ドラマ『受験のシンデレラ』は、2016年にNHK BSプレミアムにて放送されました。
精神科医・和田秀樹の初監督作品で、第5回モナコ国際映画祭では作品賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞の4冠に輝いた話題作です。
生きる目的が無くなった才能溢れる予備校の講師である男と、うだつの上がらない女子高生が可能性は限りなく低い「東大合格」という無謀なチャレンジをします。
命の期限、そして格差社会というリアルな現状を目の当たりにし、受験という方法を用いて自らの運命に立ち向かい、ミラクルを起こす物語。
それではさっそく『受験のシンデレラ』をネタバレありでレビューします。
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目次
【ネタバレ】『受験のシンデレラ』あらすじ・感想
第1話あらすじ・感想
名門予備校のカリスマ講師・五十嵐(小泉孝太郎)は、最近酒びたりの荒んだ生活を送っていました。
定時制高校に通う真紀(川口春奈)は、進級できなければ高校をやめて働くよう母・千枝子(富田靖子)から言われていました。
ある晩、真紀1人が留守番するアパートに、深酒をした五十嵐が上がりこみ、酔いにまかせて寝てしまいます。
五十嵐が有名な塾講師だと知った真紀は、警察に突き出さない代わりに、追試のための勉強を教えて欲しいと頼み込みました。
真紀は五十嵐の授業により勉強が楽しくなり、再試も合格しました。
ところが、同じ定時性高校に通うダンサー志望の村井和也(川原一馬)が振り込み詐欺に関って逮捕される姿を目の当たりにします。
すると真紀は貧乏人の夢は叶わないので夢なんて見ないほうがよいと五十嵐に伝えます。
そんな真紀に対し、五十嵐は自分が真紀を東大にいかせてやる、願いを叶えてやると約束するのでした。
ミルトモ 編集部
第2話あらすじ・感想
真紀をわずか1年で東大に合格させると決めた五十嵐は具体的な受験指導を始めます。
「寅さんの歴代マドンナ」を3分で暗記できたら、東大に合格できるというエピソードから始まります。
覚えられなかった真紀に対して「受験は必要じゃないことも覚えないといけない」と五十嵐は諭します。
五十嵐は真紀の母・千枝子に協力を依頼しますが、娘を惑わせるなと拒絶されます。
困った五十嵐は友人の宇佐美(児嶋一哉)の店・お好み焼き屋「時代家」を借り、昼間真紀に勉強を教えることにしました。
大学に行く夢を持った真紀は、得意の記憶力を生かして五十嵐の厳しい指導に必死でくらいついていきます。
五十嵐に暗い影が忍び寄っていることを真紀は知りませんでした。
ミルトモ 編集部
第3話あらすじ・感想
予備校経営者の座を追われた五十嵐は、真紀の東大受験指導を本格化させます。
真紀は高校で昼間部の祐太(山田裕貴)と一緒に勉強をするようになりますが、自分の志望校を言い出せずにいました。
家出した千枝子は母娘で店を持つ夢を実現しようと物件を探しますが、だまされて有り金をすべて失くしてしまいます。
真紀の受験勉強は順調に進んでいましたが、ある日五十嵐が階段から落ちて病院に運ばれてしまいます。
そこで、脳腫瘍があることが発覚します。
ミルトモ 編集部
第4話あらすじ・感想
五十嵐は真紀を東大に合格させるため、あと1年生き延びたいと医師の小宮(袴田吉彦)に頼み込みます。
全国模試を受けることになった真紀は、さらに勉強に励み、驚くほどの成長を見せます。
五十嵐は真紀にいろんな受験の極意を教えていきます。
カンニングの極意
全国模試を目前に控える真紀に、五十嵐は「カンニングペーパーを作れ!」と指示をします。
理解できない真紀でしたが、その目的は「試験に出そうな問題を予測すること、そして自分の苦手をあぶりだすこと」でした。
- 試験の極意
試験に臨む上での極意、それは「好物は初めに食え」ということです。
まず問題を解き始める前に得意な問題から解いていく、そうすれば落ち着くことができるからだそうです。
- 暗記の極意
ある朝、五十嵐は、太極拳に真紀を連れ出します。
理論として体を動かしながら暗記すると覚えやすくなるのだということで、太極拳をしながら古文・漢文を次々に暗記していく真紀でした。
- E判定の極意
全国模試の結果は、東大E判定でした。
この結果に落胆する真紀でしたが、五十嵐は意外にも「よくやった!」と褒めるのでした。
実は模試の目的は「できないところを見つけて、課題を見極めること」で、結果を気にするものではないのでした。
- 東大出身者からの刺激
試験を終えた真紀は五十嵐と宇佐美が経営するお好み焼き屋「時代家」にいきます。
すると偶然そこに小宮がやってきたと思ったら、続けて東門ゼミナールの木村(松尾諭)と元妻で顧問弁護士の塔子(山口紗弥加)もやってきます。
実はこの五十嵐、宇佐美、小宮、木村、塔子の5人は東門ゼミナールの創設メンバーだったのです。
真紀は東大出身の5人から興味深い話を聞き目を輝かせます。
ミルトモ 編集部
第5話あらすじ・感想
家出をしていた真紀の母・千枝子が突然帰ってきます。
五十嵐に励まされ、東大合格への希望を持ち始めていた真紀は、一向に悪びれない母の態度に心が乱れ、勉強に集中できません。
持ち逃げした自分のお金も無くなったことに怒りを隠せません。
そこで五十嵐は千枝子に真紀の邪魔をするなと言いに行きますが、真紀に勉強を教えるのは五十嵐の自己満足だと言い返されてしまいます。
五十嵐も自分の病気の症状がおもわしくないということもあり、真紀に内緒で入院することにしました。
ある日真紀が野球部マネージャーの聖菜(遠藤新菜)から、裕太の模試の結果が思わしくなかったことを聞きます。
真紀に嫉妬する聖菜は、暗に真紀のせいだということを匂わせ、真紀は裕太のことを避けるようになります。
ある夜、真紀の家に借金取りがやってきて真紀は対応に追われますが、その間千枝子は家の中で息をひそめていたため真紀は激怒します。
2人は喧嘩となり、真紀は家を出るのでした。
真紀は五十嵐に連絡しますが連絡がつきません。
翌日宇佐美が電話をすると、五十嵐はシンガポールに来ていると嘘をつきます。
宇佐美の店で勉強に励む真紀のもとに、村井がやってきて、真紀を遊びに誘い出します。
その帰りに真紀が男3人組に絡まれ、それを救おうとする村井と揉めて警察沙汰になってしまいます。
村井は正当防衛となり、真紀も問題はありませんでしたが、その警察署にシンガポールにいるはずの五十嵐が現れます。
嘘をつかれた真紀は五十嵐に激怒します。
ミルトモ 編集部
- 試験問題の極意
真紀はケアレスミスに苦しんでいました。
そんな真紀に五十嵐は試験問題の極意「試験問題は遠足の荷物だと思え」を伝えます。
遠足に行く前日にも当日にもチェックするのが荷物です。
試験も同じように、例え解けたと思ってもチェックをする習慣をつけておくことが大事なのです。
それでもなかなかケアレスミスが治らない真紀に五十嵐は「ケアレスミスは誰もが通る道、それを抜け出すには自分を信じること、もしそれが難しいならお前を見初めた俺を信じろ」と伝えます。
- 世界史のコツ
7月になり、いよいよ世界史に着手することになった真紀ですが、覚えることが膨大なため憂鬱になります。
しかし五十嵐は「結局はイケイケな奴が国を治めて、栄華を極め、しかしその後衰退し、また新たなイケイケな奴が国を作るを繰り返す」と世界史は単純なんだということを伝えます。
大河ドラマや映画などで覚えることを批判する人もいますが、人物に興味を持つことは記憶につながるため、決してドラマや映画をみることは悪くないという五十嵐。
しかしドラマや映画を見る習慣のない真紀には、日常の中にミッションを設けることを薦めます。
例えば「これが答えられたらやきそばGET!」という風なことです。
第6話あらすじ・感想
五十嵐はついに真紀に自分の病気のことを打ち明けます。
しかし、真紀はそんな大事なことを黙っていた五十嵐に怒りどうしても許せないでいました。
真紀に去られた五十嵐は、小宮の勧めもあり故郷に帰ることにしました。
実家にはもう何年もまともに話していない父・義也(小野寺昭)がおり、ぎくしゃくしてしまう2人でしたが、そこに塔子が真紀を連れてやってきます。
五十嵐と真紀は、そこで、胸に抱いていた気持を打ち明けるのでした。
ミルトモ 編集部
- 日本語を制する者は受験を制する
塔子は五十嵐の実家で彼が受験のために使っていたノートを発見します。
塾に行かせてもらえなかった五十嵐は、自力で東大に行くための極意をひたすら編み出していました。
その中の一つが「日本語を制する者は受験を制する」、つまり問題や回答にある言葉を正しく読み解くことこそが受験を制する最も重要なことということでした。
- 極意という言葉
真紀が五十嵐の妹・亮子(MEGUMI)の子どもたちと釣りに出かけた時、義也から釣りの極意を教わります。
ただ真紀には「極意」という五十嵐もよく使う言葉を父も使っていることに「やっぱり親子」と感心します。
義也いわく極意とは「後のものに伝えておきたい一番大事な魂」だと言います。
真紀は五十嵐もそういう気持ちで自分に「極意」を伝授してくれていたことにようやく気付くのでした。
翌朝真紀は浜辺でひたすら「生」という感じを使った熟語を砂浜に書いていました。
そして真紀は言います。
「先生責任とってね、自分がどうやって生きていくかなんて考えたことなかった。でも勉強すればするほど可能性が広がっていく。その楽しさを教えてくれたのは先生、おかげで勉強しないと落ち着かない体になった。先生、あたしやるよ。先生が病気だろうがなんだろうが、私は東大を目指す。だから先生も病気と闘って!まだまだ教えてほしいことたくさんあるの。」
ミルトモ 編集部
第7話あらすじ・感想
真紀はもう一度五十嵐と東大を目指すことを決意し、五十嵐も真紀のため入院して治療・緩和ケアを受けることにします。
五十嵐は真紀にセンター試験の極意をいくつも病室で伝授します。
- センター試験の極意
- 単なる通過点であるセンター試験は8割5分を目指して確実に8割をとれ!(国語160点・数学170点・英語180点・理科80点・社会175点の900万点中765点が目標)
- センター試験対策は、塗り絵を完成させる作業だと思え!苦手な教科から逃げるな!
- センター試験対策はひたすら過去問をやれ!マークシートも本番と同じサイズのものを使え!
- センター試験のマークシートはすべて埋めろ!そのために過去問をやる時はタイマーを5分短くセットして取り組め!
- 試験場で告げた最後の極意は、緊張したら他の受験生全員はハゼだと思え!
しかし真紀と千枝子は顔を合わせるとけんかばかりの毎日で、勉強がはかどりません。
ある日千枝子は真紀が内緒で進路相談を受けていたことを知り、怒って再婚するので家を出ていくと宣言します。
真紀は憤慨し母の身勝手を愚痴ると、五十嵐は千枝子にある賭けを持ちかけます。
五十嵐は宇佐美の店・時代家に千枝子を連れていき、お好み焼き10枚を先に食べきったほうが勝ちという勝負をしかけます。
千枝子が勝てば借金を返せるだけの金を五十嵐が渡す、千枝子が負ければ金輪際真紀に近づかないということを賭けました。
勝負をする2人はどちらも引きませんでしたが腫瘍が大きくなってしまっている五十嵐がよろめきます。
その姿を見た千枝子は突然自ら勝負を降り、母親らしい本心も垣間見せます。
五十嵐は千枝子に「真紀の戻る場所になってほしい」と説得しました。
そして迎えたセンター試験当日、真紀のもとに千枝子がお弁当を持ってやってきて、応援してくれました。
受験会場では、五十嵐が最後のセンター試験の極意を伝えます。
ミルトモ 編集部
- 元妻・塔子の想い
五十嵐の元妻・塔子は、9月にはアメリカに行くはずでしたが「断られた」とい言い、五十嵐のもとにやってきます。
しかし実は病気の五十嵐を置いていくことができず、せっかくのチャンスを断ったのでした。
- 真紀の想い
裕太と付き合っていると勝手に勘違いした聖菜が「あんたが裕太と一緒に東大に行くってなったら私死ぬから。本気だから!」と真紀に迫ると、真紀はくだらない嫉妬を吹き飛ばす大反論をします。
「じゃあ死んで!私は絶対に東大にいく。だからって別にあんたが死んだってどうでもよい。あたしにはどうしても生きてて欲しい人がいるの。だから死ぬなら死んでその人にその命あげてよ!あたしのせいで人生終わったみたいな言い方しないでくれる?誰かのせい、何かのせいにしてすねてたって何も始まらないでしょ。」
- 千枝子の想い
時代家でのお好み焼き勝負を自ら降りた千枝子は言います。
「あげるよ、あんたに。あんたの顔みなくていいと思ったらせいせいする。あんたの顔みてるとお父さんを思い出すんだ。必死だったんだよ、最後の幸せまで奪われてたまるかってね。」と涙を流していました。
自分が男を作って父親が出て行ったというのも、真紀を守るためにギャンブル漬けの父親から逃げ、他の男に頼るしかなかったからでした。
最終回あらすじ・感想
真紀のセンター試験の自己採点は900点満点中728点、足切りのラインと言われる8割をぎりぎり突破しました。
次は二次試験です。
五十嵐は真紀に人生を変えるため、最後の1か月走り切れと言います。
- 東大2次試験の極意
東京大学の2次試験は2日間かけて行われ、その配点は英語120点 数学80点 国語120点 地理歴史120点。五十嵐は真紀に2次試験の極意を伝授します。
- 東大文化2類の合格最低点は6割、全教科で高得点をとる必要はない、あくまで合計点で勝負しろ!
- 東大2次試験は戦略が命!何をとり何を捨てるかを見極めよ!
- 得意分野はさらに伸ばし、1ヵ月頑張っても伸び率が悪いものは捨てろ!潔さが大事!
- 他大学に比べてクリエイティブな問題が多い東大2次試験は楽しんだもん勝ち!
- 自由英作文はとにかく簡単にでも埋めれば得点が稼げるから捨てるな!
- 数学はだいたい四つある大きな問題のうち一つはサービス問題、それを見極めて勢いをつけろ!一問目が超難問の場合は迷わず捨ててサービス問題へ移れ!
- 世界史は横のつながりで覚えろ!
そして五十嵐は真紀には内緒で死後の準備を始めます。
真紀は、重圧と闘いながら勉強を続けますが、ある日五十嵐の容態が急変します。
病状を心配し勉強どころでない真紀は、五十嵐のそばから離れません。
意識が戻り、真紀の姿を見た五十嵐は「これはお前と俺の勝負だ、最後まで戦え」と叱咤激励するのでした。
受験当日、五十嵐はすでに意識がありませんでした。
受験後、そんな状態の五十嵐に報告する真紀。
それが聞こえているかのように、意識のないはずの五十嵐が笑っていました。
それから間もなく、五十嵐は静かに旅立っていきました。
そして東大合格発表当日、真紀は1人で結果を見に行きました。
結果を確かめると真紀は東京タワーに急ぎ駆け上ります。
「先生! 受かったよぉ!」、泣きながらそう声を振り絞るのでした。
そして春、真紀は新入生として東大のキャンパスを歩いていました。
真紀は五十嵐が優しく真紀を見守っている気がしました。
さらに五十嵐の声が聞こえた気がしました。
「人生の極意。ゴールは次のスタートだ」真紀は、前を向いて歩き出すのでした。
ミルトモ 編集部
- 男の友情
五十嵐は過去の東門創設メンバーを病室に呼び、最後に喧嘩をしておきたいといいます。
木村は今まで溜まっていた不満をぶつけ始めます。
木村は、友人たち皆が五十嵐から離れていくことに心を痛め、自分だけは残ってあげようとしていたのですが、それでも五十嵐は尊大な態度で接していたことが不満でした。
「親友に、感謝の言葉は必要ないって思ってたんだよ」と五十嵐が言うと、「お前なんか親友じゃないし。敵なんだよ!大っ嫌いなんだよ!だから、勝ち逃げなんて絶対に許さない!ふざけんな五十嵐!勝手に死ぬんじゃねぇよぉ」と泣きながら、木村は訴えるのでした。
ミルトモ 編集部
- 真紀と五十嵐の会話
真紀は五十嵐の身を案じつつも必死で「自分にできること」に集中しようとしていました。
具合が悪い体をおしてまでも指導する五十嵐に、色々な不安をぐっと飲み飲み込んで着いて行こうとする真紀でした。
受験本番までもう少しというある日、五十嵐は真紀に言います。
「もう本番まであと少しだな。もう俺から教えることはない。後は自分を信じてやり抜け。よく頑張ったな」すると真紀は「それは受かってから言ってよ。違う!」と言い、真紀の望む未来を語りました。
ミルトモ 編集部
五十嵐はそれに応えることができず、東京タワーに上った時の話しを例えにやんわりと否定します。
以前は東京タワーから見下ろす景色は、「どいつもこいつも、ちっぽけだ」と見下すのが好きだったけれど、この間上った時は、この街のどこかに真紀や塔子や仲間がいると思ったら全部が愛おしかったと言いました。
死ぬと分かってからは「どうやって最期を迎えるか」ばかりを考えていたけれど、今は「どうやって生きていることを実感するのか」それが大事だということに気付いた、
今、真紀が傍にいて自分のことを思ってくれている、それが何より「俺が生きている」という証と感じたというのでした。
- 真紀の母・千枝子と五十嵐の会話
真紀を完全応援体制になった真紀の母・千枝子は五十嵐の病室を訪れ、なぜ真紀だったのかを問います。
すると五十嵐は「私は田舎から自分1人の力で這い上がってきた。しかし病気が判明して絶望した。そんな時に出会ったのが真紀だった。ものすごくむかついた、外へ出たいと思いながら飛び出す前から諦めていた。それはまるで昔の自分のようだったから。そして思った、彼女の人生を変えることができたら、俺の人生は間違えじゃなかったと証明できると思った。真紀を選んだ理由は、そんな自分勝手な理由だったんだ。」と答えます。
千枝子は「コバンザメも実は大きなサメのために周りの寄生虫を食べてあげている。つまりお互い様ということ。五十嵐は自分勝手ではない、きっと真紀もきっかけを待っていたんだ」と感謝しました。
ミルトモ 編集部
- 塔子との会話
病室で五十嵐と塔子が2人になった時、「あいつの戦いを見届けられたら悔いはない」と言いつつ、一つだけあったと思い出して「お前と一緒に歳をとりたかった、お前と家族になりたかった」と五十嵐がいうと塔子は「遅い!」と言いながら涙を堪えられませんでした。
また、五十嵐から遺言書の作成を依頼された塔子は無理するなと小宮に言われ「無理してないと無理だから」と言います。
ミルトモ 編集部
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