているかどうか…など、どうやって明確にするというのだろう?という持論を展開しだす佐渡。
❹「所詮、女子高生との恋愛なんてファンタジーなんだよっ!!ならいっそ、法律を変えろーー!」と雄叫びをあげだし制御不能と化す。
- やりきれない想いを持て余しドンっと黒板を一発殴る佐渡。
- 保護者に認めてもらう…そんなもの多くの場合、即通報されて人生パーだッ!完全に感情解放した担任、ヤバいヤバすぎる…。
ひとしきり感情解放を終えると、平然と締め挨拶。
「…以上だ。1年間よろしく頼む。」と終了。
担任キャラ強すぎ、熱演におもわず見入ってしまった…あまりのヒリヒリ空気感に汗ばむくらいの強烈な印象(笑)
「だめだ…」
クラス中が青ざめ通り越して黒い感じ、みんなの心の声が重なりあっていました。
望の彼氏捜索開始、ついでにパッと見の閃きでクラス全員にあだ名をつけていく。
女子校で彼氏がいるヤツってどうやって出会ってんだ…?
考えた末、導き出したのは友達の紹介という方法。
でも、菊池(通称:ヲタ)&鷺宮(通称:ロボ)にイケメンの友達がいるとは到底思えない…。
そこで望がまず向かったのは、中二病を患い百葉箱の上で黄昏ている山本美波(通称:ヤマイ)のところ。
望の名付けた通称、中二病だから「病」の「ヤマイ」なのか…ヤマイのこじらせ中二病ワールド全開なのが面白いんです。
「イケメンの友ダチを紹介してくれ!」
「あいにくだけど、下界にはそういう友達いないから。」
三次元の人を紹介してもらうことは無理みたいでした。
望の付けたニックネームが謎。
席順ごとに書かれたリストには、「USB」「大王イカ」「親方」「そうぎ屋」「ヒビワレ」「サムライ」…バラエティに富んだ呼び名の数々が。
それぞれ由来を聞きたいと思ってしまいました。
女子大生好きの担任・佐渡には、「ワセダ」って感じじゃね?と適当に命名w
鷺宮しおりは、感情が死滅しているから「ロボ」。
菊池茜は、キモヲタだから「ヲタ」。
ワセダには爆笑、彼の容姿を絶妙に表現しているんです!
夢を最後まで諦めない…望、彼氏を作るため奮闘!
まだまだ諦めない!
次は、142cmの背の低さがコンプレックスで、舐められないように必死に虚勢を張っている百井咲久(通称:ロリ)のところへ。
たぶんちっちゃくて可愛いからロリ。
『風の谷のナウシカ』の1シーンのように「肩に乗る?」と思いきり彼女をからかう望…ロリにも紹介してもらえずでした。
後日、ロリは望に二人暮らしの大好きなおばあちゃんと、フードコートで食事していたところを目撃されます。
実はすごくおばあちゃん子…だいぶ良い子なんですよ。
クラスの優等生ですぐに人の言うことを真に受けがちな一 奏(通称:マジメ)の元へ。
一という名字は、全国に400人程度しかいない珍しさらしく、熊本や新潟に多いらしい…。
彼女は問われたことに真摯に回答。
いつも株価チェックのため「経済ネット」を聴けるよう、ヘッドフォンを常に着用しているとう生粋の大マジメ人間です。
「イケメン」の定義が多様だという部分に彼女が引っかかってしまい、紹介してくれるまでには至らず…撃沈。
彼氏探しを観ているうちに、クラスメイトを自然と把握できるナイスな構成でした。
おバカな妄想に爆笑、「おもしれー女だな。」のフレーズがジワる
勝手にあだ名を付けておいて、自分もキャラが欲しいとねだる望。
抜群のワードセンスで、ロボが幾つか案を提示します。
【ロボが出した田中望の通称案】
- 家族がら族
- 二頭身
- ザコキャラ
- 歩く不協和音
全て試してみるも、「メンタル削られる」と理由をつけて却下する彼女の最終的に決定した通称は、ヲタが閃いた「バカ」ということに。
ここまで破天荒な彼女の行動を鑑みると、何の疑問も抱くことなくハマってる気がするから不思議。
むしろコレしかないって納得してしまいました。
彼氏と劇的で運命的な出会いがしたい…バカの妄想劇場がはじまります。
語られる夢物語の全部、オチ台詞が「おもしれー女だな。」に繋がるんです。
すべてヲタの清々しいツッコミにより、現実に引き戻されます。
何度却下されても、めげない・止まらない妄想がウケる…次第に途中の内容なんてどうでも良くなり「おもしれー女だな。」待ちするまでに(笑)
三枚目のヒロインがイケメンを落とすには「オモシロ路線」で攻めるしかない…と、ラストは妙に頷いてしまう理論をぶち上げる望なのでした。
『女子高生の無駄づかい』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【📺放送終了しました📺】
第1話「すごい」
📺BS11 23:00~
にて放送終了しました!!
皆さまいかがでしたでしょうか?
次回の予告は月曜日の17:00に公開します!
お楽しみに🤩#jyoshimuda #女子無駄 pic.twitter.com/wYdwcnMt9D
— TVアニメ「女子高生の無駄づかい」公式アカウント (@jyoshimuda) 2019年7月5日
これを観てイラッとしたら負けな気がする、思う存分に浸った者勝ちで疲れがバッと吹っ飛ぶ学園ギャグコメディ。
第1話全体で望の「バカ」すぎな言動に魅了されました。
バカバカしいぜ~と思いながら楽しんで、観終えたとき何か心に残るから不思議です。
- 「女子大生派」と声高に宣言。ヤバめの担任教師・佐渡の思考丸裸な初対面挨拶にクラスドン引き!
- 田中望のつけたニックネーム、なかなかのハイセンスに爆笑。論議を重ねた望自身の呼び名は最終的にヲタが決めた…みんな納得の「バカ」に決定!
- 「うち等は客観的に見て、顔もスタイルも中の下…しかも性格も腐っている。」おバカ発言に、一括りにされたことに憤る。
ラストまで「すごい」というタイトルに沿ったストーリー展開が秀逸、ギャグアニメなのに唸っちゃいました。
▼動画の無料視聴はこちら▼
▼次回第2話も続けて読む▼